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定年後に稼げるおすすめ資格10選|定年後に稼げる資格取得の注意点4つ

2020 10.21この記事はPRを含みます

老後に稼げる資格とは

歳を取っても、働けるうちはまだ働きたいという方は多いでしょう。「人生100年時代」と言われるように、定年後をどう生きるかが人生設計のカギになっており「定年後に稼げる資格」に注目が集まっています。

しかし、数ある資格の中から、どれを選んだらよいか悩むでしょう。そのような時は、「専門性が高い」「需要が高い」「生活に密着度が高い」という観点で選ぶことをおすすめします。ここから、ひとつずつ詳しく解説します。

専門性が高い資格

稼げる資格の特徴の1つ目は、「専門性が高い」ことです。特に業務独占資格を意識すると、老後に稼げる資格を見つけやすいでしょう。業務独占資格とは、その資格を有している人のみが行うことのできる業務が法律で定められている資格のことです。

たとえば、医師や弁護士、宅建士や行政書士などがこの資格に該当します。独占的に行える業務を、この資格取得によって始められるので専門性の高い、老後に稼げる資格と言えます。

需要が高い資格

特徴の2つ目は、「需要が高い」ことです。稼げる資格とは言い換えれば、需要の高い資格を言います。企業や社会がその資格を有している人を求めているのであれば、コンスタントに仕事が得られ、老後に稼げる資格と言えるでしょう。

反対に、たとえ難関資格であっても社会において需要が低い資格であれば、コンスタントに仕事は得られず、老後に稼げる資格とは言えなくなります。

生活に密着度の高い資格

特徴の3つ目は、「生活に密着度が高い」ことです。めったに必要とされない資格より、普段から生活の近くにあって必要とされる場面が多い資格であれば、需要は大きく老後に稼げる資格となるでしょう。

特別な難関資格でなくても、生活の身近なところで必要とされている資格を考慮して選ぶことで、老後に稼げる資格を見つけられるでしょう。

定年後に稼げるおすすめ資格10選

定年後に新たな資格を取得すると考えると、当然、若い世代の人とは違ってある程度の制限があります。そこで、稼げる資格を選ぶ際には、今まで積み重ねてきたキャリアや社会経験、年齢が活かせるものを念頭におくことをおすすめします。

今回は、将来性があり、需要も見込める資格を10種類ご紹介します。それぞれの特徴や資格を活かせる分野をご説明しますのでぜひご覧ください。

定年後に稼げるおすすめ資格1:ファイナンシャル・プランニング技能士

おすすめ資格の1つ目は、ファイナンシャル・プランニング技能士、いわゆるファイナンシャルプランナーです。特に、独立開業に向いている資格として人気があります。

ファイナンシャルプランナーは、ひとことで言えばお金に関するエキスパートで、顧客の人生設計にあった資金プランを提出したり、アドバイスしたりします。ある程度年齢を経ている人のほうが、こうした分野では信頼感がありますし、老後の資格におすすめです。

FP技能検定とは | 日本FP協会

定年後に稼げるおすすめ資格2:宅地建物取引士

おすすめ資格の2つ目は、宅地建物取引士、いわゆる宅建士です。毎年約20万人もの人が受験する人気資格です。宅建士は、設備投資の必要がほとんどないため、独立開業に向いています。

宅建士は、不動産の売買・交換・賃貸取引の際、重要事項を説明したり契約締結後に交付する書類に署名・押印をしたりします。これは宅建士の資格を持っている人しか行えないので、需要の高い資格であり、稼げる資格と言えるでしょう。

一般財団法人 不動産適正取引推進機構 | 宅建試験

定年後に稼げるおすすめ資格3:行政書士

おすすめ資格の3つ目は、行政書士です。行政書士は実務経験がなくても、いきなり独立開業できる点で有利な資格でしょう。反対に税理士などの資格は、試験に合格するだけでなく、2年以上の実務経験が必要でハードルが高いものとなります。

行政書士は、行政手続きの専門家です。業務独占資格ですし、行政に関することだけではなく法律に関する書類作成や手続きまで幅広い業務を行ない、老後に稼げる資格と言えます。

一般財団法人 行政書士試験研究センター

定年後に稼げるおすすめ資格4:社会保険労務士

おすすめ資格の4つ目は、社会保険労務士、いわゆる社労士です。社労士は、社会保険と労務の専門家で企業を顧客とし、就業規則や社会保険に関連する書類作成や提出代行などを行います。

社労士は3種類あり、1号業務と2号業務は業務独占資格ですから、独立開業に向いている資格です。また、ある程度の人生経験を積んだ、年齢を重ねている人のほうがこの分野では信頼されやすいという意味で、定年後に稼ぎやすい資格でしょう。

社会保険労務士試験オフィシャルサイト

定年後に稼げるおすすめ資格5:中小企業診断士

おすすめ資格の5つ目は、中小企業診断士です。中小企業診断士は、販売やマーケティングのほかに会計、財務、生産管理など幅広い分野で活躍できる、需要の非常に高い資格です。

日本経済新聞が行った「ビジネスパーソンを対象に新たに取得したい資格」の第1位に選ばれたのが中小企業診断士でした。経営に関わる幅広い分野を網羅しており、独立開業に大きな強みがあるのも人気の理由となっています。

中小企業診断士資格取得を目指す方に中小企業診断士試験のご案内です
中小企業診断士トップに 取得したいビジネス関連資格 本社など調査 やはり英語、簿記上位|日本経済新聞

定年後に稼げるおすすめ資格6:登録販売者

おすすめ資格の6つ目は、登録販売者です。登録販売者とは、2009年の薬事法改正により誕生した医薬品販売のための資格です。登録販売者は、薬剤師につぐ一般用医薬品のスペシャリストとして、需要も高く再雇用にたいへん有利でしょう。

ドラッグストアや薬局のなかには、登録販売者資格に手当を設定していたり、時給を高くしていたりするところも多数あるのでおすすめです。

登録販売者とは | 登録販売者 総合情報ポータル

定年後に稼げるおすすめ資格7:調理師

おすすめ資格の7つ目は、調理師です。調理師の資格は、調理を仕事とするうえで絶対に必要なものではありませんが、取得しておけば再雇用に有利ですし仕事を選ぶ際にも幅を広げてくれます。

調理師が活躍できる職場は多く、洋食・和食・中華のレストラン、個人経営の飲食店やホテル、病院の調理場、学校給食などさまざまです。こうした活躍できる範囲の広さが、調理師免許の魅力でしょう。

調理師試験 ‐ 公益社団法人調理技術技能センター

定年後に稼げるおすすめ資格8:日商簿記

おすすめ資格の8つ目は、日商簿記です。簿記とは、経営を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする技能です。当然、簿記・会計が存在しない会社はありませんから、簿記のスキルは非常に有用で、再雇用にも有利に働きます。

企業によっては、簿記の取得を奨励しているところもあり、資格を持っていることで手当てがつく企業もあります。公認会計士や税理士などにもつながっていく、伸びしろのある資格と言えます。

簿記 | 商工会議所の検定試験

定年後に稼げるおすすめ資格9:マンション管理士

おすすめ資格の9つ目は、マンション管理士です。マンション管理士は、マンションに関する専門的な知識を持ち、住民や業者とのトラブルを解決したり、マンションの維持・管理に関するアドバイスをするコンサルティング業務の専門家です。

今後、地震や台風などの災害対策だけでなく、老朽化したマンションの大規模修繕など、マンション管理のエキスパートの需要が高まることが予想されます。こちらも再雇用に有利でしょう。

公益財団法人マンション管理センター|マンション管理士試験

定年後に稼げるおすすめ資格10:電気工事士

最後に取り上げるおすすめ資格は、電気工事士です。電気工事士はビル、工場、商店、一般住宅などの電気設備工事をする、日常生活に不可欠な専門技術者です。

電気工事士は、電気工事店だけでなく建設業や工務店などからも広く求人があります。また、システムや機械の保守・メンテナンスも関連業務ですし、家電販売店などでも求められている人材です。ですから活用の場は広く、再雇用に有利ですし安定した収入も期待できるでしょう。

一般財団法人 電気技術者試験センター

定年後に稼げる資格取得の注意点4選

資格取得にはたくさんのメリットがありますが、いくつか注意しなければならないこともあります。メリットばかりに目を向けていると、間違った期待をしてしまい、のちのちガッカリすることになりかねません。

ここでは、資格取得の際に気をつけたい注意点として「講座受講費用」「資格取得までの経過時間」「目的を明確にする」「キャリアや適性を考慮して選ぶ」という点を取り上げます。それぞれ解説しますので、ぜひご覧ください。

定年後に稼げる資格取得の注意点1:講座受講費用

資格を取得する際に注意したい点の1つ目は、講座受講費用です。国家試験など、難易度の高い資格は独学ではどうしても合格が難しく、資格スクールや受講講座を利用することで講座費用が多額になることがあります。

そのため、資格取得の目的とコストパフォーマンスを考慮したうえで、老後に稼げる資格を選ぶことが重要です。

定年後に稼げる資格取得の注意点2:資格取得までの経過時間

さらに、資格取得までに必要とされる時間を考慮することも重要です。難易度が高い資格ほど、幅広い分野の知識を覚えて、理解しなければならないため長い勉強時間が求められます。

もちろん、これまでの仕事上のキャリアや知識によって、それぞれの必要時間は異なりますが、年齢を経てからの勉学は精神的にも体力的にも、かなりハードなものとなるため資格取得までの経過時間を認識しておくことが大切です。

定年後に稼げる資格取得の注意点3:目的を明確にする

資格取得を考慮する際は、目的を明確にしておくことが重要です。将来のプランがないまま、資格を取得しても、実際にはその資格が仕事に活かせなかったり、費用と時間ばかりがかかることになりかねません。

資格は、老後に働き続ける扉を開いてくれるものであって、独立開業や再雇用を保証してくれるものではありません。反対に、目的を明確にしていれば、資格を意味あるものとしていけるでしょう。

定年後に稼げる資格取得の注意点4:キャリアや適性を考慮して選ぶ

これまでのキャリアや適性を考慮したうえで資格を選ぶこともポイントです。まったく新しい分野に挑戦するのも立派なことですが、定年後にゼロからスタートするよりも、これまでの経験を活かすほうが実際的です。

経理や総務に関係する仕事をしてきた人なら、行政書士や社会保険労務士などの資格が知識を活かせるキャリアアップとなるでしょう。ぜひ、これまでの貴重な経験を活かす資格選びをご考慮ください。

老後に稼げる資格を習得しよう

「第二の人生」が始まる60代は、体力も気力も十分あり、まだまだ現役でバリバリ働ける年齢です。そんな中で、新たに資格を取得して、それを活かした仕事をしたいと思う人が増えています。

しかし、どの資格を取っても仕事に結びつくわけではありません。定年後に稼げる資格にはそれぞれ特徴があります。ぜひ、自分にあった、そしてこれまでの経験が活かせる資格を選び、充実した老後にされることをおすすめします。

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