自動車の購入方法で「カーリース」を選択するか悩んでいませんか。カーリースは、維持費や月々の支払額を抑えられるため人気を集めています。
しかし、一部ネット上では「デメリットが多い」という口コミを目にすることがあるため、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
利用して「やめとけばよかった」と後悔することになるのは避けたいですよね。
そこで本記事では、カーリースがやばいと言われる理由や特徴、メリット・デメリットを解説します。
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カーリースは貧乏人がでやばい?お金持ちは使わないしデメリットだらけ?恥ずかしい?
カーリース は車を購入できない貧乏人が使うイメージがありますよね。
実際のところは貧乏人以外やお金持ちもカーリース を使っています。
お金持ちは金使いが荒いイメージもありますが、頭が良くコスパをよく考えるため、カーリース を使う人もいます。
格安SIMは貧乏人が使うイメージが強かったですが、お金の使い方が上手なお金持ちもよく使っています。
車購入費の数百万円はお金持ちにとっては大きな額ではないですが、カーリース と購入を比較してカーリースを使う人も少ないようです。
カーリースはデメリットだらけ?失敗談
初めに、カーリースがやばいと言われる理由を解説します。
- 残価生産で高額な支払いが発生
- 途中解約の違約金
- 原状回復が必要なので気を遣う
- 走行距離制限がある
- カスタマイズできない
上記のデメリットは、リース会社やプランの選び方次第で解決できるケースが多いです。
なかには、走行距離制限のないものや、途中解約でも違約金が発生しないプランもあります。
このように、契約条件の擦り合わせを行うことで、カーリースにはそこまでデメリットが多くないことが分かります。
残価生産で高額な支払いが発生
カーリースは、残価精算で高額な支払いが発生する場合があります。
残価精算とは、契約時の車両価値と契約満了時の車両価値を査定する精算方式です。
カーリース契約では、車両本体価格から残存価格を引いた金額を月額料金として支払います。そのため、通常の購入と比較しても月々の支払い金額が低いです。
しかし、こうした残価設定のカーリース契約では、契約満了後に残存価格を査定するため、契約時の残価と差額が発生します。
仮に、契約時の残価が50万円だったとしても、車両の状態次第では30万円の査定額が提示されるケースもあります。この場合は、車両返却時に差額である20万円の支払いが必要です。
途中解約に違約金
カーリース契約では、途中解約をすると違約金が発生します。
カーリースは、長期契約を前提としているため、途中解約を認めていません。これは、途中解約をすると、リース会社側の損害が大きくなるからです。
カーリースの月額料金は、車両本体価格・残存価格・契約年数を基に算出されます。つまり、途中解約をされると、想定していたリース料金が回収できません。
こうしたリスクを避けるために、契約条件に違約金の支払いを設けています。ただし、途中解約OKのリース会社を選べば問題ありません。
原状回復が必要なので気を遣う
カーリース契約では、車両返却時の「原状回復」に注意が必要です。原状回復とは、車両の状態をリース開始時と同じ状態にすることです。
もしも返却時に傷・へこみ・著しい汚れなどがあると、状態に応じて修理費や清掃費が請求されます。飛び石などの小さな傷については、修理費を請求されることはありません。
カーリース契約は、自動車の所有権がリース会社にあります。あくまで自動車を借りている状態なので、返却時の査定額が下がらないよう、丁寧な扱いを心がけましょう。
走行距離制限がある
カーリースは、ほとんどの契約で走行距離制限を設定しています。これは、リース会社が返却される車両の価値を保つ目的で設けています。
リース会社によって走行距離は異なりますが、1ヶ月あたり1,000〜2,000km程度が目安です。この制限を超えると、返却時の残価が低くなります。
運転の頻度が多い方や長距離運転をする方は、走行距離に制限のないプランを選びましょう。
カスタマイズできない
カーリースの車両は、基本的にカスタマイズができません。
これは、前述した原状回復が関係しており、穴あけ加工が必要なカスタムやドレスアップをすると原状回復ができないからです。
ただし、アルミホイールの履き替えなど、車両返却時に原状回復ができるカスタムは行えます。
違法改造にならないカスタムであれば問題ない場合もあるので、契約時にリース会社に確認をしましょう。
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カーリースはデメリットだらけじゃない!良かった体験談
次に、カーリースのメリットを解説します。
カーリースでは、以下のメリットが挙げられます。
- 初期費用や頭金0円で新車に乗れる
- メンテナンスや保険・税金もコミコミ
- 購入から納車までオンラインで完結
- 修理費など急な出費の心配がない
- 契約満了時に車がもらえるプランがる
初期費用や頭金0円で新車に乗れる
カーリースは、初期費用や頭金0円でも新車に乗れる点がメリットです。
自動車の購入時は、頭金・登録諸費用・税金など、車両本体価格以外にも多くの費用が必要です。
しかし、カーリースであれば、これらの諸経費が月々の支払金額に含まれているので、購入時にかかる費用を低く抑えられます。
メンテナンスや保険・税金もコミコミ
カーリースの料金には、メンテナンス・保険・税金も含まれています。自動車を長く乗り続けるには、定期的なメンテナンスが必要不可欠です。
車検・法定点検では、消耗品の交換や修理で10万円を超える費用を請求される場合があります。
しかし、カーリースでは、これらの費用があらかじめ月額料金に含まれているので、維持費の負担を減らせます。
自動車のメンテナンスに詳しくない方や、長く1台の自動車に乗りたい方にとって利点が多いです。
購入から納車までオンラインで完結
カーリースは、購入から納車までの手続きがオンラインで完結します。
通常、自動車を購入する際は店舗で手続きを行うため、納車まで面倒なやり取りが多いです。しかし、カーリースであれば、自宅でじっくりと購入する自動車を選べます。
仕事が忙しく時間を作れない場合や自宅の近くに店舗がない場合も、スムーズに自動車の購入が進められるでしょう。
修理費など急な出費の心配がない
予期せぬ自動車の故障が発生すると、修理費用を準備できないケースもあるでしょう。
しかし、カーリースの月額料金には、これらのメンテナンス費用が含まれています。
また、故障以外にも、車検・法定点検・消耗品の交換などの維持費が含まれているため、安心して自動車を乗り続けることができるでしょう。
急な出費の心配がないので、家計に与える影響も少ないです。
契約満了時に車がもらえるプランがある
カーリース契約は、契約満了時に「車両を返却」「再リース」「購入」の3つの選択肢から選ぶケースが多いです。
ライフスタイルに合わせて、自身に適したプランを選べます。
また、リース会社によっては、契約満了時に車両がもらえるプランがあります。
費用を抑えながら自動車に乗り続けたい方は、前述のプランを検討してはいかがでしょうか。
カーリースに向いている人向いてない人の特徴
ここでは、カーリースに向いている人・向いていない人の特徴を解説します。
カーリースは、ライフスタイルや利用するシーンに合わせてプランを選ばないと、制限が多いと感じるかもしれません。
購入後のトラブルを避けるためにも、カーリース契約を検討している方は、自身がどちらの特徴に当てはまるかを確認しましょう。
カーリースに向いている人
カーリースに向いている人の特徴を以下にまとめました。
- 資金面で不安を抱えている
- 新車に乗りたい
- 車検・点検・メンテナンスに詳しくない
カーリース契約では、頭金や諸経費などの初期費用がかかりません。そのため、資金面で自動車の購入を悩んでいる場合や、新車に乗りたい場合はカーリースがおすすめです。
また、カーリースの月額料金には、車検・点検・メンテナンスなどの維持費が含まれています。あまり自動車に詳しくない方でも、リース会社側にメンテナンスを任せることができます。
向いていない人
カーリースに向いていない人の特徴を以下にまとめました。
- ライフスタイルが変化しやすい
- 所有者の名義が気になる
- 運転する頻度が多い
カーリース契約では、途中解約で違約金が発生します。出張や転勤が頻繁に多く、ライフスタイルが変化しやすい方は、こうしたリスクが高まります。
運転の頻度が多い方や長距離運転をする方は、走行距離制限を超える可能性があるので、制限のないプランがおすすめです。
また、カーリース契約の場合、所有者がリース会社になります。所有者の項目が気になる方は、カーリースは適していないでしょう。
安くて高級車も選べるおすすめカーリース
最後に、おすすめのカーリースを紹介します。下記のカーリースは、月額料金が安く選べる車種が豊富です。
前述したカーリース選びのポイントとリース会社の特徴を照らし合わせて、自身に適したサービスを選びましょう。
- KINTO
- SOMPOで乗ーる
- 定額カルモくん
- リースナブル
KINTO
リース期間 | トヨタ車:3年・5年・7年
レクサス車:3年 |
料金に含まれるもの | 車両代金、登録諸費用、各種税金、自賠責保険、車検代、メンテナンス代、任意保険料 |
途中解約 | 可能だが違約金あり |
走行距離制限 | 3年:54,000km
5年:90,000km 7年:126,000km |
特徴 | ・残価精算なし
・リース期間終了後は返却のみ ・任意保険の等級を引き継げない |
KINTOは、トヨタが提供している新車のサブスクリプションサービスです。
トヨタ車とレクサス車の新車のみを扱うカーリースのため、トヨタ系列の自動車に乗りたいと考えている方は、KINTOをおすすめします。
KINTOのメリットは、残価精算なし・定額で新車に乗れることです。
自賠責保険、オイル交換などのメンテナンス費用は月額料金に含まれているため、費用を抑えながら自動車に乗ることができます。
現在、レクサス車のラインナップは3車種です。3車種の中で最も月額料金が安いRXは、月額77,000円からリースが可能です。
SOMPOで乗ーる
リース期間 | 3年・5年・7年・9年 |
料金に含まれるもの | 車両代金、登録諸費用、各種税金、自賠責保険、車検代、メンテナンス代、任意保険料 |
途中解約 | 可能だがオプション料金の支払いあり |
走行距離制限 | 1,000km・1,500km・2,000km・3,000kmから選択 |
特徴 | ・国産、輸入車のどちらも選択可能
・豊富なオプション ・カーシェアリングが併用できる |
SOMPOで乗ーるは、SOMPOホールディングスとDeNAが運営するカーリースです。
SOMPOで乗ーるの特徴は、選べる車種が幅広いことです。国産車はもちろん、メルセデスベンツ・アウディ・ジープなど人気の輸入車も選べます。
また、リースしている車両を、同社が運営しているカーシェアサービス「Anyca」で貸し出せます。
自身が自動車を使用しない時間帯にカーシェアとして貸し出すことで、月額料金の負担をさらに抑えられるでしょう。
レクサス「UX」であれば、9年契約・ボーナス払いなしプランで月額56,980円〜からリースが可能です。
定額カルモくん
リース期間 | 1年~11年 |
料金に含まれるもの | 車両代金、登録諸費用、各種税金、自賠責保険、車検代、メンテナンス代、任意保険料 |
途中解約 | 可能だが違約金あり |
走行距離制限 | ・1,500km/月
・+500円で乗り放題プラン(7年以上の契約) |
特徴 | ・手続きが全てオンラインで完結
・豊富なメンテナンスプラン ・契約期間の選択肢が豊富 |
定額カルモくんは、専属スタッフが自身に適した1台を提案してくれます。
カーリース契約の懸念点である走行距離制限も、+500円で乗り放題プランに変更が可能です。
契約年数7年以上が条件となりますが、自動車の使用頻度が多い方も、走行距離制限に気を使わずに済みます。
また、メンテナンスプランが「プラチナ」「ゴールド」「シルバー」の3つから選択でき、どのプランも全国の提携業者で整備を受けられます。
1台を長期的に乗りたいと考えている方も安心できるメンテナンス内容です。
幅広い世代から人気が高いアルファードは、11年契約で月額46,430円〜からロースが可能です。
リースナブル
リース期間 | 5年 |
料金に含まれるもの | 車両代金、登録諸費用、各種税金、自賠責保険、車検代 |
途中解約 | 可能だが下取額によって差額の支払いあり |
走行距離制限 | 10,000km/年 |
特徴 | ・8,000円台からリース可能
・取り扱いが国産メーカーのみ |
リースナブルの魅力は、業界最低水準の月額料金です。軽自動車・コンパクトカーが月額8,000円〜、ミニバン・SUV・セダンが月額20,000〜からリースが可能です。
また、このリーズナブルな価格帯でも、全ての車種に5年のメーカー保証が付帯しています。万が一の際も、正規ディーラーで整備が受けられるのは安心ですね。
下取額によって差額の支払いが発生しますが、途中解約も可能です。ライフスタイルが変わった場合も、柔軟な対応が可能です。
アルファードと並ぶ人気ミニバン「ヴェルファイア」が、5年・ボーナス払いなしプランで月額37,000円〜からリースが可能です。
まとめ
維持費や月々の支払額を抑えられるという観点から、昨今はカーリースが人気を集めています。
ただ、カーリース契約は、残価精算・原状回復・途中解約金が高額になる場合があるので注意が必要です。
こうしたトラブルは、リース会社やプランの選び方次第で解決できます。
ライフスタイルや利用するシーンに合わせて、入念に契約条件の擦り合わせを行いましょう。