アコムの金利が高いと感じる場合は、その他の消費者金融と比較することで妥当な相場を知ることが可能です。
しかし、アコムで借入れをしている方の中には
・借入金額に対する金利をはっきり知りたい
・金利を少しでも下げる方法はないの?
このように思っている方もいるのではないでしょうか。
本記事では借入金額ごとのアコムの金利の計算方法や他の消費者金融との比較、アコムの金利の下げ方などを解説します。アコムの金利を正しく把握したい方や、少しでも金利を下げたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
アコムの金利の計算!10万、20万、50万、100万円の場合
アコムでの借入利率が15.0%の場合、金利は以下の通りになります。
借入金 | 1年返済の金利 | 3年返済の金利 | 5年返済の金利 |
10万円 | 8,304 | 24,773 | 42,724 |
20万円 | 16,615 | 49,567 | 85,468 |
50万円 | 41,544 | 123,963 | 213,682 |
100万円 | 83,094 | 247,934 | 427,378 |
たとえば、10万円で1年返済の場合の金利は8,304円ですが、5年返済になると42,724円となり、合計で34,420円もの差額が生じます。返済期間が長くなるほど、金利の負担が増えると言えるでしょう。
また、アコムの金利は利用枠に応じて異なる利率が適用されることが特徴です。利用限度額が増えるほど金利も増えるため、借入金額によって金利の計算方法も異なることに注意してください。
たとえ借入金が同じ金額であったとしても、適用される金利が7.7%〜18.0%と幅があることから、人によって返済金額にも差が生まれます。
借入れが初めてである場合などは、信用できる根拠がないことから、念のため高めの金利で貸付けを行う消費者金融も多いでしょう。
借入金にかかる金利を正確に計算するためには、自分の適用金利を把握した上で以下の計算式に当てはめて算出してみてください。
【アコムの金利の計算方法】
借入残高×借入利率(実質年率)÷365日×利用日数
たとえば、10万円を利率15.0%で30日借りた場合の計算式は
100,000×15%÷365×30=1,232
となり、1,232円が金利となります。
なお、金利を計算する際には借入当日は利用日数に含まれないことと、1円未満は切り捨てになることに注意しましょう。
なお、アコムでは金利による返済限度回数が決められています。返済回数を考慮せずに少額ずつ返済を行っていた場合、後々まとまった金額を返済しなければならなくなり、経済的に厳しい状況に陥る可能性があります。
また、結果的に金利の総額が増えてしまうことにもつながるため、十分に気をつけましょう。返済可能な回数に応じて月々どれくらいの額を返済すればよいか、あらかじめ逆算しておくと安心です。
以下で、金利による返済回数の違いをしっかり確認しておきましょう。
金利 | 18.0% | 15.0% | 7.7% | 4.7% | 3.0% |
返済回数 | 46回 | 78回 | 87回 | 77回 | 73回 |
利率が18.0%の場合は返済回数が46回までと決まっているため、3年10か月が返済期限となります。
アコムの金利は高い?他の消費者金融と比較
アコムと他の消費者金融の金利は以下の通りです。
消費者金融 | 年利 |
アコム | 3.0%~18.0% |
アイフル | 3.0%~18.0% |
SMBCモビット | 3.0%~18.0% |
プロミス | 4.5%~17.8% |
レイク | 4.5%~18.0% |
アコムの金利は他の大手消費者金融と比較しても、ほぼ同じ利率であると言えます。大手消費者金融のほとんどがほぼ同じ金利で貸付けを行っているため、アコムで借入れをしたからといって損をするようなことはありません。
アコムの金利が高いと感じる方は、他の消費者金融で同じ金額を借入れたとしても同様に感じる可能性が高いでしょう。
アコムの金利がおかしいと感じた時の調べ方
アコムの金利は借入金額に対して常に一定に課せられるものではなく、借入金の返済が進むにつれて減額していく特性があります。
アコムの金利がおかしいと感じた場合は、自分で原因を調べてみることが大切です。以下を参考にして、金利の状況を確かめてみてください。
返済シミュレーションで確認する
アコムでは借入金に対する返済プランを、公式サイトのシミュレーションで簡単に算出することが可能です。返済シミュレーションで算出された「返済計画表」では、月々の金利を一覧で確認できるため、返済額を明確にしたい場合は利用してみるとよいでしょう。
収入に対する借入金のバランスを見直す
金利が高いと感じる場合は、収入に対する借入金のバランスをもう1度見直してみましょう。収入に対して借入金が多すぎる場合は、返済額がなかなか減らずに金利が高いと感じやすくなる傾向があります。
また、借入金には総量規制が適用されるため、消費者金融で借入れできる限度額は年収の3分の1までであることにも注意が必要です。限度額ギリギリまで借りてしまった場合には、返済の負担が大きくなる可能性があるでしょう。
毎月の返済額を見直す
借入金に対する、毎月の返済額を見直すことも大切です。ひと月当たりの負担を軽減しようと少額ずつ長期返済をしている場合、返済額が先に利息の返済に充当されてしまいます。
借入れした元金額がほとんど減らずに、新たな利息が発生してしまう可能性があるため金利に違和感を覚えやすくなるでしょう。毎月の返済額を見直し、なるべく短期間で返済することを心掛けるようにしてください。
アコムの金利の下げ方
アコムの金利を下げたい場合は、金利が抑えられる利用方法を理解しておくことが大切です。工夫しながら利用することで、同じ金額で借入れを行った場合でも金利を引き下げることが可能になります。正しい知識を身につけて、金利にかかる負担を軽減しましょう。
利用限度額を増額する
アコムの借入限度額を増額することで、金利を下げることが可能です。前述の通り、アコムでは借入限度額が増えるにつれて、金利が軽減されるように利率が設定されています。
なお、限度額を増やす際には審査の申し込みが必要になります。審査結果は当日に伝えられますが、利用履歴や申し込んだ限度額によっては審査落ちする可能性もあるため注意してください。
また、借入金は総量規制の対象となるため、限度額は年収の3分の1までの金額となることも理解しておきましょう。
金利の引き下げを交渉してみる
アコムから借入れや返済を何度か行っており、ある程度の信頼関係が築けている場合は、直接金利の引き下げを交渉してみるのも1つの方法です。
過去の借入履歴や返済履歴などから、優良顧客であると判断された場合は、金利を引き下げてもらえる可能性があります。
アコムで信用を得るための条件は明示されてはいないものの、最低でも半年以上の利用履歴とスムーズな返済履歴が必要です。また、金利の引き下げには年収も1つの判断材料となるため、昇給などで収入が増えた際に交渉してみるとよいでしょう。
確実に交渉が成功するとは限りませんが、金利の引き下げを検討してもらえるきっかけになる可能性があります。
繰上げ返済・一括返済を行う
金利をなるべく抑えたい場合は、繰上げ返済や一括返済も検討してみるとよいでしょう。繰上げ返済で借入金の返済スピードを早めたり、一括返済で借入金をまとめて返済したりするなど、借入期間を短縮することで金利を減らすことが可能です。
以下の方法で繰上げ返済が可能なため、積極的に利用して返済期間を短縮しましょう。
- アコムATM
- 提携ATM
- 口座振込
- インターネット返済
少額を短期返済しながら利用する
借入れを行う場合は、まとまった金額を借りるのではなく、少額を借入れて短期返済するのがおすすめです。同じ金利であっても、借入金額が少ないほど金利を抑えられる効果があります。必要な分だけ借りて、短期返済を行うことで金利の負担を減らせるでしょう。
まとめ
アコムの金利は大手消費者金融の平均的な利率で設定されており、決して高いわけではありません。しかし、借入金額や返済方法によっては金利が高く感じてしまう場合もあるでしょう。
借入れをする際は、あらかじめ返済シミュレーションを行うなどして、計画的に返済プランを立てておくことが大切です。また、借入期間を短くすることで金利を抑えることもできるため、早めの返済を心掛けましょう。
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