デリバティブ取引とは?先物取引などの種類3つの解説や大阪取引所についても紹介

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デリバティブ取引とは?

デリバティブとは「先物」・「スワップ」・「オプション」といった3つの取引のことを指し、日本語では「金融派生商品」などと訳されています。

 

デリバティブの本来の意味は「派生的な」です。原資産から派生した金融商品、すなわち「株式」・「債権」などを取引の対象としていることからこの名前が付けられました。元手が少額でも大きな利益を得られる可能性を秘めた取引であると言えるでしょう。

デリバティブ取引の種類3つ

デリバティブ取引に興味はあるけれど、ハイリターンの反面リスクも高いことから敷居が高いように感じる人も多いでしょう。どのような取引かよくわからないため、始めることを躊躇する人もいるかもしれません。

 

デリバティブは取引の種類によって「先物」・「スワップ」・「オプション」に大別されます。それぞれどのような取引なのか、以下で詳しく見ていきましょう。

デリバティブ取引の種類1:先物取引

先物取引とは最初に商品の取引条件を決定し、一定期間経過した後以前に決めておいた条件で売買するデリバティブ取引のことです。

 

契約を交わした時点では売買の条件を決めるのみで、実際の商品購入は未来であることから先物取引は将来の取引の約束と言えます。

 

先物取引は将来の価格変動による影響を避けるため、農産物などの取引で発展してきました。現在は株価指数先物や石油なども先物取引の対象です。

予約取引との違い

先物取引と類似した取引に「予約取引」というものがあります。予約取引の対象は為替で、売買の契約を結んでから一定期間後に為替の受け渡しをするのです。

 

予約取引で為替を売買した場合、為替変動の影響を受けないというメリットがあるでしょう。一方で原則的に一旦予約すると取り消しができないため、取引の際は注意が必要です。

デリバティブ取引の種類2:スワップ

スワップは英語で「交換する」という意味です。スワップはあらかじめ決められた条件に基づき、性質の違う支払い義務などを交換するデリバティブ取引になります。

 

スワップは金融機関の間で活発に行われるようになった取引で、将来起こり得る金利変動のリスク回避を目的としていました。現在は個人でもスワップ取引が可能です。

 

それではスワップ取引の1つである「通貨スワップ」について、以下で詳しく見ていきましょう。

通貨スワップとは?

通貨スワップとは、異なる通貨間でキャッシュフローを交換する取引のことです。

 

キャッシュフローとは、実際の経済活動で発生する現金の流れのことを指します。通貨スワップでは、元本と将来的に発生する金利も交換対象に含まれるのです。

 

通貨スワップは為替変動によるリスクヘッジの手段となるので、輸入する際に使用されています。

デリバティブ取引の種類3:オプション

オプション取引とは、権利を売買するデリバティブ取引です。買う権利は「コールオプション」と言いますが、一方で売る権利は「プットオプション」と呼んでそれぞれ区別しています。

 

オプションでは権利を行使できる期間が決まっているのが特徴です。「ヨーロピアンオプション」の場合は満期日にのみ権利を行使でき、「アメリカンオプション」では満期日までならいつでも権利行使ができると定められています。

デリバティブ取引のメリット3つ

ここまで「先物」・「スワップ」・「オプション」といった、デリバティブ取引の種類とその内容についてお話ししました。

 

デリバティブ取引にはメリットがいくつか存在します。「レバレッジ取引」・「流動性の向上」・「損失の抑制」がデリバティブ取引をする上でのメリットと言えるでしょう。以下でそれぞれについて詳しく見ていきます。

デリバティブ取引のメリット1:レバレッジ取引が可能

レバレッジとは「てこの力」を意味する英語です。レバレッジは「てこ」を利用して小さい力で大きいものを持ち上げるように、少額の資金で大きな利益を得ることを指します。

 

デリバティブ取引は、元本に相当する資金を求められないというのが特徴です。取引を開始する時は元本に比べてわずかな資金しか要求されないので、デリバティブ取引ではレバレッジ効果によって多額の利益を得ることが可能となります。

デリバティブ取引のメリット2:流動性が向上する

デリバティブ取引では、相場環境に関わらず一定の流動性が確保できるでしょう。

 

証券用語として使用される「流動性」とは、金融商品を取引したり現金へ変換する際の煩雑さの程度を指します。すなわち「流動性の向上」と言った場合、手続きがしやすい状態になっていることを意味するのです。

 

デリバティブ取引と実物取引の市場が相補的に機能することで、金融市場の流動性の向上に貢献することが期待されています。

デリバティブ取引のメリット3:損失を抑えられる

デリバティブ取引によって、相場が変動するリスクを回避できることが期待されています。

 

デリバティブ取引では現時点で価格を決定して購入を約束するため、将来的にその商品の価格が上がっていても実際購入する時に損失は発生しません。売る場合も同様に、将来の商品の値下がりに伴う損失を抑えられるでしょう。

デリバティブ取引のデメリット3つ

前項ではデリバティブ取引のメリットについてご紹介しました。しかし、デリバティブ取引はメリットと同時にデメリットも存在しているので、始める際には十分に検討することがお勧めです。

 

デリバティブ取引のデメリットとして挙げられるのは「取引の複雑化」・「想定以上の急落」・「大きな損失の恐れ」でしょう。次項でそれぞれの内容についてご紹介します。

デリバティブ取引のデメリット1:取引が複雑化している

デリバティブ取引のデメリット1つ目は、取引が複雑化していてわかりにくいことでしょう。

 

取引が複雑になったのは、顧客のニーズと金融工学の発展が理由として挙げられます。顧客のニーズの多様化と統計学や経済学などを活用した金融工学の発展が複雑に絡み合い、デリバティブ取引を難解なものにしているのでしょう。

 

取引の複雑化によって、デリバティブは未経験者にとって敷居が高いものと感じやすくなっています。

デリバティブ取引のデメリット2:必要以上の急落の可能性がある

デリバティブ取引のデメリット2つ目は、想定していた以上の相場が急落する可能性があることでしょう。

 

デリバティブ取引は流動性を向上させるということを前項でお話ししましたが、流動性が向上するということは反面急落する原因ともなり得ます。

 

相場が急激に変動する兆しはないか常に神経をとがらせていなければならない場合もあり、特にデリバティブ取引初心者にとっては負担が大きいと感じることもあるでしょう。

デリバティブ取引のデメリット3:大きな損失の恐れもある

デリバティブ取引のデメリット3つ目は、損失が大きくなる恐れがあることでしょう。

 

デリバティブ取引はレバレッジ効果によって、少額の資金で大きな利益を得ることを可能にしています。大きいリターンが期待できる反面、相場の予想外の変動に対して素早く反応できなければ、証拠金以上の大きな損失を被るリスクも存在しているのです。

 

デリバティブ取引の際は、損失も考慮に入れて売買するようにしましょう。

デリバティブ取引をはじめるには?

デリバティブ取引の対象となる商品は、東証株価指数を対象とした「TOPIX先物」や、日経平均株価を対象とした「日経225オプション」などがあります。

 

取引を開始するには、最初に証券会社で専用の口座を開設しなければなりません。口座開設後に証券会社を通して実際の売買が開始されます。

 

証券会社は口座開設にいくつかの基準を設定しており、それらをクリアしていないと口座を作れません。口座開設時に十分確認しましょう。

大阪取引所では祝日でも取引可能になる

日本は祝日が多いと言われているため、海外市場が動いている時でも日本市場は休場ということが重なり、投資家が不便を強いられることが多くありました。

 

しかし日本取引所グループ(JPX)が、2022年秋または2023年初めから大阪取引所で祝日取引を開始する予定であることを発表しています。

 

これによって投資家がリスクヘッジしやすくなり、海外の投資家も日本市場に参加しやすくなることが期待できるでしょう。

デリバティブ取引はリスク管理が重要である

デリバティブ取引はリスク管理が重要です。

 

レバレッジ効果によって大きな利益が期待できますが、相場の予期せぬ変動によって証拠金以上の損失を被る場合があります。

 

デリバティブ取引の仕組みの理解と併せてメリット・デメリットも十分に把握した上で、無理のない範囲で投資していきましょう。

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本記事の監修

代表ファイナンシャルプランナー
松澤 健一郎
▼経歴
2004年 某大手金融機関入社
2019年 株式会社ノークリー入社

▼資格 CFP/証券外務員一種/内部管理責任者/ライフコンサルタント
全国に店舗を持つ大手金融機関で年金、投資信託の営業として15年間勤務。 国際基準のFP資格であるCFP®や証券外務一種など多数の資格を持ち、将来設計の相談実績は15,000件以上。 的確なアドバイスや対応の迅速さが評価され、社長表彰や全国表彰の受賞歴多数。 その他、セミナー講師の甲子園と呼ばれる“セミコングランプリ2017”では全国2位入賞。 会員数40万人オンラインスクールサービス「Schoo」にて金融リテラシー入門講座の講師を担当。
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