エンジンコイン(ENJ)の特徴とは?メリットや価格動向を紹介

エンジンコイン(ENJ)は、エンジンプラットフォーム内のブロックチェーンゲームの中で利用できる仮想通貨です。

メタバースの進歩やNFTブームを契機に注目度が高まっているために、エンジンコインへの投資を検討されている方もいるのではないでしょうか。

今回の記事では、エンジンコインの特徴と、保有するメリットとデメリット、価格動向や購入方法などを網羅的に解説していきます。

※以下の情報は、全て2022年1月現在の情報です。

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エンジンコイン(ENJ)の特徴

エンジンコイン(ENJ)は、イーサリアムのブロックチェーンをベースとして、2017年に発行された新興通貨です。

シンガポールを拠点としてオンラインゲームを手掛けている「Enjin(エンジン)」という企業がエンジンコインの開発と管理を行っています。

エンジンコインの基本情報は以下の通りです。(2022年1月26日時点)

仮想通貨銘柄 エンジンコイン
ティッカーシンボル ENJ
開発者 Enjin(*企業名)
開発年 2017年
時価総額 約1,530億円
価格 約180.00円
コンセンサスアルゴリズム PoW(プルーフ・オブ・ワーク)
発行上限 10億枚

また、エンジンコインは以下のような特徴を持っています。

  • エンジンプラットフォームの基軸通貨
  • NFTの作成が可能
  • メルティングが可能

エンジンコインは、エンジンプラットフォームで利用ができる仮想通貨として開発が進められた通貨です。

そのため、ゲームとの親和性が非常に高い仮想通貨と言えます。

メタバース(仮想現実)やNFT(非代替性トークン)といった、昨今のトレンドに即した特徴があります。

エンジンプラットフォームの基軸通貨

エンジンコイン(ENJ)は、エンジンプラットフォーム上で利用できる基軸通貨です。

エンジンプラットフォームとは、Enjin社が提供するオンラインゲームのもとになるオンラインプラットフォームのことです。

利用者は世界中に存在し、2,000万人以上とも言われています。

これまでのオンラインゲームでは、ひとつのゲームの中に特定のコインや決済通貨が存在しました。

しかし、エンジンコインの誕生により、エンジンプラットフォーム内のオンラインゲームに統一通貨が作られることになりました。

その結果として、例えばモンスターをハンティングするオンラインダンジョンゲームで利用していた斧や刀といったアイテムを、別のオンライン格闘ゲームで武器として利用できるといったことが可能になったのです。

アイテムの交換や売買は、エンジンコインを使って行われます。

エンジンプラットフォームの参加者により、基軸通貨であるエンジンコインはますます使われていくと見られています。

NFTの作成が可能

エンジンコイン(ENJ)の特徴として、NFT(非代替性トークン)を発行することができるという点が挙げられます。

NFTとは、ゲーム内で扱われるアイテムに、ブロックチェーン技術を用いて、そのアイテムに独自性を与える技術のことです。

エンジンコインがNFTを発行できる理由は、「ERC-1155」というトークンの規格にあります。

「ERC-115」は、複数のトークンを一括管理できる「ERC-20」という規格と、世界に1つしかないトークンを作成できる「ERC-721」という規格の両面の機能を備えた規格です。

そのため、エンジンコインはNFTとの相性が非常によく、今後のNFT市場の進展に伴い、高い将来性が期待できます。

メルティングが可能

エンジンコイン(ENJ)は、メルティングが可能な仮想通貨です。

メルティングとは、オンラインゲームの中で利用されているコインやアイテムといったトークンを、エンジンコインと交換することができる仕組みのことを言います。

つまり、エンジンプラットフォーム内のゲームで必要なくなったアイテムを、仮想通貨であるエンジンコインへ換金することで、仮想通貨を増やすことが可能です。

メルティングは、エンジンプラットフォームに内接されているEnjinウォレットで行うことができます。

エンジンコイン(ENJ)のメリット

エンジンコイン(ENJ)に投資をするメリットは、以下の3つが挙げられます。

  • 今話題のNFT銘柄への投資ができる
  • 既存ユーザーが多く流動性が高い
  • 遊びながら資産を増やせる

仮想通貨市場の中でも投資対象として注目を集めているNFT銘柄への投資ができるだけではなく、エンジンコインの実績やゲームとの親和性の高さといった特徴が、メリットにつながっています。

今話題のNFT銘柄への投資ができる

エンジンコイン(ENJ)をはじめとするNFT関連の仮想通貨は、その可能性の大きさと市場規模の大きさから注目を集めています。

多くのNFT関連銘柄が、2021年に大きく価格を上昇させました。

メタバースの空間で商業活動を行ううえで、NFTの存在は欠かせません。

今後も、NFT銘柄への資金流入が続く可能性は高く、エンジンコインもその代表格として、価格が高騰することが期待されています。

既存ユーザーが多く流動性が高い

エンジンコイン(ENJ)は、プラットフォーム内の利用者が多いため、流動性が高い仮想通貨であると言えます。

エンジンコインを基軸通貨とするエンジンプラットフォームの参加者は、全世界で2,000万人以上です。

2021年には、新型コロナウイルスによる巣ごもり需要の拡大に伴って、ゲームユーザーが大きく増加しました。

今後も、メタバースの世界で仕事をするユーザーや大企業の参入などを通じて、プレイヤーの数はますます増えていくと期待されます。

結果として、エンジンコインの流動性が高まるため、さらなる取引の円滑化と価格の高騰が予想できるのです。

遊びながら資産を増やすことができる

エンジンコイン(ENJ)は、ゲームの中で楽しみながら資産を増やすことができるというメリットがあります。

「投資」というと、チャート分析や財務諸表分析、仮想通貨の将来性や企業連携のニュースなど、多くの情報を読み解いた結果として、資産を増加させるというイメージがある方もいるのではないでしょうか。

または、「タイムレバレッジ」と呼ばれるように、長期間で資産をゆっくり増やしていくイメージを持っている方も多いかもしれません。

エンジンコインでは、エンジンプラットフォームのオンラインゲームをプレイすることによって資産を増やすことができます。

ゲームを通じて得られる報酬やアイテムが、Enjinウォレットのメルティング機能を使って、エンジンコインに変換ができるのです。

さらに、エンジンコインを仮想通貨取引所で円やドルなどの法定通貨に換金すれば、現実世界においても利用可能な資産を増やすことができます。

このようにエンジンコインでは、ゲームを楽しみながら資産を増やすという全く新しい投資の仕方、お金の稼ぎ方ができるのです。

エンジンコイン(ENJ)のデメリット

エンジンコイン(ENJ)への投資には、多くのメリットが存在する一方で、以下のようなデメリットも存在します。

  • すでに期待感が価格に織り込まれている
  • 全体普及に時間がかかる

エンジンコインはすでに多くのユーザーを抱えていることや、ゲームという分野に特化した仮想通貨であるということから生まれるデメリットがあります。

エンジンコインへの投資をするときには、デメリットも理解したうえで投資判断を下すようにしましょう。

すでに期待感が価格に織り込まれている

エンジンコイン(ENJ)は、すでに多くのユーザーが利用していて、NFT関連銘柄として多くの注目を集める仮想通貨です。

そのため、エンジンコインへの期待感がすでに価格に織り込まれている可能性があります。

つまり、今後の伸びしろがどのくらいあるか分からない、ということです。

そのため、エンジンコインに関わるネガティブなニュースが発表されたときに、価格が暴落する可能性も否定できません。

たとえば、エンジンプラットフォームの競合となるオンラインゲームに特化したプラットフォームの出現や、エンジンコインを管理するEnjin社の経営難などといったニュースがあれば、価格に大きく影響すると思われます。

しかし、世界的大企業との連携などといった、市場にまだ織り込まれていないポジティブなニュースも、今後発表されていくと考えられます。

将来性への期待と綿密な現状分析を行ったうえで、投資判断をしましょう。

全体普及に時間がかかる

エンジンコイン(ENJ)は、ゲームに関心がない層に対しての普及には時間がかかってしまうというデメリットがあります。

そもそもエンジンコインは、エンジンプラットフォームの基軸通貨です。仮想通貨でありながら、送金手段としての利便性を武器としていません。

そのため、エンジンプラットフォームに参加することがない層には、なかなか利用されることはなく、一般の決済手段として利用されるようになるまでにはいくつもハードルがあります。

世界中の一般ユーザーに向けたサービスが展開できないために、伸びしろの少ない通貨と捉える意見もあります。

エンジンコイン(ENJ)の価格動向

以下のチャートは、エンジンコイン(ENJ)の、2018年から現在までの、海外仮想通貨取引所大手Binance(バイナンス)におけるドル建チャートです。(2022年1月26日時点)

▲出典:TradingView
https://www.tradingview.com

エンジンコインは、Binanceに上場した2020年以来、1ドル以下での推移が続いていました。

しかし、2021年2月から3月にかけて、わずか1ヶ月ほどで800%以上の急騰を見せたのです。さらに、2021年10月にも、大きな値上がりを見せました。

長期的に見ると、NFTブームも追い風になってか、価格は緩やかに上昇傾向です。

エンジンコイン(ENJ)の将来性が期待できる理由

エンジンコイン(ENJ)は、さらなる市場規模の拡大が予想されているオンラインゲームとの親和性や、NFT関連銘柄としての将来性がある仮想通貨です。

将来性が期待できる理由は、主に以下の3つが挙げられます

  • ゲームでの利用という差別化
  • ブロックチェーンゲームの進展
  • 大企業との連携による信頼獲得

オンラインゲームの基軸通貨としての立場を確立しているエンジンコインは、ほかの仮想通貨と競合することなく、独自性を生かして需要を高めていく可能性があります。

ゲームでの利用という差別化

エンジンコイン(ENJ)は、オンラインゲームのプラットフォーム内の基軸通貨という、独自性のある仮想通貨です。

そのため、競合する仮想通貨の出現の可能性が低いと考えられます。

仮想通貨市場には、数百種類の仮想通貨が存在します。

中には似たような仮想通貨も多数あり、それぞれ競合してきました。

一方で、エンジンコインはゲームに使えるという他では代替できない独自性を持ち、独自プラットフォーム内ですでに多くのユーザーを獲得しています。

また、ユーザーは特定のオンラインゲームがやりたいから、そのプラットフォームに集まっているのであって、エンジンコインよりNFTへの変換速度が早い通貨が生まれたとしても、そちらに需要が取られてしまう可能性は低いと考えられます。

ブロックチェーンゲームの進展

エンジンプラットフォームは、近年注目を集めるブロックチェーンゲームを取り揃えているという特徴があります。

ブロックチェーンゲームとは、ゲームのシステムを取り仕切る中央管理者がいないオンラインゲームのことです。

管理者を通さずユーザー同士で取引を行うことができ、取引の改ざんやコピーが防止される、サーバーによるダウンや更新がないため絶えずメタバースが動き続けるというメリットがあります。

近年話題となっている「play to earn(遊んで稼ぐ)」という言葉にもあるように、サーバーによる規制や時間的拘束がないブロックチェーンゲームで、生計を立てる方も出てきました。

ブロックチェーンゲームの知名度や人気は今後拡大していくことが予想され、それに伴ってエンジンプラットフォームの参加者も増えていくことが期待できます。

大企業との連携による信頼獲得

エンジンコイン(ENJ)は、MicrosoftやSamsung、Unityのような有名大企業との連携実績があります。

情報通信業界や電子機器業界を中心に、世界的な大企業との連携実績を積んでいることで、エンジンコインは投資家の信頼を獲得してきました。

たとえばSamsungは、スマートフォンシリーズ「Galaxy」において、エンジンコインを決済手段として標準装備する取り組みを開始しています。

大企業との連携が行われることで知名度が高まるだけでなく、エンジンコインのデメリットでもある、一般のユーザーの獲得が難しいという点の解決も期待できます。

エンジンコイン(ENJ)の価格に影響を与える要素

エンジンコイン(ENJ)の今後の価格推移に影響を与える要因は、以下の3つです。

  • NFTの注目度
  • 大人気ゲームの新規リリース
  • 国内取引所上場

価格を上昇させる要因として、NFT銘柄への関心が高まることによる仮想通貨市場への資金流入や、エンジンコインにとってのポジティブなニュースが挙げられます。

NFTの注目度

エンジンコイン(ENJ)を含むNFT銘柄の注目度は、高まりを見せています。

しかし、2018年の仮想通貨バブルの崩壊によって、仮想通貨の価格が大きく下落したように、この過熱感が永遠に続くことは考えにくいです。

ブロックチェーンゲームの需要の拡大やメタベースの認知度の広がりは今後のメガトレンドですが、NFT銘柄の仮想通貨の価格が一過性のブームによる高騰になっていないか、冷静に判断する必要があります。

大人気ゲームの新規リリース

エンジンコイン(ENJ)は、人気ゲームがエンジンプラットフォームへ新規リリースされるタイミングで、大きな価格の高騰を見せる場合があります。

実際に、世界的に人気のある「Minecraft(マインクラフト)」というサンドボックスビデオゲームがエンジンプラットフォーム版でリリースされたときには、エンジンコインの価格が一時急上昇しました。

このように、世界中に多くのユーザーを抱える人気のゲームが、エンジンコインのプラットフォームに加わることによって、価格の上昇が期待できます。

国内取引所上場の可能性

エンジンコイン(ENJ)は、2021年1月のCoinCheck(コインチェック)への上場、同年3月のGMOコインへの上場によって、価格が大きく上昇しました。

新規で仮想通貨取引所に上場するということは、多くのユーザーがエンジンコインの存在を知るチャンスであり、資金流入の可能性が大きく広がります。

今後も国内外問わず、多くのユーザーが獲得できる仮想通貨取引所への上場は、今後も続いていく可能性が高いです。

エンジンコインに投資するなら、新規上場による価格高騰の波に乗ることが大切と言えます。

エンジンコイン(ENJ)を購入できるおすすめ取引所2選

国内でエンジンコイン(ENJ)を購入できる仮想通貨取引所は以下の2つです。(2022年1月26日時点)

  • CoinCheck(コインチェック)
  • DMM Bitcoin(DMM ビットコイン)

近年注目が集まるNFT関連の仮想通貨にも、国内の仮想通貨取引所を通して簡単に投資することができます。

CoinCheck(コインチェック)

Coincheck(コインチェック)では、2021年1月からエンジンコインの取扱いを開始しています。

コインチェックは東証一部上場のマネックスグループの傘下にあり、国内の仮想通貨取引所の中でも古参であるため、エンジンコインの上場は市場価格においても好影響をもたらしました。(2022年1月26日時点)

こちらからCoincheckの口座を開設できます。

名称 Coincheck(コインチェック)
取り扱い通貨 17種類
取引手数料 取引所手数料:0円
安全性/セキュリティ 二段階認証/SSL/本人確認
運営企業 コインチェック株式会社

DMM Bitcoin(DMM ビットコイン)

DMM Bitcoin(DMM ビットコイン)では、2021年12月よりエンジンコインのレバレッジ取引を開始しています。

国内の暗号資産取引所で唯一、エンジンコインのレバレッジ取引が可能な取引所です。(2022年1月26日時点)

こちらからDMM Bitcoinの口座を開設できます。

名称 DMM Bitcoin(DMM ビットコイン)
取り扱い暗号資産 14種類
取引手数料 0円
安全性/セキュリティ コールドウォレット/二段階認証/SSL
運営企業 株式会社DMM Bitcoin

エンジンコイン(ENJ)の評価・口コミ

ここからは、エンジンコイン(ENJ)の口コミについて紹介していきます。

 

https://twitter.com/sozsyym/status/1484168746428411907

エンジンコインには、仮想通貨の特徴ともいえる高いボラティリティがあります。

そのため、短期的なエンジンコインの購入によって利益を出そうとしている方も見られます。

一方で、エンジンコインを定期的に積み立てて、価格変動リスクを小さくしていく方法で投資を行っている方もいるようです。

メタバースのトレンドに乗るエンジンコイン(ENJ)

エンジンコイン(ENJ)は、ブロックチェーンゲームの取扱いを行うオンラインプラットフォームの基軸通貨となるために開発されました。

近年注目度が高まっているNFT銘柄のひとつとして、今後価格の上昇が期待されています。

CoinCheck(コインチェック)やDMM Bitcoin(DMMビットコイン)といった国内の取引所でも、エンジンコインは簡単に購入することができます。

エンジンコインは、「メタバース」というメガトレンドを代表する仮想通貨になる可能性を秘めています。この機会に、エンジンコインへの投資を、検討してみてはいかがでしょうか。

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