「節約したいのに電気代が先月より高い」「なんでこんなに電気代が高いの?」
無駄遣いした覚えがないのに電気代が倍になると驚きますよね。電気代は生活費に必ず入る項目なのでなるべく抑えたい人も多いでしょう。
この記事ではなぜ電気代が高くなったのか原因を調べる方法とその対策をご紹介します。それだけではなく、電気料金が安くなる電力会社も解説しますので参考にしてください。
電気代が倍になった!高い原因を調べる方法
電気代が倍にもなると出費がかさむので、高くなった原因を知りたいと思う方も多いでしょう。以下ではなぜ電気代が高くなったのか原因を調べる方法を紹介します。
燃料費の高騰をチェック
電気代が高い原因を調べる1つめの方法は燃料費の高騰をチェックすることです。
日本の発電の約70%は火力発電で賄われています。その火力発電に必要なのが原油・石炭・天然ガスなどの燃料です。
これらの燃料の価格が高くなると電力会社も比例して電気料金を上げてしまいます。
2022年4月現在、燃料費の高騰が続いている状況です。高騰が続いている理由としては、コロナ禍で停滞していた経済活動が再開される中で、燃料の需要が高まっていることが挙げられます。
それだけでなく、燃料の産出国である中東の石油施設での事故、ロシアのウクライナ侵攻により供給が危惧されているのも理由です。
以上のような現状もありますから、電気代が高いと感じたらまずは燃料費の価格変動を調べてみましょう。
電力会社の料金プランを確認する
電気代が高い原因を調べる2つめの方法は電力会社の料金プランを確認することです。
電力会社が基本料金を値上げした可能性があります。
実際に楽天でんきは2022年3月に「プランS」と「プランM」の料金を4.3%〜14.0%値上げしました。
自分が利用している料金プランは料金支払書や電気使用量の通知などから知ることができます。
電気使用量の増加
電気代が高い原因を調べる3つめの方法は電気使用量が増加しているか知ることです。
自分の電気使用量が増加した場合だけではなく「市場連動型プラン」に加入していると世間の電気使用量増加が電気代高騰の原因である場合も。
市場連動型プランとはその名の通り、電気の市場価格によって電気代が変動するプランです。
暑さ・寒さによるエアコン稼働で電気の需要が増すと、市場連動型プランの場合電気代が高くなる傾向にあります。
再エネ賦課金の値上げも影響
再エネ賦課金とは再生可能エネルギー発電促進賦課金の略称で、固定価格買い取り制度と大きな関わりがあります。
固定価格買い取り制度とは、太陽光発電・風力発電・水力発電などの再生可能エネルギーの普及を促すため、それらで発電された電気を電力会社が買い取ることを国が義務付けた制度です。
再エネ賦課金は電力会社がその再生可能エネルギーの買い取りにかかった費用を利用者が負担する料金です。
この再エネ賦課金は電気を利用する消費者全てに課されており、2012年は0.22kWh/円だったのに対し2020年は2.98kWh/円に値上がりしています。
参照:日本のエネルギー 2020年度版 「エネルギーの今を知る10の質問」(経済産業省 資源エネルギー庁)
電気料金が以前と比べて高くなっている一因として、再エネ賦課金の値上げもあるといえるでしょう。
2022年の電気代が高い原因燃料費の高騰は今後も続く
2016年の電力自由化以降、東京電力や中部電力などの大手電力会社では2022年4月に電気料金が最高値を記録しました。その電気代が高い原因は燃料費の高騰です。
燃料である天然ガスや原油は輸入しているため海外情勢の影響を大きく受けます。
現在、天然ガスや原油の産出国であるロシアがウクライナに侵攻したことによる経済制裁などの関係で燃料の高騰が収まる見通しが立っていません。
また円安も続いているので、今後も電気代が高くなっていくといわれています。
もし電気代を安くしたいのであれば、自分で対策を練ることが必要不可欠です。
電気代が高くなった場合の対策
電気代が高い原因である燃料費の高騰が続くのであればどのような対策が必要になるのでしょうか。ここでは3つ紹介します。
古い家電を買い換える
電気代が高くなった場合の1つめの対策は、古い家電を買い換えることです。
技術の進歩によって最新家電と古い家電では消費電力の違いが大きくあるため、買い換えるだけでも大きな効果が見込めます。
まとまったお金を用意できるのであれば、家電の買い換えを検討してみましょう。まだ使えるものは下記の業者で買い取ってもらえます。
《家電の買取でおすすめの業者はこちら》
買取屋さんグループ |
「ご自宅の物なんでも買取します!」という 出張買取専門の総合買取サービス。取りに来てくれるので楽ちん。 |
BUY王(バイキング) |
デジタル家電や生活家電などなんでも買い取ってもらえる。大型家電は不可。 |
錬金堂 | 最短即日15分で出張査定。古い・ガラクタ・ジャンク品でも買取可能。 |
待機電力を減らし節電する
電気代が高くなった場合の2つめの対策は、待機電力を減らし節電することです。
待機電力とは、電化製品を使用していないときに発生する電気です。
資源エネルギー庁省エネルギー対策課の調査では、年に発生する待機電力は一世帯あたり228kWh/年との結果がでました。これは一世帯あたりの年間消費電力量の5.1%にもなります。
参照:平成24年度エネルギー使用合理化促進基盤整備事業(待機時消費電力調査)報告書概要
この結果から計算すると、待機電力で発生する電気代は年6,156円(※)です。(※全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」より1kWhあたり27円で計算)もし、待機電力を全て減らせれば年間約6,000円もの節約ができます。
特に待機電力が多い家電はガス温水器・エアコン・テレビ・電話機などです。使用しないときはこまめにコンセントから抜く、家を長く空けるときはブレーカーを落とすなどの工夫で簡単に待機電力を減らせます。
お得な電気料金プランのある電力会社へ乗り換え
電気代が高くなった場合の3つめの対策は、お得な電気料金プランのある電力会社へ乗り換えすることです。
一人暮らし向け、昼間電気を使用しない人向けなど電力会社によって様々なプランを提供しています。自分にピッタリの電気料金プランを見つけることによって、電気代を節約することが可能です。
今利用している電力会社のプランがライフスタイルに合っていない場合は、電力会社の乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。
今乗り換えるならココ!電気料金が安くなるお薦め電力会社
電気代が高くなったときの対策として電力会社の乗り換えを紹介しましたが、どの電力会社がよいのでしょうか。ここでは電気料金が安くなるおすすめの電力会社を4つ紹介します。
どこよりも電気
どこよりも電気は住友商事グループである新電力サミットエナジーが電力供給をしています。
プランは以下のように3つあり、自分の生活にあったものを選べるのが魅力的です。
- Aプラン:毎月の電気使用量が多い方や家族向けのプラン
- Bプラン:毎月必ず100円安くなる基本料金値引きプラン
- Cプラン:基本料0円!従量料金しかかからない単身向けのプラン
また、夏冬の電気代が月7,000円前後の場合、乗り換えで年3,600円の節約も可能に。(※東京電力従量電灯B・40A 250kWh/月の場合)
参照:どこよりも電気
さらにWi-Fiや水と一緒に利用した場合、毎月300円の割引もあります。
日本全国対応(※)で専用コンシェルジュのサポートも受けられるので気になる方はお問い合わせしてみましょう。(※沖縄・離島を除く)
【電気代の基本料金0円!使った分だけのお得な電気「どこよりも電気」】
ら】
J:COM電力
かわいいキャラクター「ざっくぅ」のラインスタンプでおなじみのJ:COM。東京電力を利用している4人家族が乗り換えた場合、年間約11,328円の節約も可能です。
初期費用や立ち会い工事の必要もないのでお手軽に電力会社の乗り換えが叶います。
また、今まで利用していた送電設備を使うため電気の品質が変わらないのも安心です。
自分がどのくらい節約できるのか気になる方は公式サイトで簡単に料金シミュレーションができます。
エバーグリーン・リテイリング
「エバーグリーン・リテイリング」は新電力の老舗であるイーレックスの子会社です。
東京電力で毎月450kWh利用している4人家族がエバーグリーン・リテイリングに加入すると、1年で10,164円もの節約ができる可能性があります。
関東・中部・関西の対象エリアでは都市ガスも販売しており、併せて利用すると割引があるのも魅力的。
また、歩いた歩数に応じて電気料金が安くなる「あるく・おトク・でんき」や東京海上日動が引受先の保険がついてくる「保険でんき」などユニークなプランがあるのも特徴です。
ONEでんき
わかりやすいシンプルな電気を提供したいとの思いで生まれたONEでんき。利用した分だけ払う基本料金0円のプランが人気です。
多くの電力会社では消費電力の段階ごとに使用単価が高くなるように設定されていますが、ONE電気では単価が変わらない一律26.4円。月々の消費電力が多いファミリーにおすすめです。
また、申込みフォームに入力するだけで次の検針日にONE電気に自動切り替えしてくれる手軽さも嬉しいポイント。
初期費用と解約手数料もかからないので、一度試してみてはどうでしょうか。
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電気の乗り換えに迷ったら一括比較が便利「エネチェンジ」
おすすめの電力会社を4つ紹介しましたが、どれも魅力的でどの電力会社がいいのか自分では判断が難しいと感じている方もいるでしょう。
そんな電気の乗り換えに迷っているときに便利なのが「エネチェンジ」です。
エネチェンジは日本最大級の電気・ガスの料金比較サイト。郵便番号や世帯人数、在宅状況などを入力すると数秒でおすすめの電力会社やプランを教えてくれます。
キャンペーンやキャッシュバックがある電力会社の特集も組まれていますので、お得に乗り換えが可能です。
また、2016年にその使いやすさからグッドデザイン賞を受賞。筆者もエネチェンジを利用して電力会社を比較してみましたが、情報が見やすくネットになれていない高齢者でも使いやすそうだと感じました。
電力会社の乗り換えに迷っている方は、分かりやすいエネチェンジで比較してみてはいかがでしょうか。
【国内最大級の電力比較サイト【エネチェンジ】はこちらから
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まとめ
電気代が高い理由は、燃料費の高騰や利用している電力会社の料金プランの仕組みが原因です。
燃料費の高騰は今後も続くため、節電やお得な電気プランへの乗り換えが電気代を抑えるポイントになります。
乗り換えにおすすめの電力会社はどこよりも電気やONE電気などですが、どの電力会社のプランが最適か分からない人も多いと思います。そんなときには分かりやすくプランを一括比較できる「エネチェンジ」がおすすめです。
電力会社の乗り換えで電気代の節約をしてみてはいかがでしょうか。