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FXで初心者が失敗しないための対策15選|大失敗した場合の対処法3選も紹介

2021 07.2この記事はPRを含みます

目次

FXについて

FX(エフエックス)とは、「外国為替」ForeignExchange(フォーリン・エクスチェンジ)の省略で、株のような専門知識も必要なく少額から始められる投資です。

 

FXの基本的な取引は、外貨を「安い時に買う」「高い時に売る」その差額が利益になるという手軽さで、多くの方が投資を始めています。

 

しかしながら、利益が出なかったり、損失が出てしまうこともあるので、失敗しないための対策などが必要になります。

FX会社には失敗を防ぐルールがある

FXは、適切なリスク管理のもとに取引していれば、怖くありません。

 

FXの場合、重要指標発表や要人発言一つで急激に相場が振れ、瞬間的に赤字になることもあるため、「大きな損失が出てお金を借りてしまうのでは」というイメージもあるでしょう。

 

一般的なFX会社には、トレーダーがお金を借りてまで続行することを防ぐ2つのルールがあります。ただし、中にはルールを設けていない所もあるので、よく注意して選びましょう。

強制ロスカット

FXにおける「強制ロスカット」とは、評価損が一定水準に達した時に、さらなる損失を防ぐために自動決済される機能のことです。

 

しかし、急激な相場の変動で強制ロスカットが発動した場合は、預け入れた資産が損失する可能性があります。強制ロスカットはあくまで「最終手段」と認識しておきましょう。

 

常に「損失」を意識し、自分の投資資金は「無理のない」取引金額を計算しながら取引を行う事が重要です。

マージンコール

「マージンコール」とは、評価損が拡大して証拠金が減少したとき、FX会社より強制ロスカットが起きないよう警告してくれる仕組みのことです。

 

マージンコールには、「証拠金の追加入金」や「ポジション決済を促す」ための通知があります。そして、この通知を無視して何もしなかった場合に、強制ロスカットされることになります。

 

ただし、FX会社によってはマージンコールがない場合もあるので注意が必要です。

FXで初心者が失敗しないための対策15選

FXに限らず、投資の初心者は経験者に比べて失敗しやすい傾向があります。

 

そして、FX初心者には共通して失敗する事柄があります。失敗をしないためには、「いかに損失を少なくするか」という対策が必須です。

 

ここからは、初心者が失敗しないための対策15選をご紹介していきます。FXでの失敗を出来るだけ抑えられるように対策していきましょう。

FXで初心者が失敗しないための対策1:イベントなど要人の発言に注意する

FXの相場は、主要国の要人が発言しただけで変動します。

 

「要人」とは、日本の総理大臣やアメリカの大統領をはじめ、各国の首脳や金融、財閥関係の官僚、中央銀行総裁(日本だと日銀総裁)など相場に影響力を持つ人物です。他にも、世界情勢や内戦がある国の首脳の発言も影響します。

 

要人の何気ない一言でも相場が変わるので、ツールなどを使って普段からニュースや記者会見のタイムスケジュールを把握しておくことが重要です。

FXで初心者が失敗しないための対策2:生活に支障が出ないお金の範囲で始める

FXの投資金額の目安は、「失っても生活に何の支障もない金額」です。つまり、ひと月の給料から必要経費を引かれた余剰金(余裕資金)が、FXに回せる金額となります。

 

数千円程度から始められる会社もあるので、用意できる金額の範囲内で、安心して取引できるような対策を取りましょう。

FXで初心者が失敗しないための対策3:投資するタイミングを1つに絞らない

FXには、「これが正しい」という法則がありません。いつでも自由に売り買いが出来るので、どのような状態のもとで取引するかは、自分で決めておく必要があります。

 

どのタイミングでエントリーするかは、とにかく「色々経験する」ことです。

 

色々な取引を経験して、「知識と蓄積」をすることで、さまざまな状況に応じた手法を適用できるようにすると良いでしょう。

FXで初心者が失敗しないための対策4:投資する地域を1つに絞らない

通貨の将来を予測するFXでは、世界の様々な通貨の特性や値動きの特徴を知ることで、より効率的で有効な取引が可能になります。

 

特に取引が多いのが「米ドル(USD)」です。世界の「基軸通貨」であり、日常のニュースなども入手できるので、一般の投資家には取引しやすい通貨と言えます。

 

他にも「ユーロ(EUR)」「英ポンド(GBP)」「豪ドル(AUD)」など、自分のスタイルに合った通貨を選択するのも重要です。

FXで初心者が失敗しないための対策5:損切りのタイミングを明確に決める

FXでマイナスになった時、いかに素早く「潔いロスカット(損切り)」が出来るかが重要です。

 

「損切り」とは、損失の拡大を防ぐために「自分の手でロスカット(強制決済)する」ことです。初心者には理解が難しく、出口がわからないため、損失を拡大させてしまう傾向があります。

 

FXでの損失額は「2%」に抑えるのが良いと言われています。1回で資金を全部失うのではく、損失を最小限に抑える負け方が上手な負け方です。

FXで初心者が失敗しないための対策6:FXの知識を蓄える

FXで稼ぎを出したいと考えるなら、まずは知識を蓄えることです。

 

チャートが読めなかったり専門用語が分からなかったりという人は、勘に頼った取引にしなってしまうため不安定になりがちです。

 

まずは知識を付け、少額からの投資で自分に合ったスタイルに固めていきましょう。

 

実際に取引を始める、色々と悩むこと困ることが出てきますが、そんな時、トレードに必要な「基礎知識」が備わっていれば大きな武器になるでしょう。

FXで初心者が失敗しないための対策7:自分の中でルールを明確に決めておく

FXで安定的な利益を得るには「漠然」とトレードせず、マイルールを決めましょう。

 

初心者の多くは漠然とトレードしていますが、それでは勝てるようになりません。マイルール決めて取引を行うことで、どんな相場でもブレずに一定の取引ができます。

 

マイルールを決めるポイントは「取引ポイント」「損切りポイント」「エントリーポイント」「利益(利益の確定)ポイント」「資金管理」の5つです。

FXで初心者が失敗しないための対策8:少額で低リスクなFXから始める

少額で取引する一番のメリットは、「大損するリスクが小さい 」ということです。

 

レバレッジ(手元の資金を何倍もの金額に増やして取引すること)を効かせられるFXでは、掛け金を大きくするほど「大損に繋がる危険」が増え失敗してしまいます。

 

初心者のうちは相場も思い通りに動かないので、大きな金額をつぎ込んでいると簡単に口座のお金は無くなります。

 

少額だと、経験を積めるので「自分の投資スタイル」を見つけられます。

FXで初心者が失敗しないための対策9:経験を積む

FX初心者は、「勝ち負けの検証と実践」を繰り返し行って「経験」を積むことが大切です。

 

1回のトレードでどれだけ考察できるかが「真の経験」になります。ただ闇雲なトレードの勝ち負けで終わらせず、トレードルールを決め、そのプロセスや詳しい結果を記録して検証します。

 

トレードルールを作るにも検証が必要です。ルールに沿ってトレードし、トレード記録で検証し、改善と検証を繰り返していきましょう。

FXで初心者が失敗しないための対策10:投資金額を少しずつ大きくしていく

FXでは、一発勝負はおすすめできません。

 

大きく儲けて投資資金を増やし本格的にトレードしようとする人もいますが、そう上手くはいきません。一発勝負で失敗すれば、資金の大半を失ってしまうリスクがあり危険です。

 

投資金が準備出来ない場合は、コツコツ稼いで資金を貯めながら「相場経験」を積みましょう。

 

「稼ぎたい!」と思いがちですが、焦らずにお小遣いなどが貯まったら徐々に投資金額を増やしていく方が失敗を防げます。

FXで初心者が失敗しないための対策11:エントリー時に損切りの逆指値注文を決めておく

逆指値注文をすると、予想の逆にレートが動いても、損失を想定内の範囲で抑えることができます。

 

逆指値注文(ぎゃくさしねちゅうもん)とは、現在の価格よりも設定した価格に下がったら売る、上がったら買う注文方法で、設定した価格になると、自動で注文が確定されます。

 

逆指値注文は、損切りに大変活躍するツールです。初心者が、総資金額の1~2%にして損切りにあったとしても大きな損失にならず、その後も再挑戦できます。

FXで初心者が失敗しないための対策12:取引する際の損失と利益のバランスを明確にする

FXをする上で利益と損失を考えることが大切です。

 

何も考えないで取引していれば、損失ばかりを繰り返し、資金も無くなります。初心者トレーダーは、手法研究はしていても資金計画や明確な利益目標を立てていません。

 

「いかに利益を出すか」という点ばかり重要視し、「いかにして損失を抑えるか」ということをおろそかにしている傾向があります。無理のない「利益目標」を立て、「損失」についてもしっかりと考えておきましょう。

FXで初心者が失敗しないための対策13:レバレッジを極力抑えておく

最初から「大きな利益」を狙って、レバレッジをかけ過ぎないことを心がけましょう。

 

例えば、10万円の取引保証金で10倍のレバレッジを使うと、100万円で取引できます。これを「レバレッジ」と言います。

 

少ない手元の資金で大きな金額を動かせば、大きな利益になりますが、大きな損失も受けます。まずは、FX初心者は慣れるまで「無茶はしないこと」です。

 

資金に余裕を持ち、低いレバレッジで取引することをおすすめします。

FXで初心者が失敗しないための対策14:金曜日までにポジションを決済しておく

毎週土曜日の朝6時にはFX取引ができなくなるため、初心者は金曜日に持っているポジションを決済しましょう。土日は注文や決済できないためリアルタイムで管理ができません。

 

例えば、土日にテロが発生したり、どこかの国の大統領が重要発言したりなど、FXに関わる出来事が起こり得ます。

 

週明けにチャートを開いて見たら、相場が大荒れになって大損し失敗する可能性もあります。金曜日の夜、寝る前までには決済しておきましょう。

FXで初心者が失敗しないための対策15:経済指標カレンダーをチェックする

経済指標を把握しておかなければ、FXの相場が変動するタイミングで大損する可能性があります。

 

経済指標とは、各国の経済や景気を数値化したもので「国内総生産」「景気動向指数」「物価指数」「失業率」など、株式市場や為替市場に大きな影響を与える要因になります。

 

そのため、経済指標カレンダーを毎日確認する癖を付けることが重要です。FXの取引に経済指標を十分に活かし、大損し失敗しないようにしておきましょう。

FXで大失敗した場合の対処法3選

FXで大失敗すると、トレードできなくなるだけでなく、人生が狂ってしまいます。FXには、大儲けした話があると同時に、大損したという話も多くあります。

 

この大損に共通する1つの要因は「冷静さを失ってしまった」ことです。失敗を取り戻そうと焦り、いつもなら手を出さない取引に手を出してしまうことで、「破滅の一歩」を歩む人もいるでしょう。

 

このように、FXで大失敗した場合はどのように対処すれば良いのでしょうか。

FXで失敗した場合の対処法1:自己破産

多額の損失を受けて借金してしまった場合は、自己破産の申立てをすることが可能です。

 

ただし、過去7年以内に自己破産していない場合は申立てをすることができますが、FXなどが原因の自己破産では、申立てをしても免責が認められない可能性もあるので注意です。

 

自己破産すれば持っている財産は全て失います。また、ブラックリストに5年間載るためクレジットカードもローンも組むことができなくなりますので、生活にかなり影響を及ぼします。

 

とにかく一人で抱え込まず弁護士さんへ相談しましょう。

FXで失敗した場合の対処法2:任意整理

自分で返済できそうなら、「任意整理」という方法があります。

 

任意整理は債権者と交渉して自分が支払える金額に減額してもらえるので、自己破産のように財産の差押えを受けずに済みます。また、債務者からの督促も止まり、裁判所を介さず手続きを行えます。

 

しかし、5年間ブラックリストに載るため「借り入れに制限」がかかります。また少数ですが、任意整理に応じない債務者もいるので、かなりの交渉が必要となることもあります。

FXで失敗した場合の対処法3:個人再生

借金の理由を問われない「個人再生」という方法もあります。

 

自己破産には「免責不許可事由」というのがあり、FXや株式投資の借金は賭け事同然とみなされるため、借金を免除とされない可能性があります。

 

しかし、個人再生にはこのような規定はありません。ただし、債権者の反対で個人再生が打ち切りになる事もあります。また、返済額を定める基準によっては、返済総額が膨らむ可能性もあります。

FXで初心者が失敗しないようにしっかりと対策を練っておきましょう

FXはあくまでも投資です。初心者の多くは「負けたくない」と利益を狙う思いが強すぎて、大損につながってしまうことがあります。そこがFXの「落とし穴」とも言えます。

 

もちろん、上級トレーダーの人達も負けている時はありますが、「上手な負け方」をしています。いかに損失が少ないかと言うことです。

 

初心者のうちは無理して稼ごうとせず、負けたときの傷を浅く済ませる対策を練ることが必要です。

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