Alipayは使いやすいのか|Alipay導入のメリット8つ
2020 10.21この記事はPRを含みます
Alipayとは
中国でプラットフォームを持つアリババ・グループが、公式決済として提供しているのがAlipayです。すでに中国市場で広いシェアを誇っており、中国人の生活には欠かせないモバイル決済の一つとなっているようです。
日本での加盟店も増えてきており、今後もさらに増えていくことが見込まれています。他のモバイル決済と比べて、Alipayはスムーズな導入と環境に左右されない決済スタイルが強みでしょう。
ビジネスターゲットに中国人観光客が含まれている店舗経営者の方は、チェックしてみてはいかがでしょうか。
Alipay決済の方法とは
店頭決済の場合は、店舗側が消費者のQRコードを読み取る「消費者提示型」と店舗側があらかじめ用意したQRコードを読み取ってもらう「店舗提示型」があります。
オンライン決算の場合は、Alipayの決済フォームをリンクに貼るだけです。加盟店には代理店から「円」で支払われるので、為替リスクや海外送金手数料を気にする必要はないでしょう。
Alipay導入のメリット8つ
モバイル決済は日本でも一般的な手段になりつつあり、数々の携帯電話販売会社がサービスを提供しています。日本で生まれたモバイル決済利用者の中心は日本人なので、インバウンド消費を逃さないためには、利用者が世界中の決済ブランドが必要でしょう。
Alipayを導入することで、世界中の利用者がお客さんになる可能性が生まれます。
ここからは、世界のユーザー数が多いAlipayが持つメリットについて解説します。
1:スマホで支払いできる
財布のいらない生活が実現します。スマホ一つで決済からポイント管理をおこなえるので、消費者も店舗経営者もスムーズに会計を済ませることが可能です。
また、接触回避が可能になるため、お客様と従業員の安全を守ることができるのではないでしょうか。
2:レジが簡略化される
レジのデメリットは、時間がかかって人的ミスが発生しやすいことが考えられます。モバイル決済導入後は、QRコードと金額入力のみで決済が完了します。
現金を数えたり、カード決済のやりとりがなくなることで、レジの作業時間を短縮できるかもしれません。
また、レジ前の長蛇の列を見て、購買機会を逃してしまうケースも減るでしょう。
3:使いすぎが防げる
現金やカード決済だと、レシートを残して管理する必要がありますが、レシートの紛失や細かい出費を把握するのは難しいでしょう。モバイル決済ならすべて解決できます。
決済履歴をスマホで確認でき、細かい出費と使いすぎを防げます。支出を可視化することは、節約にもつながるでしょう。
4:銀行と連携できる
Alipayの導入では、新しく銀行口座をつくる必要がありません。ライセンス取得済みパートナーを活用することで、普段利用している銀行口座のまま利用ができます。
ライセンス取得パートナーは約30社(2020年5月20日現在)あるため、導入する際はアリババ・ジャパンのホームページから、ライセンス取得パートナーについて確認しておきましょう。
5:集客のヒントになる
Alipay加盟店というだけで、インバウンド消費を誘致できる可能性があります。また、Alipayを利用していない人も巻き込むキャンペーンをおこなうと、さらなる集客効果が見込めるでしょう。
Alipayインバウンド消費と、Alipay利用者増加を誘導するキャンペーンのヒントになります。
また、ラッキーマネーというクーポンのQRコードを店頭に置くことで、集客効果と購買の流れを実現した例もあるようです。
6:売上アップにつながる
中国人観光客のインバウンド消費を引き寄せるために、世界各国でAlipay導入企業は増えています。モバイル決済の簡略化だけでなく、店舗経営や売上アップにつなげるために導入している例もあるようです。
デジタル上に顧客データを可視化することで経営管理をしやすくなり、効率化による売上アップが期待できるでしょう。
7:マーケティングに活用できる
Alipayを日本で提供している株式会社ユニヴァ・ペイキャストによると、利用者の決済情報やSNS、Wi-Fiの利用データを訪日中国人のデータ分析に活用できるようです。
モバイル決済だからこそ、得られる顧客データをマーケティングに活かせるでしょう。
また、データ分析で顧客の消費行動を意識した販売促進を考案することで、さらなるインバウンド消費を巻き込めるかもしれません。
8:導入タイプが選べる
モバイル決済は、初期費用がかかるイメージを持っている方もいるでしょう。Alipayなら、低コストから導入ができるタイプや、一般的な店舗から野外での外部環境に左右されやすい事業にも対応することが可能です。
POS型、端末型、タブレット型、ステッカー型の4つの導入タイプから、各店舗に適したスタイルを選べます。
それぞれの導入タイプの特徴を解説していきます。
POS型
POS型とは、会計をしただけで販売情報を管理できるレジシステムのことです。販売情報を蓄積することで、店舗運営の改善ができるため導入する店舗が増えています。
AlipayのPOS型は、お客様のスマホに表示されるバーコードをPOSレジのバーコードリーダーで読み取るだけです。すでにPOS型のレジを設備している店舗向きのタイプでしょう。
端末型
固定回線が必要ないので、期間限定で販売場所を移動する必要があったり、お客様のところに移動して決済をおこなう必要がある場合に便利です。
野外や店舗を持たずに決済をおこなう方に向いているタイプでしょう。新しく導入する場合は、端末のレクチャーに少し時間がかかるかもしれません。
タブレット型
店舗側がタブレットにQRコードを表示し、お客様がスキャンして決済をおこないます。アプリをダウンロードすればすぐに利用できるので、タブレットを持っている店舗ならすぐに始めること可能です。
タブレットを持っていれば、導入がスムーズですぐに利用可能なタイプです。使い慣れた機器なので、導入後のレクチャーも短時間でできるでしょう。
ステッカー型
中国で多く使われているのがこのステッカー型です。
店舗側はQRコードを印刷するだけなので、コストカットや従業員数が不足している店舗に向いています。また、破損の心配がないので、あらゆる環境で活用できるでしょう。
初期費用を抑えたい店舗や、決済時の環境を選べない事業に対応しています。導入後のレクチャーはほとんど必要がないタイプです。
Alipay導入事例
実際にAlipayを導入して、成果をあげている例を4つ紹介します。
4つの事例は共通してモバイル決済の必要性を感じて導入し、それぞれの店舗スタイルに適した導入タイプを活用しています。事例によっては、同じケースで悩まれている店舗経営者もいるのではないでしょうか。
それぞれの導入のきっかけや決め手、解決したことを紹介します。
札幌観光協会
数年前からさっぽろ雪まつりの、アジア来場者数が全体の約15%を占めてきたので、外国人観光客に対応したキャッシュレス決済を検討していました。Alipayを約30店舗に導入し、スムーズな導入とインバウンド効果が確認できたため、本格導入へと移りました。
札幌は寒さの厳しい地域であるため、端末への負担を心配されていましたが、QRステッカー型の環境に左右されない決済方法が見事にマッチした導入事例でしょう。
銀座カレン
爆買ツアーで、1日に1000個カバンが売れたことから、インバウンド消費の効果を実感していました。お客さんの要望でAlipayを導入してからは、インバウンド消費者のほとんどはAlipayで決済するようです。
中国で主流のプロモーションであるラッキーマネー(QRコードでクーポンを獲得)で購買につなげることに成功しました。世界中をビジネス対象に施策を打っていく考えに変ったようです。
日本清酒株式会社(千歳鶴)
北海道で日本酒・味噌・ワインのブランドを幅広く扱っている店舗です。海外バスツアーに組まれることが多く、その約4割が中国人だったことから、QRコード決済の必要性を強く感じていました。
導入後はシンプルな操作方法でスムーズに決済をおこなえるようになり、言語による会計トラブルもなくなったようです。
えびす屋浅草
人力車のサービスは外国人観光客に人気が高く、海外の支払いスタイルを積極的に導入していました。移動が前提の事業なので、手軽に決済ができるサービスが必要だったのと、顧客のニーズからAlipayの導入を決めました。
QRステッカーで決済トラブルが減り、Alipayのネームバリューで関心を引くことができています。今後は「人力車×Alipay」をどれだけ周知できるかが、成功のカギだと考えているようです。
Alipayの導入は決済代行サービスを検討しよう
ここまでAlipayの導入メリットを解説してきましたが、個人で導入手続きをすることに不安を感じる方もいるでしょう。
決済代行サービスなら、店舗それぞれに合った決済方法を提案し、サポートしてくれます。システムの設定やセキュリティ対策だけでなく、日本円での決済に対応しているので為替リスクが少ないでしょう。
Alipay導入の前に、決済代行サービスを確認してみてはいかがでしょうか。