「仮想通貨投資を始めるには、口座を用意しなければならないのか?」
このような疑問に答えます。
仮想通貨を持つためには、仮想通貨専用の口座が必要です。仮想通貨の口座があれば、仮想通貨の取引や保管が可能となります。
仮想通貨投資の第一歩は、仮想通貨専用の口座を開設することです。
この記事では、仮想通貨口座の機能やメリットについて、説明します。
※以下の情報は、全て2022年4月現在の情報です。
目次
仮想通貨口座の機能
仮想通貨口座の役割について、説明します。
仮想通貨の口座とは、仮想通貨取引所への申請によって与えられる口座です。銀行口座や証券口座のように、仮想通貨を扱う際に必要となります。
仮想通貨の取引ができる
仮想通貨口座があれば、仮想通貨の取引ができます。
仮想通貨を入手するためには、日本円と仮想通貨を交換しなければなりません。この役割を担うのが、仮想通貨の口座です。
仮想通貨取引所の口座へ日本円を入金すると、仮想通貨とのトレードができます。仮想通貨取引所は、仮想通貨を入手するための唯一の場所です。
仮想通貨を貯蓄できる
仮想通貨取引所の口座があれば、仮想通貨の貯蓄が可能です。
仮想通貨取引所には、数多くの仮想通貨銘柄が上場しています。ひとつの仮想通貨口座で、これら複数銘柄の保管が可能です。
証券会社の口座で株式を保管するように、仮想通貨の口座はさまざまな銘柄の仮想通貨を保管できます。
仮想通貨の受け渡しができる
仮想通貨の口座があれば、世界中の人と仮想通貨の受け渡しができます。
仮想通貨口座のアドレスを指定すれば、仮想通貨の入出金が可能です。このアドレスは世界共通であり、国境を越えた相手にも簡単に送金ができます。
仮想通貨の口座を持つメリット
仮想通貨の口座を持つメリットについて、説明します。
仮想通貨の口座があれば、仮想通貨投資への参入が可能です。仮想通貨投資によって、株式投資や現預金にはないさまざまなメリットを享受できます。
収益を得られる
仮想通貨の取引や運用によって、収益を得られます。
仮想通貨は常に相場が変動する資産です。 FXや株式投資と同様に、相場の安い時に購入し、相場が上がった時に売却できれば、利益を得られます。
また、仮想通貨の貸付も可能です。
仮想通貨取引所によっては、自身が持つ仮想通貨を取引所へ貸し出せます。貸し出し期間に応じて、利息を受け取れます。
分散投資ができる
資産の一部を仮想通貨で持つことによって、分散投資ができます。
仮想通貨は、株式や証券のような金融資産として機能します。仮想通貨をポートフォリオに加えることで分散投資が可能です。
これまでは、不動産や外貨への分散投資が一般的でした。しかし、国際的に仮想通貨の価値が認められたため、新たな金融資産としての役割を仮想通貨が担っています。
仮想通貨に関心が生まれる
仮想通貨を所有すると、仮想通貨業界への理解が深まります。
仮想通貨の世界では、日々新しいイベントやサービスが生まれ続けています。それらの内容は複雑で、ニュースや解説文を読んだだけでは十分に理解できません。
しかし、実際に仮想通貨を持つとこれらの情報への理解度が深まります。
自身が所有する仮想通貨を通じて、仮想通貨業界の動向や最新の情報に関心が生まれます。
仮想通貨の口座を持つデメリット
仮想通貨投資によるデメリットを説明します。
仮想通貨投資には、特有のリスクもあります。これらのリスクについて十分に理解した上で、仮想通貨口座を開設しましょう。
元本保証されていない
仮想通貨は、元本保証がされていない金融資産です。
政府による価値担保もなく、中央集権的な管理者も存在しません。相場は需要と供給のバランスによって決まるため、急激な乱高下が発生する場合もあります。
仮想通貨は、株式や債券よりもリスクが高い金融資産です。リスクを十分に認識し、余剰資金の範囲で投資をしましょう。
ハッキングリスクがある
仮想通貨には、 ハッキングのリスクがあります。
もちろん現在の仮想通貨取引所では、厳重なセキュリティ対策が施されています。しかし、過去には仮想通貨取引所が標的となったハッキング事件もあり、リスクは0ではありません。
この他にも、ユーザー側のパスワード漏洩により仮想通貨が流出する懸念もあります。
仮想通貨の世界では、常にセキュリティの問題がつきまといます。株式や不動産とは異なり、 パソコンに関する高いリテラシーが求められるのです点を認識しなければなりません。
仮想通貨の口座開設に必要なもの
仮想通貨の口座を開設するために必要なものを説明します。
仮想通貨の口座開設に必要なものは、以下の3点です。全てインターネット上の手続きで完結するため、 手軽に口座開設ができます。
①メールアドレス
ログインIDとして使用するため、メールアドレスが必要です。
メールアドレスは、二段階認証にも利用されます。仮想通貨を操作するデバイスで利用可能なメールアドレスを使用しましょう。
②銀行口座
日本円を仮想通貨口座へ送金するために、国内銀行の日本円口座が必要です。
仮想通貨取引所によって、優遇されている金融機関が異なります。特にインターネットバンキングでは、入金手数料が割安となる場合もあります。
仮想通貨取引所を選ぶ場合には、優遇されている金融機関を確認しましょう。
③身分証明書
口座開設にあたって、身分証明書が必要です。
運転免許証など、顔写真付きの身分証明書を用意しましょう。これらの証明書は、画像データとして提出します。
口座開設ができるおすすめの仮想通貨取引所
おすすめの仮想通貨取引所を紹介します。
仮想通貨の口座を持つには、仮想通貨取引所への申請が必要です。
ここで取り上げる仮想通貨取引所は、すべて金融庁登録済みの業者です。そのため、投資初心者であっても、安心して仮想通貨口座を開設できます。
Coincheck(コインチェック)
Coincheck(コインチェック)の口座では、貸暗号資産サービスが利用できます。
このサービスは、自身が持つ仮想通貨をコインチェックに貸し出せる機能です。貸し出した期間に応じて、利息を受け取れます。
仮想通貨を長期間保有したい人にとって、おすすめの機能です。
またCoincheckは、初心者にも使いやすい点も魅力です。操作画面はシンプルで、簡単に仮想通貨の取引ができます。
はじめて口座を開設する人でも、迷わず取引できるためおすすめです。
運営会社 | コインチェック株式会社 |
取扱銘柄数 | 16銘柄 |
最大レバレッジ | 1倍 |
販売所手数料 | 無料 |
取引所手数料 | 無料 |
入金手数料 | コンビニ入金
3万円未満の場合:770円(税込) 3万円以上30万円以下の場合:1,018円(税込) |
クイック入金 | 3万円未満の場合:770円(税込)
3万円以上50万円未満の場合:1,018円(税込) 50万円以上の場合:入金額×0.11%+495円(税込) |
出金手数料 | 407円(税込) |
最低取引単位(ビットコイン) | 0.005BTC |
bitFlyer(ビットフライヤー)
bitFlyer(ビットフライヤー)の特徴は、日常生活でビットコイン(BTC)貯蓄ができる点です。
bitFlyerでは、Tポイントからビットコインへの交換ができます。普段の生活で貯めたTポイントをビットコインと交換できるため、投資資金があまりない場合にもおすすめです。
また、クレジットカードでもビットコインを貯められます。bitFlyerが発行するbitFlyer Credit Card(ビットフライヤー クレジットカード)で買い物をすると、利用金額に応じてビットコインが付与される仕組みです。
運営会社 | 株式会社bitFlyer |
取扱銘柄数 | 15銘柄 |
最大レバレッジ | 2倍 |
販売所手数料 | 無料 |
取引所手数料 | 0.01%〜0.15% |
入金手数料 | 銀行振込:無料(振込手数料は負担あり) |
クイック入金 | 住信SBIネット銀行の場合:無料 |
出金手数料 | 220円〜770円(税込) |
最低取引単位(ビットコイン) | 0.001BTC |
bitbank(ビットバンク)
bitbank(ビットバンク)は、取り扱う仮想通貨銘柄の種類が豊富です。
代表的なビットコイン(BTC)のほかに、数多くの銘柄が上場しています。そのため、幅広い銘柄へ挑戦したい方におすすめの仮想通貨取引所です。
運営会社 | ビットバンク株式会社 |
取扱銘柄数 | 14銘柄 |
最大レバレッジ | 1倍 |
販売所手数料 | 無料 |
取引所手数料 | メイカー:−0.03%
テイカー:0.23% |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 3万円未満:550円(税込)
3万円以上:770円(税込) |
最低取引単位(ビットコイン) | 0.0001BTC |
Huobi Japan(フォビジャパン)
Huobi(フォビ)の特徴は、仮想通貨ペアの種類が豊富な点です。
仮想通貨のペアとは、トレードで売買できる仮想通貨銘柄の組み合わせのことです。
ある銘柄から他の銘柄に交換できるため、仮想通貨運用の選択肢が広がります。
Huobiは日本での知名度は低いものの、安心して利用できます。なぜなら、世界170カ国以上の国で展開するグローバルな仮想通貨取引所だからです。
運営会社 | フォビジャパン株式会社 |
取扱銘柄数 | 17銘柄 |
最大レバレッジ | 2倍 |
販売所手数料 | 無料 |
取引所手数料 | 0%〜0.2% |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 3万円未満:550円(税込)
3万円以上:770円(税込) |
最低取引単位(ビットコイン) | 0.0005 BTC |
仮想通貨の口座に関するQ&A
仮想通貨の口座に関するQ&Aを紹介します。
銀行口座や証券口座とは異なるのか
仮想通貨の口座は、銀行口座や証券口座とは異なります。
仮想通貨の口座は、仮想通貨専用のものであり、通常の金融口座では代替できません。
金融機関や証券会社の口座には仮想通貨口座の機能がないため、仮想通貨取引所に申請する必要があります。
仮想通貨の口座では、日本円と仮想通貨のみ管理できます。日本円での仮想通貨の購入や仮想通貨からの換金が可能です。
口座開設するための条件はあるか
日本国内に在住し、かつ満20歳以上である必要があります。
なお、民法の成年年齢の改定により、対象年齢が順次 18 歳以上に改定される予定です。
仮想通貨の口座開設には、居住地と年齢以外の条件はありません。
口座の維持費はかかるか
口座の維持費はかかりません。また、開設手数料も無料です。
スマートフォンからの手続きは可能か
スマートフォンからの口座開設も可能です。
それぞれの仮想通貨取引所では、スマートフォン用のアプリを用意しています。まずはアプリをダウンロードしてから、口座開設を行いましょう。
口座開設をして仮想通貨投資にチャレンジしよう
仮想通貨口座の役割について、説明しました。
仮想通貨投資を始めるにあたって、口座の開設は第一歩です。 口座開設ができれば、さまざまな仮想通貨を運用できます。
かつての仮想通貨投資は、一部の投資家のみが参加していました。しかし、今では多くの人が仮想通貨を持っています。
また、今回紹介した仮想通貨取引所は、どれも簡単で初心者であっても安心して取引できます。
この機会に、仮想通貨の口座を開設して、仮想通貨投資をはじめてみましょう。