最近、NFTゲームやGameFi、Play to Earnなどの言葉を聞く機会が増えています。
これらは根本的には同じ意味を表すワードです。ゲームにブロックチェーン技術を導入することで、これまでは遊ぶだけだったゲームで、お金を稼ぐことを可能にしています。
「遊んでお金を稼げるならやってみたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
今回は、NFTゲームの特徴・おすすめのゲーム・始め方・稼ぎ方・今後の展望について、これからNFTゲームを始める方にもわかるように解説します。
※以下の情報は、全て2025年4月現在の情報です。
目次
NFTゲームの特徴
NFTゲームとは、ブロックチェーン技術を導入したオンラインゲームです。
ブロックチェーン技術により、ゲームデータの不正や改ざんの防止、ゲーム内のアイテムを売却して仮想通貨を稼ぐなどの仕組みを確立しました。
NFTゲームと同じ意味の言葉として、「ブロックチェーンゲーム(BCG)」や「Play to Earn(P2E)」などがあります。
NFTゲームの特徴について詳しく見てみましょう。
NFTゲームには次の5つの特徴があります。
- ゲームをプレイして仮想通貨を稼げる
- 自分でNFTのキャラクターやアイテムを作れる
- 他のゲームでキャラクターやアイテムを使用できる
- ゲームが終了しても資産が残る
- ゲームで不正が発生しにくい
それぞれ解説します。
ゲームをプレイして仮想通貨を稼げる
NFTゲームは、ゲームをプレイして仮想通貨を稼げます。
報酬形態はゲームタイトルによって異なりますが、対戦での勝利やクエストのクリアなど、一定の条件を満たすと報酬として仮想通貨を獲得できる仕組みです。
また、ゲームで使用するキャラクターやアイテムはNFTになっており、NFTマーケットプレイスで売買できます。人気タイトルで使用するNFTや、レアリティの高いNFTは高値で取引されるため、NFT売買でも仮想通貨を稼げます。
自分でNFTのキャラクターやアイテムを作れる
ゲームタイトルによっては、自分でオリジナルのキャラクターやアイテムを作成できます。作成したキャラクターやアイテムはNFTであるため、一つひとつに価値があります。
自作したNFTを販売して仮想通貨を稼ぐことも可能です。
他のゲームでキャラクターやアイテムを使用できる
NFT化されたキャラクターやアイテムは互換性のあるゲームで共有して使用可能です。
ゲームAで育てたキャラクターをゲームBで使用できるため、遊び方の幅が広がります。
互換性のあるゲームタイトルは、まだ少ないですが、今後増える可能性があります。
ゲームが終了しても資産が残る
従来のソーシャルゲームは、ゲームが終了するとゲーム内のキャラクターやアイテム、データは消滅しますが、NFTゲームでは残ります。
NFTゲームは、自身のウォレットを接続して始める場合が多いです。キャラクターなどは、ウォレットで保管されるため、ゲームが終了してもウォレットを持ち続ける限り、なくなりません。
ゲーム人気のピークが過ぎた後に、再び需要が高まり高値で取引される可能性があります。
ゲームで不正が発生しにくい
NFTゲームは、ブロックチェーン技術を使用しているため、データの改ざんなどの不正が基本的にできません。
不正がない世界であるため、プレイヤーは平等にスコアを競えます。
NFTゲームの人気作
NFTゲームのタイトルは2021年後半から急増しています。
今回は数あるタイトルの中でも、人気のNFTゲームを5つ紹介します。
- The Sandbox
- Axie Infinity
- Sorare
- Crypto Spells
- My Crupto Heroes
The Sandbox
The Sandboxは、自分でゲームやゲームのキャラクターやアイテムを作って楽しむNFTゲームです。
ゲームデザインはマインクラフトに似ており、ボクセルを組み合わせてオリジナルコンテンツを作成できます。作成したキャラクターなどは、NFTマーケットプレイスで販売可能です。
また、ゲーム内の土地「LAND」も販売しており、不動産収入のような稼ぎ方もできます。
ゲーム内では独自トークンの「SAND」が使用されます。
国内の仮想通貨取引所のCoincheck(コインチェック)が運営するNFTマーケットプレイスのCoincheck NFTは、The Sandboxに対応しているため、気になる方はCoincheckの公式サイトを確認してみてください。
Axie Infinity
Axie Ifinityは、NFTゲームが世界中から注目を集めるきっかけを作ったNFTゲームです。
Axieと呼ばれるモンスターを使って、コンピュータやプレイヤー同士で対戦します。対戦の勝利報酬や、NFTになっているAxie(モンスター)の売買で、仮想通貨を稼げます。
スカラーシップ制度も導入しており、稼ぎ方の幅を広げているゲームです。
Sorare
Sorareは、実際のサッカーの試合の結果がゲームのスコアに反映されるゲームです。
実在するサッカー選手がNFTのカードになっており、そのカードで自由にチームを組みます。自分のチームに入れている選手が、ゴール決めるなどで活躍すると、より高いスコアを獲得できます。
スコアに応じて、報酬を得られる仕組みです。またNFTカードを販売して稼ぐこともできます。
SorareのNFTカードは、仮想通貨取引所のCoincheck(コインチェック)が運営するNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT」でも取り扱っているため、気になる方はCoincheckの公式サイトを確認してみてください。
Crypto Spells
Cryoto Spellsは、トレーディングカードゲームにブロックチェーン技術を取り入れたNFTゲームです。
カードバトルに勝利すると報酬を獲得できます。
また、自分でオリジナルのNFTカードを作成可能です。
カードはNFTであるため、NFTマーケットプレイスで販売して、仮想通貨を稼ぐこともできます。
My Crypto Heroes
My Crypto Heroesは日本発のNFTゲームです。
PvPモードの勝利報酬やクエストのクリア報酬で、ゲーム内通貨のGUMを獲得できます。
無料プレイもできますが、マネタイズする場合はキャラクターやアイテムへの課金が必要です。
NFTゲームの始め方
人気のNFTゲームがわかったところで、一般的なNFTゲームの始め方を紹介します。
ゲームを始める手順は次の通りです。
- ゲームのアカウントを作成する
- イーサリアムを購入する
- ウォレットを接続する
詳細はタイトルによって異なるため、始める際は各ゲームタイトルの始め方をご確認ください。
①ゲームのアカウントを作成する
まずプレイするNFTゲームのアカウントを作成します。
ゲームのタイトルの公式サイトから、アカウントを作成できます。
アカウント作成は、メールアドレスを登録する場合や、ウォレットを接続して作成する場合などさまざまです。
イーサリアムを購入する
次にイーサリアムを購入します。
無料プレイできるNFTゲームもありますが、仮想通貨を稼ぐ場合はNFTの購入が必須です。
多くのNFTゲームはイーサリアムブロックチェーンを利用して開発されているため、イーサリアムを購入しておきます。
ただし、最近はSolanaなどイーサリアム以外のブロックチェーンを使ったタイトルも増えているため、始めるときに対応している通貨を確認しましょう。
イーサリアムを購入したら、メタマスクなどイーサリアムブロックチェーンに対応したウォレットに送金します。
③ウォレットを接続する
次にゲームとウォレットを接続します。
ウォレットを接続するとゲーム内のマーケットプレイスなどでイーサリアムを使ってキャラクターの購入などができます。
ゲームを始める準備が整ったら、実際にプレイしてゲームを楽しみましょう。
NFTゲームでの稼ぎ方
NFTゲームの最大の特徴は、ゲームをプレイして仮想通貨を稼ぐことです。
仮想通貨の稼ぎ方は、ゲームタイトルの増加とともに多様化しています。
主な稼ぎ方は次の4つです。
- PvPモードで勝利する
- クエストをクリアする
- スカラーシップ制度を利用する
- NFT販売
それぞれ紹介します
PvPモードで勝利する
1つ目はPvPモードで勝利して報酬を得る方法です。
PvPモードとは、ゲームのプレイヤー同士で対戦する方法です。勝利者に報酬を与える仕組みを導入している場合、ゲームに勝利して仮想通貨を稼げます。
また、PvPモードを導入しているゲームは、ランキング制を導入している場合が多く、一定期間ごとに、勝利数の多いプレイヤーに報酬を与えています。
獲得難易度は高いですが、本格的にゲームに参加している人は、やりがいのある仕組みです。
クエストをクリアする
2つ目はクエストをクリアして報酬を得る方法です。
たとえば、RPGの場合、特定のボスキャラを倒すと報酬をもらえます。他には、「1日10回対戦をする」などデイリーミッションを達成すると報酬をもらえるものもあります。
PvPモードの勝利報酬に比べる配分が少ない傾向にありますが、報酬を得る確立は高いです。
スカラーシップ制度を利用する
3つ目はスカラーシップ制度を利用して稼ぐ方法です。
スカラーシップ制度とは、自分が持っているNFTを他のプレイヤーに貸し出し、NFTを借りたプレイヤーが得た報酬の一部が貸し出したプレイヤーにも支払われる仕組みです。
NFTゲームをプレイして仮想通貨を稼ぐ場合、初期投資としてNFTを購入する必要があります。しかし、NFTは最低でも数万円する場合が多く、金銭的に余裕のない人の参入障壁となっています。
そこで、お金に余裕のある人がNFTを購入し、貸し出すことで、ゲームを始めやすい環境を作りました。
本来のNFTの保有者は、スカラーシップ制度を利用して、自動で稼ぐ仕組みを作れます。
NFT販売
4つ目は、キャラクターやアイテムなどのNFTを販売して稼ぐ方法です。
NFTゲームに登場するキャラクターやアイテムはNFTになっており、全て1点ものです。
レア度の高いNFTは高値で取引されるため、NFTを販売して仮想通貨を稼げます。
また、ゲームリリース時にプレセールを実施するタイトルもあり、NFTを安く入手できるため、プレセールを狙ってNFTを購入する投資家もいます。
NFTゲームが抱える課題
ゲームをプレイして仮想通貨を稼げる、画期的な仕組みを持つNFTゲームですが、歴史は浅く、さまざまな課題を抱えています。
ゲームをプレイするときの注意点として、現在抱えている問題を3つ紹介します。
- 法が整備されていない
- 参入障壁が高い
- 稼げる金額が不安定
それぞれ解説します。
法が整備されていない
NFTゲームに対する法が整備されていません。
NFT化されたキャラクターやアイテムは唯一無二の存在ですが、所有権や著作権などの法的なルールが定まっていません。また、NFTゲームは世界中の人が同時にプレイできるため、国によって法律も異なります。
基本的にはゲーム開発者が定める利用規約で守られているのみです。
また、ハッキングが発生した場合にも、法的な措置が明確にありません。
不正や改ざんのリスクはなくても、ハッキングによりNFTを失うリスクがあることを理解してプレイする必要があります。
参入障壁が高い
NFTゲームは参入障壁が高いです。
無料でプレイできるタイトルもありますが、仮想通貨を稼ぐ場合は課金によるNFTの購入が必須です。
NFTを購入する際の初期投資が最低でも数万円〜数十万円必要であり、参入障壁になっています。また、必ずしも初期投資の金額を回収できるわけではありません。
ゲームを始めるときも、仮想通貨取引所の口座開設やウォレットの作成、仮想通貨の取引など、工程が多く、慣れていない人にとっては非常に複雑です。
また知識が少ない状態でNFTゲームを始めると、詐欺にあう可能性が高いです。
これらの理由から、NFTゲームを始める人が増えにくい状況です。
稼げる金額が不安定
NFTゲームで稼げる金額は不安定です。
NFTゲームの報酬は、各ゲームが発行している独自のトークンで支払われます。しかし、トークンは価格変動するため安定して稼げません。
たとえば、ゲームのシステム上は、勝利報酬として0.1ETHを分配するとしていても、イーサリアムの価格が40万円のときと30万円のときでは、日本円に換金したときの報酬額が代わります。
報酬がイーサリアムであれば変動は少ない方ですが、実際はゲームのトークンで支払われるため変動が大きいです。場合によっては、報酬を得たのに数円の価値しかないこともあります。
トークンの価格はプレイヤー数やゲームの仕組みで変動するため、安定して稼ぐのは難しいと言えます。
NFTゲームの将来性が期待できる理由
NFTゲームは課題を抱える一方で、将来に期待できる点もあります。
将来に期待できる理由は次の3つです。
- 日本からのNFTゲーム参入が増えている
- 仮想通貨市場へ影響する可能性がある
- スカラーシップ制度が導入されている
それぞれ解説します。
日本からのNFTゲーム参入が増えている
NFTゲームは海外のものが多いですが、ゲーム大国の日本からのNFTゲームの参入が増えています。
たとえば、元素騎士Onlineは日本初のNFTゲームプロジェクトであり、世界中から注目を集めています。
また、ゲーム業界で有名なスクウェア・エニックスは、NFTゲームのThe Sandboxとの提携を発表しました。
また日本発で、仮想通貨のパレットトークンを発行するHashPortもNFTゲームの開発を発表しました。
日本の会社がNFTゲームを発表することで、日本でのNFTゲームの需要も高まると予想されます。
仮想通貨市場へ影響する可能性がある
NFTゲームは、マネタイズのために仮想通貨を使用するため、NFTゲームが盛り上がると仮想通貨市場にも影響する可能性があります。
2021年前半、NFTアートの需要が増加し、仮想通貨市場全体の価格が上昇しました。同じように、NFTゲームの需要が高まると、仮想通貨の流動性が高まるため、市場に影響する可能性があります。
スカラーシップ制度が導入されている
スカラーシップ制度を導入するNFTゲームが増えています。
NFTゲーム市場は、初期投資の金額の高さから、プレイヤーが増えにくい問題を抱えています。その問題の解決策がスカラーシップ制度の導入です。
スカラーシップ制度により、金銭的に余裕がない人でもゲームを始められるため、プレイヤーの増加に繋がります。プレイヤーが増えれば、仮想通貨の取引量も増加する可能性があります。
NFTゲームに関するよくあるQ&A
NFTゲームに関するよくある質問に回答します。
NFTゲームは必ず儲かる?
NFTゲームは必ず儲かるとは言えません。
前提として、無料プレイできるゲームタイトルがありますが、基本的には初期投資としてNFTを購入しないと報酬を得られません。したがって、初期投資が必ず必要です。
しかし、初期投資をしたからといって、初期投資以上に稼げる保証はありません。
たとえば、対戦で報酬を得るタイプのゲームであれば、対戦で勝てない人の報酬は0です。仮に報酬を得たとしても、トークンの価格が低ければ報酬額も必然的に低くなります。
トークンの価格が上がるかはプレイしてみないとわからないため、必ず儲かるとは言えません。
NFTゲームの安全性は?
NFTゲームは法が整備されておらず、ハッキングのリスクもあるため、絶対に安全とは言えません。
実際にハッキング被害にあったゲームもあります。
安全に利用し、ゲームプレイを楽しみたい方は、無料でプレイできるNFTゲームを選ぶと良いでしょう。
NFTゲームの年齢制限は?
年齢制限を設けているNFTゲームは少ないです。
ただし、NFTゲームで稼ぐ場合は仮想通貨が必要です。仮想通貨を取引するためには、取引所の口座開設が必要ですが、取引所が年齢制限を設けている場合が多いです。
したがって、マネタイズする場合は年齢制限があると考えるのが良いでしょう。
無料プレイであれば、基本的に年齢制限はありません。
仮想通貨取引所の口座を開設してNFTゲームに挑戦しよう
今回は、NFTゲームの特徴・おすすめのゲーム・始め方・稼ぎ方・今後の展望などについて解説しました。
NFTゲームの歴史は浅く、法が整備されていないことや初期投資が大きく参入障壁が高いなど、さまざまな課題を抱えています。しかし、徐々に課題も解決する動きがあり、今後の盛り上がりが期待できます。
また、今回紹介したゲーム以外にもさまざまなタイトルや、今後の正式リリースが控えているゲームプロジェクトがあるため、興味がある方は調べてみてください。
NFTゲームは無料プレイできるタイトルもありますが、マネタイズする場合は仮想通貨取引所の利用が必須です。まずはCoincheck(コインチェック)など取引所の口座を開設して、NFTゲームを始める準備をしましょう。