Binance(バイナンス)は、取引銘柄の豊富さや、手数料の安さから外国の取引所にもかかわらず日本で注目を集めている取引所です。
しかし、外国の取引所ということもあり、利用するときに不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
今回はBinanceについての基本的な情報から、「登録・入金・取引・出金方法」まで画像付きで使い方を解説します。この記事を読むことで、Binanceの基本的な使い方をマスターできます。
※以下の情報は、全て2021年12月現在の情報です。
目次
Binance(バイナンス)とは
まず、Binance(バイナンス)の基本情報を見てみましょう。
拠点 | マルタ共和国 |
取扱通貨数 | 約400種類 |
取引方法 |
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最大レバレッジ | 125倍 |
入出金手数料 |
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取引手数料 | 0.1%(BNBの保有量によって変動) |
取引プラットフォーム |
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公式サイト | Binanceの公式サイト |
Binanceは香港を拠点にしていましたが、中国の仮想通貨規制を受けて、マルタ共和国を拠点に運営されています。
約400種類もの仮想通貨を扱っているため、世界中の人が利用する人気の取引所です。
日本では購入できない通貨の取り扱いが多いため、日本からの利用も増えています。
ただし、Binanceでは日本円を使った取引ができません。
国内の取引所からビットコインなどの仮想通貨を送金して利用しましょう。
国内の取引所では取引通貨が豊富で、500円から仮想通貨を購入できるCoincheck(コインチェック)がおすすめです。
Binanceと一緒に口座開設しておきましょう。
Binance(バイナンス)の使い方を学ぶべき理由とは
仮想通貨取引所のBinance(バイナンス)には、次の特徴があります。
- 取り扱い通貨豊富
- 万全のセキュリティ体制
- 手数料が安い
- サイトやアプリが使いやすい
取り扱い通貨が豊富
Binance(バイナンス)では、約400種類の仮想通貨を扱っています。
その数は現在も増加中で、毎月、新たな仮想通貨が新規上場している状況です。
さらに、取扱通貨の多さからユーザーも増加しており、取引高は世界一になっています。
扱っている銘柄が多いほど取引のチャンスが増えるため、仮想通貨投資を行なっている方におすすめです。
万全のセキュリティ体制
Binance(バイナンス)は2019年のハッキング被害を受けて、より強固なセキュリティ体制を整えています。
具体的には、2段階認証、本人確認、指紋認証などです。
ハッキング被害の後、ISO(国際標準化機構)が定める基準をクリアし、セキュリティ認証を受けているため安心して利用できます。
手数料が安い
Binance(バイナンス)は手数料の安さも魅力の1つです。
多くの取引所は取引手数料が0.1%以上かかってしまいます。
Binanceもベースの手数料は0.1%ですが、バイナンスコイン(BNB)の保有量によって、最大で半分の0.05%で利用可能です。
バイナンスコインは、時価総額がビットコイン、イーサリアムに次ぐ、第3位になっており、期待度の高い仮想通貨でもあります。
Binanceで手数料割引を受けつつ、資産として保有する価値もあります。
サイトやアプリが使いやすい
Binance(バイナンス)はサイトやアプリが使いやすいです。
Binanceは外国の取引所ですが、日本語に対応しているため、言語面に不安がある方でも利用できます。
さらに、口座開設や取引はシンプルな操作であるため、経験が浅い方にもおすすめです。
また、Binanceはスマホアプリにも対応しています。
1つのアプリで、初心者用のLiteと上級者用のProをできるため、自分に合わせて利用可能です。
Binance(バイナンス)の使い方に関する注意点とは
Binance(バイナンス)を使う際、以下の2点に注意してください。
- Binanceは日本での営業を許可されていない
- Binanceでは日本円が使えない
日本での営業を許可されていない
Binance(バイナンス)は日本の金融庁から営業を許可を得ていません。
金融庁は次のように定めています。
「外所在業者であったとしても、日本の居住者のために又は日本の居住者を相手方として金融商品取引を業として行う場合は、金融商品取引業の登録(日本の「金融商品取引法」に基づく登録)が必要です。日本で登録を受けずに金融商品取引業を行うことは、禁止されています。(違反者は罰則の対象となります。)」
引用:金融庁HP
つまり、金融庁の許可を得ていないBinanceは日本での営業ができず、行なった場合、罰則の対象となるのです。
ただし、日本人がBinanceを利用しても利用者が罰せられることはなく、仮に罰せられる場合は運営元のBinanceが対象になります。
では、なぜBinanceは日本語に対応しているのでしょうか?
その理由は、日本以外の国に住んでいる日本人に向けて発信しているためです。
あくまでも日本以外の国で営業をしているというスタンスをとっています。
グレーな部分にはなりますが、日本在住の日本人がBinanceを利用しても違法ではありませんし、日本からの口座開設及び取引も可能です。
日本円が使えない
Binance(バイナンス)では日本円を使えません。
よって、バイナンスで取引をするためには、日本の仮想通貨取引所からビットコインなどの仮想通貨を送金する必要があります。
送金方法は後ほど解説します。
クレジットカードを利用して取引することもできますが、手数料が高くつきます。
面倒ですが、国内の取引所で仮想通貨を購入し、送金することをおすすめします。
Binane(バイナンス)の使い方①:登録方法
Binance(バイナンス)の登録方法/口座開設方法を解説します。
まず、Binanceの公式サイトにアクセスします。
▲出典:Binance(以下全て同じ)
https://www.binance.com/ja
「今すぐ登録」をクリックします。
「メールアドレス」と「パスワード」を入力して、「アカウントを作成」をクリックします。
電話番号で登録する場合は、「モバイル」を選択して、「電話番号」と「パスワード」を入力してください。
メールアドレスに6桁の確認コードが送られるので、入力します。
以上で登録完了です。
このままでも利用できますが、安全性向上のため、2段階認証を設定しておくことをおすすめします。
Binance(バイナンス)の使い方②:入金方法
Binance(バイナンス)への入金方法を解説します。
Binanceでは、日本円を利用できません。
取引するためには、日本の仮想通貨取引所からビットコインなどの通貨を送金します。
今回は送金の手順を解説します。
Binanceのアカウントにログインします。
画面右上の人型のアイコンをクリックし、「ウォレット」タブを選択、「フィアットと現物」をクリックします。
送金したい通貨の「入金」をクリックします。
今回はビットコインを選びます。
ネットワークを「BTC」にして、「アドレスを取得」を選択すると、英数字のアドレスが表示されます。
表示されたアドレス宛に、日本の仮想通貨取引所からビットコインを送金すると、完了です。
送金アドレスを間違えてしまうと、送金できないだけでなく、ビットコインを紛失する可能性もあります。
送金アドレスはコピペで、間違いがないことを確認しましょう。
日本の取引所からの送金方法は、取引所によって異なるため、わからない方は別途調べてください。
Binance(バイナンス)の使い方③:取引方法
Binance(バイナンス)では、現物取引や先物取引、信用取引などさまざまな取引方法があります。
今回は、最もスタンダードな現物取引の方法を解説します。
さらに、現物取引の中にも、「指値」「成行」「ストップリミット」「OCO」の4種類があるため、それぞれの特徴と取引手順も説明します。
Binanceのアカウントにログインします。
画面上部の「トレード」のタブを選択し、「クラシック」をクリックします。
画面右側部で取引する通貨のペアを選択します。
たとえば、ビットコインでバイナンスコインを購入する場合は、上の赤枠の部分から「BTC」を選択します。
次に下の赤枠の部分から「BNB/BTC」を選択すると完了です。
次に、画面を下にスクロールして各注文をします。
指値注文
指値注文は「設定したところまで価格が上がったらポジションを確定させる」という注文方法です。
利確する際に利用されることが多いです。
「指値」を選択します。
左側が「買い注文」、右側が「売り注文」です。
「金額」に数値を入力して「購入」または「売却」をクリックすると、設定金額に達したときに自動でポジションが確定します。
成行注文
成行注文は「現時点で出されているオーダーの組み合わせから注文して、ポジションを確定させる」という注文方法です。
「成行」を選択します。
左側が「買い注文」、右側が「売り注文」です。
「金額」を入力して、「購入」または「注文」をクリックするとポジションが確定します。
ストップリミット
ストップリミットは、逆指値注文のことです。
リミットとは逆で、設定したところまで価格が下がったらポジションを確定します。
損切りをする際に利用することが多いです。
「ストップリミット」を選択します。
左側が「買い注文」、右側が「売り注文」です。
「金額」に数値を入力し「購入」または「売却」をクリックすると、設定金額に達したときに自動でポジションが確定します。
OCO
OCOは、指値注文とストップリミットを同時に設定する注文です。
指値注文は、主に利確する際に利用する注文です。ストップリミットは、主に損切りをする際に利用する注文方法となるでしょう。
指値注文やストップリミットを利用する場合、どちらか一方しか設定できませんが、OCOの場合2つを同時に設定できます。
「▼」をクリックして、「OCO」を選択します。
左側が「買い注文」、右側が「売り注文」です。
「指値」と「ストップ」に数値を入力しておくと、設定金額に達した時にポジションが確定します。
Binance(バイナンス)の使い方④:出金方法
Binance(バイナンス)の出金方法を解説します。
今回紹介する出金方法は、Binanceの口座にあるビットコインを日本の取引所に送金する方法です。
Binanceのアカウントにログインします。
画面右上の人型のアイコンをクリックし、「ウォレット」タブを選択、「フィアットと現物」をクリックします。
送金する通貨の「出金」をクリックします。
今回はビットコインを送金します。
通貨を「BTC」にし、送金先(日本の取引所)のアドレスを入力します。
「出金」をクリックすると、出金の完了です。
送金先のアドレスを間違えてしまうと、送金できないだけでなく、ビットコインを紛失する可能性もあります。
送金アドレスはコピペし、間違いがないことを確認しましょう。
送金先のアドレスの表示方法は、取引所によって異なるため、別途確認してください。
Binance(バイナンス)のスマホアプリの使い方
Binance(バイナンス)のスマホアプリで、取引する方法を解説します。
スマホアプリも使いやすいデザインになっているため、アプリで取引するユーザーも多くいます。
Binanceのアプリには「Lite」と「Pro」があり、取引は「Pro」で行います。
LiteとProはアプリ内で切り替えられるため、ご安心ください。
アプリを開くと、デフォルトではLiteの状態になっています。
左上のアイコンをタップします。
「トランザクションがライト」の横のボタンをタップすると、Proに切り替わり、取引が可能になります。
Binance(バイナンス)アプリの入金方法
Binance(バイナンス)アプリの入金方法を解説します。
Proの状態で、右下の「ウォレット」をタップします。
「入金」をタップすると、入金する通貨の選択画面に移動します。
「BTC」を選択すると、送金用のアドレスが表示されるので、日本の取引所で入力して送金します。
送金先のアドレスを間違えてしまうと、送金できないだけでなく、ビットコインを紛失する可能性もあります。
送金アドレスはコピペして入力し、間違いがないことを確認しましょう。
Binance(バイナンス)アプリの取引方法
次に取引方法を解説します。
Proの状態で「トレード」をタップします。
左上の通貨ペアの表示をタップして、取引するペアを選択します。
右側の部分で「買い」「注文方法」「金額」を選択して、「BTC購入」をタップすると、取引完了です。
注文方法は「指値注文」「成行注文」「ストップリミット」「OCO」から選択できます。
Binance(バイナンス)の評判や口コミ
Binance(バイナンス)についての評判や口コミを見てみましょう。
良い口コミは、「取扱通貨が豊富」「レバレッジの倍率が高い」「手数料が安い」「日本語対応している」など、さまざまな意見が見られました。
一方、悪い口コミは、日本円を使えないことへの意見がありました。
Binance(バイナンス)の良い評判や口コミ
「初めて海外取引所を使うなら。まずバイナンスをおすすめします。レバレッジも最大125倍かけらますし、取扱通貨も豊富。」
「バイナンスはサイトだけでなく、アプリやチャットも日本語対応なので、安心して使うことができます。実際にチャット機能を使いましたが、日本語ですぐに返信が返ってきました。」
このように、銘柄の豊富さを評価している口コミが多く見られました。
投資目的で仮想通貨を取引している方には、銘柄の豊富さやレバレッジ倍率の高さ、手数料の安さなど、多くのメリットがあるため、おすすめです。
また、初めての方でも日本語対応しているため安心して利用できるようです。
Binance(バイナンス)の悪い評判や口コミ
「バイナンスで購入するときは、国内の取引所に日本円を入金して、購入して、送金しないといけないから面倒。もっと楽にならないかな。」
「バイナンスで口座開設して、日本円を入金する気でいたけどできなんだ。」
日本円を入金して取引できないことへの悪い口コミが見られました。
現在はクレジットカードを使うことで、日本円でも仮想通貨を購入できます。
しかし、手数料が高いため、日本の取引所から送金する方法がおすすめです。
Binance(バイナンス)の使い方を覚えて仮想通貨取引にチャレンジしよう
今回はBinance(バイナンス)の口座開設方法から使い方まで解説しました。
Binanceでは、日本の取引所では扱っていない銘柄を多数扱っており、手数料も安いため、仮想通貨投資をしたい方にはおすすめの取引所です。
また、日本語にも対応しているため、言語面で不安を感じている方も安心して利用できます。
口座開設から取引まで、簡単な操作にできるので、この機会にBinanceに登録して、仮想通貨取引にチャレンジしましょう。
[…] なお、「Binanceの使い方」についてはこちらの記事をご覧ください。 […]
[…] 残り2つの注意点については、「仮想通貨取引所Binance(バイナンス)とは?使い方を徹底解説」で説明しているので、不安のある方は確認しておいてください。 […]