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実家暮らしの人が貯金をするコツ5つ|理想的な貯金額をご紹介!

2020 10.21この記事はPRを含みます

実家暮らしの人の月の貯金額はどれくらい?

第15回出生動向基本調査によると、実家暮らしの人の割合は男女ともに70%前後となっています。この数字から未婚の若い世代の多くが実家暮らしであることがわかりますが、実家暮らしの人はどれくらい貯金をしているのでしょうか。

国税庁の平成30年分民間給与実態統計調査によると、20代の平均年収は約287万円、月給は20万円前後であるため、実家暮らしならば月に3~5万円ほどは貯金が可能だと考えられるでしょう。

平成30年分 民間給与実態統計調査
第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)|国立社会保障・人口問題研究所

実家暮らしは1人暮らしより貯金しやすい?

1人暮らしをしている人よりも実家暮らしの人のほうが貯金をしやすいと言われています。

実家暮らしだと貯金がしやすい理由として、家賃や光熱費・水道代などの固定費がかからないということが挙げられるでしょう。

自由な1人暮らしに憧れている人も多いでしょうが、家賃などの支出が多くなってしまいます。そのため、効率的に貯金額を増やすという点では、実家暮らしのほうがよいと言えるでしょう。

実家暮らしでも固定費がかかることもある

「実家暮らしならば給料の大半を貯金にまわせる」と考えている方も多いのではないでしょうか。確かにそのようなケースもありますが、実家暮らしだからといって、必ずしも給料の使い道を自由に決められるわけではありません。

実家にお金を入れている人は、実家暮らしでも固定費がかかる場合があるからです。社会人になっても実家暮らしをする場合は、親に家賃や食費などの一部を渡すようにしているケースも珍しくありません。

実家にお金を入れる場合の目安

社会人になるということは大人として経済的にも自立するということですので、実家にお金を入れる人も多いことでしょう。

実家暮らしをしている社会人は未婚の若い世代が多く、毎月の手取り額はそう多くないため、株式会社マイナビの調査によると毎月3万円ほどを実家に入れる傾向があります。

それ以外のお金は自分で自由に使えるため、上手くやりくりをすれば、かなりの金額の貯金をすることも可能です。

【新社会人白書2017】|株式会社マイナビ

実家暮らしの人の理想的な貯金額

将来のことや、万が一病気や事故によって働けなくなったときのことを考えると、貯金は多いに越したことはありません。

では、具体的にどれくらいの金額を貯金すればよいのでしょうか。実家暮らしで月の手取り額が20万円前後の場合、実家に3万円ほどお金を入れると17万円は自由に使えるため、少なくとも3~4万円ほどは貯金にまわしたいところです。

そうすると1年で40万円ほど、5年で200万円ほどの貯金額を達成できます。

実家暮らしの人が貯金をするコツ5つ

手取り額が20万円ほどで実家暮らしをしているならば、人によっては毎月10万円近くを貯金にまわすことができるでしょう。この場合、9年ほどで貯金額1000万円を実現することも夢ではありません。

しかし、貯金がしやすい実家暮らしにもかかわらず、貯金が増えないという人もいます。ここからは実家暮らしの人が貯金をするために知っておくべきコツについてご紹介していきますので、ぜひご覧ください。

実家暮らしの人が貯金をするコツ1:目標の貯金額を決める

「気が向いたときにだけ貯金をする」という状態では、なかなかお金がたまりません。着実に貯金をするために、まずは目標の貯金額を設定しましょう。

「今年中に50万円をためる」「5年後までに250万円をためる」といったように具体的な目標金額を決めておけば、貯金に対するモチベーションを維持しやすくなるはずです。

無理のない範囲で、現実的に貯金が可能な金額を設定しましょう。

例えば5年間で500万円貯める場合

500万円ほど貯金があれば、万が一仕事を失った場合でも、ひとまずは安心して生活を続けられるでしょう。

仮に5年間で500年を貯めるという目標を設定した場合、ボーナスを抜きにすれば毎月8万4千円ほど貯金をする必要があります。

1人暮らしだと家賃などの負担が大きいため難しいですが、実家暮らしをしていて、なおかつきちんとやりくりをしていれば、毎月8万円近くを貯金するのは十分に可能なはずです。

実家暮らしの人が貯金をするコツ2:収入と支出を把握しておく

効率的に貯金をするためには、自分の収入と支出をしっかりと把握しておくことが大前提となります。

毎月いくらの収入があり、そのうちどれくらいの支出があるのか、自由に使えるお金はいくらほどあるのかを知ることで、自分にとって適切な貯金額を決めることができるでしょう。

また、毎月の支出をチェックすれば自分のお金の使い方を振り返ることができるため、無駄遣いの防止につながるはずです。

家計簿をつける方法

自分の収支を正確に把握するためには、家計簿をこまめにつけてお金をきちんと管理する習慣を身につけることが大切です。

家計簿をつける際には、まずは毎月の収入と予算額、目標貯金額を記入しておくことをおすすめします。

毎日使ったお金を家計簿に記入しながら、支出が予算内に収まるように意識することが大切です。また、支出項目はあまり細かく設定しないほうが、ストレスなく家計簿を続けられるでしょう。

クレジットカードの明細を利用する方法

「家計簿をこまめにつけるのが難しい」という場合には、クレジットカードの明細を利用して収支を把握するようにしてみてはどうでしょうか。

クレジットカードならば、何日にいくらお金を使ったのかをネット上で確認できるため、家計簿代わりになります。

また、クレジットカードで支払いをすればポイントをためられるので、一石二鳥だと言えるでしょう。

アプリを使って管理する方法

「紙の家計簿にこまめに収支を記載するのは面倒くさい」と感じる方も少なくないことでしょう。そんな方におすすめなのが、家計簿アプリの利用です。

最近では無料で利用できる家計簿アプリも多くリリースされているため、ぜひ使ってみてはどうでしょうか。紙の家計簿よりも、収入と支出のバランスを把握しやすくなるでしょう。

実家暮らしの人が貯金をするコツ3:昼食も自炊する

昼ご飯を外食やコンビニですませているのならば、節約のために弁当を作るようにしましょう。毎日500円ほどのランチ代であっても、平日5日分で2500円、1ヵ月で1万円お金がかかってしまいます。

手作り弁当を持参することで、昼食代を節約できますし、健康にもよいでしょう。また、昼食にかぎらず、できるだけ自炊を心がけて余計な食費をカットすることも大切です。

実家暮らしの人が貯金をするコツ4:先に給料から貯金額を抜いておく

例えば「毎月3万円を貯金する」と目標金額を設定していても、つい誘惑にまけて無駄遣いしてしまい、結果的に貯金ができなくなってしまうという人もいます。

意志が弱くてなかなか貯金ができないという場合には、使ってしまう前に決まった金額を給料から先に抜いて貯金してしまうのがおすすめです。

そうすれば、残ったお金の中でやりくりする術も身につけられるでしょう。

実家暮らしの人が貯金をするコツ5:定期預金や財形貯蓄を利用する

自分の意志で貯金をするのが難しいときには、定期預金などを利用して確実に貯金できる状態をつくるとよいでしょう。

「今月はこの金額を貯金しよう」と自分の意志でお金をためるのと違い、定期預金や財形貯蓄ならば自動的に貯金がおこなわれます。

そのため、「つい無駄遣いをして貯金にまわせるお金がなくなってしまった」という事態を防げるでしょう。

実家暮らしで貯金ができないケース

家賃や生活費を自分の給料で賄わなければならない1人暮らしの社会人と違い、実家暮らしの人は貯金がしやすいと言えるでしょう。

しかし、そうした環境にありながらも、貯金ができない人も存在します。それはなぜなのでしょうか。

ここからは、実家暮らしでも貯金ができない原因について解説していきます。

スキルアップや趣味に使っている

お金のかかる趣味をもっていて、なおかつ自制心が弱ければ給料の大半を趣味に費やしてしまうため、実家暮らしでも貯金ができないでしょう。

また、将来のために投資をしていたり、資格取得や外国語の勉強のために学校に通っていたりすると、貯金にまわせる金額が少なくなり、なかなかお金がたまりません。

実家暮らしで貯金がない場合

20代ならば現時点で貯金がなくとも、これから頑張れば十分な貯金額を達成できるでしょう。ですが、中年以降ならば話は別です。

中年以降で貯金がなく実家暮らしをしている場合、親がいなくなってしまうと経済的に困窮するリスクがあるため、生活の立て直しが必要になります。

実家暮らしの人は1人暮らしの人より貯金がしやすい環境にある

今回は実家暮らしの人が上手く貯金をする方法についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

1人暮らしの人と比べると、実家暮らしの人は貯金しやすい恵まれた環境にあるため、家計簿をきちんとつけたり先取り貯金をしたりして、将来のためにお金をためておきましょう。

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