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マイニングとは?マイニングの種類3つとそのメリットとデメリットを紹介

2020 10.21この記事はPRを含みます

マイニングとは?

マイニングとは、仮想通貨の取引を承認することで報酬を得ることを意味します。

マイニングとは、日本語では「採掘」という意味の言葉です。一般的には石油などを採掘する行為を指しますが、仮想通貨の取引を行っている人はマイニングと聞けば仮想通貨を思い浮かべるでしょう。

マイニングには「仮想通貨の新規発行」と「取引の承認」という役割があり、新たなブロックを生成することで報酬を得ることができます。

マイニングの仕組み

マイニングの仕組みについてご紹介します。

マイニングとは、ビットコインや仮想通貨を取り扱う際にブロックを生成することで報酬を得る行為を指します。

ここではビットコイン、仮想通貨それぞれのマイニングの仕組みについてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

ビットコインのマイニングの仕組み

ビットコインのマイニングとは新規ビットコインを発行することです。

ビットコインの場合、ビットコインの取引の承認作業に成功すると新規のビットコインが発行され、マイニングの報酬としてビットコインが与えられます。

仮想通貨のマイニングの仕組み

仮想通貨のマイニングとはナンス値を探す競争です。

ビットコイン以外の仮想通貨であれば、イーサリアムなどがマイニングを行っています。イーサリアムでは現在PoWというナンス値を探してブロックを生成し、報酬を得る方式が用いられています。

ただし、2021年からはマイニングの方式をPoSに変更することが予定されています。

マイニングの種類3つとその特徴

マイニングの種類3つとその特徴をご紹介します。

マイニングには「プールマイニング」「ソロマイニング」「クラウドマイニング」という3つの種類があります。

ここではマイニングの種類3つとその特徴についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

マイニングの種類と特徴1:プールマイニング

プールマイニングとは個人でマイニングを行うのではなく、組織的にマイニングを行う手法です。

ビットコインや仮想通貨のマイニングは世界的に行われており、昔は参加者も少数だったため、家庭用のコンピューターからでもマイニングは行われていました。

しかし近年はマイニングの知名度も上がり、事業者が増えたため、家庭用コンピューターでは太刀打ちできなくなりました。そのため、現在はプールマイニングが主流となっています。

プールマイニングのメリット

プールマイニングには安定したマイニングを行えるというメリットがあります。

プールマイニングはソロマイニングと違い、複数のマイナーが組織的にマイニングを行うため、ハッシュレートが大きくなります。そのため、ソロマイニングでマイニングを行うよりも安定したマイニング報酬を得ることができます。

また、自分がマイニングに成功することができなくても、ハッシュレートによって報酬を得られるというメリットがあります。

プールマイニングのデメリット

プールマイニングには大きな報酬を得るチャンスが少ないというデメリットがあります。

前述のとおり、プールマイニングは安定した報酬を得やすいというメリットがある半面、ソロマイニングのような大きな報酬を得るチャンスは少ないです。

また、ソロマイニングでも同じですが、マイニングを行うための機材などを購入する費用がかかります。さらにプールマイニングの場合、一定の手数料も必要な点はデメリットだと言えるでしょう。

マイニングの種類と特徴2:ソロマイニング

ソロマイニングとは一人でマイニングを行う手法です。

ソロマイニングは名前のとおり個人でマイニングを行う事です。複数のマイナーと協力して組織的に行うプールマイニングの場合、報酬は組織に提供したハッシュレートによって配分されますが、ソロマイニングの場合は得られたブロック報酬をすべて得ることができます。

ただし、前述のとおり近年はプールマイニングの方が主流となっており、ソロマイニングは少なくなっています。

ソロマイニングのメリット

ソロマイニングには高い報酬を得られる可能性があるというメリットがあります。

ソロマイニングはマイニングに成功することで得られた報酬をすべて独占することができます。ブロックは1つでも大きな金額の報酬が得られるため、1ブロック引き当てるだけで利益を得ることができるでしょう。

さらにマイニングに成功する回数が増えれば、報酬が一気に増やすことができるというメリットがあります。

ソロマイニングのデメリット

ソロマイニングには全く報酬が得られない可能性があるというデメリットがあります。

ソロマイニングはプールマイニングと違い一人で行うため、全く報酬が得られない日があるなど報酬のばらつきが大きいです。

また、プールマイニングと同様に機材の準備などマイニングを行うための費用がかかります。さらに、一人でマイニングを行うためにコンピューターに関する知識やスキルが求められるといった点がデメリットだと言えるでしょう。

マイニングの種類と特徴3:クラウドマイニング

クラウドマイニングとは企業にマイニングを行ってもらう手法です。

クラウドマイニングにはさまざまな手法がありますが、企業に出資してマイニングを行ってもらい報酬を得る方法や、マシンをレンタルして報酬を得る方法などがあります。そのため、トラブルを避けるために十分検討するようにしましょう。

また、クラウドマイニングは決まった内容になっていないため、契約内容によって費用やメリット、デメリットは違ってきます。

クラウドマイニングのメリット

クラウドマイニングには準備をする必要がないというメリットがあります。

ソロマイニングやプールマイニングを行う場合、自分自身でマイニングを行うため、マイニングのための機材を準備する必要があります。また、コンピューターに関する専門知識も必要とされます。

しかしクラウドマイニングであれば、専門的な知識がなくでもはじめるだけの資金さえあればマイニングを行うことができます。

クラウドマイニングのデメリット

クラウドマイニングには初期費用が大きくなる可能性があるというデメリットがあります。

クラウドマイニングの場合、投資家が企業に出資してマイニングを行ってもらうことになります。そのため、ソロマイニングやプールマイニングよりも初期費用が大きくなるケースがあります。

また、自身でマイニングを行うわけではないため、詐欺のリスクがあります。そのため、契約内容などを事前にしっかり確認する必要があります。

マイニングで税金は発生するのか

マイニングで利益が発生した場合には課税対象となります。

2017年12月より仮想通貨のマイニングも課税対象になったため、マイニングによって利益が発生した場合は税金の支払い義務が発生します。

マイニングで得た仮想通貨やビットコインなどは、個人で運用する場合は「雑所得」、法人であれば「事業所得」として計上されます。

雑所得とは、他の9つの所得区分に分類されない所得に適用する区分です。

マイニングで得た利益の扱い方

マイニングで得た利益は確定申告を行う必要があります。

税金は利益が出た場合に発生するため、マイニングによって利益があれば税金が課せられます。所得区分は個人であれば雑所得になるため、20万円以上の利益が出た場合は確定申告を行う必要があります。

課税は仮想通貨を現金に換金したり、別の仮想通貨などに換金する際に適用されます。そのため、確定申告の際には売買記録を提出する必要があります。

マイニングで得た利益の税率は

マイニングで発生した利益の税率は、給与所得等の収入と合算した額によって変動します。

課税対象の所得金額によって税率は変わるため、所得金額が195万円以下であれば税率は一律5%、所得金額が4000万円を超えれば税率は45%となります。

マイニングを正しく理解して実践しましょう

マイニングについて正しく理解を深めてみましょう。

マイニングとは、仮想通貨やビットコインでブロックを引き当てることで報酬を得る方法です。

この記事でご紹介したマイニングの種類や特徴、マイニングでの税金の取り扱いなどを参考に、マイニングを実践してみてはいかがでしょうか。

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