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アパートに郵便受けを設置すると防犯効果がある!設置するメリット4つ

2020 06.29この記事はPRを含みます

集合郵便受け(集合メールボックス)とは

集合郵便受けは、マンションやアパートに設置されている集合型の郵便ポストです。部屋ごとにポストがある建物と、入口付近に集合郵便受けがある建物がありますが、集合郵便受けにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

集合郵便受けのメリット、種類・設置場所などについて解説します。

これからアパート経営を検討されている方も、すでにお持ちのアパートに集合ポストの設置を検討されている方も、ぜひ参考にしてください。

アパートの郵便受けはなぜ必要?

アパートの集合郵便受けが必要な理由は大きく2つあります。

1つ目は配達員の労力の削減です。集合郵便受けがあれば、配達員が上階まで上がる必要がなくなるので、効率的に配達できます。また、郵便法では以下の通り、3階以上の建物には集合郵便受けを設置するよう定めています。

2つ目はセキュリティの向上です。集合郵便受けを設置することで、アパート内に不審者が立ち入ることを抑止する効果があります。

郵便法第43条(高層建築物に係る郵便受箱の設置)第四十三条 階数が三以上であり、かつ、その全部又は一部を住宅、事務所又は事業所の用に供する建築物で総務省令で定めるものには、総務省令の定めるところにより、その建築物の出入口又はその付近に郵便受箱を設置するものとする。

https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search…

アパートに郵便受けを設置するメリット4つ

アパートに集合郵便受けを設置する理由は、配達員の目線と住人の目線で2つありました。次に、アパート経営の目線で、アパートに集合郵便受けを設置するメリットを4つご紹介します。

アパートに集合郵便受けを設置するかどうか検討されている方は、設置判断の参考にしてください。

設置するメリット1:防犯効果がある

アパートに集合郵便受けを設置する1つ目のメリットは防犯効果です。

ポストに投函されるのは郵便物だけでなく、ダイレクトメールや公共料金の明細などさまざまです。集合郵便受けがあれば、アパートの入口までしか立ち入る必要がないため、アパート内の不審者が目立ち、防犯効果があります。

個別の部屋のポストは、外からこじ開けたり、中をのぞくことができたりと、防犯面に不安もあります。集合郵便受けを施錠することで、個別ポストを封鎖できて安心です。

設置するメリット2:配達員の負担を軽減させる

アパートに集合郵便受けを設置する2つ目のメリットは郵便局などの配達員の負担の軽減です。

配達員の負担の軽減は、直接的にはアパート経営に関係ありませんが、少子化影響で配達員の不足は社会問題でもあり、非効率な配達は将来の値上げにつながる可能性もあります。

配達員の負担軽減への協力をすることで、社会貢献できるというメリットがあるのです。

設置するメリット3:設置にコストが安い

集合郵便受けを設置するメリットの3つ目は、コストが安く済むことです。たとえば、4戸用の集合ポストだと、おおよそ2万円台から4万円台で購入できて、業者に設置を依頼する場合は設置料がプラスされる程度です。

一度設置すれば、特に管理などに手間がかかったり、メンテナンス費用がかかったりするものではないので、設置する効果に対して安いコストといえます。

設置するメリット4:宅配ボックスと一体にできる

アパートに集合郵便受けを設置する4つ目のメリットは、宅配ボックス一体型の集合郵便受けを導入することで、ほかの物件との差別化を図れることです。

通信販売を多く利用する人や仕事で日中帯は不在な人にとって、宅配ボックスがあることは、部屋選びの重要なポイントになります。郵便ポスト4戸に+宅配ボックス2個が付いた屋外設置可能な小型のものもあるので、アパートへの導入も可能です。

アパートに郵便受けを設置する際に確認すること3つ

アパートに集合郵便受けを設置することを決めたら、最初に確認してほしいポイントが3つあります。

集合郵便受けといっても、サイズや機能など種類もさまざまなタイプがあるので、所有物件にあった集合郵便受け選びの参考にしてください。

設置する際に確認すること1:設置場所やスペース

設置場所は、入居者と配達員の両方の目線で検討してください。

入居者の目線は、毎日の生活動線に配置されていること、周囲の目を気にせず受け取れること、雨が降っても濡れない場所などが挙げられます。

配達員目線では、わかりやすい場所にあること、投函しやすい高さであることなどが挙げられます。せっかくコストをかけて集合郵便受けを設置するので、物件の魅力につながるような場所を選んでみてください。

設置する際に確認すること2:ボックス数

集合郵便受けにはさまざまな戸数に対応したものが販売されています。1戸用・2戸用・3戸用・4戸用・6戸用・8戸用・12戸以上などがあるので、アパートの戸数に合せたものを選んでください。

スペースがあれば1カ所にまとめてボックス数の多いものを設置してもよいですし、建物の構造によっては、階段のあるところにボックス数の少ないものを設置してもよいです。

設置する際に確認すること3:ボックスのサイズ

集合郵便受けには、さまざまなボックスサイズのものが販売されていますが、大きく分けると縦型と横型があります。

縦型の一般的なサイズは、横100~190mm・縦360mm・奥行き300mmです。横型の一般的なサイズは、横360mm・縦200~300mm・奥行き150~300mmです。

郵便局のホームページでは、配達しやすい推奨サイズを公表しているので、こちらも参考にしてください。

・集合郵便受箱1戸分の高さが120mm以上あること・差入口より縦340mm×横260mm×厚さ35mm の郵便物等が収納できること・郵便物の取出口に施錠できること

https://www.post.japanpost.jp/service/largesized_post/dev…

アパートの郵便受けの防犯対策3つ

集合郵便受けを設置するにあたって対策が必要なのが防犯対策です。アパートで犯罪が発生することは、不動産価値の低下につながるので、防犯対策は必要なコストと考えてください。

郵便受けで発生する犯罪で多いのは、郵便物を盗まれる、郵便物を取り出しているときに後ろから襲われる、といったものがあります。これらの被害を防ぐために必要な防犯対策を3つご紹介します。

郵便受けの防犯対策1:鍵を付ける

集合郵便受けの防犯対策の1つめは、ポストに鍵をつけることです。市販の集合郵便受けには、鍵付きのものも多く販売されているので、鍵付きのものを購入するのが安心です。

費用を抑えたいときは、別売りの南京錠やダイヤルロックなどを用意しても大丈夫です。集合郵便物の鍵は必要不可欠なものと考えて、対策することをおすすめします。

南京錠式

南京錠式は、一般的には「ランチロック錠タイプ」と呼ばれ、簡易ロックと市販の南京錠で施錠・解錠するものです。

南京錠式のメリットは、入居者が変わったときに、南京錠を変えるだけで引き続き利用できることです。デメリットは、入居者が南京錠の鍵を持ち運ぶ必要があることです。

ダイヤル式

ダイヤル式は、郵便受けごとに指定された番号にダイヤルを合せて解錠するものです。

ダイヤル式のメリットは、鍵を持ち運ぶ必要がなく、番号を覚えておけばいつでも解錠できます。デメリットは、ほとんどのダイヤル式で番号の変更ができないため、入居者が変わったときにダイヤル錠の取替えが必要で手間がかかってしまうことです。

郵便受けの防犯対策2:建物内に設置する

集合郵便受けの防犯対策の2つめは、郵便受けを建物内に設置することです。

郵便受けは入居者が日常的に利用するものなので、外部から見えづらい場所に設置したほうが安心できます。屋内に設置するスペースが狭い物件の場合も、小型のタイプや縦型でスペースをとらないものを検討するとよいです。

郵便受けの防犯対策3:近くに防犯カメラを付ける

防犯対策として効果が高いのは、防犯カメラです。安い防犯カメラだと1万円前後から販売されていて、スマートフォンで操作ができます。とくに治安の悪いエリアでは導入を検討してもよいでしょう。

コストをかけたくない場合は、ダミーカメラでも犯罪の抑止効果を期待できます。1,000円以下のものもあるので、ハードルは低いです。

防犯カメラの設置は、導入コスト・維持コストともにかかりますが、物件の差別化につながります。

アパートに郵便受けを付けて入居者を安心させよう

アパートの集合郵便受けは、郵便の配達員の負担を軽減するだけでなく、防犯対策としても効果があり、入居者の安心につながります。

集合郵便受けの鍵のタイプ、設置場所、周辺を監視する防犯カメラの有無が建物の防犯効果を高め、物件自体の価値につながることもあります。想定している入居者の目線で、入居者が安心して利用できる集合郵便受けを設置してください。

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