現在、仮想通貨は投資対象の一つとして一般的になりました。そのような中、注目されている仮想通貨取引所のひとつが、Coincheck(コインチェック)です。
Coincheckの利用を検討されている方のみならず、すでに利用されている方の中には、「手数料は高いのか?」「手数料の種類は?」という疑問を持っている方もいるのではないでしょうか?
今回の記事では、「Coincheckの手数料は決して高くない」ということを、手数料の種類や口コミを紹介しながら説明していきます。
※以下の情報は、全て2021年12月現在の情報です。
目次
Coincheck(コインチェック)の取引手数料は高いのか
仮想通貨取引所を探している方の中には、「Coincheck(コインチェック)の手数料は高いのか?」という疑問を持ったことがある人も多いと思います。
結論から言うと、Coincheckの手数料は決して高くありません。
Coincheckでは、取引所で仮想通貨を売買する際にかかる取引手数料は無料です。
そのため、他の国内仮想通貨取引所と比べても、取引所の取引手数料は最安値クラスと言えます。
しかし、売却ユーザーと購入ユーザーの間に取引所運営企業が介在する販売所と呼ばれるところでは、売却価格と購入価格に対してスプレッドという価格差が生じるものです。
Coincheckでは、このスプレッドが使い方によって高くなる場合があります。
Coincheckをお得に利用するには、手数料などの詳しい情報を押さえる必要があるのです。
Coincheck(コインチェック)の手数料一覧
Coincheck(コインチェック)を利用する際にかかる手数料は、以下の通りです。
- 取引所での取引手数料
- 販売所での取引手数料
- 日本円の入金手数料
- 日本円の出金手数料
- 仮想通貨の入金手数料
- 仮想通貨の送金手数料
仮想通貨の取引の場が取引所か販売所か、日本円入金の額、暗号資産の種類などによっても、手数料は変化します。以下で、それぞれの手数料の詳しい説明をしていきます。
Coincheck(コインチェック)の取引手数料
Coincheck(コインチェック)には、ユーザーと取引所の間で売買を行う販売所と、ユーザー同士で直接取引を行う取引所の2つがあります。
ここで、「取引所と販売所どちらで取引を行った方が手数料が抑えられるの?」「取引所と販売所の手数料の内訳は?」という疑問を持つ方も多いです。
ここからは、取引所と販売所の違いを詳しく解説していきます。
取引所での取引手数料
取引所は、Coincheck(コインチェック)のユーザーとユーザーの間で、直接仮想通貨の取引をする場所です。
取引所では、手数料無料で仮想通貨を売買できます。取引手数料が無料という点は、大きなメリットです。
また、「スプレッド」と呼ばれる売り金額と買い金額の差が、販売所と比べて狭いという点も取引所での売買をするメリットになります。
仮想通貨トレーダーのように、短期間のうちに複数回の売買を継続的に繰り返すような方は、スプレッドが狭く取引手数料が無料の取引所を利用することをおすすめします。
一方で、Coincheckの取引所では取り扱い銘柄が限られています。
現在、Coincheckの取引所で取り扱い可能な銘柄は以下の通りです。(2021年12月20日時点)
- BTC(ビットコイン)
- ETC(イーサリアムクラシック)
- FCT(ファクトム)
- MONA(モナコイン)
上記銘柄を購入したいと考えている場合は、取引手数料が抑えられる取引所で購入しましょう。
販売所での取引手数料
販売所は、ユーザーとCoincheck(コインチェック)との間で仮想通貨取引をする場所です。
販売所では、仮想通貨取引の際に売買手数料が発生します。
この売買手数料は実際には何%なのかが明示されていません。
売り金額と買い金額の差であるスプレッドが、販売所での売買手数料に位置付けられているため、取引所と比較してスプレッドは広くなります。
しかし、Coincheckの販売所での取引は、販売されている表示価格にすでに購入手数料が含まれた値段が表示されている他、スマホ一つで簡単に売買が可能であるなど、操作方法がシンプルで利便性が高い点がメリットとして挙げられます。
また、販売所では多くの仮想通貨銘柄を取り扱っていて、その数は17種類と国内仮想通貨取引所の中でもトップクラスの銘柄数を誇ります。
変動率(ボラティリティ)が高い仮想通貨において、長期保有目的で複数銘柄に分散して投資したいと考えている方は、多くの銘柄が取り扱える販売所の利用も検討してみる価値があります。
Coincheckの販売所の取り扱い可能銘柄は以下の通りです。(2021年12月20日時点)
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- イーサリアムクラシック(ETC)
- リスク(LSK)
- ファクトム(FCT)
- リップル(XRP)
- ネム(XEM)
- ライトコイン(LTC)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- モナコイン(MONA)
- ステラルーメン(XLM)
- クアンタム(QTUM)
- ベーシックアテンショントークン(BAT)
- アイオーエスティー(IOST)
- エンジンコイン(ENJ)
- オーエムジー(OMG)
- パレットトークン(PLT)
仮想通貨取引を始めたての方や、これから始めることを検討されている方は、利用方法が簡単な販売所を利用するのがおすすめです。
Coincheck(コインチェック)の日本円入金・出金手数料
続いて、Coincheck(コインチェック)を利用する際にかかる手数料として、日本円の入金、出金の際の手数料があります。
入金手数料は、銀行振り込みによる入金、コンビニ入金、クイック入金のどの方法を選択するか、そして入金額の大きさによって代わってきます。
一方で、出金手数料は、一律407円です。ここからは、日本円の入出金手数料について詳しく見ていきましょう。
Coincheck(コインチェック)の日本円入金手数料
Coincheck(コインチェック)の口座に日本円を入金する方法は、銀行振込による入金、コンビニ入金、クイック入金の3種類があります。
それぞれの入金方法ごとの手数料は、以下の通りです。
銀行振込 | 無料 |
コンビニ入金 | 3万円未満:770円
3万円以上30万円以下:1,018円 |
クイック入金 | 3万円未満:770円
3万円以上50万円未満:1,018円 50万円以上:入金金額×0.11%+495円 |
銀行振込の際の入金手数料は無料ですが、振込手数料はユーザーの負担です。
そのため、入金に関わる手数料を抑えたい場合、銀行振り込みの手数料に加えて、振込手数料を抑えることがポイントになります。
Coincheckの振込先銀行口座は、住信SBIネット銀行とGMOあおぞらネット銀行です。
同行間の振込であれば振込手数料は無料となりますが、他行への振込となるとそれぞれの銀行によって異なるため、予め確認しておくことをおすすめします。
コンビニ入金の入金手数料は、3万円未満が770円、3万円以上が1018円です。
コンビニ入金では、手数料込みで30万円までという入金額の上限が存在するためその点に注意が必要です。
クイック入金の入金手数料は、3万円未満が770円、3万円以上50万円未満が1018円、50万円以上が「入金金額×0.11%+495円」で求められる金額になります。
日本円の入金手数料は、以上のように入金方法や入金額によって変動します。
手数料を押さえたいなら、手数料が最安に抑えられる銀行振り込みによる入金を中心に、それぞれの入金方法のメリット・デメリットを理解して入金方法を選択しましょう。
詳しくは、「コインチェックの入金」に関する記事を参照してください。
Coincheck(コインチェック)の日本円出金手数料
Coincheck(コインチェック)の日本円出金手数料は、一律407円となっています。
この手数料は、Coincheckの口座にある日本円を、ユーザー利用する銀行口座に振り込むたびにかかるものです。
ちなみに、振込可能な上限額は5,000万円となっています。
出金手数料は、出金額に応じて変動するのではなく一律の手数料なので、なるべく大きい金額をまとめて出金することがおすすめです。
Coincheck(コインチェック)の仮想通貨入金・出金手数料
ここからは、コインチェックの口座から、他の仮想通貨取引所の口座に送金したり、他の仮想通貨取引所の口座やウォレットからCoincheckの口座に入金したりする際にかかる手数料について解説していきます。
NFTやメタバースへの期待感が高まる中、仮想通貨をメタバース上での通貨として利用する需要が高まっています。
今後ますます仮想通貨の入金・送金が一般化されていく中で、Coincheckにおける仮想通貨の入金・送金手数料はいくらなのか、見ていきましょう。
Coincheck(コインチェック)の仮想通貨入金手数料
結論から言うと、Coincheck(コインチェック)における仮想通貨の入金手数料は無料です。
また、入金のスピードは、それぞれの仮想通貨銘柄によって異なります。
昨今、仮想現実と呼ばれるメタバースでの基軸通貨として期待がかかるのが仮想通貨です。
別の取引所や販売所で購入した仮想通貨を、Coincheckウォレットに移動するケースもあるでしょう。
その際に、仮想通貨の入金手数料が無料であることは、Coincheckには大きなメリットであると言えるでしょう。
Coincheck(コインチェック)の仮想通貨送金手数料
他の取引所の口座やウォレットに仮想通貨を送金する際にかかるのが、仮想通貨送金手数料です。
なお、Coincheck(コインチェック)は国際送金にも対応しています。
Coincheckにおける仮想通貨の送金手数料は、kユーザー間であれば無料です。
一方、Coincheck外部への送金手数料は、銘柄ごとに異なります。
銘柄 | 送金手数料 |
ビットコイン(BTC) | 0.0005 BTC |
イーサリアム(ETH) | 0.005 ETH |
イーサリアムクラシック(ETC) | 0.01 ETC |
リスク(LSK) | 0.1 LSK |
ファクトム(FCT) | 0.1 FCT |
リップル(XRP) | 0.15 XRP |
ネム(XEM) | 0.5 XEM |
ライトコイン(LTC) | 0.001 LTC |
ビットコインキャッシュ(BCH) | 0.001 BCH |
モナコイン(MONA) | 0.001 MONA |
ステラルーメン(XLM) | 0.01XLM |
クアンタム(QTUM) | 0.01QTUM |
ベーシックアテンショントークン(BAT) | 63.0 BAT |
アイオーエスティー(IOST) | 1.0 IOST |
エンジンコイン(ENJ) | 30.0 ENJ |
オーエムジー(OMG) | 5.0 OMG |
パレットトークン(PLT) | 72.0 PLT |
また、Coincheckでは、2020年11月25日からユーザーの安定したサービスの提供を目的として、一部暗号資産において変動型送金手数料を導入しています。
対象銘柄は、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、エンジンコイン(ENJ)、オーエムジー(OMG)です。
coincheck(コインチェック)手数料の他社取引所との比較
ここまで、Coincheck(コインチェック)の手数料の紹介と詳細の説明をしてきました。
では、他社の仮想通貨取引所と比べてCoincheckの手数料は高いのでしょうか。
以下が比較表になります。
国内取引所 | 入金手数料 | 出金手数料 | 取引所手数料 | 販売所手数料 |
Coincheck(コインチェック) | 銀行振込:無料
コンビニ・クイック:770円~1,018円 |
407円 | 無料 | 無料(スプレッド負担) |
bitFlyer | 銀行振込:無料
即時:0円~330円 |
220円~770円 | 約定数量×0.01%〜0.15%
約定数量×0.01%〜0.2% (Lightning) |
無料(スプレッド負担) |
bitbank | 無料 | 550円~770円 | Maker:-0.02%
Taker:0.12% |
無料(スプレッド負担) |
Huobi | 無料 | 330円 | コインにより異なる | 無料(スプレッド負担) |
BITPOINT | 無料 | 330円 | 無料 | 無料(スプレッド負担) |
DMM Bitcoin | 無料 | 無料 | ‐ | 無料(スプレッド負担) |
FTX Japan | 無料 | 510円 | コインにより異なる | 無料(スプレッド負担) |
Coincheckでは、銀行振込による入金は無料です。
また、取引所での手数料が無料であることが大きなメリットと言えます。
Coincheckは国内の仮想通貨取引所と比較しても、決して手数料が高いというわけではなく、むしろ使い方次第で安く抑えられるのです。
Coincheck(コインチェック)の手数料に関する口コミまとめ
ここまで、Coincheck(コインチェック)の手数料について紹介してきましたが、実際の利用者の声はどうなのでしょうか。
気になる口コミを見ていきます。
Coincheck(コインチェック)の取引手数料の口コミ
これはほんとに、仮想通貨始めたばっかの人がはまる罠なんだけど、仮想通貨は『販売所』で買っちゃダメです。手数料めっちゃかかるので。でも、コインチェックのアプリなんかは『販売所』の購入がスタンダードみたいな仕様になってるから気をつけて。買うなら『取引所』。
— 公務員ばしょー@夫婦投資でFIRE (@basyo_komuin) December 11, 2021
私もCoincheckつみたてですよ。
手動だと暴落時に心が折れるので(^_^;)ただ、日本円に戻す時は販売所ではなく、現物取引を使いますね。
現物取引:ユーザー同士が直接売買(手数料なし)
販売所:コインチェックに売買して貰う(3%程度の手数料)コスト重視なら積立も手動で現物取引でしょうね。 https://t.co/qcfqQ2rhJ4 pic.twitter.com/paKs5dB6SJ
— 鈴@1億円のポートフォリオ公開中 (@semiritaia_suzu) December 10, 2021
Coincheck(コインチェック)の取引所手数料は無料ですが、販売所での手数料はスプレッドでの負担となっているため、注意が必要なようです。
また、Coincheckの積み立て機能を利用して賢く仮想通貨への投資をしている方もいらっしゃるようです。
Coincheck(コインチェック)の日本円入出金手数料の口コミ
https://twitter.com/pencha_min/status/1435355441047900161
コインチェックからの出金手数料407円がもったいなくて今日まで資金入れっぱなしにしていましたが、もう全額出金します。 pic.twitter.com/bUet30Y67c
— ふじモンLv7@セミリタイア錬金術師 (@fujimon_ao10) July 29, 2021
Coincheck(コインチェック)の入金手数料は、銀行振込での入金方法だと、無料となる点が大きなメリットです。
入金から仮想通貨の購入までを無料で行えるのは、仮想通貨投資初期には特にありがたい点と言えます。
また、出金手数料407円の負担を薄めるために、膨らんだ利益を一気に出金するなどして、工夫している方もいるようです。
Coincheck(コインチェック)の仮想通貨入金・送金手数料の口コミ
https://twitter.com/calmtaro_3/status/1472378476766572546
頻繁に仮想通貨の移動をしているような方にとっては、Coincheck(コインチェック)よりも、仮想通貨の入金・送金手数料が無料のGMOコインなどが魅力的に感じられるようです。
一方、Coincheckはユーザ―同士の送金であれば送金手数料が無料なので、使い方を工夫すればカバーできるデメリットと言えます。
Coincheck(コインチェック)取引所での取引手数料は業界最安水準
ここまで、Coincheck(コインチェック)の手数料について、国内の他社と比較しつつ紹介をしました。
Coincheckの入金手数料や取引所での売買手数料は、方法によっては無料にすることができるため、業界最安値の水準で仮想通貨取引を始めることができる取引所と言えます。
これから、仮想通貨取引を始めることを検討されている方や、現在ご利用の仮想通貨取引所の取引手数料が負担になっている方は、是非Coincheckの口座を開設してみてはいかがでしょうか。
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