仮想通貨リスク(LSK)とは?特徴や今後の見通しを解説

仮想通貨のリスク(LSK)は、DApps(分散型アプリケーション)の開発プラットフォームを提供する「Lisk」が発行している仮想通貨です。

国内取引所のCoincheck(コインチェック)やbitFlyer(ビットフライヤー)では、リスクを対象としたステーキングサービスを実施していることもあり、リスクに興味がある方もいるのではないでしょうか。

この記事では、リスクの特徴・価格推移・今後の価格動向・購入できるおすすめの取引所について詳しく解説しますので、取引する際の参考にしてください。

※以下の情報は、全て2022年2月現在の情報です。

おすすめの仮想通貨取引所

取引所名称 特徴 銘柄数 クイック入金・アプリ
bitFlyer 【FX・先物】FXや先物取引に対応 15
Coincheck 【NFT】国内初のNFT取引に対応 17
bitbank 【手数料安】マイナス手数料 12
FTX Japan 【安全】100%コールドウォレット管理 17

仮想通貨リスク(LSK)を発行するプラットフォームの特徴

▲出典:Lisk https://lisk.com/

リスク(Lisk)は、DApps開発のためのプラットフォームです。

リスクは、仮想通貨のリスク(LSK)を発行してきました。LSKは、ユーティリティトークンとして、さまざまな役割を担っています。

以下に、LSKの特徴をまとめました。(2022年2月21日時点)

通貨名 リスク(Lisk)
シンボル LSK
価格 約185円
時価総額ランキング 199位
時価総額 約250億円
主な取引所 Coincheck、bitFlyerなど
公式サイト Liskの公式サイト

▲引用:CoinMarketCapより https://coinmarketcap.com/ja/

LSKの時価総額ランキングは199位、時価総額は約250億円と、市場からの期待は高いとは言えません。しかし、今後のアップデートを予定しているため、LSK動向に注目です。

そんなリスクには次の特徴があります。

  • DApps開発のプラットフォーム
  • JavaScriptを採用している
  • 発行上限が決まっていない
  • DPoSを採用している
  • サイドチェーンによるスマートコントラクト
  • ステーキングサービスの対象

それぞれ解説します。

DApps開発のプラットフォーム

リスク(Lisk)はDApps(分散型アプリケーション)を開発するためのプラットフォームです。

DAppsとは、「Decentralized Applications」と言って、企業などの管理者がいなくても稼働するアプリケーションのことです。

中央の管理者がいないため、データを分散管理でき、ハッキングやサーバーがダウンするリスクを低減できるメリットがあります。

リスクを利用して、次のようなアプリが開発されています。

  • ブロックチェーン上のチケット作成システム
  • フリーランス用マーケットプレイス
  • クラウドファンディング用のプラットフォーム
  • マルチプレイヤーゲームの報酬システム
  • 食品市場の管理システム
  • データベース構築
  • ピクセルアートの作成アプリ

他にもさまざまなジャンルのアプリケーションの開発に使用されています。

JavaScriptを採用している

リスクは、プラットフォームの開発言語にJavaScriptを採用しています。

JavaScriptは、プログラミング言語のひとつで、数あるプログラミング言語の中でもメジャーな言語です。

仮想通貨では、独自のプログラミング言語を採用している銘柄が多い中で、リスクは利用者の多いJavaScriptを採用しています。

メジャーな言語を使うことで、優秀なプログラマーが開発に参加しやすい仕組みを作っています。

発行上限が決まっていない

仮想通貨のリスク(LSK)は、発行上限枚数が決まっていません。

多くの仮想通貨は発行上限枚数が決まっています。たとえば、ビットコインは2,100万枚と決まっていて、将来的に2,100万枚に達するように、徐々に流通枚数を増やしています。

発行上限が決まっていると、金のように希少性が高まるので、通貨の価値が上がるものです。一方で、発行上限が決まっていないと、流通量が増えすぎてインフレを起こす可能性があります。

ただし、リスクの場合は、これとは別に発行数を抑える動きがあるのです。今後の動向に注目する必要があります。

DPoSを採用している

リスクでは、DPoS(Delegated Proof of Stake )と呼ばれる、独自のコンセンサスアルゴリズムによるマイニングシステムを採用しています。

リスクのマイニングは「フォージング」と呼ばれており、マイニングの流れは次の通りです。

  1. 仮想通貨リスク(LSK)の保有量に応じて投票権が与えられる。
  2. 投票権を持った人が、ブロックチェーンの承認者を投票によって選ぶ。
  3. ブロックを承認した人が、報酬としてLSKを獲得する。

マイニングの担当者を投票によって決定する点が、ビットコインなどと異なります。

サイドチェーンによるスマートコントラクト

リスクは、サイドチェーンによるスマートコントラクトを実施しています。

サイドチェーンとは、メインのブロックチェーンに接続している、補助的な役割をするブロックチェーンのことです。

サイドチェーンを用いることで次のようなメリットがあります。

  • 取引時間の短縮
  • ハッキング対策
  • 機能の追加やアップデートをしやすい

通常ブロックチェーンは、取引回数が増えるに連れてデータ量が増加するため、処理速度が低下する問題があります。リスクの場合は、サイドチェーンを使ってデータを分散化することで、処理速度の低下やトラブルに対応する仕組みです。

ステーキングサービスの対象

仮想通貨リスク(LSK)は、一部の取引所でステーキングサービスの対象になっています。

ステーキングサービスとは、対象の仮想通貨を保有してブロックチェーンネットワークに参加するだけで、報酬が発生することです。

たとえば、Coincheck(コインチェック)で実施されている、リスクを対象にしたステーキングサービスの場合、10LSK以上を保有しているユーザーに対して報酬が支払われます。

ステーキングの条件はサービスによってさまざまですが、LSKは保有しておくだけで稼げるお得な仮想通貨の一つと言えます。

仮想通貨リスク(LSK)のこれまでの価格推移

仮想通貨リスク(LSK)の今後の価格を予想するために、これまでの価格推移を確認します。

2016年から2021年の価格推移

まず、2016年から2021年末までの、仮想通貨リスク(LSK)の長期的な価格推移を見てみましょう。

▲出典:TradingView https://jp.tradingview.com/

上記の画像は、2016年から2022年にかけての、米ドルに対するLSK(LSK

/USD)の価格チャートです。

LSKは2016年から、主要な取引所で取り扱いが開始されています。

これまでの価格変動の中でも注目すべき点は、以下の3つです。

  • 2018年:仮想通貨バブル
  • 2020年:Coincheck(コインチェック)がステーキングを開始
  • 2021年:NFT・DeFiによる市場の盛り上がり

それぞれ解説します。

仮想通貨バブル(2018年)

2018年前半に、最大で26ドルまで、仮想通貨リスク(LSK)の価格が上昇しています。

この理由は、仮想通貨バブルが起きたためです。仮想通貨バブルにより、多くの仮想通貨の価格が上昇し、この波にのってリスクの価格も高騰しました。

その後は、バブルが崩壊し、一年後に1.5ドルほどまで価格が下がりました。

Coincheck(コインチェック)がステーキングを開始(2020年)

2020年1月に、Coincheck(コインチェック)が、仮想通貨リスク(LSK)を対象にしたステーキングサービスを開始したことで、一時的に価格が上昇しました。

あくまでも日本の市場での出来事であるため、長期的に見ると微々たる価格変化ですが、ステーキングによる価格への影響があったと言えます

その後はしばらく横ばいで価格が推移しました。

NFT・DeFiによる市場の盛り上がり(2021年)

2021年前半はNFTやDeFiに注目が集まり、仮想通貨市場全体の価格が上昇しました。

仮想通貨リスク(LSK)も市場の影響を受け、しばらく横ばいで推移していた価格も6ドルまで上昇しました。

その後は徐々に価格が低下している状況です。

直近1年間の価格推移

続いて、仮想通貨リスク(LSK)の、直近1年間の価格推移を見てみましょう。

▲出典:TradingView https://jp.tradingview.com/

上記の画像は、2021年2月から2022年2月にかけての、米ドルに対するLSK(LSK/USD)の価格チャートです。

直近1年間は、仮想通貨市場の影響を受けて、価格が推移しています。

2021年3月から5月にかけては、前述したようにNFTやDeFiに注目が集まり、仮想通貨市場全体の価格が上昇しました。この波にのり、LSKの価格も上昇しています。

また2021年8月以降は、ビットコイン価格の影響を受けて推移しています。

この時期のビットコインの価格は、

  • 自動車メーカーのテスラがビットコインを購入
  • エルサルバドルがビットコインを法定通貨として承認
  • アメリカでビットコインの先物ETFが開始
  • ビットコインブロックチェーンのアップデート

などにより上昇しました。

アルトコインの価格は、仮想通貨の基軸通貨であるビットコイン価格の影響を受けるように作られています。そのため、ビットコインの価格上昇に合わせて、LSKの価格も上昇しました。

2021年12月以降は、市場の大きな動きがなく、価格が減少している状況です。

仮想通貨リスク(LSK)の価格が上がるタイミング

仮想通貨リスク(LSK)のこれまでの価格動向がわかったところで、今後の価格について考察します。

今後、LSKの価格が上がりうるタイミングとして、次のことが考えられます。

  • プラットフォームのアップデート
  • 提携企業の増加
  • 仮想通貨市場の変動

順番に解説します。

プラットフォームのアップデート

1つ目の、仮想通貨リスク(LSK)の価格が上がりうるタイミングは、プラットフォームのアップデートです。

LSKは、2016年から取引所に上場しており、比較的歴史のある仮想通貨ですが、現在でもプラットフォームのアップデートが続いています。つまり、未完成なブロックチェーンと言えるのです。

リスクの特徴として、サイドチェーンによるスマートコントラクトを紹介しましたが、これもまだ完成には至っておらず、土台が出来上がった段階と言えます。

ロードマップも公開されていますが、まだ最終ステップが完了していません。

今後、リスクがアップデートされ、プラットフォームが完成すると、LSKに注目が集まり、価格が上昇する可能性があります。

提携企業の増加

2つ目の、仮想通貨リスク(LSK)リスクの価格が上がりうるタイミングは、提携企業の増加です。

上記で説明したように、リスクは未完成のプラットフォームです。リスクが完成し、リスクを利用してアプリ開発をする企業が増えると、LSKの流通量が増えるため、価格が上昇する可能性があります。

仮想通貨市場の変動

3つ目の、仮想通貨リスク(LSK)リスクの価格が上がりうるタイミングは、仮想通貨市場の変動です。

LSKの価格推移で説明したように、2021年は仮想通貨市場の影響を受けて価格が推移しました。

今後も同じ傾向が続く可能性があるため、仮想通貨市場全体の価格が上昇すると、LSKの価格も上がる可能性があります。

仮想通貨リスク(LSK)を購入できるおすすめの取引所

仮想通貨リスク(LSK)を購入できる、国内の仮想通貨取引所は、Coincheck(コインチェック)・bitFlyer(ビットフライヤー)などがあります。

この二つは、リスクを対象としたステーキングサービスを実施していて、おすすめです。それぞれの特徴を紹介します。

Coincheck(コインチェック)

株式会社コインチェックが運営するCoincheck(コインチェック)は、国内で人気の仮想通貨取引所です。

取引サイトやアプリのデザインがシンプルで、初心者にも利用しやすいのが特徴です。

アプリのダウンロード数が国内取引所でNo.1になっていることも、人気の表れと言えます。

※2020年1月-12月 App Annie調べ

また、仮想通貨リスク(LSK)のステーキングサービス以外にも、仮想通貨の積立投資・NFTマーケットプレイス・ビットコインによる電気やガス代の支払いなど、さまざまな独自サービスを実施しているのも魅力です。

無料で口座開設できますので、この機会にCoincheckの口座を開設してみてはいかがでしょうか。

bitFlyer(ビットフライヤー)

bitFlyer(ビットフライヤー)は、株式会社bitFlyerが運営する仮想通貨取引所です。

最小で1円から仮想通貨を購入できるため、仮想通貨の経験が少なく、抵抗がある人にも気軽に利用できます

また、仮想通貨の積立投資・bitFlyerクレカ、ビットコイン決済などのオリジナルサービスも多数展開しており、仮想通貨を日常生活の中で使用したい方におすすめです。

無料で口座開設できますので、この機会にbitFlyerの口座を開設してみてはいかがでしょうか。

仮想通貨リスク(LSK)の注意点

仮想通貨リスク(LSK)の購入できる取引所がわかったところで、購入する前に知っておくべき注意点を紹介します。

LSKの価格にも影響する可能性があるため理解しておきましょう。

LSKの注意点は次の3つです。

  • 開発が遅い
  • ステーキングに参加しても報酬が下がる場合がある
  • 市場の期待値は低い

順番に解説します。

開発が遅い

仮想通貨リスク(LSK)は開発が遅く、市場からの期待値が下がる可能性があります。

前述しましたが、2016年にリリースしているにも関わらず、リスクのプラットフォームはまだ未完成です。

通常、仮想通貨の業界は開発スピードが早く、高性能なブロックチェーンや仮想通貨が開発されています。そんな中で、まだ開発段階にあるリスクは、開発が遅いと言えます。

将来に期待できるものの、投資家目線で考えると、開発の遅さは印象が悪くデメリットです。リスクが完成しても、価格が上がらない可能性もあるため、購入する際は注意が必要です。

ステーキングに参加しても報酬が下がる場合がある

仮想通貨リスク(LSK)を対象にしたステーキングに参加しても、報酬が下がる場合があります。

その理由は、LSKの価格が下がり、報酬をもらえたにもかかわらず、LSKの購入時よりも資産が少なくなる可能性があるためです。

ステーキングは、預けておくだけで稼げる便利なサービスですが、価格下落によって損する可能性があることを理解しておきましょう。

また、ステーキングの報酬額も公開されていないため、LSKをどのくらい購入するかは自己責任でお願いします。

市場の期待値は低い

仮想通貨リスク(LSK)に対する、市場の期待値は低いと言えます。

その理由は、時価総額が低く、市場の影響も小さくなっているためです。

仮想通貨の時価総額は、2022年2月時点で約250億円で、時価総額ランキングは199位と高いとは言えない状況です。

時価総額は、投資家などの市場からの期待値の指標となるため、今後への期待値は低いと言えます。

また、2021年のLSKの価格は、市場の影響を受けて一時上昇しましたが、その上昇幅は小さくなっています。

2021年11月には市場の影響を受け、ビットコインやイーサリアムが史上最高値を更新する中で、LSKはそれほどの価格上昇は見られませんでした。

仮に仮想通貨市場が盛り上がっても、LSKの価格が大きく上昇しない可能性もあるため、注意が必要です。

仮想通貨リスク(LSK)に関するよくある質問

仮想通貨リスク(LSK)に関するよくある質問に回答します。

仮想通貨リスク(LSK)を保有するメリットはなに?

仮想通貨リスク(LSK)保有するメリットは、価格上昇及び、ステーキングへの参加により資産を増やせることです。

また、保有量が多い場合は、マイニングの担当者を決めるための投票権が与えられます。

仮想通貨リスク(LSK)を購入するならどこの取引所がおすすめ?

仮想通貨リスク(LSK)を購入するおすすめの取引所は、Coincheck(コインチェック)とbitFlyer(ビットフライヤー)です。

その理由は、LSKを対象にしたステーキングサービスを実施しているからです。

資産としてリスクを保有するだけでなく、ステーキングによりLSKを増やすこともできるため、お得です。

プラットフォーム・リスクがハッキングされたことはある?

リスクのプラットフォームがハッキングされたことはありません。

ユーザーは安心して、リスクを利用できます。

仮想通貨リスク(LSK)の取引にチャレンジしよう

今回は仮想通貨のリスク(LSK)について解説しました。

現在、LSKの価格は減少傾向にありますが、プラットフォームのリスクが完成すると、価格が上昇する可能性があります。

また、国内取引所のCoincheck(コインチェック)とbitFlyer(ビットフライヤー)のステーキングサービスを利用して、資産を増やすことも可能です。

ただし、このまま価値が下がり続け、価値がなくなる危険性もあるため、動向に注意して取引に挑戦しましょう。

LSKの購入には、Coincheckがおすすめです。この機会に口座開設してみてはいかがでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。