パレットトークン(PLT)とは?特徴や価格、今後の見通しを解説

仮想通貨を取引している中で、日本発祥のプロジェクトでもあるパレットトークン(PLT)に興味を持った投資家も多いのではないでしょうか。

パレットトークンは、日本で初めてIEOを実施した仮想通貨として話題になりました。

また、パレットトークンを利用するPalette(パレット)はNFT関連のプラットフォームとして注目を集めています。

この記事では、パレットトークンについて特徴から価格動向、今後の見通し、購入方法まで詳しく解説します。

※以下の情報は、全て2022年1月現在の情報です。

おすすめの仮想通貨取引所

取引所名称 特徴 銘柄数 クイック入金・アプリ
bitFlyer 【FX・先物】FXや先物取引に対応 15
Coincheck 【NFT】国内初のNFT取引に対応 17
bitbank 【手数料安】マイナス手数料 12
FTX Japan 【安全】100%コールドウォレット管理 17

パレットトークン(PLT)の特徴

▲出典:HashPalette
https://hashpalette.com/

通貨名 パレットトークン
シンボル PLT
価格 39円
時価総額ランキング 3,799位
主な取引所 Coincheck(コインチェック)
公式サイト HashPaletteのHP

パレットトークンは、株式会社HashPaletteが提供するPalette(パレット)上で使用するトークンです。

Paletteは、マンガやアニメ、スポーツ、音楽などのデジタルコンテンツ(NFT)を発行・管理・流通するためのブロックチェーンネットワークです。

NFTに使用されるブロックチェーンとしては、主にイーサリアムが使用されていますが、イーサリアムはガス代(手数料)の不安定さが問題となっています。

Paletteでは、パレットトークンを利用して、エンターテイメント領域に特化したブロックチェーンネットワークを運用することで、手数料の安定化を目指しています。

パレットトークンは2021年に発行されたばかりの仮想通貨ですが、日本の大手仮想通貨取引所のCoincheck(コインチェック)で、国内初のIEOを実施したことで注目を集めました。

時価総額ランキングはまだ低い状況ですが、今後に期待されています。

そんな、パレットトークンには次の特徴があります。

  • 複数のブロックチェーンにクロスチェーン対応
  • 手数料が安定している
  • 日本初のIEOの実施
  • コンソーシアムによるガバナンス
  • Pallet上の公式ウォレット

それぞれ詳しく解説します。

複数のブロックチェーンにクロスチェーン対応

Paletteのプラットフォームは、クロスチェーン技術によりイーサリアムなど複数のブロックチェーンとの相互運用が可能です。

ビットコインとイーサリアムなど、異なるブロックチェーンが取引を行う場合、取引所などの第三者を経由する必要があります。

イーサリアムとPalleteも異なるブロックチェーンですが、クロスチェーンを実施することで、第三者を経由することなく個人同士でNFTを取引可能です。

近年、異なるブロックチェーンネットワークにより開発されたアプリケーションが増えている中で、クロスチェーン対応していることは、利便性が高くメリットと言えます。

2021年9月28日には、仮想通貨のIOSTを発行しているIOST財団と提携を結ぶ(クロスチェーンする)ことを発表し話題となりました。

今後、クロスチェーン対応するブロックチェーンも増える予定となっているため、今後の動向に期待が集まります。

手数料が安定している

Palleteはエンターテイメントに特化したプラットフォームで、独自の手数料を設計することで手数料の安定化及び低価格化を行っています。

Dapps(分散型アプリケーション)で主に利用されているイーサリアムの場合、一つひとつのアクションにガス代が要求されるため、数百円〜数千円の手数料が必要となり、非常に不安定な状況です。

イーサリアムの手数料が不安定な原因は、DeFiなどの高単価で高頻度のトランザクションを必要としているためです。

一方で、Paletteはエンターテイメント領域にフォーカスしNFTに特化することで、DeFiなどの負荷の多いトランザクションを行う必要がないため、安定した手数料を実現しています。

NFT業界では主にイーサリアムのブロックチェーンが利用されていますが、上記で説明したように、イーサリアムはDeFiに対応する必要があるため、オーバースペックで手数料が高すぎると言われています。

Paletteは、NFT事業においてイーサリアムの代替としても期待されています。

日本初のIEOの実施

パレットトークンは、仮想通貨取引所のCoincheck(コインチェック)で国内初のIEOを実施しました。

IEO(Initial Exchange Offering)とは、資金調達方法のひとつで、取引所が企業やプロジェクトの委託を受けて資金調達を実施します。

ブロックチェーンや仮想通貨業界では、取引所を介さず独自に資金を調達するICOが主流です。

しかし、ICOではプロジェクトの信頼性が評価できないことが問題となっており、近年では取引所が信頼を担保するIEOを利用する企業やプロジェクトが増えています。

海外では多数のIEOの事例があり、IEOにより新規上場すると仮想通貨の価格が急騰する場合が多いです。

日本の取引所ではCoincheckとHuobi Japan(フォビジャパン)がIEOに対応しているため、パレットトークンに限らず、IEOを実施する銘柄には注目です。

コンソーシアムによるガバナンス

Paletteでは、パレットトークンの保有者によるガバナンスを実施しています。

パレットトークンの保有者は、その保有量によって、ガス代やクロスチェーンの設計などの決定に参加可能です。

これにより、Paletteは分散的な組織構築を実現しています。

また、パレットトークンの保有者は、ノードを実施する人を選択することができ、依頼された人は報酬を得られる仕組みを導入しているのです。

Pallet上の公式ウォレット

パレットトークンは、Palette上の公式ウォレットとして使用されます。

今後、Paletteのプラットフォームで管理されているNFTを、パレットトークンで売買できる予定です。

NFTの取引が開始すれば、パレットトークンの流通量が増え、価格にも影響する可能性があります。

パレットトークンの特徴を知って、「購入したい」と思った方もいるのではないでしょうか。

現在パレットトークンを取り扱ってる仮想通貨取引所はCoincheck(コインチェック)のみです。

無料で口座開設できるため、この機会にCoincheckの口座を開設して、取引に挑戦してみてはいかがでしょうか。

こちらからCoincheckの口座を開設できます。

パレットトークン(PLT)のメリット

パレットトークン(PLT)に関する注意点は次の3つです。

  • ユーティリティ性が高い
  • クロスチェーンを採用
  • NFT関連銘柄

順番に解説します。

ユーティリティ性が高い

パレットトークンはユーティリティ性の高い仮想通貨です。

パレットトークンには次の機能があります。

  • NFT発行手数料の支払い
  • NFTの購入
  • パレットチェーンのノード運用報酬
  • パレットコンソーシアムメンバーへの委任
  • Paletteのガバナンスへの参加
  • サブスクリプション決済

今後、用途が追加される可能性もあるため、パレットトークンを保有するメリットは大きいと言えます。

クロスチェーンを採用

Paletteは、クロスチェーンを採用することで、異なるブロックチェーンのNFT利用を可能にしています。

例えば、NFTのマーケットプレイスとして有名なOpenSeaは、イーサリアムのブロックチェーンを利用しています。

通常では、イーサリアムとパレットは異なるブロックチェーンであるため、OpenSeaで購入したNFTをPaletteで2次流通(販売)することはできません。

しかしPalettleでは、クロスチェーンにより2次流通販売が可能です。

また、Paletteで購入したNFT商品をOpenSeaで販売することもできます。

マンガやアニメ、スポーツ、音楽など日本の豊富なコンテンツをクロスチェーンでNFT化することで、NFT市場に貢献する可能性を秘めています。

Paletteの経済圏が広がれば、パレットトークンの需要も高まるでしょう。

NFT関連銘柄

PaletteはNFTの発行、管理、流通するためのプラットフォームであるため、パレットトークンはNFT関連の仮想通貨と言えます。

NFT市場は2021年に急拡大しており、多数の関連プロジェクトが開始している状況です。

NFT市場が盛り上がることで、パレットトークンの価格にも影響が出る可能性があります。

また、「メタバース」はNFT関連のキーワードです。

メタバースの需要も急速に拡大しているため、メタバースが話題になるとパレットトークンの価格に影響する可能性があります。

パレットトークン(PLT)のデメリット

パレットトークン(PLT)に関する注意点は次の2つです。

  • Paletteの経済圏が小さい
  • 海外での認知度は低い

それぞれ解説します。

Paletteの経済圏が小さい

Paletteが提供する経済圏が小さいため、消費者への影響は小さいと言えます。

Paletteはデジタルコンテンツを発行・管理・流通するためのプラットフォームです。

つまり、Paletteを利用する企業が増えなければ、パレットのブロックチェーンを利用することも、パレットトークンの価格が上がる可能性も低くなります。

Paletteはサービスを開始したばかりでなく、マーケットの小さい日本を中心に活動しているため、私たちが恩恵を受けるまでには、まだまだ時間がかかるでしょう。

海外での認知度は低い

海外からの、Palette及びパレットトークンの認知度はまだ低いと言えます。

パレットトークンは2021年12月に、海外の大手取引所であるBybit(バイビット)に上場し、海外での取引を開始しています。

しかし、Bybitの知名度やユーザー数の多さにも関わらず、Bybit上場時にパレットトークンの価格は高騰しませんでした。

とはいえ、Paletteは英語と中国語に対応しているだけでなく、海外企業との提携も行っているため、今後の動向に期待です

パレットトークン(PLT)のこれまでの価格推移

パレットトークン(PLT)のこれまでの価格を見てみましょう。

▲出典:Coincheck
https://coincheck.com/ja/

 

日本円に対するパレットトークンの価格チャートです。

パレットトークンは、2021年7月29日にCoincheck(コインチェック)で取引を開始しました。

取引開始と同時に価格が上昇し、80円ほどまで上昇しています。

これは、パレットトークンがIEOの実施により注目を集めており、取引が増えたためと考えられます。

Coincheckでは、取扱開始前に事前申し込みを受け付けていましたが、抽選により購入者を選ぶほど人気を集めていました。

結果的に取扱開始と同時に価格が高騰しており、IEOを利用した取引所への上場は、その信頼性の高さから、価格への影響も大きいことが証明されました。

2021年8月には、さらに価格が上昇しています。

これは日本でもNFTへの注目が集まった時期です。パレットトークはNFT関連の銘柄ということもあり、価格が上昇したと考えられます。

その後は、価格上昇の反動や仮想通貨市場全体の値下がりの影響を受け、パレットトークンの価格は下がっています。

現在も値下がりが続いているので、今がパレットトークンを購入するチャンスとも言えます。

パレットトークンを扱っている取引所はCoincheckだけなので、この機会に口座を開設して取引に挑戦してみてはいかがでしょうか。

パレットトークン(PLT)の今後の見通し

パレットトークン(PLT)の価格は減少傾向にありますが、今後上昇に転じる可能性があります。

価格上昇のポイントは次の2点です。

  • NFT需要の高まりによる価格上昇
  • 取引所への上場による価格上昇

それぞれ解説します。

NFT需要の高まりによる価格上昇

パレットトークンは、NFT関連の仮想通貨であるため、NFT需要が高まるにつれ価格が上昇することが予想されます。

実際に、パレットトークンはCoincheckへの上場直後の2021年8月に、日本でのNFT人気から価格が上昇していました。

日本でのNFT人気は一過性のもので、現在は落ち着いていますが、今後NFT関連事業が増えると、再び人気が出る可能性があります。

特にPaletteは、マンガやアニメ、スポーツ、音楽など、まだNFTに着手できていない領域を狙っているため、期待値は高いと言えるでしょう。

よって、NFT需要の高まりはパレットトークンの価格上昇のポイントです。

取引所への上場による価格上昇

取引所への新規上場による価格上昇が期待されます。

他の仮想通貨を見てみると、取引所に新規上場した際、価格が上昇する傾向があります。

例えば、同じ日本発祥の仮想通貨であるモナコインは、Coincheck(コインチェック)やDMM Bitcoin(DMMビットコイン)への新規上場時に価格が上昇しました。

現在、パレットトークンを取り扱っている仮想通貨取引所は、Coincheckのみです。

今後、他の取引所、さらには海外の取引所へと上場することがあれば、価格が大きく上昇することが予想されます。

パレットトークン(PLT)の買い方

ここまで読んで、「パレットトークン(PLT)を購入したい」と思った方もいるのではないでしょうか。

ここでは、Coincheck(コインチェック)でパレットトークンを購入する方法を画像付きで解説します。

購入手順は次の通りです。

  • Coincheckの口座を開設
  • 日本円を入金
  • パレットトークンを購入

①Coincheckの口座を開設

まず、Coincheck(コインチェック)の口座を開設します。

Coincheckの公式サイトにアクセスし、トップ画面から口座開設を進めてください。口座開設のやり方については、「Coincheck(コインチェック)の口座開設の方法と流れを解説」の記事をご参照ください。

②日本円を入金

次に日本円を入金します。

日本円の入金は「銀行振込」「コンビニ入金」「クイック入金」の3つの方法があります。

今回は最もスタンダードな銀行振込を紹介します。

Coincheckにログインし、画面左側の「日本円の入金」を選択します。

「銀行振込」のタブを選択すると振込先の口座が表示されるので、指定の口座に振り込むと入金完了です。

パレットトークンの最小取引数量は100PLTであるため、最低でも4,000円ほどの入金が必要です。

③パレットトークン(PLT)を購入

パレットトークンを購入します。

Coincheck(コインチェック)には取引所形式と現物取引と販売所形式の現物取引がありますが、パレットトークンを購入できるのは、取引所のみなのでご注意ください。

Coincheckにログインし、ホーム画面を表示します。

通貨を「PLT」にして、買いのレートを選択します。

取引数量を入力して「注文する」をクリックすると、購入完了です。

パレットトークン(PLT)に関する質問

パレットトークン(PLT)に関するよくある質問に回答します。

Coincheck(コインチェック)以外で購入できないの?

パレットトークンを扱っている取引所は、Coincheck(コインチェック)のみです。

今後、他の取引所に上場する可能性はゼロではありませんが、Coincheckとの信頼関係もあるため、可能性は低いことが考えられます。

IEOを実施した通貨は必ず価格が上昇するの?

IEOを実施したからと言って必ず価格が上昇する訳ではありません。

海外の取引所のIEOでは、価格が上昇しなかった事例もあります。

ただし、国内の取引所(Coincheck)のIEOは、海外に比べて審査基準が厳しいと言われており、CoincheckのIEOであれば信頼性や将来性が高いため、価格上昇の可能性は高いと言えます。

Coincheckに続いて、Huobi Japan(フォビジャパン)でもIEOを開始したため、今後の動向に注目です。

パレットトークンは海外でも取引されるの?

パレットトークンは、2021年の12月28日から、海外取引所のBybit(バイビット)での現物取引を開始しています。

取引できるペアは、PLT/USDTとなっています。

Bybitは世界でも知名度の高い仮想通貨取引所ですが、Bybitへの上場によるパレットトークン価格上場は見られていません。

NFTマーケットプレイスであるPaletteの認知度が低く、利用も少ないため、今後のPaletteの動向次第で価格にも影響が出ると考えられます。

パレットトークン(PLT)の取引にチャレンジしよう

今回はパレットトークン(PLT)について詳しく解説しました。

パレットトークンは日本発祥の仮想通貨であるため、日本国内から期待されています。

また、NFT関連銘柄であるため、NFT需要の拡大とともに価格が上昇する可能性があるでしょう。

現在、パレットトークンを扱っている取引所はCoincheck(コインチェック)のみです。

この機会にCoincheckの口座を開設して、仮想通貨の取引にチャレンジしましょう。

こちらからCoincheckの口座を開設できます。

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