「自社ローンという言葉を聞いたことはあるけれど、詳しいことはわからない」
「自分は、自社ローンを利用すべきなのだろうか」
このような疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか。
そもそも自社ローンとは、販売店が独自で提供しているローンサービスのことです。
審査に通りやすいことで有名ですが、実はデメリットも存在します。そこで本記事では、自社ローンのデメリットや自社ローンとよく比べられるカーリースについて紹介します。
自社ローンで新車に乗れる?知っておきたいデメリット
自社ローンには「金利が無料であることが多い」「審査に通りやすい」「審査に時間がかからないため手続きがスピーディー」など多くのメリットがあります。
しかし一方で、多くのデメリットを併せ持つ支払い方法です。安易に契約して、後悔することがないようデメリットを把握しておきましょう。
自社ローンは中古車メイン
自社ローンのデメリット1つ目は、新車を買うことが難しい点です。
そもそも自社ローンは、信販会社を通さずに自動車販売店が独自に提供するローンのことです。ただ、こういったディーラーでは新車はほとんど提供されていません。
そのため自社ローンを利用する際はどうしても中古車を購入することになってしまうでしょう。
月額料金が高くなりがち
自社ローンは月額料金が高くなりがちな面も大きなデメリットです。
自社ローンは金利のつかない分割払いであるため、利息を支払う必要はありません。しかし利息がない分、手数料や保証料が借入金額の10〜20%ほどかかる場合があります。
また通常のカーローンよりも支払い回数が少ない点も、月額費用が高くなる理由の1つです。
自社ローンの支払回数の目安は12回~36回であるのに対して、オートローンは平均48回の支払回数を設けています。(ディーラーローンならそれ以上の回数もある)
上記2つの理由より、月額料金が一般的なディーラーローンよりも高額になることが多いのです。
自社ローンは金利が車体価格に上乗せされているケースがある
先述したように、自社ローンは金利がつかない代わりに、金利相当の金額が車体価格に上乗せされる可能性があります。
車体価格に金利が含まれている理由としては、販売店のリスクヘッジが挙げられます。
自社ローンを利用する人は、信用情報に何らかの傷がある人が多いです。そのような人へ分割払いを提供するのは、販売店にとってリスキーなのです。
そのため、万が一返済が滞った場合を考えて、リスクヘッジとして金利を車体価格に上乗せしているケースも少なくありません。
金利がないからと聞いて安心するのではなく、車体価格をしっかりと確認して本当にお得なのか確かめましょう。
自社ローンの支払いに遅れると怖い目に遭う場合がある
自社ローンの支払いに遅れると怖い目にあったり、トラブルになったりする可能性があります。
例えば3日ほど支払いが遅れた場合は、電話やLINEでの催促や振込の確認、支払い日の調整などが行われます。
契約者本人から支払いが遅れる旨の連絡をしている場合は、車両の回収などの厳しい対応が取られることは少ないです。
ただ、連絡していない場合はすぐに弁護士が介入する恐れもあるため、支払いが遅れそうになった場合はすぐにその旨を伝えましょう。
もし1ヶ月程度支払いが遅れた場合は、電話やメールでの催促に加えて残りの支払い金額の一括請求や車両の回収といった措置が取られることもあります。
場合によっては車を回収されるだけでなく、損害賠償を請求される可能性もあるため大きな損失を被ってしまうでしょう。
また、自社ローンを提供している販売店には反社会的な業者が混ざっていることもあります。
そのような販売店で支払いが遅れると、怖い人が保証人の家に押しかけてきたり、嫌がらせをしてきたりする可能性も考えられるのです。
このように自社ローンの支払いに遅れると、怖い目にあう場合があります。トラブルを防ぐために無理のない自社ローンの支払い計画を立てたり、十分に支払える車を選んだりして、支払いに遅れることがないようにしましょう。
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自社ローンはこんな方におすすめ
月額料金が高くなったり、支払いに遅れると厳しい措置が取られたりと何かとデメリットの多い自社ローン。ただ、この自社ローンを利用すべき方も存在します。
そこで本章では、自社ローンの利用がおすすめの方の特徴を2つ紹介します。
中古車希望で、車種はなんでもいい
上述したように、自社ローンを提供するディーラーではほとんど新車を扱っていないため、利用する場合はどうしても中古車を購入することになってしまいます。
また自社ローンで買える車は古いだけでなく、車種が限られている場合もあるため、選択肢が少ないことは事実です。そのため、自社ローンの利用は中古車希望で車種にこだわりがない方におすすめです。
状態が悪くてもとにかく車が欲しい
「通勤・通学するための移動手段としてとりあえず車が欲しい」という方は、自社ローンの利用をおすすめします。中古車の中には、試乗車や展示車といった状態の良い車も存在しますが、やはり使い込まれた車が販売されている場合もあります。
状態が悪くてもとにかく車が欲しいという方は、自社ローンの利用を検討してみても良いでしょう。
自社ローンより安心!初期費用0円で新車に乗れるのはカーリース
本記事前半で紹介したように自社ローンには月額料金が高かったり、新車を購入するのが難しかったりと様々なデメリットが存在します。ただ「新車に乗りたい」「車にこだわりがある」という方もいるでしょう。
そんな方におすすめなのが、カーリースです。そもそもカーリースとは定額月額料金で好みの新車に乗れる、車のサブスクリプションサービスです。以降で、カーリースを利用するメリットや自社ローンとの違いを紹介します。
カーリースのメリット
カーリースを利用するメリットは以下の4つです。
- 豊富な車種から自分の好みの新車を選べる
- 車を売る、廃車にする際の手続きが不要
- 初期費用が必要ない
- 車選びから審査申込みまでネットで解決する場合がほとんど
カーリースの最も魅力的なメリットは、やはり金銭的な負担が少ないことでしょう。カーリースを利用すればかかる費用は月額料金のみであるため、頭金を用意しなくても新車に乗ることができます。
また個人向けのカーリースはリース契約終了時の車両価値の残価を想定して、その残価を差し引いた金額を契約月数で割るため、月額の支払い料金が手頃な金額になることが多いです。
車の購入は決して安い買い物ではありません。カーリースを利用して、手軽に新車をゲットしましょう。
自社ローンとカーリースの違い
以下の表で自社ローンとカーリースの違いをまとめています。
それぞれの特徴やメリット、デメリットを把握して、自分にはどちらの契約方法が合っているのか確認しましょう。
自社ローン | カーリース | |
特徴 | 販売店が自社で提供するローン | 利用したい期間だけ契約して定額料金で使用するサービス |
メリット |
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デメリット |
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こんな方におすすめ |
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月額定額で新車に乗れるおすすめ新車リースはこの3社
新車を選べて、初期費用が必要ないカーリース。本章では、そんなカーリースを利用する際におすすめのサービスを3つ紹介します。 どれも月額定額で新車に乗ることができます。
定額カルモくん
「定額カルモくん」は個人向けマイカーリースサービスです。 サービス名に「定額」とあるように、頭金ボーナス払いは0円で、車検や税金もコミコミでずっと定額です。また、乗る分だけを支払うため、契約終了時の追加精算がないことも大きな魅力です。
《定額カルモくんの特徴》
- 日本最大級の価格を実現(最大11年契約だから月額が安い)
- 日本一の在庫数
- 乗る分だけの支払いだからお得
本サービスでは、ミライースやワゴンRなどの格安&高燃費の軽自動車は月額1万円台から利用できます。また、N-BOXやタントといった1ランク上の広々快適な軽自動車も月額1万円台後半から乗車できます。
リースナブル
「リースナブル」は「頭金・車検・自動車税0円」が魅力のカーリースサービスです。 リースナブルだけの独自仕入れで最安を実現しています。
《リースナブルの特徴》
- 頭金・登録料0円
- 月払いは必要な分だけ
- 途中契約可能(実費負担が発生する場合あり)
また本サービスは安さだけでなく、全車にメーカー保証が5年付いている点や、新車への乗り換えや買取はもちろん期間中での解約も可能な点も大きな魅力です。
kinto
「kinto」は好きなクルマ1台を、トヨタ車は3・5・7年間、レクサスは3年間楽しめるカーリースサービスです。
《kintoの特徴》
- 税金・保険・メンテナンスといった車に必要な費用がコミコミ
- 任意保険や車検もコミコミ
- ネットで申し込んだ後に販売店で受け取るだけ
月額定額のサブスク型であるため、急な出費を心配する必要はありません。また本サービスでは、2つのプランが用意されています。
「初期費用フリープラン」は初期費用0円でお手軽です。ライフスタイルの変化に合わせて車を乗り換えることができます。
これに対して「解約金フリープラン」は利用期間がフレキシブルなプランです。短期間でも解約金0円で、同じ車を再契約することもできます。この2つのプランからご自身のニーズに合わせて、最適なプランを選びましょう。
まとめ
自社ローンには「金利が無料であることが多い」「審査に通りやすい」など様々なメリットがある一方で「月額料金が高くなることがある」「新車を購入しづらい」などのデメリットもあります。
「新車購入したい」「初期費用をかけたくない」このようにお考えの方は、自社ローンではなくカーリースの利用を検討してみましょう。本記事で紹介した3つのサービスを利用すれば、月額定額で新車に乗ることができますよ。