ビットコインの先物を徹底解説!特徴やメリット・デメリットは?

近年、ビットコインの新たな取引方法として、先物取引が注目されています。

しかし、通常のレバレッジ取引や現物取引と、どう違うのかが分からないという方も多いのではないでしょうか。

今回はビットコインの先物取引の特徴や、現物取引との違い、メリット・デメリットなどについて紹介します。どうぞ最後までご覧ください。

※以下の情報は、全て2022年4月現在の情報です。

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ビットコイン先物取引とは

ビットコインの先物取引とは、決められた期日の価格を予想し、その日までに売買することを約束する取引のことです。

実際には生鮮食品の先物取引は行われていませんが、分かりやすく説明するため、レストランを例にしましょう。

レストランのメニューは価格が日々変化することはありませんが、食材である米や肉、野菜などの価格は日々変動します。

そこで、食材を決められた期日にあらかじめ決められた価格で購入する約束をすると、レストランは一定の価格で食材が買えるようになり、安定した収入を得ることができるでしょう。

このように、先物取引は長期的に見て安定的な取引方法と言えるのです。

仮想通貨が流行り出した当初は現物取引が一般的でしたが、近年ではさまざまな業者が先物取引に対応するようになってきました。

ただし、先物取引は現物取引とは違い、複雑な仕組みとなっています。

先物は証拠金取引になるため、レバレッジ倍率によって現物取引よりも利益が増えやすい反面、損失も被りやすいことに注意しましょう。

ビットコイン先物取引の重要キーワード

ビットコイン先物取引は、通常のレバレッジ取引とは異なる仕組みをもっています。

ここでは、ビットコイン先物を取引するために知っておきたい、重要キーワードをまとめました。

  • レバレッジ
  • 限月
  • 追証
  • ロスカット

実際に取引をおこなう前に、ビットコイン先物の重要キーワードを知っておきましょう。

レバレッジ

ビットコイン先物は、レバレッジ取引をおこなうことができます。

レバレッジとは、「てこの原理」のように、小さな資金を用いて大きな金額のトレードをおこなえる仕組みのことです。

たとえば証拠金が1万円でレバレッジが5倍だった場合、5万円の証拠金を持っているのと同じ金額の取引が可能になります。

ただし、利益を早くあげられるぶん、損失が広がるスピードも早くなるため、注意して利用しなければいけません。

レバレッジは、サラリーマンのような忙しい方でも効率よく利益を得られるため、使いこなせば非常に有効な投資手段です。

限月

ビットコイン先物は、「限月」と呼ばれる取引期日を設けています。

限月とは「取引期限」のことで、先物商品の期限が満了する月のことです。

限月の間では、好きなタイミングで新規注文や決済をしても構いませんが。限月までにかならず取引を終了させる必要があります。

限月を過ぎてしまうと、含み益に耐えたり含み損に耐えることもできず、強制的に決済されてしまいます。

また、先物商品に限月の意味を含ませる場合は、「~月切り」と表記されます。

たとえば1月が限月だった場合は、「1月切り(いちがつぎり)」となります。

海外取引所では、無期限先物と呼ばれる期日のない先物取引が存在しています。

一般的には無期限先物で取引するケースが多いです。

追証

ビットコイン先物には追証(おいしょう)というルールが設けられています。

追証とは、ビットコインの価格が急激に高騰/暴落してロスカットが間に合わなかった際に、追加の証拠金を請求することをいいます。

追証を請求された場合、期限以内に追加で追証分の入金をおこわなければいけません。

もし追証を支払わなかった場合は、保有中のビットコインをすべて売却されるというペナルティが課せられます。

追証を防ぐためには、以下のポイントを意識しましょう。

  • 余裕を持った取引をする
  • その場の判断でなく、計画的に損切りをする
  • 逆指値決済を利用する

これらの対策を取ることで、追証にあう可能性を減らせるでしょう。

ロスカット

ビットコイン先物は、ロスカットルールを設けています。

ロスカットとは、一定の水準を上回る損失を計上した場合、自動的に損切りをする機能の事です。

ロスカットルールはトレーダーの代わりに損切りすることで、損失額を減らすという役割を担っています。

ロスカットの水準は各取引所によって異なりますが、たとえばbitFlyer(ビットフライヤー)の場合だと、証拠金維持率が50%を下回った場合に執行されます。

ただ、ロスカットは必ず執行されるわけではありません。

急激なビットコイン相場の高騰/暴落が起きてしまった場合、ロスカットの執行が遅れてしまうことで、追証を請求されてしまう可能性もあります。

ビットコイン先物と現物の違い

ビットコインの先物と現物では以下2つの違いがあります。

  • 注文方法が違う
  • レバレッジルールが違う

ビットコイン先物と現物の違いを知っておくことで、さまざまな状況で賢く使い分けることが可能です。

注文方法が違う

ビットコインの先物と現物では、注文方法の違いがあります。

現物は「買い注文」のみで「売り注文」は不可能ですが、先物なら「買い注文」と「売り注文」の両方が可能です。

売り注文の具体的な中身としては、取引所からビットコインを借りて、その借りたビットコインを売るという形になります。

「売り注文」を活用することで、現物トレードにはない戦略をたてることができるようになるでしょう。

レバレッジルールが違う

ビットコインの先物と現物では、レバレッジルールの違いがあります。

現物ではレバレッジをかけて取引することはできませんが、先物の場合はレバレッジをかけることが可能です。

ビットコイン先物の場合、取引所によって異なりますが、最大で2倍~4倍ほどまでレバレッジをかけられます。

ただし、レバレッジをかけて取引する場合は、ロスカットや追証にあう危険性が高まるため、余裕のある資金で計画的なトレードを心がけましょう。

ビットコイン先物のメリット

ここでは、ビットコイン先物のメリットについて3つ紹介していきます。

  • レバレッジをかけて大きな取引ができる
  • 少額から取引ができる
  • 「買い注文」「売り注文」の両方ができる

順番に見ていきましょう。

レバレッジをかけて大きな取引ができる

ビットコイン先物はレバレッジをかけることで本来の証拠金取引よりも大きな金額の取引が可能です。

レバレッジがないと、少ない資本金から大きく稼ぐことは難しくなってしまいます。

同じ10万円を持っていたとしても、レバレッジが掛けられるビットコイン先物を取引することにより、数倍早いスピードで利益をあげられるため、資金効率のいい取引方法といえるでしょう。

少額から取引ができる

ビットコイン先物は、数千円ほどの少額取引が可能です。

ビットコイン先物は取引所によって異なりますが、おおよそ0.0001BTCから発注可能となっています。

2022年4月現在、1ビット=約500万円となっているため、日本円にして約5,000円から取引できます。

また、レバレッジをかけることでさらに少額から取引をすることが可能です。

ただし、取引するための資金が少なすぎると、ロスカットされてしまう可能性が高まってしまいます。

そのため、資金はできるだけ多く入金したほうが良いでしょう。

「買い注文」「売り注文」の両方ができる

ビットコイン先物は、相場の状況にあわせて注文方法を選ぶことができます。

ビットコイン先物は、現物取引とは違い「買い注文」と「売り注文」の両方を選択可能です。

「売り注文」とは、「業者からビットコインを借りる」→「借りたビットコインを売る」→「売ったビットコインを買い戻す」という手順を踏んだ注文方式のことをいいます。

現物の場合、「売り注文」を出すことはできず、「買い注文」しかできないため、相場が下落している時に利益を得ることはできません。

一方で先物は、上昇している時はもちろん、下落している時でも利益を狙えます。

そのため、時間効率よく資金を増やせるというメリットがあります。

ビットコイン先物のデメリット

次にビットコイン先物のデメリットを3つ紹介していきます。

  • 損失が広がりやすい
  • ロスカットされる可能性がある
  • 限月を過ぎると決済されてしまう

順番に見ていきましょう。

損失が広がりやすい

ビットコイン先物は、損失が広がりやすいというデメリットがあります。

先物は現物にはないレバレッジ機能を利用して効率よく資金を増やせますが、同時に損失が広がるスピードも早くなります。

たとえばレバレッジ4倍でトレードして損失が出た場合、通常の4倍もの損失を抱えてしまうことになるのです。

対策として、「一回のトレードでの損失は証拠金の3%までにおさえる」といった資金管理のマイルールを作ることが効果的です。

マイルールを決めて取引することで、レバレッジという仕組みをうまく扱えるようになるでしょう。

ロスカットされる可能性がある

ビットコイン先物は、意図していない場合でも関係なくポジションをロスカットされてしまう可能性があります。

「もう少し耐えていれば反転するかもしれない」と思っている場面でロスカットされることもあるでしょう。

対策としては以下のようなものがあります。

  • 両建てをして損失がふくらむのを止める
  • 追加入金をする

ただ、これらの方法は一時的な対処に過ぎず、損失が帳消しになるわけではありません。

資金管理をしっかりおこない、一度のトレードで大金を失わないように気を付けましょう。

限月を過ぎると決済されてしまう

ビットコイン先物は限月を過ぎると強制的に決済されてしまうのが難点です。

「もう少しで反転しそう」「もっと利益を伸ばせそう」と思っていても、関係なく決済されてしまいます。

そのため、ビットコイン先物は長期投資には向いていないと言えます。

長期投資をするなら限月のない現物取引をおこなうと良いでしょう。

ビットコイン先物を取引する場合は、必ず限月がいつであるかを確認することをおすすめします。

ビットコイン先物の税金について

ビットコイン先物の課税区分は、「雑所得の総合課税」に含まれます。

事前に税金について知っておくことで、確定申告前に焦ってしまったり、余計な税金を支払ってしまったりすることを防げます。

また、利益を得たのに確定申告をしないと、追加のペナルティが取られる可能性があるため、必ず確定申告は忘れないようにしましょう。

ここからは、ビットコインの税金について以下の項目で解説していきます。

  • 確定申告が必要な人
  • 税金が課されるタイミング
  • 税率
  • 節税方法

順番に見ていきましょう。

確定申告が必要な人

確定申告が必要になる人は以下の4パターンがあります。

  • 給与以外に年間20万円以下の所得を得ている人
  • 2カ所以上の会社で給与をもらい、少ない方の給与が20万円を超えている人
  • 年間の給与所得が2,000万円を超えている人
  • 源泉徴収されていない所得がある人

たとえばサラリーマンとして給与をもらっている人は、ビットコイン先物で20万円以上の利益を得た場合は確定申告をしなければいけません。

勤めている会社が副業を禁止している場合は、19万円以下に利益を抑えるといった工夫が必要です。

税金が課されるタイミング

税金が課されるタイミングは、ビットコインを「決済」したときです。

ポジションを保有している間は税金の対象にはなりません。

また、税金の対象期間は1月1日から12月31日までですが、ポジションを持ったまま年を越すことで、税金の対象を翌年を持ち越すことが可能です。

税率

先物取引によってかかる税率は累進課税方式となっており、以下のように所得の金額で増減します。

所得金額 税率 控除額
195万円 5% なし
195万円~330万円 10% 9万7,500円
330万円~695万円 20% 45万7,500円
695万円~900万円 23% 63万6,300円
900万円~1,800万円 33% 153万6,000円
1,800万円~4,000万円 40% 279万6,000円
4,000万円以上 45% 479万6,000円

(2037年12月31日までは「復興特別所得税」が適用されます。)

所得税の最大税率は45%ですが、住民税と合算すると55%にものぼります。

仮想通貨では「億り人」という言葉が流行りましたが、4,000万円以上の利益をだすと自分の取り分は半分以下になってしまうのです。

そのため、もしビットコイン先物で数千万円の利益を得た場合、確定申告まではお金をあまり使わないようにしないと、税金の支払いが危うくなります。

たった一万円の違いで税率が大きく変わってしまうため、ビットコイン先物で利益を得た際には、税率がどのあたりなのかを把握しておきましょう。

節税方法

ビットコインで得た利益を節税するには、「経費」の扱いが非常に重要です。

経費とは事業をおこなうために必要な費用のことをいい、収入から経費を差し引くことで、課税される所得の金額を小さくすることができます。

ビットコイン先物のような投資に関する経費には、以下のようなものがあります。

  • 書籍
  • セミナーの参加費
  • 交通費
  • パソコンの購入資金
  • カフェ代
  • スマホなどの通信費
  • 電気・ガス・光熱費
  • 取引手数料(スプレッドは対象外)

このように、ビットコインの投資をするにあたって生じるさまざまな費用を、経費として申告できます。

また、カフェにいったり、書籍を購入したりするときには、レシートを保管しておきましょう。

経費の証拠になるレシートや領収書は、金融庁に提示を求められる可能性があるため、5年間は保存しておく必要があります。

ビットコイン先物を取引できる取引所2選

ビットコイン先物を購入できるおすすめの仮想通貨取引所を紹介します。

  • bitflyer(ビットフライヤー)
  • FTX Japan

順番に見ていきましょう。

①bitflyer(ビットフライヤー)

bitflyer(ビットフライヤー)は、投資初心者から玄人まで人気の国内の取引所です。

bitflyerが提供するツール、bitflyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)では、仮想通貨の現物だけでなく、先物やFXなどさまざまな種類が取引できるようになっています。

一番のメリットは、3種類のチャートを自分のレベルやスタイルに応じて選ぶことができる点です。

  • シンプルチャート:シンプルで初心者向きチャート
  • クリプトウォッチ:インジケーター豊富な上級者向きチャート
  • オリジナル:バランスのいい中級者向きチャート

bitflyer Lightningを使えば、長く取引をおこなっていけるでしょう。

最大レバレッジ2倍で取引可能であることや、6通貨ペアを取引できる点をふまえても、バランスのいい取引所と言えます。

②FTX Japan

FTX Japanは、優れた約定力とセキュリティレベルの高さが特徴の取引所です。

FTX Japanは15を超える海外の取引所と連携しており、世界的に見てもトップクラスの出来高があります。

顧客の資産は100%「コールドウォレット」というオフラインで管理できる非常に安全なシステムを導入しており、セキュリティー対策も完璧といってよいでしょう。

近年、仮想通貨の発展とともに、取引所のハッキングといったセキュリティ事故も増えています。

FTX Japanは今まで一度もセキュリティー事故を起こしたことがないため、そのような心配なく利用できるでしょう。

ビットコインの先物取引に挑戦してみよう

今回はビットコイン先物の特徴や重要キーワードなどを紹介したのちに、おすすめの取引所を紹介しました。

ビットコインの先物取引とは、限月という取引期限までに売買を約束する取引方法のことです。

先物は「売り注文」ができることや、レバレッジをかけて効率の良いトレードができることがメリットと言えます。

ただし、限月が来てしまうと強制的に決済させられてしまう点や、レバレッジの影響で損失が広がりやすいというのがデメリットです。

メリット・デメリットをよく比較して、先物取引にチャレンジしましょう。

多くの投資家が、ビットコインは今後価格を上昇させていくだろうと予測しています。

今回紹介した「Bitflyer Lightning(ビットフライヤーライトニング)」や「FTX Japan」を利用して、ビットコインの先物取引に挑戦してみましょう。