「車は欲しいけど、残価設定ローンはやばいって本当?」「残価設定ローンのデメリットが知りたい」このように考える方も多いのではないでしょうか。
残価設定ローンは毎月の支払いが抑えられる反面、デメリットも多くあります。ローンを組む前に確認しておかなければ後悔することになりかねません。
そこで本記事では残価設定ローンの仕組みやデメリット、向いている人を解説します。
これから車を購入しようと考えている方は、ぜひ本記事を読んで参考にしてください。
残価設定ローンは後悔?デメリットしかないと言われる理由と罠。知恵袋など
残価設定ローンを選択し、後悔しているという人も少なからずいます。ここでは残価設定ローンで「後悔している」「ヤバい」と言われている理由についてまとめます。
これから車を購入しようと考えている人は、これらの理由を加味してどのような方法で購入をするか検討してください。
走行距離制限がある
まず挙げられるデメリットとして、走行距離制限があります。国産メーカーであれば月に可能な走行距離制限は、大まかに1,000kmか1,500kmの2パターンです。
制限された走行距離を超えてしまった場合は、追加料金を取られるので注意が必要です。
ドライブや遠出するのが好きな人にとっては、月に走行できる距離に制限があることはかなり大きなデメリットになりますよね。
走行距離制限がデメリットだと感じるのであれば、銀行のマイカーローンやカーリースを選択する方が良いでしょう。
一般的なカーローンより金利が高い
残価設定ローンは、銀行のマイカーローンに比べると金利が高く設定されています。
平均的な数値としては、銀行のマイカーローンが金利2〜4%、ディーラー系のローンが4〜7%、残価設定ローンが2〜5%です。
返済が長期間に渡ると金利負担は大きくなりますので、注意が必要です。
事故や不注意で車に傷がつくと追加料金が発生する
残価設定ローンは契約が終了する段階で、車を返却するか残価を支払って買い取るか、2つの選択肢から選べます。
契約終了時に車の価値が最初に設定した残価を下回っていると、その分追加で補填する必要があります。普段乗っているだけで付くような傷は問題ありませんが、大きな傷やへこみは車の価値に直結するため要注意。
残価設定ローンを検討している場合は、事故や不注意には気をつけましょう。
カスタマイズできない
残価設定ローンで手に入れた車の所有者は、あくまで車の販売会社や信販会社になります。
自分が所有者ではないので、自由気ままに好き勝手カスタマイズはできません。ただ、全てのカスタマイズができないという訳ではありません。簡単に説明すると賃貸住宅と同じように、現状復帰ができれば問題ないとされています。
取り付けや付け替えはできますが、穴を開けたり曲げたりするのは現状復帰ができないのでNGということになりますね。
乗り換えに制限がある
残価設定ローンの乗り換えには制限があります。
好きな車だけに乗りたいという人にとっては、乗り換えを自由にできないのは大きなデメリットです。
基本的に残価設定ローンで購入した場合、乗り換えは同じメーカーの車からしか選ぶことができません。
どのメーカーもある程度は似たような型がありますが、このメーカーのこの車種が良いと強いこだわりがある人は残価設定ローンは向かないでしょう。
気軽に途中解約できない
残価設定ローンは気軽に途中解約できません。
途中で解約する方法として、車を契約期間より早く返却するか、ローン残債と車の残価を一括返済するかになります。
お金に余裕があれば問題なく解約することができますが、余裕がなければ気軽には解約できないですよね。契約期間より早く返却するとしても、ローンの支払いは続きます。
気軽に途中解約はできないので、契約する前にしっかり考えましょう。
車種によっては下取りに出した方がお得
中古でも人気の車種は、設定した残価より下取りに出した方がお得になる場合もあります。例えばSUVやハイブリッド車は、中古市場でも人気ですから残クレよりも高く売れる可能性が高いです。
お得に運用したいという人は、残価設定ローンはおすすめできません。
【関連記事:マイカーローンはどこがいい?審査のポイントや落ちる人の特徴を紹介!】
残価設定ローンはやばい??仕組みを解説
ここまで残価設定ローンのデメリットをあげましたが、仕組みをよく理解できていないという人もいると思います。
簡単に説明すると、最初の契約時に残価率を設定し、車両の本体価格から残価を差し引いた額をローン支払いしていくというものになります。
契約した期間になると次の車に乗り換えるか、残価を支払って買い取るかの選択をします。
その選択によっては、通常のローンで購入した方が良い場合もあるので注意してください。
残価設定ローンが向いている人
- 頭金が用意できない
- カスタマイズしない
- 長距離運転しない
- 車にこだわりがない
- 新車に乗りたい
残価設定ローンが向いている人は、車にそこまでこだわりが強くはないけど常に新車に乗っていたいという人です。
通常のローンに比べたら毎月の支払いが安くて済みますし、定期的に新車に乗り換えることができます。
またほとんどの場合、走行距離制限がありますので、近場でしか運転しないという人に向いています。毎月の支払いが少ない方が良い人は残価設定ローンを検討してみてください。
残価設定ローンが向いてない人
- 1つの車に乗り続けたい
- 違うメーカーの車に乗りたい
- 頭金が用意できる
逆に残価設定ローンが向いていないのは、同じ車に乗り続けたい人です。また、頭金が用意できる方も、通常のローンの方がお得です。
残価設定ローンは一定期間経過すると、乗り換えなければなりません。乗り換え時に、同じメーカーの車種からしか選べませんから、違うメーカーの車に乗りたい人も向いていません。
次はこれに乗りたいけどメーカーが違うから選べないといった悩みが出てくると思いますので、好きな車を選びたい人は最初から銀行のマイカーローンやディーラー系のローンを検討しましょう。
気軽に途中解約できませんから、お金に余裕がないからといって安易に残価設定ローンを選ぶのは悪手です
残価設定ローンよりカーリースがお得な理由
月々の支払いを安く抑えたいという理由だけで残価設定ローンを選んでいるのであれば、カーリースの方がお得な場合もあります。
残価設定ローンもカーリースも所有者は自分にはなりません。初期費用や月額返済額だけが問題なのであれば、カーリースも選択肢の1つに加えましょう。
ここでは、カーリースの方がお得な理由をまとめていきます。
初期費用がかからない
カーリースは、残価設定ローンと違って初期費用がかかりません。
税金や保険、メンテナンス費用などが月々の料金に含まれています。
一方で残価設定ローンでは、車体価格以外は自分で別途用意する必要があります。カーリースは面倒な手続きも全てサポートしてくれるので、手間もかかりません。
車を所有する上でかかるコストも定額
カーリースの料金には車体価格だけではなく、税金や保険、車検の費用も月々の料金に含まれています。
残価設定ローンは車体価格のみのローンなので、他でかかる費用は自分で負担しなければなりません。
カーリースで車を持つと、毎月の支払い額以外、お金の心配をしなくてもいいのが魅力的ですね。
リースはローンと違い金利がない
残価設定ローンは、名前の通りローンなので金融機関からお金を借りるものです。
ローンには金利がかかりますが、リースは金利がかからないので、毎月の支払いをお得にすることができますよ。
残価設定ローンよりお得なおすすめカーリース
毎月かかるコストを安く抑えようと考えるのであれば、残価設定ローンよりカーリースがお得です。
ここからは、おすすめカーリースを3つご紹介します。
KINTO
KINTOは、トヨタグループが提供しているサービスです。
他のカーリースサービスと比べて選べるメーカーはトヨタに限定されますが、手厚いサービスが受けられるのが魅力です。ルーミーであれば月額1,4630円から借りられますし、レクサスRXなら77,000円から借りられます。
KINTOでリースする車では誰が乗っても大丈夫なような任意保険なので、家族や友人とシェアできる点もメリット。
解約金がかからないプランも用意されていますから、長期で利用しない方にもおすすめです。
定額カルモくん
定額カルモくんは、カーリース業界の中でもコスパが良いと評判が高いです。新古車も中古車もリースできて、最短4日で納車というスピーディーさも人気。
頭金・ボーナス払いも0円、月額1万円からリース可能。N-BOX・タントなど人気軽自動車から、トヨタプリウスまで、国産円メーカー・全車種取り扱っています。
選べる車の種類も業界内で一番多いとされていて、オプションをつけると走行距離が無制限になるのも嬉しいポイントです。
リースナブル
ボーナス支払いをすれば、月々の支払いを6,600円にすることができる「リースナブル」。
買取や乗り換えも自由に選択することができる点が魅力の一つです。
リースしている車に飽きた時に、次に乗りたい車があったら乗り換えることもできます。オプションを追加すれば、メンテナンスも頻繁にしてくれるので安心です。もちろん、頭金0円、車検・保険も0円で借りられます。
アルファードやハリアーが月額19,800円でリースできるので、購入よりも月額費用を抑えることができます。
まとめ
本記事では残価設定ローンのデメリットから、カーリースの方がお得な理由についてまとめていきました。解説したように、残価設定ローンにはさまざまなデメリットがあります。このことを考慮して利用すべきか検討しましょう。
カーリースなら頭金と月額費用を抑えて、維持費もかかりませんからお得です。車を購入する際の1つの選択肢に加えてみてください。
新車が月額6,000円代から乗れるのはかなり魅力です。