「借金の返済がきつい…返済できないとどうなってしまうのだろう」このような不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
急な失業や減収に見舞われ急場を乗り切るために借金で支払いや生活をまかなった結果、返済が困難になっている方も少なくありません。
そこでこの記事では、借金返済できないとどうなるのかを解説し、効率よく返すコツと返済時に注意したいことを紹介していきます。
- カードローンやクレジットカードの返済ができない
- 住宅ローンやカーローンの返済がきつい
- 返済のための借金をする生活から抜け出したい
このようにお悩みの方はぜひチェックしてみてください。
借金返済がきつい!借金300万円を半年返済した話は本当?知恵袋など
「300万円の借金を半年で返済した!」
ネット上ではこのような、言葉を見かけることがあります。半年で300万円を返済しようと思ったら、最低でも月50万円の支払いが必要です。日本人の平均年収から考えると、かなり難しい方法です。
しかし実際には、以下のように半年で返済した声も見られます。
私の場合20代半ばで400万の借金がありました。 起業してお金が入るようになりギャンブルから離れて1年で返済しています。
引用:Yahoo!知恵袋
妻23歳で結婚したときはお互い年収450万円世帯年収900万円だったので年間400万円ペースで貯金していました。月平均の貯金額が33.4万円になります。270万円程度の借金は半年ぼどで返せます。
引用:Yahoo!知恵袋
あっついなあ。
もう夏か。半年で約300万返済した。
結局借金返せないなんていうのは甘えだろ!まあまだ完済してないから偉そうには言えんけど…
まだ先は長いけど、掴むぜビッグマネー— ダンデライオン (@lion_456) June 9, 2022
友達が借金300万を半年で返済した話を聞いて大爆笑した。
— へ (@henhen1024) November 1, 2015
親に借りて一括返済する、副業が当たったなど、さまざまな事情で、借金を返済できた人がいるのも事実です。
借金返済がきつい・一括返済は無理!自力返済できないとどうなる?
借金が返せないとどうなるのでしょうか。返済しなかった場合に起こり得る不利益を紹介します。
①業者から電話がかかってくる
返済日を過ぎても支払いがない場合、借入先から電話で確認の連絡が入ります。まずは契約書に書かれている電話番号宛にかかってきますが、そのままにしておくと家の固定電話や勤務先にも連絡が入るようになります。
借金を家族に隠している場合、この電話をきっかけにバレる可能性があるでしょう。保証人を立てている場合は、保証人へ連絡が行くことも考えられます。
ここで大事なのは、最初の電話に出ること、かかってくる電話を無視しないことです。携帯で連絡がついていれば、自宅や勤務先に連絡が行くことはありません。
催促の電話だとしても、脅したり怒鳴られたりするわけではなく返済状況を確認するための電話です。返済ができない状況でもまずは連絡することが大切。返済の意思を伝え、期日の延長や返済計画の見直しなどを相談してみましょう。
②督促状が届く
返済日から1週間以上滞納していると督促状が届くようになります。最初は「お支払いのご確認」という柔らかい文言ですが、滞納が長期に渡ると「法的措置」や「弁護士への委託」など、厳しい内容に変化していきます。
ハガキだったものが封書になり、封筒も黄色やピンクなど目立つ色に変わり一目で督促状だとわかるようになります。
督促状を無視し続けるのは危険です。確認したら今支払えない状況だとしても、必ず連絡しましょう。
③遅延損害金が発生する
借金を滞納すると、遅延損害金が発生します。消費者金融で借りる場合の遅延損害金は、利息制限法で20%が上限とされています。
1日でも過ぎればペナルティとして遅延損害金が生じますので、滞納期間が長くなるほど今よりも多くの返済が必要となります。もちろん、利息も加算され続けますので滞納するだけで借金が増えていくのです。
④内容証明が届き一括請求される
電話連絡や督促状も無視し続けると、内容証明が届きます。内容は「期日までに支払わなければ一括請求に切り替える」または、「強制確約となり一括請求する」といったものです。
返済日を守らず滞納を続けることは規約違反になるため、契約を解除し残額をすべて一括で返済するように…といった厳しい内容になっています。
とはいえ、まだこの時点で連絡すれば、分割納付での交渉ができるかもしれません。カードローンやクレジットカードの場合、61日以上の滞納は、強制解約になることが大半ですが、残額の支払いはまだ分割交渉できる可能性が残っています。
この機会を逃したら分割交渉は一切できず、裁判を起こされることになりますので早めに連絡しましょう。
⑤裁判を起こされ強制執行による差押えが行われる
電話も督促状も内容証明も無視して滞納を続けると、ついに裁判を起こされます。裁判所が強制執行を認めれば、給与や財産が差し押さえられ残額の返済に充てられることになるのです。
給与の差し押さえは勤務先へ連絡がいきますので、借金の滞納が確実にバレてしまいます。給与を差し押さえられると、生活ができませんよね。ボーナスや退職金が差し押さえの対象となることもありますので注意が必要です。
また、借入金額によっては車や家なども処分しなければならなくなる恐れもあるでしょう。
⑥信用情報に傷がつきブラックになる
借金の滞納を長期間続けると、信用情報にその事実が記録されます。信用情報はすべての滞納・延滞が記録されるわけではなく、「返済日より61日以上、または3カ月以上の延滞」が対象です。
とはいえ、短期間の滞納を頻繁に繰り返すと金融機関によっては信用情報に記録される可能性もありますので注意しましょう。
信用情報に滞納や延滞が載ると5年間は消えません。この間、新規のクレジットカードやローン審査に通らなくなります。滞納するということは、住宅ローンや車のローン、教育ローンなど人生に大きな影響を与える審査に通らなくなる大きなペナルティが待っています。
借金返済きつい!自力で一括返済する・早く返すコツはおまとめローン
先ほど金利の低い業者への借り換えをおすすめしましたが、複数の借金がある場合は借金を1本にまとめる「おまとめローン」がおすすめです。
おまとめローンは借金完済を目的としたローンです。いくつもある借入先を金利の低い業者で1つにまとめれば、管理が楽になり金利負担も軽減されます。
例えば下記のように4社から借り入れている場合…
- A社:30万円 年18%
- B社:20万円 年18%
- C社:50万円 年18%
- D社:10万円 年18%
これでは、それぞれに利息がかかり返済日もバラバラで年利18%となります。もしこの借金を、C社にまとめると110万円となり利息制限法に則って金利が15%に下がります。
また、他社で金利の安いおまとめローンを利用すれば金利負担がさらに軽減され、月の返済が楽になるのです。
複数の借金があり、返済がつらくなっている方はおまとめローンを検討しましょう。
自力で一括返済!借金返済出来ない相談先におすすめのおまとめローン3選
ここでは借金完済に最適なおまとめローンを3社紹介します。
中央リテール:大手銀行並みの金利が魅力
中央リテールはおまとめローンを専用に扱う消費者金融です。年率10.95〜13%と大手銀行並の低金利が魅力的。平成15年に設立以来、おまとめローンは13年の運用実績があります。
無担保おまとめローンの限度額は500万円で、不動産担保の場合は最高3,000万円まで融資が可能となっています。しかも返済期間は10年とかなり長く、最短1日で融資決定するスピーディーさも評判です。
- 多重債務で他社の審査に通らない
- 毎月の支払額を減らして負担を軽減したい
- 総量規制に引っかかりフリーローンを利用できない
このように、銀行や大手消費者金融の審査に自信がない方は、中央リテールに頼ってみてはいかがでしょうか。
利用限度額 | 500万円 |
貸付利率(年率) | 年10.95~13.0% |
返済期間 | 最長10年(120回) |
審査時間 | 受付より約2時間 |
担保・連帯保証人 | 不要 |
【複数の借入を計画的に無くしていきたい方のための商品「中央リテールはこちら」】
首都圏キャッシングサービス
出典:首都圏キャッシング
東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県の一都三県にお住まいの方を対象とする「首都圏キャッシング」。担保・保証人不要で、WEB申し込みなら来店も必要ありません。
融資金額は800万円まで対応。返済期間も30年と長めです。
おまとめローン専門のサービスなので、柔軟に対応してもらえます。最短、即日対応OK、お急ぎの方にもお勧めできます。
融資額 | 50万円〜800万円 |
実質年率 | 7.3%〜15.0% |
融資までの期間 | 最短即日 |
返済期間 | 30年以内 |
返済回数 | 360回以内 |
遅延損害金(年率) | 20.0% |
担保・保証人 | 原則不要 |
デイリーキャッシング
出典:デイリーキャッシング
実質年率が最大14.5%と低めの「デイリーキャッシング」。融資金額は50万円〜600万円まで幅広く、高額のおまとめにも対応しています。返済期間も最長10年なので、無理のない返済計画を立てられるでしょう。
借入に担保・保証人は必要ありません。満20歳以上で安定した収入のある方なら申し込み可能です。
融資額 | 50万円~600万まで |
実質年率 | 8.5%~14.5% |
融資までの期間 | 最短1日 |
返済期間 | 最長10年 |
返済回数 | 12回~120回 |
遅延損害金(年率) | 20.0% |
担保・保証人 | 不要 |
借金返済きつい!自力で早く返すコツは?残高が減って楽しい!?
「借金を早く返してしまいたい」「早く返して楽になりたい」と考える方へ借金を効率よく返済するコツを3つ紹介します。
①繰上げ返済する
まず1つ目は「繰上げ返済する」です。繰上げ返済とは、通常の返済日とは別で返済することです。
リボ払いやカードローンなど利息が高い借金は、返済しているお金のうち多くが利息です。これでは元金が減らず長期間返済していくことになりますよね。そこで、繰上げ返済して毎月少しでも元金を減らしていく方法が効果的なのです。
繰上げ返済したお金はすべて元金に充てられるため、利息がかかりません。カードローンなどは、残金に対し金利がかかる方式が多いため、元金が減ればかかる利息も減ります。そうなると、毎月の返済額も減っていきますのでさらに繰上げ返済しやすくなるのです。
カードローンやリボ払いは毎月5,000円や1万円を入金するだけでも効果があります。
②節約で支出を減らし副業で収入を増やす
2つ目は「節約で支出を減らし副業で収入を増やす」です。先ほど紹介した繰上げ返済をするには、毎月の生活費の中からそのお金を捻出する必要があります。
そこで、まずは生活を見直し支出を減らすことに注力しましょう。
例えば下記のようなものです。
【生活で見直したいこと】
- 家賃の安い場所へ引っ越す(実家へ帰る)
- 格安スマホに乗り換える
- 光熱費の見直し
- サブスクの解約
- お弁当や水筒を持参する
- コンビニ通いをやめる
- 外食から自炊に切り替える
- 自転車通勤に変える
- 保険の見直し・解約
毎月必ずかかる家賃や保険料、スマホ代などの固定費を見直すだけでも大きな節約になります。日々のちょっとしたことを見直すだけで、繰上げ返済に回せるお金を捻出できるでしょう。
節約と同時に、副業やアルバイトで収入を増やすことも考えましょう。最近では、クラウドソーシングを利用して自宅でデータ入力やデザイン、ライティングなど個人でも仕事を受注しやすくなりました。
頑張れば月数万円〜数十万円稼げるようになりますのでおすすめです。失敗しても無駄にはなりません。チャレンジしてみるだけの価値はあります。
また、パソコン系が苦手な方は、カスタマーサービスやコールセンターの仕事も自宅で受けられます。話すことが得意な方に向いています。
他にも隙間時間にすぐ働けるアプリ「タイミー」なども役立ちます。土日や祝日など副業できる時間を使って収入を増やしましょう。
増えたお金は借金返済にあててください。元金がどんどん減っていきますので、心に余裕が生まれます。
③金利の低い業者に借り換える
3つ目は金利の「安い業者に借り換える」です。金利が数%違うだけでも大きな差があります。借入金額が大きいほど利息も膨らみますので、金利の安い場所へ借り変えれば利息分の負担が軽減されるでしょう。
例えば、カードローン90万円を18%、15%で借りている場合の利息をアイフルの返済シミュレーションを利用し比較してみましょう。返済回数は36回とします。
毎月の返済額 | 総支払額 | 利息合計 | |
18% | 32,537円 | 1,171,316円 | 271,316円 |
15% | 31,198円 | 1,123,141円 | 223,141円 |
わずか3%の差で利息に5万円近くの差が出ています。借金額は変わらず、借り換えするだけなので、検討してみてはいかがでしょうか?
借金返済がきつい!これ以上返済できない状況に追い込まれる注意点
最後に、借金返済がきつい時にやってはいけないことを紹介します。
リボ払いを利用する
借金の返済がきつい場合、返済を楽にするためリボ払いを利用しがちです。しかし、リボ払いは金利が高く、利用すればするほど毎月の返済負担が大きくなっていきます。
返しても返しても元金が減らない状況に陥りますので、絶対に利用してはいけません。本当に返済がきつい場合は、分割払いの方がいいでしょう。
リボ払いは多重債務に陥る原因の1つですから注意してください。
借金を借金で返す
借金の返済が苦しいからといって、借金で賄うのも危険です。これでは全く借金が減りません。むしろ利息分がどんどん増えていきます。
このような生活を続けていては、そのうち借りられるところがなくなり返済が滞るようになるはずです。
これではおまとめローンの審査にも通りません。借金を自力で完済する道が途絶えてしまいますので、借金を重ねないようにしましょう。
闇金など違法な業者から借り入れる
「借金の返済が苦しい…」「返済日が迫っているけど手元に現金がない…」このような状況に陥っても闇金や違法な業者を利用してはいけません。
闇金は審査がなくすぐに借りられる利点がありますが、利息が法外であっという間に借金額が増えてしまいます。悪質な業者も多く、脅しや待ち伏せ、個人情報の悪用などトラブルに巻き込まれる恐れもあります。
正規の業者は貸金業法で取り立て行為について規制されていますので、どんなに返済ができなくても身の危険を感じることはありませんが、闇金は別です。
どんなに困っても関わってはいけない業者です。
まとめ
本記事では借金返済について解説しました。借金の返済が遅れてしまうと信用情報に傷がつく、差し押さえになるなど様々なペナルティがあります。
このような事態を避けるためにも、今回説明したさまざまな情報を理解したうえで、完済の道を探りましょう。繰上げ返済やおまとめローンは、借金を効率的に返済できる方法です。
これ以上借金を増やさないためにも、できるだけ早く対策してくださいね。