ロボアドバイザーの手数料は高い?12社のサービスを徹底比較!

2020/03/01

ロボアドバイザーを検討していて気になるのはやっぱり手数料ですよね。

投資経験が少ないと手数料が高いのか安いのか判断がつきにくいのではないでしょうか。

本日はロボアドバイザーの手数料が高いかどうかだけでなく、12社の手数料を比較解説していきます。

サービスを選ぶ上で手数料を判断基準にしているのであれば、この記事を読むだけでどのロボアドバイザーを選ぶべきかわかるようになります。

それでは早速本題に入っていきましょう。

ロボアドバイザーの手数料は種類によって違う

ロボアドバイザーには”一任型”と”助言型”の2種類があります。

タイプによって、手数料の水準が異なるので、はじめに押さえておくようにしましょう。

一任型のロボアドの手数料は比較的高い

”一任型”とは、ロボアドに運用をすべて任せることができるタイプです。

資産運用に手間がかからない分、手数料は比較的高く設定されています。

助言型のロボアドの手数料は比較的安い

”助言型”とは、ロボアドが購入する商品を推奨してくれるタイプです。

購入の意思決定は、自身で行う必要がある分、手数料は無料で使えるサービスが多くなっています。

ロボアドバイザーの手数料は高くない。3つの理由で解説

投資初心者や投資に失敗した経験があるなら、ロボアドの手数料は決して高いものではありません。

種類ごとにその理由を解説していきます。

一任型は全部自動でおまかせだから手間がかからない

自分自身で投資をしようと思うと、投資の勉強をしたり、日々ニュースを確認したり、実績を出すためには相応の時間を確保する必要があります。

”一任型”のロボアドを利用すれば、開始後はほったらかしでよいため、”時間”と”手間”をかけずに資産形成することが可能です。

日々の仕事や家事で忙しくても、手軽に投資できるメリットは大きいのではないでしょうか。

助言型はプロのアドバイスをもらうより安い

証券会社等から購入商品のアドバイス等をもらう場合は、購入時に大体”3%”近い手数料が発生します。

”助言型”のロボアドは人手をかけず、コンピュータの分析結果により購入商品を推奨してくれるため、ほとんど手数料もかかりません。

購入の意思決定は自分でしたいし、手数料も抑えたい、でも何を買えばいいかわからないという場合にぴったりです。

ロボアドは実績と比較しても手数料負けしない

投資で利益が出ていても、利益以上に手数料がかかっていたら意味がないですよね。

ロボアドで本当に十分な利益を出せるのか心配になると思いますが、その点についてあまり心配する必要はありません。

下の画像は、ウェルスナビHPでも公開されているリスク許容度別の約5年間の運用実績結果です。

ロボアドにかかる手数料は年間”1%”程度なので、手数料を差し引いても十分な利益が出ています。

ウェルスナビのドル建てリスク別リターン表

ロボアドバイザーと投資信託の手数料を比較!どっちがお得?

ロボアドと投資信託の手数料を上の表にまとめてみました。

金融機関やサービスによって異なるので、目安程度に捉えていただければと思います。

それぞれの手数料、コストについて簡単に解説していきます。

購入手数料
投資信託を購入する際にかかる手数料で、申込価格の”1~3%”が目安です。
換金時に支払う場合もあります。
また、販売会社によっては”ノーロード”という、購入手数料がかからない商品を扱っている場合もあります。

売却手数料
投資信託の解約時にかかる手数料で、投資信託評価額(換金時)の”0.3%”が目安です。
”信託財産留保額”と呼ばれることもあります。

利用手数料
ロボアドサービスの利用にかかる手数料で、運用する資産額の1%が目安です。
継続期間や運用する資産額によっても手数料率が変わることがあります。

信託報酬
投資・運用を担う運用会社に支払われる手数料で、投資信託の保有額に対してかかるものです。
商品によって、手数料率が大きく異なります。

まとめると、一般的に手数料が安いランキングは以下の通りです。

  1. ロボアド(助言型)
  2. ロボアド(一任型)
  3. 投資信託

ロボアドバイザーの手数料を比較!種類別の比較表一覧

一般的に、投資信託よりロボアドの方が手数料が安くなることはご理解いただけたのではないでしょうか。

ここからは、各種ロボアドサービスの実際にかかる手数料を比較解説していきます。

一任型のロボアドバイザーの手数料比較表一覧


*信託報酬は各サービスにより扱う投資信託が異なるため、ロボアド利用手数料に含めていない
*本記事における”楽ラップ”に関する記載はすべて”固定報酬型”コースについての内容とする

”一任型”ロボアドの基本的な手数料は上表の通り。

“備考”に記載がある通り、運用期間や運用資産額に応じた割引サービスを提供している会社もあります。

助言型のロボアドバイザーの手数料比較表一覧


*信託報酬は各サービスにより扱う投資信託が異なるため、ロボアド利用手数料に含めていない

”助言型”ロボアドの基本的な手数料は上表の通り。

2021年6月13日時点では、『マネックスアドバイザー』以外は、”無料”となっています。

ロボアドバイザーの手数料を比較!【一任型】

各サービスの基本となる利用手数料がわかったところで、それぞれのサービスについて、もう少し具体的に見ていきましょう。

取扱商品や適用可能な手数料割引プログラムについても紹介します。

ウェルスナビ


画像引用:ウェルスナビ公式HP

『ウェルスナビ』を利用することでかかる手数料は、ロボアドの利用料と保有するETF商品の信託報酬に分けられます。

ロボアドの利用手数料:1.10%
ETF商品の信託報酬:0.08~0.13%

また、『長期割』という制度があり、預けた資産が一定額を超えていると”6ヶ月”ごとに利用手数料が下がります。(最大で税込0.99%まで)

50万円以上200万円未満:0.01%ずつ
200万円以上:0.02%ずつ

さらに、運用資産が3,000万円を超えた部分は、ロボアドの手数料が年率0.55%(税込)まで下がります。

ウェルスナビの評判と口コミ


長期割の獲得や運用資産が3000万円を超えたことにより、実際に利用手数料が下がる対象になった方の喜びの投稿も出ています。

一方で、3000万円は非現実的と認識しているようなツイートもありました。

THEO+ docomo


画像引用:THEO+docomo公式HP

『THEO+docomo』を利用することでかかる手数料は、ロボアドの利用料とETF商品の信託報酬に分けられます。(信託報酬の具体的な金額は非公開)

利用手数料については、上表の『THEO Color Palette』制度があり、預け入れ金額に応じて手数料の割引を受けることができます。

ただし、THEO Color Palette』の適用には以下の4つの条件を満たす必要があるので、注意しましょう。

1. dカードGOLD会員であること
2. 対象期間内に出金をしていないこと
3. 毎月通常積み立てをしていること
4. おつり積み立てを設定していること

また、預け入れ資産の時価評価額が3000万円を超えた部分にかかる手数料は、『THEO Color Palette』の適用有無に関わらず、税込”0.55%”です。

THEO+ docomoの評判と口コミ


『THEO+docomo』の『THEO Color Palette』適用への喜びの声も上がる一方、条件が厳しいとの意見も。

『dカードゴールド』の作成メリットについても合わせて検討する必要ありです。

FOLIO ROBO PRO


画像引用:folio公式HP

『FOLIO ROBO PRO』を利用することでかかる手数料は、ロボアドの利用料、ETFの信託報酬などがあります。(信託報酬の具体的な金額は非公開)

ロボアドの利用料について、運用中ETFの時価評価額が3000万円以下の部分は年率税込1.1%、3000万円を超える部分については年率税込0.55%です。

その他、以下のような場合には別途追加料金がかかります。

・出金時 (300円)
・残高証明書発行(税込1,100円)
・顧客勘定元帳の写し発行 (税込1,100円)
・年間取引報告書再発行(税込1,100円)
・受渡証明書 の発行(税込1,100円)

FOLIO ROBO PROの評判と口コミ


『FOLIO ROBO PRO』のパフォーマンスや手数料を分配金で賄えている点が評価されています。

一方で、出金手数料がかかってしまうのをネックに感じている投稿もありました。

楽ラップ(楽天証券)


画像引用:楽ラップ公式HP

『楽ラップ』を利用することでかかる手数料は、ロボアドの利用料とETFの信託報酬に分けられます。

ロボアドの利用料については、投資顧問料と運用管理手数料に分かれており、後者は運用資産の時価評価額に応じて割引を受けることができます。

そのため、運用資産額に応じたロボアド利用料は”0.55〜0.715%”です。

ETFの信託報酬については、最大で”0.254%”となっています。(急激な相場変動により一時的に上回る場合もあり)

2つの手数料を合わせて考えると、税込年率”0.804〜0.969%”以下で運用が可能です。

ダイワファンドラップオンライン(大和証券)


画像引用:ダイワファンドラップオンライン公式HP

『ダイワファンドラップオンライン』を利用することでかかる手数料は、ロボアドの利用料とETFの信託報酬に分けられます。

ロボアドの利用手数料については、年率税込”1.1%”です。

ETFの信託報酬については、預け入れ資産に対して年率税込”0.11〜0.34%”です。

2021年6月16日時点では、運用資産額に応じた手数料の割引等は用意されていません。

LINEスマート投資


画像引用:LINEスマート投資公式HP

LINEスマート投資を利用することでかかる手数料は、ロボアドの利用料、ETFの信託報酬などがあります。(信託報酬の具体的な金額は非公開)

ロボアドの利用料について、運用中ETFの時価評価額が3000万円以下の部分は年率税込1.1%、3000万円を超える部分については年率税込0.55%です。

その他にも、以下のような場合に別途料金がかかります。

・出金時 (300円)
・残高証明書発行(税込1,100円)
・顧客勘定元帳の写し発行 (税込1,100円)
・年間取引報告書再発行(税込1,100円)
・受渡証明書 の発行(税込1,100円)

実は、LINEスマート投資は、FOLIO ROBO PROを提供する株式会社FOLIOが運営するサービスを提供しています。

LINEスマート投資を提供するLINE Financial株式会社は、株式会社FOLIOを所属金融商品取引業者とする金融商品仲介業者として、LINEアプリを通じて株式会社FOLIOが取扱う有価証券の売買の媒介及び投資一任契約の媒介を行います。
LINEスマート投資ヘルプセンターより引用

そのため、かかる手数料も基本的にはFOLIO ROBO PROと同じとなっています。

ロボアドバイザーの手数料を比較【助言型】

投信工房 (松井証券)

ロボアドとつみたてNISA 投資工房 (松井証券)
画像引用:松井証券公式HP

投信工房を利用することでかかる手数料は、信託報酬のみです。

無料診断から年齢や年収、投資経験など”8つ”の質問に答えると、ロボアドがおすすめの投資信託を提案してくれます。

信託報酬は、2021年6月12時点で投信工房が提案するポートフォリオを運用する場合、税込年率”0.32%”と公表されています。

ファンドロボ (SBI証券)

ロボアドとつみたてNISA SBI - ファンドロボ (SBI証券)
画像引用:SBI証券ファンドロボ公式HP

ファンドロボを利用することによってかかる手数料は、信託報酬のみです。

運用スタイル診断で”6つ”の質問と投資したい地域などに答えると、“約350本”の取扱商品の中から投資信託を提案してもらえます。

信託報酬については、提案された投資信託の”ファンド詳細”をクリックすることで、確認することができます。

SMBCロボアドバイザー

ロボアドとつみたてNISA iDeco SMBCロボットアドバイザー (三井住友銀行)
画像引用:SMBC公式HP

SMBCロボアドバイザーを利用することによってかかる手数料は、信託報酬のみです。

無料診断で職業・年収・リスク許容度など”12″の質問に答えると、“5種類”の投資信託から最適なものを提案してもらえます。

信託報酬は最も高い投資信託を選んでも年率税込1.1%未満です。

購入前に各投資信託の詳細を確認することができるので、その際に信託報酬も確認することができます。

SMART FOLIO (みずほ銀行)


画像引用:みずほ銀行公式HP

SMART FOLIOを利用することによってかかる手数料は、ファンド購入時にかかる各種手数料です。

リスク許容度診断を行うと、みずほ銀行が取り扱う投資信託の中から候補が提示されます。

購入する投資信託によって差異がありますが、以下の手数料・費用が発生します。

・購入時手数料:基準価額の最大3.85%
・運用管理費用…純資産総額の最大年率2.31%(※運用成果に応じて負担する実績報酬を除く)
・信託財産留保額…換金時の基準価額の最大0.500%
・その他費用…監査費用・売買委託手数料等

いずれも最大の場合なので、購入する投資信託の詳細情報をよく確認するようにしましょう。

マネックスアドバイザー (マネックス証券)

ロボアドとつみたてNISA マネックスアドバイザー (マネックス証券)
画像引用:マネックスアドバイザー公式HP

『マネックスアドバイザー』を利用することでかかる手数料は、”助言報酬”と信託報酬に分かれています。
(助言報酬は年率税込”0.33%”。)

“標準ポートフォリオではじめる”、”自分でポートフォリオをつくる”という2つの選択肢があり、後者を選択した場合のみ診断を行います。

標準ポートフォリオを選択した場合の信託報酬は年率税込”0.166%”のため、合計の年率税込手数料は”0.496%”です。

“自分でポートフォリオをつくる”を選択した場合は、提案された投資信託の詳細情報から信託報酬額を確認するようにしましょう。

fund eye (SMBC日興証券)


画像引用:SMBC日興証券公式HP

『fund eye』を利用することによってかかる手数料は、基本的には信託報酬のみです。

無料診断にて、年収やリスク許容度など6つの質問に回答することでおすすめの一本を提案してもらえます。

信託報酬の具体的な情報は公開されていませんが、リスク許容度が標準の場合に提案されたものは年率税込0.154%〜0.220%でした。

ただし、店舗で投資信託を購入すると、高額な手数料がかかってしまう可能性があるので、注意しましょう。
本サービスのHPにも以下文章が留意事項として掲載されていました。

当社がご案内する商品等へのご投資には、各商品等に所定の手数料等をご負担いただく場合があります。例えば、店舗における国内の金融商品取引所に上場する株式等(売買単位未満株式を除く。)の場合は約定代金に対して最大1.265%(ただし、最低手数料5,500円)の委託手数料をお支払いいただきます。投資信託の場合は銘柄ごとに設定された各種手数料等(直接的費用として、最大4.40%の申込手数料、最大4.5%の換金手数料または信託財産留保額、間接的費用として、最大年率3.70%の信託報酬(または運用管理費用)およびその他の費用等)をお支払いいただきます。
SMBC日興証券HPより引用

ロボアドバイザーの手数料は割引できる?対応サービスと方法

一定額以上の資産で割引のケースが多い

ここまで読んで既にお気づきかもしれませんが、一定額以上の資産を預けると手数料の割引を受けられるサービスもあります。

以下に対象サービスのみをまとめてみました。

<運用資産が3,000万円以上で割引を受けられるサービス>
・ウェルスナビ
・FOLIO ROBO PRO
・LINEスマート投資

<運用資産額の段階ごとに割引を受けられるサービス>
・THEO+docomo
・楽ラップ

自身が長期的に投資に回せる金額もイメージしながら最適なロボアドを選べるとよいですね。

期間での割引ができるサービスも!

運用期間に応じて、割引が受けられるサービスもあります。

現時点では『ウェルスナビ』のみ*ですが、他社も同様のサービスを提供する可能性はあるので、今後の動向に要注目です。
*2021年6月16日時点

ロボアドバイザーの手数料はもうわかった!結局どれを使えばいいの?

ここまで各種ロボアドの手数料について徹底解説してきました。

「じゃあ結局どれがいいの?」

本章では、このストレートな疑問に答えていきます。

一任型と助言型はどっちがオススメ?

「自分自身で手を動かして資産運用を継続的に続けられそうか?」

自問してみて、答えが”YES”なら”助言型”、”NO”なら”一任型”がオススメです。

資産運用は長期継続して大きな資産を形成するものなので、途中でやめてしまうと投資メリットが大きく損なわれてしまいます。

継続力にあまり自信がない場合は、ロボアド利用料を払ってでも”一任型”サービスを利用する方がよいです。

一任型と助言型それぞれのオススメは?

手数料だけで比較するのであれば、”一任型”は『楽ラップ』がシンプルに手数料が低くてオススメです。

毎年払う手数料についてはできるだけ少ない方が良いので、早めに割引が適用される点が評価できます。

『dカードゴールド』を持っている、作りたいと場合は、より早い段階で割引を受けられる『THEO+docomo』がよりオススメです。

“助言型”は、『投信工房』と『マネックスアドバイザー』が信託報酬を含む合計手数料が低いので、オススメです。

具体的な信託報酬について、非公開のサービスが多い中、低い料率であることが公開されているので安心して選べます。

ロボアドバイザーの手数料比較まとめ

本記事では、ロボアド12社の手数料を徹底比較してきました。

最後に重要なポイントをまとめていきます。

・ロボアドには”一任型”と”助言型”があり、一般的に”一任型”の方が利用料が高い
・ロボアドで投資をする際にかかる手数料は、主にロボアド利用料と信託報酬に分けられる
・ロボアド利用料は運用資産や期間によって割引を受けられるサービスもある
・信託報酬は購入する投資信託によって異なるので、要確認(特に”助言型”)
・投資を自身で継続する自信があるなら”助言型”、なければ”一任型”がオススメ
・”一任型”のオススメは、THEO+docomo
・”助言型”のオススメは、投信工房とマネックスロボアドバイザー

手数料だけでサービスの良し悪しが決まるわけではありませんが、大事なお金を守るためにも手数料を検討することは大切です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

当ページの執筆および監修について

当ページの執筆、監修についてはポップコーン株式会社が行っております。お問い合わせについては、ポップコーン社にお願いいたします。

関連記事