入院保険は本当に必要?加入がおすすめな人5例と主な費用を紹介
2020 06.29この記事はPRを含みます
入院保険とは
入院保険とは、ケガや病気の際の入院に備えて月額や年額で保険料を支払うことで、一定の給付金が得られる制度のことです。
入院保険は、入院したときに給付金がもらえるシステムになっています。あくまでも、治療を目的とした入院に対して給付金が支払われます。
入院の日額分の金額がもらえる日額タイプの入院保険が現在の日本の主流になっています。入院によって発生した出費額を実費で払ってもらえるタイプの入院保険もあります。
入院保険の必要性
入院保険の必要性は安心を買いたいかどうかによって変わります。
日本の医療制度は諸外国に比べて著しく発達しています。健康保険に加入すれば医療費は3割で済みます。医療費がたくさん必要な医療にかかった場合も、高額療養費制度を利用することができます。
しかし、長く入院や療養が必要な重病などを患ったときは、入院保険があると大変便利で安心です。転ばぬ先の杖として入院保険に加入にしている人が大勢います。
医療保険と入院保険の違い
入院保険は入院にだけ特約した保険のことで、医療保険には医療全般を総称した大きな意味があります。
医療保険は元々、がん保険や三大疾病(悪性新生物・脳卒中・急性心筋梗塞)対策に対する保険の呼び名でした。現在は入院保険と医療保険は同義語として使われることが多くなっています。
入院保険の加入がおすすめな人5例
入院保険の加入を特におすすめしたい人の例を5つ紹介していきます。
入院は年齢や立場を問わずどのような人にも起こり得ることなので、入院保険に入っておいた方がいざというときのために便利で安心です。
また、入院保険に特に入っておいた方が良い条件の人が存在します。それらの人々の例を以下に挙げて詳しく説明していきます。
おすすめな人1:貯蓄がなく急な出費に対応できない人
入院にはまとまったお金が必要になるので、貯金があまりない人は入院保険に入っておけば、いざというときに給付金で賄うことができます。
貯えが無い人は入院保険に入っておくと安心です。ケガや病気で働けなくなり、入院によって何十万もの出費があった場合に、生活ができなくなる恐れがあるからです。
月に数千円の入院保険料を払った方が、大きな視野で考えると大変お得です。
おすすめな人2:保険に加入することによって安心する人
現在、健康や生活に対する不安が無くても、もしものことを考えて不安になる人は、入院保険に加入しておきましょう。
健康や事故に関する不安は、日常生活を送る上でどうしてもついてまわる事項です。病気やケガは、本人の予想とは全く関係のないところで起こり得る可能性があるからです。
入院保険に入っておけば、不意の事故や病気に備えることができるので、安心して毎日を送ることができます。
おすすめな人3:先進医療の利用を考えている人
もしも入院したときに、先進医療を受けたいと希望している人は、入院保険に加入しておきましょう。
先進医療で、保険適用外の薬や医療行為を受けたいと考えている人には、入院保険がおすすめです。
先進医療による治療を受けるために、高額な医療費を支払わなければいけない場合に、給付金を出してもらえるからです。(保険の条件により出される給付金の額や内容は違ってきます)
個室などにも保険で対応してもらえます。
おすすめな人4:持病がある人
持病がある・虚弱体質などで健康に自信が無い人は入院保険がおすすめです。
持病がある人は発作で定期的に入院するなど、入院費が必要になるケースが多々あります。現在は持病があっても入れる入院保険が沢山あります。
特に過去に大病をされている方は、現在何事も無くても、不安を取り除くためにも入院保険をおすすめします。
おすすめな人5:扶養家族がいる人
養わなくてはいけない家族がいる人に、入院保険をおすすめします。
もしも長期の入院が必要なケガや病気に遭遇した場合に、入院保険の給付金があれば、家計がとても助かるからです。家族に迷惑を掛けずに入院費用を賄える、入院保険の検討をおすすめします。
入院にかかる主な費用5つ
入院保険が必要な人の例を詳しく見てきたところで、実際に入院した場合にかかる費用について検証していきましょう。
入院は、基本料金以外に差額ベッド代や医療費などの細かい費用がどんどん加算されていくため、当初の予想以上にお金がかかります。
日用品や食事代なども必要なので、治療内容や入院日数によっては、旅行で宿泊したときと同じぐらいまたはそれ以上の出費になります。改めて入院保険の必要性が浮き彫りになります。
入院にかかる主な費用1:入院基本料
入院する場合は基本となる料金が必ずかかります。
入院基本料は入院した日数分かかります。たとえ半日しか入院していなくても、1日として加算されます。入院基本料には医師による診察費用や看護師の看護料、部屋代やベッド料金など、たくさんの費用が含まれています。
病棟の種類や看護師の数によっても入院基本料に違いが出てくるので、入院の際には確認しておきましょう。
入院にかかる主な費用2:差額ベッド代
重病に陥った場合や先進医療を受けたい、入院中は静かに過ごしたいなどと感じて個室や少人数の部屋を選んだ場合は、差額ベッド代がかかります。
差額ベッド代は自己負担になりますので、保険は適用できません。入院保険があると大変便利です。
入院にかかる主な費用3:医療費
医療費は治療を目的とした入院の場合に必ず必要になる経費です。
内訳は診療費・薬代・注射代・処置費・手術や検査料などで、治療のために病院で受けた医療行為に対する料金が全て請求されます。
先進医療を希望した場合には、先進医療費は全額自己負担となり、健康保険の適用になりませんので注意が必要です。
入院にかかる主な費用4:日用品費用
入院中はパジャマやタオル、歯ブラシやコップなどの日用品が必要になります。
入院中は本や雑誌・新聞、テレビを見るための費用など、細かい雑費がどんどん出ていきます。付き添いが必要な場合は、その人の分の日用品も必要です。
また、入院によって家庭生活に負担がかかる場合があります。ベビーシッター代など、子供のサポーター費用も入院の経費として考えておく必要があります。
入院にかかる主な費用5:食事代
入院中の食事は、入院基本料に含まれていないので別に支払う必要があります。
病気の種類によっては特別食が出される場合があり、普通の食事代よりも高くなるケースがあります。
本当に入院保険が必要なのか今一度検討してみよう
入院費用は思った以上にお金がかかり家計を圧迫するケースが多いので、入院保険の検討が必要とされています。
突然、事故や病気に襲われたとしても、安心して入院治療が受けられるように、入院保険の加入をおすすめします。特に家族がいる方は、家族の安全な生活を守るために、入院保険の検討をすぐに始めていきましょう。