「住宅ローンの本審査結果が2週間経っても連絡なし…もしかして落ちた?」
「本審査結果って否決の場合は早いって聞いたけど本当?」
住宅ローン審査についてこのような疑問を抱える方も多いでしょう。かくゆう私も住宅ローンの本審査結果が出ず、翻弄された一人です。
審査結果が遅れると否決なのか、可決なのか、気になって仕方がないはず。
そこで本記事では、住宅ローンの本審査「否決の場合は連絡が早いのか?」について体験談を元に紹介していきます。審査に落ちる確率や落ちた場合の対処法なども解説していますので、ぜひ参考にどうぞ。
住宅ローンの本審査!否決の場合は連絡早い?
住宅ローンの審査結果で、審査時間に関する体験談をチェックしてみましょう。
否決は早かったという体験談
- ネット銀行ということもあり、三日目に「今回はご希望に添えず」と連絡が来た。
- 翌日には回答があり、否決。
- 2週間くらいかかると言われていたが5日ほどで否決の連絡。
ネット銀行は一般的な銀行に比べ審査スピードが早いことから否決も早く連絡がくると言われています。
また、通常の銀行審査でも「翌日には回答があった」「1週間以内に結果が出た」という声もみられました。
否決は遅かったという体験談
- 10日後に否決
- 追加書類などの提出もあり3週間ほど時間がかかって否決
- 2週間待っての否決はきつい
このように、否決は遅かったという声も少なくありません。
ちなみに私の場合は、「否決が出るまで2週間ほどかかりました。」
審査期間中は何度か詳細を聞かれることもあり、「何かが引っ掛かっているのだろう」とは薄々感じていましたが、やはり否決でした。
審査結果と審査にかかる日数は関係ない
体験談でもご紹介したように、審査結果と審査にかかる日数は関係ありません。
否決・可決のスピードは金融機関次第です。本来なら3日で出る結果も、申込数が多く混んでいたら1週間以上かかります。また追加書類の提出をすれば審査が長引きますので、さらに時間がかかるはず。
住宅ローン審査でなかなか結果が出ず落ち着かない気持ちはよくわかりますが「遅いから否決?可決?」と一概にはいえません。
住宅ローンの本審査結果は土日に出る?
住宅ローンの本審査結果は金融機関の営業時間内に行われますので、土日の場合は翌営業日になります。
仮審査はネット銀行であれば即日結果が出ることもあります。しかし、本審査は提出書類をもとに審査が行われるため土日に結果がでることはありません。
住宅ローン本審査に落ちる確率はどのくらい?
住宅ローンの本審査に落ちる確率は全体に約5%と言われています。そのうち3%ほどは、本審査の申し込みで嘘の申告をしたり仮審査と申告内容が異なったりした方です。
住宅ローンは仮審査の段階である程度ふるいにかけられているため、本審査で落ちる可能性は低くなります。
しかし、仮審査で年収や勤続年数を偽ったり、他社の借入額を少なめに申告したりすると本審査に落ちてしまいます。本審査に落ちる理由はこの他にもありますので、次項で詳しく解説していきます。
住宅ローンの本審査に落ちる理由
本審査に落ちる理由の多くは下記の4つに当てはまります。
- 申込内容と提出書類の内容が違う
- 事前審査〜本審査完了までの間に状況が変わる
- 物件の担保評価が低い
- 団体信用生命保険に加入できなかった
それぞれ詳しく解説します。
申込内容と提出書類の内容が違う
前述した通り、申込内容と提出書類の内容が違うと本審査に落ちてしまいます。
仮審査の内容で通過しているにもかかわらず、本審査で提出する書類と内容が異なっていれば、不信感を抱かれます。条件も異なりますから改めて審査し直しとなってしまいます。
例えば、下記のようなもの。
- 年収を盛って申告した
- 勤続年数を長めに申告
- 他社借入件数や金額を少なめに申告
- 税金の滞納を隠していた
上記の内容を偽って仮審査に通過しても、年収は「住民税課税証明書」、勤続年数は「勤続証明書」の提出でバレてしまいます。
また他社借入件数なども信用情報を閲覧すれば全てわかってしまうでしょう。税金の滞納は、主に自営業者・会社経営者が提出する「納税証明書過去2年分」などでバレてしまいますので、要注意です。
事前審査~本審査完了までの間に状況が変わる
仮審査通過後〜本審査完了までの間に、下記のような行動を取ると審査に落ちてしまいます。
- 車をローンで買う
- 多額の借金をする
- 信用情報の状況が変わる
- 転職する
これらの行動は仮審査時の状況と異なってしまうため、審査に落ちてしまいます。特に車など多額の借金を抱えると、毎月に返済額が発生し住宅ローンとバランスが取れなくなるため審査に通過しません。
せっかく仮審査に通っているのですから、このような行動は本審査完了まで控えてください。
物件の担保評価が低い
本審査中に物件の担保評価が低く出てしまった場合も審査落ちします。
銀行住宅ローンでは物件に抵当権を付け借入するのが一般的です。というのも、万が一債務者がローンを返済できなくなった際に、物件を売却して貸し付けた分を回収するからです。
新築物件の場合はこの理由で落ちることは少ないのですが、中古住宅は担保評価が低くなりがちですから注意しましょう。
団体信用生命保険に加入できなかった
団体信用生命保険に加入できないことも審査に影響します。
銀行では住宅ローンを契約するには、団体信用生命保険の加入が必須条件です。債務者が死亡してしまった場合残りのローンを払うことができません。残された家族や銀行が負担しなければならず、かなりリスキーです。
しかし、団体信用生命保険に加入していれば、債務者に万が一のことがあっても保険が保障してくれます。
団体信用生命保険に加入するには、保証会社の設けている審査基準を満たす必要があります。「持病を持っている」「血糖値に問題がある」など、健康状態が悪い方は審査に通過できません。
住宅ローン本審査に落ちたらどうする?
住宅ローンの審査に落ちたら、落ちた理由を推測して対策し再審査を受けることになります。この項では、住宅ローン落ちた時の対処法で最も基本的なものを紹介します。
信用情報を確認する
他社の借入などが少なく、年収など属性に特に問題がないにもかかわらず審査に落ちてしまったら「信用情報」を確認してみましょう。もしかすると、自分の知らない間に信用情報に傷がついているかもしれません。
携帯電話の本体代を分割払いにしているものや、ショッピングローンの支払いが延滞になったことなども信用情報に影響しますから、心当たりがないか考えてみてください。
《国内の主な信用情報機関》
上記サイトからインターネット、郵送、窓口の3つの方法で開示請求できます。
他社の借入を返済する
次に効果的な対処法は、他社の借入額を返済することです。
教育ローン、カーローン、カードローン、クレジットカードのキャッシングなどの借入があると、住宅ローン審査に影響します。
というのも、住宅ローンでは返済比率(返済負担率)を重視するためです。借入があると年間返済額の年収に占める割合が上がり、金融機関の定める「返済比率」の基準を超えてしまうのです。
審査が比較的通りやすいと言われているフラット35も下記のように返済比率の基準を定めています。
基準 | |
年収400万円以上 | 35%以下 |
年収400万円以下 | 30%以下 |
銀行の住宅ローン審査はフラット35よりも厳しいため、理想的な返済比率は「手取り収入の20%以内」と言われています。
借入が多く返済比率が高い状態では、どの住宅ローンも落ちてしまうでしょう。借入はできるだけ返済しておくことをおすすめします。
ペアローンを検討する
次に年収が足りず住宅ローンが減額、審査落ちしてしまった方には、ペアローンも有効な手段です。
ペアローンなら夫婦の収入を合算できますから、契約できる住宅ローンの額も広がります。年収が低く、希望する物件を諦めなければならない場合に便利です。
契約者が妻と夫になりますから印紙代や手数料はそれぞれにかかりますが、住宅ローン控除も夫婦ともに適用されます。借入額を増やせるだけでなく、節税効果を期待できる点も大きなメリットです。
物件やハウスメーカー・不動産会社を変える
「担保評価が低い」「年収に対して物件が高い」という理由で審査落ちする場合は、物件やハウスメーカー、不動産会社を変更するのも1つの手です。
ハウスメーカーや不動産会社によって取り扱う住宅ローンは異なりますし、営業マンの力も若干影響します。
多棟成約実績のあるハウスメーカーならそれだけ住宅ローンを通した実績があるはずですから狙い目です。
別の住宅ローンへ申し込む
最後におすすめしたい対処法は、別の住宅ローンへ申し込むことです。住宅ローンは金融機関によって審査基準が異なるため、借入先を変えることで通過する可能性もあります。
私も1度審査に落ちた後、別の住宅ローンで通りました。
とはいえ、短期間に何者も申し込んでしまうと「他社で落ちている理由はなんだろう?」「無計画に申し込んでないかな?」など不信感を持たれてしまいます。
そのため、再審査を受ける際には、審査に通る可能性の高い銀行をいくつか見つけ、その中から条件のいいところへ申し込みする形が効率的です。
自分でも審査に通過しそうな条件のいい住宅ローンを見つけるには次項で紹介する「モゲチェック」がおすすめです。
住宅ローン審査に不安を抱える人は「住宅ローン相談窓口」へ
「住宅ローン相談」とは、「借金がある」や「信用情報が悪い」「頭金がない」など住宅ローンの条件として良くない方へ、一人一人にあった住宅ローンの最適なプランを提案してくれるサービスです。
元税務署員、元銀行員の知識と経験を活かし、 独自のノウハウで住宅ローン問題をサポートしてくれます。
《こんな方におすすめ》
- カーローンが多く金融機関から「残債を完済すれば通るかも」と言われた
- 年収が低く頭金も用意できないため審査に通らない
- 不動産会社の言われる通りにやったのに審査に落ちた
- 自分の条件でどこの銀行を選んだらいいかわからない
- 頭金を用意すべきか、借金の返済に充てるべきか迷う
- 車・キャッシングの額が多い
このような方は、一見すれば住宅ローン審査に良くない条件ですから、普通に審査を通すと落ちてしまいます。
しかし、「住宅ローン相談」に相談すれば現在の借入れを金融機関の見られ方毎に精査をし、交渉を進める方法をとっていますから審査通過する可能性が高まります。さらに、その人にあった最適な金融機関にて仮審査を行いますから、自分で住宅ローンを探す手間も省けます。
「もうマイホームは無理かな…」と諦める前にぜひ相談窓口の1つとして活用してみてください。