「仮想通貨を購入したいが、販売所と取引所のどちらを利用すればよいか分からない。」
こんな悩みはありませんか。
仮想通貨取引所のサイト内には、販売所と取引所が存在します。
どちらも仮想通貨を入手するときに利用する機能ですが、大きな違いがあります。そのため、あなたの状況に合わせて、適切に使い分けることが重要です。
販売所と取引所の違いを理解しないまま取引をすると、損をしてしまいます。
仮想通貨投資を始めたばかりだと、どちらを利用すればよいか分かりません。そこでこのページでは、販売所と取引所の違いやそれぞれの特徴を分かりやすく説明します。
※以下の情報は、全て2022年3月現在の情報です。
目次
販売所と取引所の使い分けが重要
販売所と取引所はそれぞれ機能が異なるため、目的に合わせた使い分けが重要となります。
販売所は、すぐに仮想通貨を入手したい場合におすすめです。日本円を支払うだけで、即座に仮想通貨を購入できます。
一方で取引所は、割安な価格で仮想通貨を入手したい場合におすすめです。市況価格を反映した取引のため、販売所よりも価格が安い点がメリットと言えます。
ただし取引所では、相場に左右されるため、必ずしも仮想通貨を入手できるとは限りません。
このような違いが生まれる理由は、販売所と取引所で売買の仕組みが異なるためです。
損せずに仮想通貨取引をするためには、販売所と取引所の仕組みを理解することが重要です。つづいて、それぞれの仕組みについて、説明します。
販売所とは
販売所とは、利用者が仮想通貨取引所から仮想通貨を購入できる場所です。
仮想通貨取引所は、販売用として仮想通貨を備蓄しています。そのため、利用者はいつでも購入が可能です。
販売所では、利用者が購入注文を入れると、即座に取引が成立します。
また、販売所の仮想通貨価格は、仮想通貨取引所によって定められています。
販売所のメリット
販売所のメリットは、注文と同時に仮想通貨が手に入る点です。操作も簡単であり、購入金額を指定するだけで、すぐに仮想通貨を購入できます。
また、販売銘柄の種類が多い点も魅力です。販売所では、仮想通貨取引所に上場する全銘柄を購入できます。
たとえ国内での流通量が少ない銘柄であっても、販売所なら確実に入手できるのです。
国内の仮想通貨取引所では、販売所でしか扱っていない銘柄も多く存在します。マイナーな銘柄や日本に上場したばかりの銘柄は、販売所での購入が基本です。
販売所では、仮想通貨の売却もできます。売却注文と同時に現金化できるため、スピーディーな取引が可能です。
販売所のデメリット
販売所のデメリットは、市況価格よりも割高な点です。
仮想通貨は、価格変動の大きい資産と言われています。そのため販売所では、市況価格が高騰した際でも仮想通貨交換業者が損をしない水準の価格設定が通常です。
市況価格よりも高い価格で購入するため、仮想通貨を購入した時点でわずかな含み損が発生します。したがって、大量購入や短期トレードを目的とした利用には適しません。
販売所を利用すべき場面
仮想通貨をすぐに入手したい場面では、販売所が適しています。また、操作が簡単なため、これから仮想通貨を学習する人にとっても最適です。
また、長期保有を前提としており、購入時点の相場の影響が小さい場合には、販売所も利用可能です。
ほかにも、取引所で扱っていないマイナーな銘柄は、販売所を利用します。
日本における仮想通貨人口はまだ少ないため、取引所で扱っていない銘柄は数多くあります。一方でそれらの銘柄も、ゲームや商取引で使う場面が増えてきました。
そのような銘柄を入手したい場面では、販売所から購入します。
販売所には、上場銘柄がいち早く登場するため、誰よりも早く新規上場銘柄を手に入れたい場合にもおすすめです。
取引所とは
取引所とは、ユーザー同士の売買注文が集まる場所です。取引所では、他の投資家から仮想通貨を購入します。
ユーザーは購入希望単価と数量を指定し、買い注文を入れます。取引所内で、他の投資家から対応する売り注文が入ると、取引成立です。
需要と供給がリアルタイムに反映されるため、成約価格は常に変動します。
市場の流れを読み、購入希望単価を自身で設定できる点が、取引所の魅力です。
取引所のメリット
取引所のメリットは、販売所よりも安価に仮想通貨を購入できる点です。
市場の相場価格によって売買されるため、市況を反映した価格で購入できます。市況予測が的中すれば、より安価な価格での仮想通貨購入も可能です。
また、希望購入単価を自身で設定できるため、市場予測にもとづくトレードができます。
市場動向を予測し、安い価格で仕入れて高い価格で売却できれば、大きな利益となるでしょう。
仮想通貨のトレーダーは、取引所をメインに利用しています。高度な投資技術を惜しみなく発揮できる点が、取引所のメリットです。
取引所のデメリット
取引所のデメリットは、購入できない場合もある点です。買い注文に対応する売り注文が現れなければ、取引できません。
相場価格や売り注文はリアルタイムに変動するため、希望通りに仮想通貨を購入できないこともあります。
また取引所は、販売所よりも操作が複雑です。株式取引で用いられる「板取引」という手法が使われており、希望単価や数量を入力しなければなりません。
指値や成行注文など、金融投資の専門用語も登場します。そのため、投資の初心者にとって、いきなり取引所を使いこなすのは困難です。
また、扱っている銘柄が少ない点もデメリットです。流通量の少ないマイナーな銘柄は、取引所で売買できません。
日本の取引所では、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)以外のマイナーな銘柄は、扱っていない場合が多いです。
取引所を利用すべき場面
取引所は、割安な価格で仮想通貨を入手したい場面に最適です。
大量売買や短期トレードなど、少しでも購入単価を抑えたい場面では、取引所が重宝します。
また、仮想通貨投資に慣れてきた方には、取引所がおすすめです。 取引所で必要なローソク足や太陽線といった投資の知識は、仮想通貨を理解するうえで役立ちます。
これらの知識は、取引所で何度も売買を繰り返すことで身についていくことでしょう。
本格的に仮想通貨投資をするのであれば、取引所の利用は避けては通れません。 積極的に取引所を利用して、取引所の操作に慣れる必要があります。
販売所と取引所を持つおすすめの仮想通貨取引所
販売所と取引所の両方を持つおすすめの仮想通貨取引所を紹介します。いずれの取引所も販売所と取引所を備えており、状況に応じた使い分けが可能です。
どの仮想通貨取引所も口座開設手数料や維持費はかからず、無料で口座開設ができます。
DMM Bitcoin(DMMビットコイン)
DMM Bitcoin(DMMビットコイン)の魅力は、気軽に販売所を利用できる点です。
DMM Bitcoinの販売所では、仲値価格が採用されています。仲値価格とは、取引所でのリアルタイムの売買価格を反映した価格です。
一般的な仮想通貨取引所の販売所では、高めの販売価格が設定されています。これに対して、DMM Bitcoinの販売所では、市況を反映した仲値価格に設定されています。
DMM Bitcoinは販売所であっても、割安な価格設定です。そのため、販売所であっても気軽に利用できます。
また、レバレッジ取引が充実している点も強みです。
レバレッジ取引とは、元手よりも大きな額の仮想通貨の取引をする手法です。リスクが大きくなる一方で、大きなリターンも期待できます。
Coincheck(コインチェック)
Coincheck(コインチェック)の販売所では、ビットコイン(BTC)の積立投資が可能です。
「Coincheckつみたて」というサービスがあり、毎月自動的にビットコインの購入ができます。月々1万円からの積立投資ができるため、コツコツとビットコイン貯蓄ができるのです。
Coincheckは、初心者にも使いやすい点も魅力と言えます。
操作画面はシンプルで、簡単に仮想通貨の売買が可能できます。はじめて仮想通貨投資を学ぶ人に、おすすめの仮想通貨取引所と言えます。
bitFlyer(ビットフライヤー)
bitFlyer(ビットフライヤー)なら、日常生活でビットコイン(BTC)を貯めることが可能です。
たとえばbitFlyerには、Tポイントとビットコインの交換制度があります。
bitFlyerの仮想通貨口座さえあれば、日頃の買い物でビットコインを貯められます。
このように、bitFlyerでは初心者であっても仮想通貨投資にも親しめる制度があります。まとまった投資資金がなくても、仮想通貨の世界を体験できる点が魅力です。
日常生活で、コツコツとビットコインを貯めたい人におすすめの仮想通貨取引所と言えます。
bitbank(ビットバンク)
bitbank(ビットバンク)は、取引所で扱っている銘柄が豊富です。
ビットコイン(BTC)以外の仮想通貨(アルトコイン)も、取引所から入手できます。そのため、アルトコインをできる限り安く調達したい人におすすめです。
また、幅広くアルトコイン投資に挑戦したいと考える方にもピッタリです。取引所で売買できる銘柄が多いことは、仮想通貨投資において大きなメリットとなります。
BITPOINT(ビットポイント)
BITPOINT(ビットポイント)の特徴は、取り扱い銘柄の多さです。
日本の仮想通貨取引所ではあまり扱っていない銘柄が多く、幅広いコインに投資できます。
また、取引所で売買できる銘柄も豊富です。ほかの国内仮想通貨取引所にはない、珍しい銘柄も取引所で売買されています。
仮想通貨ゲームで使用されるような銘柄も取り揃えており、幅広いジャンルの銘柄に投資したい人におすすめの仮想通貨取引所です。
また、上級者向けのトレード機能も充実しており、高度な仮想通貨取引にも対応できます。
Huobi(フォビ)
Huobi(フォビ)の特徴は、仮想通貨ペアの種類が豊富な点です。
仮想通貨のペアとは、トレードで売買できる仮想通貨銘柄の組み合わせのことです。Huobiでは、取引所でさまざまな銘柄とトレードができます。
保有する銘柄を他の銘柄に交換できるため、仮想通貨運用の選択肢が広がります。
所有している仮想通貨を元手に、さまざまな銘柄へと交換が可能です。ポテンシャルのある銘柄に投資できれば、大きなリターンも期待できます。
Huobiは日本での知名度は低いものの、安心して利用できます。なぜなら、世界170カ国以上の国で展開するグローバルな仮想通貨取引所だからです。
高度なトレード機能など、上級者でも満足できる仮想通貨取引所です。
目的に合わせて販売所と取引所を使い分けよう
販売所と取引所は、目的に合わせた使い分けが重要です。
上手に使い分けることで、損せずに仮想通貨の取引ができます。販売所と取引所の両方を使いこなすことで、有利に仮想通貨投資を進められるでしょう。
ただ初心者のうちは、取引所の利用が難しいかもしれません。そこで、 販売所を利用しながらも、取引所でのトレードに挑戦することが大切です。
今回ご紹介した仮想通貨取引所は、すべて日本語での操作が可能です。初心者であっても、迷うことなく利用できます。
これらの仮想通貨取引所には、販売所も取引所も設けられており、仮想通貨取引の練習に最適です。
何度も仮想通貨取引所を利用することで、販売所と取引所の仕組みが深く理解できます。
販売所と取引所を上手に使い分けて、仮想通貨取引をしましょう。