フローリングの穴をDIYで補修する|補修できる場合・手順5つ
2020 10.21この記事はPRを含みます
フローリングの穴はDIY補修できる?
フローリングの床に穴が空いたり、家具などで傷をつけた場合、小さな穴で部分補修であればDIYで補修することが可能です。
フローリングの穴を修復する場合、穴の大きさが1cmを超える場合はDIYでは難しいので、業者に依頼した方がよいでしょう。
それ以下の場合は市販の補修キットで補修することは可能ですが、仕上がりを気にする場合は、業者に依頼した方がきれいに仕上がります。
DIY補修が可能な場合
フローリングの穴を補修する場合に、DIYでやってもいいのは、仕上がりの穴の大きさが小さい場合と、持ち家で多少見た目が悪くても許容できる場合です。
床板の補修キットも多く販売されており、小さな穴ならきれいに修繕できます。
大きな穴あきになると補修剤が目立つので、DIYをするなら持ち家の場合に限った方がよいでしょう。
業者に頼むのが良い場合
賃貸住宅や、資産として持っている住宅の場合は、フローリングの穴の補修は業者に頼んだ方が間違いありません。
見た目の仕上がりがきれいで補修跡が目立たなくなるのはもちろん、耐久性や後々の仕様にも問題が出ないように、フローリングの性能を維持した補修が期待できます。
床が腐った場合や、補修する範囲が広い場合も、全体の仕上がりがばらつかないようにプロの業者に頼んだ方がよいでしょう。
フローリングの穴埋め補修をDIYで行うメリット
フローリングの穴埋め補修をDIYで行うメリットは、費用が安く済む点です。
簡単に使える補修キットも販売されているので、ちょっとした穴埋めなら10分の1以下の費用で済ますことができます。
さまざまな状況に対応できる補修キットが販売されているので、補修する場所の状態に応じて選びましょう。
費用を安く抑えられる
DIYで自分でフローリング床の補修をすると、業者に頼んだ場合の10分の1以下で済ませることができます。
リペア業者に頼むと、傷1か所につき1万円以上かかるのが相場ですが、市販の補修キットや補修道具を購入して自分で修繕すれば、2千円くらいからで済ますことができます。
最近は百円ショップでも補修キットを扱っているので、その補修キットで間に合わせれば、100円でリペアすることも可能でしょう。
キットが販売されている
フローリングに空いた穴を埋めるために、穴や傷の状況に応じた補修キットが数千円で販売されています。
小さな傷や穴であれば、クレヨンタイプの補修キットで済ませられる場合もあります。大きな穴であれば、樹脂を溶かして穴に流し込んで固め、表面を仕上げるタイプの補修キットで対応できます。
100円ショップで売られている補修キットは、パテで穴を埋めるタイプですが、床に合った色のものを選べば、それほど目立たないように補修できるので、床の補修を試してみたい方にはお勧めです。
フローリングの穴埋め補修を業者に頼むメリット
フローリングの穴の補修を業者に依頼するメリットは、仕上がりがきれいなだけでなく、機能的にも問題がないように修繕してくれるという点です。
プロのリペア業者なら、直した箇所がわからないほどきれいに仕上げてくれますが、それ以上に穴の中のダメージを含めて修繕することで、今後不具合が起きないように仕上げてくれるのがうれしいところです。
仕上がりが丁寧
リペア業者に頼むと、フローリングの穴がどこにあったかわからないくらいきれいに補修してもらえます。
業者はあらゆるフローリングの種類に対応するツールや材料を用意しており、DIYの補修ツールにはない細かな色合いの違いまで対応できる補修材で現状の床との色合わせを行ってくれます。
仕上げのためのツールも豊富で、木目などまで筆で再現して、元の床と見分けがつかないレベルまで仕上げてもらえます。
様々な補修に対応
業者にフローリングの穴の補修を頼むと、フローリングの状態を見て表面の補修だけでない対応が期待できます。
フローリングの構造を理解しているので、表面の傷だけに対応するのではなく、内部の構造材に影響があれば、その部分を見てもらえます。
穴を見れば、キクイムシやシロアリなどの食害の可能性もわかるので、殺虫作業や、ほかの業者へ連絡した方がよいなどのアドバイスももらえます。
DIYで行うフローリングの穴埋め補修の流れ5つ
DIYでフローリングの穴を補修する場合に、一般的な補修キットで作業する場合の流れを説明します。
実際に作業する場合は補修キットの説明書に欠いてある通りに行ってください。説明書通りに行えば、それほど混乱することなく補修することができます。
1:フローリング穴の掃除
フローリングの穴を補修する場合に、最初に木のささくれなどをカッターなどで削り、空いた穴の中と周りをきれいに掃除します。
木のささくれなどがあると、修繕した際にそれが飛び出したりして見苦しく、場合によってはケガの原因にもなります。
穴にゴミなどが残っていると、せっかく埋めた樹脂がゴミごとポロリと外れてしまったりするので、念入りにゴミを取り除きましょう。
2:穴埋め用樹脂を穴に流す
次にフローリングの穴に穴埋め用の樹脂を溶かして流し込み、穴を完全に埋めてしまいます。
樹脂の色を床の色に合わせるため、樹脂を溶かす電熱コテの上で複数の樹脂を混ぜ合わせて色合わせをして、流し込みます。
補修の最後で整えるため、少し盛り上げるくらいで埋めましょう。
3:表面を平滑に仕上げる
フローリングの穴が埋まったら、熱した電動コテで補修して盛り上がっている樹脂を滑らかに整えていきます。
かなりの熱が加わりますので、埋めたところとその周りに耐熱保護材を塗っておきましょう。熱が加わって周りが変色してしまう可能性もあるので注意して作業してください。
4:周辺と色を馴染ませる
フローリングの穴の補修の仕上げは、色と風合いを周りのフローリングに馴染ませることです。
周りに合わせて木目をペンや筆で書き、違和感があるような場合はスチールウールなどでちょうどよくぼかして調整しましょう。
5:ワックスでツヤを調整
フローリングの穴の補修が終わったら、補修した部分とその周りにワックスをかけて樹脂部分が周りのフローリングと同じくつやが出るようにしましょう。
樹脂本体にはつやはないので、ワックスをかけることでつや出しができ、補修したばかりの部分を保護することにもなります。
フローリングの穴の再発防止方法
フローリングの穴を補修しても、そのような場所には穴が空く原因があり、安心することはできません。
物がぶつかりやすい場所や、重い物を落として傷つけやすい場所、床の素材が軟らかすぎるなどの原因があるので、それぞれ対策を取って、またフローリングに穴が空いてしまわないように対策しましょう。
カーペットでカバー
フローリングに穴が空きやすい場所は、補修をしなくて済むようにカーペットなどでカバーすると、フローリング自体を傷つけるリスクを減らすことができます。
人が集まるところや、台所などの料理器具を落とす可能性のあるところには、カーペットやラグなどを敷いておきましょう。
家具の移動を避ける
フローリングの上で家具を移動する際に穴を開けたり傷をつけてしまうことも多いので、家具を移動する時は注意をしましょう。
家具を移動する時に引きずって傷をつけてしまうことが多いので、できるだけ家具を動かさないようにするか、動かすことの多い家具の下には、傷防止の敷物を敷いたり、家具の足などに緩衝材をつけておくと、事前に傷を防止できます。
実績豊富な専門業者へ相談
フローリングに補修が必要な穴が空く場合は、フローリングの補修の実績が豊富な業者に相談してみるのもよいでしょう。
さまざまな事例を見ている専門業者なら、状況を見て適切なアドバイスをもらえます。
フローリングの素材には傷つきやすいものや水に弱いものなどの特徴がありますので、その部屋の床に合っていないフローリングかどうかもわかるので、リフォームの際に考えることもできます。
フローリングの穴の補修をして投資物件の価値をあげよう
フローリングの穴は見つけ次第すぐに補修しないと、広がってしまったり、床の基礎まで傷んでしまったりなどのより大きなトラブルにつながる可能性があります。
床が傷んでしまうと、せっかくの物件の資産価値は下がり、場合によっては多額のリフォーム費用をかけなければならなくなってしまいます。
フローリングの穴は早めに補修するように心がけ、投資物件としての家の価値を維持、向上させていきましょう。