【保育認定】1号認定と2号認定はどっちが得する?両者の違い4つをご紹介!
2023 11.11この記事はPRを含みます
そもそも保育認定って何?
保育認定とは、各市町村で必要な保育、教育のサービスを提供するための制度であり、認定こども園、保育園、幼稚園、地域型保育を利用する際に必要な認定制度(支給制度)でもあります。
3つの認定区分が設けられ、各市町村が認定した認定内容によって、利用できる施設が決定されます。
1号認定
基本的に子どもの年齢が満3~5歳の場合に適用され、保育に必要な事由(ひとり親家庭や、保護者の疾病・障害、共働き・出産など)に該当しない場合に1号認定となります。教育標準時間は4時間とされ、この場合、延長保育や一時預かりも利用することが可能となります。
基本的には、1号認定の場合、午後2時半までが施設の利用時間とされるので、標準認定とよばれることもあります。利用できる施設は幼稚園と認定こども園とされます。
2号認定
子供が3~5歳という点は1号認定と変わりませんが、保育事由(ひとり親家庭や保護者の疾病・障害、共働き・出産など)がある場合は、2号認定となります。
基本的な保育時間は8~11時間と定められ、保育標準時間である11時間以内か短時間保育の8時間以内のどちらかに該当します。
利用できる施設としては、保育所、認定保育園の2ヶ所になります。施設自体、午後6時~7時くらいまで利用可能なところが殆どです。また施設によっては、土曜日の保育も可能な場合もあるので事前に確認しておきましょう。
3号認定
子供が0~3歳で保育事由(ひとり親家庭、保護者の疾病・障害、共働き・出産など)がある場合、該当する認定制度です。
基本的な保育時間は8~11時間とされ、標準保育である11時間以内か短時間保育の8時間のいずれかに該当します。利用できる施設として、保育園、認定こども園、地域型保育があげられます。
有効期限がある?
有効期限があり、基本的に教育標準時間認定の場合、有効期間は3年間(小学校就学前まで)とされ、保育認定の有効期間についても同じく3年間(2号認定は小学校就学前まで、3号認定は3歳の誕生日の前々日まで)とされています。また、保育が必要なくなった場合に限り無効となります。
ただ「求職活動」を事由とした場合は、有効期限は基本的に90日とされています。
1号認定と2号認定の違い4つ
1号認定と2号認定では、3~5歳までと、受けられる年齢はそもそも同じですが、どのような違いがあるのでしょうか。その4つの違いについて、詳しく調べていきましょう。
1号認定と2号認定の違い1:保育が必要な事由
1号認定と2号認定では、該当する年齢は3~5歳と同じですが、1号認定には「保育の必要な事由」がありません。それに対して2号認定には、保育の必要な事由(ひとり親世帯・保護者の疾病・障害、共働き・出産など)があります。
要するに、昼間子供を面倒見ることが出来ない理由がある場合に限り、2号認定とされ、8~11時間の保育をしてもらうことが可能となります。
どっちが得かきちんと見極める必要があります。
1号認定と2号認定の違い2:利用できる施設
1号認定の場合、基本的には、昼間保護者が保育できることが想定されているため、保育時間の短い幼稚園か認定こども園とされています。
それに対して2号認定の場合は、保育出来ない事由(ひとり親家庭・保護者の疾病・障害、共働き・出産など)があるため、保育時間が長い保育園か、認定こども園が利用できます。
1号認定と2号認定の違い3:預け時間
1号認定の幼稚園の場合、利用できるのは午後2時半(4時間)までとされています。場合によっては、預かり保育や、延長保育を利用することも可能です。その場合は幼稚園によって有料もしくは無料であったり、時間などが様々ですので良く確認しておく必要があります。
保育園や認定こども園の場合、保育時間が8~11時間ですので、午後18~19時くらいまで基本預かってくれます。ただし短時間保育の場合は時間内にお迎えに行くようにしましょう。
1号認定と2号認定の違い4:保育料
1号認定の場合、市町村が定めた保育料以外に、園が定めた給食費(お弁当の場合もあります)・園バスの協力費・行事等の雑費・延長保育利用の際の延長料金(無料の場合もあります)を支払うことになります。
幼稚園によって市町村が定めた保育料以外には、ばらつきがあるので、良く調べておく必要があります。また、幼稚園無償化で、教育費と預かり保育の費用が3万7千円まで補助を受けられるようになりました。
2号認定の場合は、2019年10月1日より実施されている「幼児教育・保育の無償化」制度の開始に伴って、保育費の無償化(3~5歳児)になりますが、給食費は別途かかります。それ以外は、保護者の所得をもとにして市町村が定める保育料以外、ほぼ1号認定と同じ内容になります。
それぞれの施設の特徴3つ
幼稚園と保育園、認定こども園ではどのような違いがあるのでしょうか。どれも子供を預けるのに変わりはありませんが、3つを比べると多少内容が異なってきますので、その内容に応じて選ぶことも大切です。
施設の特徴1:認定こども園
内閣府・文部科学省・厚生労働省の3つが所轄となっています。目的としては、就学前の幼児教育と保育の観点から、子供の保護を目的とした施設と言えます。
つまり幼稚園と保育所の良いところが二つ合わさった施設と考えるとわかりやすいと思います。更に、地域の通園していない子育て家庭も対象に、育児の相談も受けてくれますので、地域全体を包括する施設ともいえます。
施設の特徴2:幼稚園
文部科学省の所轄で、学校教育法に基づく学校教育の場とされています。要するに幼稚園は、子供を保育してもらう場では無く、未就学児の教育をしてくれる場所ということです。
ある意味就学前に必要な教育を施してくれることから、保護者によっては、ある一定の年齢が来ると、保育園をわざわざ退園して幼稚園へ入園させる方もいらっしゃいます。それだけ、教育のスペシャリストということになります。
施設の特徴3:保育園
厚生労働省の所轄で「児童福祉法に基づく児童福祉施設」と位置づけされています。幼稚園との大きな違いは、保育の手が行き届かない乳幼児の保育に特化された場であるということです。
なので、幼稚園が教育的な機能を備えているのとは別に、乳幼児の心身の健康的な成長と生活に配慮することが主な目的とされているのです。
保育認定を決める際のポイント
子供を見てくれるのに変わりはないのですが、3つの施設にはそれぞれ異なった特徴があります。そのため、保護者の判断で、どこに入れるかを見極めなくてはなりません。
また、何となく働きたいからと2号認定を申請しても、中々認定が下りないこともあり得ます。保育園を希望するのであれば、どっちが得かそれなりのポイントをつかんでおく必要があります。
無償化の対象施設がある
子育て支援制度の対象となっている幼稚園・保育園に関しては3~5歳児のクラスは無償化の対象施設になっています。また認可外の保育施設も、月額3万7千円まで無償化となります。
幼稚園の預かり保育も対象となりますが、その場合は「保育の必要性の認定」を受けたうえで、月額上限1万1千300円まで無償化の対象となります。どっちが得か必要に応じて相談しましょう。
1号認定と2号認定はどっちが得する?
どちらも無償化ということなのですが、3~5歳児以外に、0~2歳児がいる場合で非課税世帯の場合、0~2歳児は月額4万2千円まで無償化になります。
その時の家計の状況に合わせてどっちが得か決めることをおすすめします。
子どもに合った環境を選ぶ
幼稚園にするか、保育園にするか、認定こども園にするのかは、それぞれの特色がありますので、どっちが得なのか一概には言えません。その時のお子さんの状況にもよります。
とにかく保育をしてもらわなければならない状況であれば、保育園や認定こども園を選ぶ方法もあります。また、家から近いところを選ぶということも必要です。状況を良く把握して、お子さんが通いやすい施設をおすすめします。
1号認定と2号認定はどっちが得するか知ろう
結論から言うと、どっちが得かと言う問題では、「短時間パートの方」は、わざわざ2号認定を受けなくても、1号認定で充分です。
子育て支援の対象となっている幼稚園でしたら、無償化の対象にもなっていますし、預かり保育も無償化の対象(「保育の必要性の認定」を受ける)になります。
ただ、正社員やフルタイムで長時間働く場合、長時間見てくれる保育園や認定こども園の方がお得と言えます。どっちが得かは自分のライフスタイルにあった選び方をおすすめします。
子供に関する記事を以下のリンク先にまとめていますので、興味がある方はご参照ください。
子供の保険はいつからかける? 子供を早く保険に加入させると良い理由や利点、保険の種類を紹介
お金の勉強をしてみませんか
これからに備えて、資産形成や投資信託を検討している方も多くいらっしゃると思います。
そんな方に株式会社FinancialAcademyが開催する「お金の教養講座」をご紹介します。
「お金の教養講座」は累計70万人以上が受講した人気講座となります。
この講座だけで、資産形成や投資信託の要点をしっかり押さえることができます。
無料体験セミナーもありますので、おすすめです。
株式投資のセミナーについて
株式投資に興味がある方もいらっしゃると思います。
知識なしで株式投資を始めると、約20%の人しか利益を出すことができないと言われています。
そこで、株式会社FinancialAcademyが開催する「株式投資スクール」をご紹介します。
投資初心者から経験者まで満足できる体系的なカリキュラムであり、株式投資の正しいルールと、成果を出すためのノウハウがわかるセミナーとなります。
本セミナーでは、株式投資で利益を上げるための道筋を学んでみませんか。
無料の体験セミナーもありますので、ぜひ受講してみてください。
不動産投資セミナーについて
不動産投資に興味がある人もいると思います。
そこで、体系的なカリキュラムで不動産投資で成功するために必要な知識を学ぶことができるセミナーがございます。
株式会社FinancialAcademyが開催する「不動産投資スクール」を受講してみてはいかがでしょうか。
初心者から経験者までいずれの方でも満足できる内容となっています。
投資に関するセミナーについて
投資家を目指すにあたっては、投資に関するセミナーの受講をおすすめします。
株式会社Free Life Consultingが開催する「投資の達人になる投資講座」は、投資の基礎から解説されるため、初心者でも安心です。
無料入門講座もありますので、ぜひ受講してみてはいかがでしょうか。