オーエムジー(OMG)は、オンライン決済サービスのプラットフォーム「OMG Network」上で利用されていた仮想通貨です。
日本でも複数の仮想通貨取引所に上場しているので、オーエムジーに興味を持っている方もいるのではないでしょうか。
しかし、オーエムジーを発行するOMG Networkは、BOBA Networkという新たなプラットフォームにサービスを移行しており、オーエムジーを取引する際は注意が必要です。
この記事では、オーエムジーの特徴・価格推移・今後の価格動向・購入できるおすすめの取引所について詳しく解説するので、取引する際の参考にしてください。
※以下の情報は、全て2022年2月現在の情報です。
目次
オーエムジー(OMG)の特徴
▲出典:OMG Foundation https://omg.network/
まず、オーエムジー(OMG)の特徴を見てみましょう。(2022年2月21日時点)
通貨名 | オーエムジー |
シンボル | OMG |
価格 | 約461円 |
時価総額ランキング | 106位 |
時価総額 | 約647億円 |
主な取引所 | Coincheck、DMM Bitcoinなど |
公式サイト | OMGの公式サイト |
▲引用:CoinMarketCapより https://coinmarketcap.com/ja/
仮想通貨のオーエムジーは、OMG Networkが発行している、ERC-20トークンです。
国内では、Coincheck(コインチェック)やDMM Bitcoin(DMMビットコイン)などで購入できます。
OMG Networkは、2017年に「OmiseGO」の名称でシステムの開発を開始し、2020年にICO
による資金調達に成功したことをきっかけに「OMG Network」へとリブランドしました。
さらに、2021年には、BOBA Networkという新たなプラットフォームにサービスを移行しています。
2022年時点では、「OMG Foundation」に名称を変更し、BOBA Networkでのサービス展開を行っているようです(参考:公式サイト)。
オーエムジーを発行するOMG Networkの特徴は、次の4点です。
- オンライン決済のプラットフォームとして使われていた
- セカンドレイヤーを使用していた
- 取引速度が速く低コストなサービスを提供していた
- BOBA Networkにサービスを移行した
それぞれ解説します。
オンライン決済のプラットフォームとして使われていた
OMG Networkは、仮想通貨によるオンライン決済システムを構築するためのプラットフォームとして使われていました。
OMG Networkはもともと、タイを拠点に活動するOmiseホールディングスが、東南アジア圏でオンライン決済サービスを普及させるために立ち上げたプロジェクトです。
東南アジアなどの発展途上国では、銀行口座やクレジットカードを持っていない人の割合が、日本などの先進国に比べて高いため、電子決済が普及しない状況です。基本的には、現金を持ち歩いている状態であるため、防犯上もよくありません。
そこで、仮想通貨による決済を導入することで、途上国の通貨問題の解決に取り組んできました。
セカンドレイヤーを使用していた
OMG Networkは、More Viable Plasmaとういう、イーサリアムブロックチェーンのセカンドレイヤーを使用していました。
OMG Networkはイーサリアム基盤上に作られているため、ブロックチェーンに保存するデータの増加による取引処理の遅延や手数料が高騰する、スケーラビリティ問題を抱えていたのです。
しかし、セカンドレイヤーを利用することで、スケーラビリティ問題に対応してきました。
取引速度が速く低コストなサービスを提供していた
OMG Networkは取引速度が速く、低コストなサービスを提供していました。
上記で説明したように、OMG Networkはオンライン決済サービスが主体のプラットフォームでした。しかし、スケーラビリティ問題による、取引遅延は致命的な問題です。
そこでOMG Networkは、セカンドレイヤーを使用することで、毎秒4,000件程度(イーサリアムは毎秒15件程度)の取引処理を実現します。また、手数料もイーサリアムの、およそ3分の1にまで抑えられました。
BOBA Networkにサービスを移行した
以上のような特徴を持つOMG Networkは、BOBA Networkにサービスを移行しています。
OMG Networkの開発チームであるEnyaは、2021年にOMG Networkの開発を終了し、新たにBOBA Networkでのサービス展開を開始しました。
BOBA Networkは、イーサリアムの新たなレイヤー2ソリューションである、Optimistic Rollupを採用しており、OMG Networkよりも高性能なプラットフォームを構築しています。
また、OMG Networkでは、仮想通貨のオーエムジーが使用されていましたが、BOBA Networkでは新たな仮想通貨のBOBAトークンが使用されている状況です。
BOBAトークンは、BOBA Daoでのガバナンストークンとしての役割や、BOBAトークンを対象としたステーキングなどに使われます。
オーエムジー(OMG)のこれまでの価格推移
仮想通貨のオーエムジー(OMG)の今後の価格動向を予想するために、これまでの価格推移を見てみましょう。
2017年から2021年の価格推移
まず、2017年から2021年末にかけての長期的な価格を確認します。
▲出典:TradingView https://jp.tradingview.com/
上記の画像は、2017年から2022年にかけての、米ドルに対する仮想通貨オーエムジー(OMG/USD)の価格チャートです。
オーエムジー(OMG)は2017年から取引を開始しており、国内取引所でも取り扱いがあります。
オーエムジーの価格で注目すべき点は、次の4点です。
- 2018年:仮想通貨バブル
- 2020年:OMG Networkへのリブランド
- 2021年:NFT・DeFiによる市場の盛り上がり
- 2021年:BOBAトークンのエアドロップ
それぞれ解説します。
仮想通貨バブル(2018年)
オーエムジー(OMG)の価格は、リリース後の2018年前半に最大で約26ドルまで上昇しました。
この理由は、仮想通貨バブルが起きたためです。仮想通貨バブルにより、多くの仮想通貨の価格が上昇し、この波にのりオーエムジーの価格も高騰しています。
その後は、バブルが崩壊し、2019年に入る頃には約2ドルまで価格が下がりました。
OMG Networkへのリブランド(2020年)
2020年8月に低迷していたオーエムジー(OMG)の価格が、約6ドルまで上昇しました。
この理由は、それまでOmiseGOの名称でサービス展開していましたが、OMG Networkにリブランドしたためです。今後の動向に期待が集まり、価格が上昇しました。
NFT・DeFiによる市場の盛り上がり(2021年前半)
2021年前半はNFTやDeFiに注目が集まり、仮想通貨市場全体の価格が上昇しました。
オーエムジー(OMG)も市場の影響を受け、約12ドルまで価格が上がっています。
BOBAトークンのエアドロップ(2021年後半)
2021年11月には、オーエムジー(OMG)の価格が約16ドルまで上昇しました。
この理由は、オーエムジーの保有者に対してBOBAトークンが配布(エアドロップ)されたためです。
BOBAトークンはオーエムジーと1対1の割合で配布されており、双方の今後の動向に期待が高まり、価格が上昇しています。
直近1年間の価格推移
次に、オーエムジー(OMG)の直近1年間の価格推移を、より細かく見てみましょう。
▲出典:TradingView https://jp.tradingview.com/
上記の画像は、2021年2月から2022年2月にかけての、米ドルに対するオーエムジー(OMG/USD)の価格チャートです。
2021年3月から5月にかけては、前述したようにNFTやDeFiに注目が集まり、仮想通貨市場全体の価格が上昇しました。市場の波に乗り、オーエムジーの価格も約13ドルまで上昇しました。
その後は、中国の仮想通貨規制などの市場への影響を受けて、約4ドルまで下落しています。
しかし、先述したように、2021年11月にオーエムジーの保有者に対して、1対1の割合でBOBAトークンが配布されました。この影響で、オーエムジーの取引量が増加し、約19ドルまで価格が上昇しています。
その後は、OMG NetworkがBOBA Networkにサービスを移行したこともあり、減少傾向が続いています。
オーエムジー(OMG)の将来性が不安視される理由
2022年にかけて、価格が減少傾向にあるオーエムジー(OMG)には、将来が不安視される理由があります。
それはオーエムジーを発行するOMG Networkが、BOBA Netwokにサービスを移行しているためです。
現在のOMG Networkの公式サイトは下記のトップページのみです。
※Google翻訳で日本語に変換しています。
▲出典:OMG Foundation https://omg.network/
メニューバーなどもなく、OMG Networkを開発していたEnya(エンヤ)とBOBA Networkへのリンクがあるのみです。
また、もともとOMG Networkとして使用されていたTwitterアカウントは、BOBA Networkのアカウントとして運用されています。
つまり、OMG Networkは事実上、サービスを終了している状態と言えます。
また、BOBA Networkは、独自トークンのBOBAを発行しており、オーエムジーを使用する機会はありません。
2021年11月に実施したエアドロップでは、オーエムジーの保有者に対して1対1の割合でBOBAトークンを配布しています。このことから、今後オーエムジーの用途がなくなる可能性も推測できるでしょう。
OMG Networkが終了し、オーエムジーの用途がない現状では、オーエムジーへの期待値は低い状況です。したがって、オーエムジーの将来は不安と言えます。
オーエムジー(OMG)の価格に影響する要因
オーエムジー(OMG)の将来性が不安視される状況ですが、期待できる点がないわけではありません。
オーエムジーの価格を上昇させうる要因は、次の3つです。
- 取引所への新規上場
- 仮想通貨市場の影響
- BOBA Networkの影響
それぞれ解説します。
取引所への新規上場
オーエムジー(OMG)の価格を上昇させる要因の1つ目は、取引所への新規上場です。
多くの仮想通貨は、取引所に新規上場した際に、価格が上昇する傾向があります。よって、オーエムジー(OMG)が新たに上場することがあれば、価格が上昇する可能性もあるでしょう。
すでに、多くの取引所でオーエムジーが取引可能な状況ですが、まだ取り扱っていない取引所もあります。
日本国内でも、bitFlyer(ビットフライヤー)やbitbank(ビットバンク)などでは取り扱いがないため、上場が発表されると価格が上がる可能性があります。
仮想通貨市場の影響
オーエムジー(OMG)の価格を上昇させうる要因の2つ目は、、仮想通貨市場の影響です。
2021年前半、NFTやDeFiの人気から仮想通貨市場全体の価格が上昇し、その影響を受けてオーエムジー(OMG)の価格も上昇しました。
今後、仮想通貨市場全体の価格が上がることがあれば、その波に乗ってオーエムジーの価格も上昇する可能性があります。
また、オーエムジーなどアルトコインの価格は、基軸通貨であるビットコインの価格変動の影響を受けるように作られているものです。今後、ビットコインの価格が高騰することがあれば、オーエムジーの価格が上がる可能性があるでしょう。
BOBA Networkの影響
オーエムジー(OMG)の価格を上昇させうる要因の3つ目は、BOBA Networkの影響です。
BOBA Networkは、OMG Networkにサービスを移行しているため、オーエムジー(OMG)と強い関係性があります。
つまり、BOBA Networkの動向や、BOBAトークンの取引量が、オーエムジーの価格に影響するかもしれないのです。
オーエムジーの購入を検討している方は、BOBA Networkの動向も確認しておきましょう。
オーエムジー(OMG)を購入できる取引所
オーエムジー(OMG)の価格推移や今後の予想を知って、オーエムジーを購入したいと考えた方もいるのではないでしょうか。
ここでは、オーエムジーを購入できる仮想通貨取引所を紹介します。
オーエムジーは、Coincheck(コインチェック)やDMM Bitcoin(DMMビットコイン)などの国内取引所で購入可能です。
Coincheck(コインチェック)
Coincheck(コインチェック)は、株式会社コインチェックが運営する仮想通貨取引所です。
Coincheckは、オーエムジーを含む17種類の仮想通貨を取り扱っています。取り扱い通貨が多いと、取引のチャンスも増えるため、ユーザーも利用しやすいです。
また、サイトやアプリのデザインがシンプルで使いやすいため、初心者におすすめの取引所と言えます。
無料で口座開設でき、維持費もかからないので、Coincheckの口座を開設してみてはいかがでしょうか。
DMM Bitcoin(DMMビットコイン)
DMM Bitcoin(DMMビットコイン)は、株式会社DMM Bitcoinが運営する仮想通貨取引所です。
レバレッジ取引に力を入れてる取引所で、対応している銘柄も多いため、レバレッジ取引に興味がある方におすすめの取引所です。
また、DMM FXで得たノウハウを活かして作られているオリジナルの取引チャートは、初心者から上級者まで使える、高性能なツールとなっています。
無料で口座開設できますので、仮想通貨取引に慣れてきた方は、DMM Bitcoinを一度使ってみてはいかがでしょうか。
こちらから口座開設ができます。
オーエムジー(OMG)に関するよくある質問
オーエムジー(OMG)に関するよくある質問に回答します。
OMG Networkは終了したの?
OMG Networkは「終了」とは公言していませんが、公式サイトでサービスを提供していないため、事実上のサービス終了と言えます。
現在、OMG Networkのホームページは、BOBA Networkに移動するようになっており、Twitterアカウントは、BOBA Networkのアカウントに変更されています。
オーエムジー(OMG)を購入したいと考えている方は、BOBA Networkの公式サイトを確認してみてはいかがでしょうか。
オーエムジーの使い道はない?
現在のオーエムジー(OMG)の使い道は、資産として保有するのみです。
オーエムジーを発行しているOMG Networkはサービスを事実上終了しており、サービスの移行先のBOBA Networkでは、BOBAトークンという新たな仮想通貨が使用されている状況です。
したがって、資産として保有する以外にオーエムジーの用途はないと言えます。
オーエムジーは用途がないため、今後価格が上がらない可能性が高いでしょう。資産としての保有は自己責任でお願いします。
OMG NetworkとBOBA Networkは何が違うの?
OMG Networkは、オンライン決済に特化していました。、一方のBOBA Networkは、これまでの活動を通じて得た技術を活かし、DeFiやNFTなどより幅広いDapps開発に取り組んでいます。
OMG NetworkもBOBA Networkも、イーサリアムブロックチェーンを利用したプラットフォームです。
しかし、使用する2レイヤーに違いがあります。BOBA Networkが使用しているOptimistic Rollupは、取引にかかる時間をさらに短縮し、安価に取引を実現しました。
オーエムジー(OMG)の取引は慎重に判断すべき
今回は仮想通貨のオーエムジー(OMG)について解説しました。
現在、オーエムジーを発行しているOMG Networkは、BOBA Networkにサービスを移行しています。
BOBA Networkの需要が高まると、オーエムジーの価格が上昇する可能性があるため、BOBA Networkの動向に注目しておく必要があるでしょう。
ただし、BOBA Networkでは独自トークンのBOBAが使用されているため、オーエムジーの価値がなくなる可能性もあります。取引する際は慎重に検討してください。
オーエムジーは国内取引所のCoincheck(コインチェック)やDMM Bitcoin(DMMビットコイン)で取り扱われています。興味がある方は、これら取引所で口座開設をして、取引に挑戦しましょう。