Binance(バイナンス)は取扱銘柄が多く、上級者に人気の仮想通貨取引所です。
Binance(バイナンス)は海外取引所であるため日本円による出金ができず、仮想通貨による出金が必須で日本円に替えるには特有の操作が必要になります。
そこでこの記事では、Binanceからの出金・送金方法をわかりやすく解説します。 この機会に、Binanceでの出金方法を習得して、海外仮想通貨取引所でのトレードに挑戦しましょう。
補足担当者
※以下の情報は、全て2022年7月現在の情報です。
目次
Binance(バイナンス)における出金・送金の特徴
解説者
Binance(バイナンス)からの出金に必要な手続きや手順について順を追って説明していきます。
出金には国内取引所を経由する必要があるため詳しい流れを把握してやり方をマスターして下さいね!
日本円の出金はできない
Binance(バイナンス)から、国内銀行への直接日本円出金はできません。
なぜなら、Binanceが日本円に対応していないからです。
補足解説者
出金には国内取引所を経由する必要がある
Binance(バイナンス)で保有する仮想通貨を出金する際は、国内仮想通貨取引所を介した操作が必要です。
日本において仮想通貨を現金化できる事業者は、金融庁に登録済みの国内取引所のみです。
解説者
Binanceから国内仮想通貨取引所の口座へ仮想通貨を送金し、国内事業者を通じて現金化をします。
国内取引所を介した現金化は、日本居住者にとって最もメジャーな手法です。
Binance(バイナンス)からの出金・送金に必要なもの
Binance(バイナンス)からの出金で、事前準備が必要なものを3つ紹介します。
①Binance(バイナンス)での本人確認
事前に、Binance(バイナンス)での本人確認が必要です。
Binanceでは本人確認が未完了だと、出金可能額に制限がかかります。そのため、身分証明書を提示し、本人確認を完了させておきましょう。
本人確認は、身分証明書をデジタルデータとして提出するだけで完了します。
②国内仮想通貨取引所の口座
仮想通貨を日本円へ現金化するには、国内仮想通貨取引所の口座が必要です。
いくつかの国内取引所がある中で、おすすめはCoincheck(コインチェック)です。
補足担当者
口座開設や口座の維持に手数料はかかりません。初心者でも簡単に口座開設ができるため、この機会にCoincheckの口座を開設しましょう。
③国内取引所に対応する仮想通貨銘柄
まず現金化したい銘柄を、国内取引所で受け入れできる銘柄に両替しておく必要があります。
なぜなら国内取引所では、一部の銘柄しか対応していないためです。Binanceでは、仮想通貨の両替機能があります。この機能を使い、あらかじめ両替をします。
おすすめの銘柄は、ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)です。これらの仮想通貨は、メジャーな銘柄であるため、国内仮想通貨取引所でも現金化ができます。
Binance(バイナンス)からの出金・送金手順
Binance(バイナンス)からの出金手順を、解説します。
①国内取引所へ対応した銘柄に両替する
まず、Binance(バイナンス)で現金化したい仮想通貨を、国内仮想通貨取引所で扱っている銘柄に両替します。
国内取引所によって上場している銘柄が異なるため、事前に自身の仮想通貨口座に対応する銘柄を確認しましょう。
▲出典:Binance(以下同じ)
Binanceへログインします。
トップ画面の 「トレード」から「Binance Convert」を選択してください。
この「Binance Convert」とは、Binanceの両替所です。
振替元には、現金化したい銘柄を指定します。そして振替先には、国内仮想通貨取引所で対応している銘柄を選択してください。
コンバージョンをすると、銘柄の両替が完了します。
②国内仮想通貨取引所のウォレットアドレスを確認する
次に、国内仮想通貨取引所のウォレットアドレスを確認します。
ウォレットアドレスとは、銀行口座における口座番号の役割を果たす文字列です。
今回の例では、ビットコイン(BTC)をCoincheck(コインチェック)へ送付します。
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Coincheckにログインをし、トップページから「暗号資産の受け取り」を選択してください。
Coincheckで入金できる銘柄が表示されました。送金する仮想通貨を選択し、表示されたウォレットアドレスをコピーしましょう。
解説者
なお、銘柄によってウォレットアドレスは異なります。Binanceで送金しようとしている銘柄と一致しているか確認してください。ウォレットアドレスに対応しない仮想通貨を送付した場合には、通貨が失われてしまいます。
③Binance(バイナンス)から国内取引所へ送金する
続いて、Binance(バイナンス)からCoincheck(コインチェック)へ仮想通貨を送金します。
Binanceへログインし、操作画面を開いてください。
解説者
▲出典:Binance(以下同じ)
送金する銘柄の「出金」をクリックします。
出金画面が表示されるため、Coincheckでコピーしたアドレスを貼り付けます。
ホワイトリストの制限がかかっている場合には、新たにウォレットアドレスをホワイトリストとして登録しましょう。
ウォレットアドレスを指定し、Coincheckへ送付する金額を入力します。
送金画面で登場する「ネットワーク」とは、ブロックチェーンの種類です。異なるブロックチェーンへ送金すると、送金した 仮想通貨は失われます。
必ず、送金したい銘柄とネットワークの名称が合っているかを確認しましょう。
加えて、初回の出金時にはまず少量のみ送金し、届くかを確認する点も重要です。確実に送金できることを確認してから、大きな金額を送付してください。
送付完了までには、30分から1時間ほどの時間を要します。
④国内仮想通貨取引所で日本円に両替する
国内仮想通貨取引所へ仮想通貨が届いたら、日本円にトレードをします。
Coincheck(コインチェック)にログインをしてください。
▲出典:Coincheck(以下同じ)
コインチェックのトップページ下部にある「PRODUCTS」一覧から「ビットコイン取引所」を選びます。
ビットコイン(BTC)のトレード画面が表示されました。
この画面で、ビットコインの希望売却レートと注文量を入力します。「売り」をクリックし注文が成立すると、日本円が口座へ入金されます。
⑤国内銀行の口座へ出金申請をする
最後に、Coincheck(コインチェック)から国内銀行への日本円の出金です。
▲出典:Coincheck(以下同じ)
Coincheckの左側のメニューから、「日本円の出金」を選択します。
なお、初回の出金時は、銀行口座の登録が必要です。「新しい口座を登録する」から、入金したい銀行口座の口座番号を指定してください。
出金先を指定し、出金額を入力すると出金申請が完了します。
補足担当者
これで、Binance(バイナンス)からの出金操作が完了しました。
Binance(バイナンス)からの出金・送金に関するよくある質問
Binance(バイナンス)からの出金に関して、よくある質問に回答します。
銀行振込による出金はできるか
Binance(バイナンス)から銀行振込による出金はできません。
日本の金融機関へ出金する場合は、国内仮想通貨取引所を介した操作が必要です。
出金手数料はいくらか
Binance(バイナンス)の出金手数料は、ビットコイン(BTC)の場合で0.0002BTCです。
出金画面において、各銘柄の出金手数料を確認できます。
また、国内仮想通貨取引所から現金を出金する際に、手数料が発生します。
Coincheck(コインチェック)の場合、出金手数料として407円が必要です。(2022年5月現在)
出金にはどれくらい時間がかかるか
Binance(バイナンス)での出金から銀行振込まで、数営業日の時間が必要です。
特に国内仮想通貨取引所から銀行への出金時には、厳格な審査があります。休日や祝日に出金申請をした場合には、審査に時間がかかる可能性もあります。
ネットワークの選択がわからない
Binance(バイナンス)でネットワークを選択する場合は、送金する銘柄と同じネットワークを指定します。
送金する銘柄とネットワークが異なると、送金した仮想通貨が失われます。
Binance(バイナンス)でのトレードに挑戦しよう
Binance(バイナンス)からの出金方法を、解説しました。
Binanceは海外の取引所であるため、現金化の操作が複雑です。しかし、この出金方法さえ習得できれば、Binanceでさまざまな銘柄への投資ができるようになります。
ぜひこの機会に、Binanceからの出金方法を習得してハイレベルな投資に挑戦しましょう。