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0円不動産ってなんのこと?0円不動産の必要性5つと活用するメリット2つ

2020 06.4この記事はPRを含みます

0円不動産(家の無償譲渡)とは

0円不動産とは、空き家などを維持できなくて困っている人が、無償譲渡という形で家を手放すことができる方法です。

家を売りたいがどうしたらよいのかわからない、不動産会社に頼んだが売れないなど、空き家対策に困っている人々が現在、日本にはたくさん存在しています。

バブルや高度成長期に建てた家が空き家となり、税金などの問題で親族たちの手に負えない状態の物件が増えた結果、0円不動産に注目が集まっています。

概要

0円不動産とは、空き家の維持費や税金が払えず、0円でもいいから物件を手放したいと考えている人が、無償譲渡という形で不動産の重圧から解放される方法です。

現在、空き家問題は国家レベルの大問題となっています。空き家を持っている人は意外と多く、住む予定もないのにお金ばかりかかると頭を抱えている状態です。

0円不動産の背景には他にも、近隣問題、相続問題、立地が悪い、建物の老朽化など、多くの難題があります。

近年の空き家問題

少子高齢化や地方の人工現象にともない、空き家は社会問題となっています。

現在、空き家の件数は年々増加傾向にあります。管理の行き届かない空き家が近隣住民の迷惑となり、法律上では罰則の対象となっています。

0円不動産などを賢く利用して、空き家問題を解決していきましょう。

0円不動産の必要性5つ

0円不動産の必要性について詳しく見ていきましょう。

0円不動産は現代の空き家問題に大きな一石を投じる対策のひとつです。無償でもよいから不動産を手放したいと考えている人は大勢います。皆、何かよい解決方法はないかと模索しています。

0円不動産を利用すれば、煩わしい税金や家の修繕費からまぬがれることができるうえ、面倒な相続問題も一緒に解決できます。

0円不動産の必要性1:空き家保有の維持費

空き家は保有しているだけで光熱費の基本料や修繕費・固定資産の税金など、維持費がかかるので大変です。

まったく使用していない空き家にこれらの費用をかけるのは大変です。親族間でもいらないといわれた空き家を、無償でいいから譲渡したいと思っている人が大勢います。

そのようなときには、無償譲渡ができる0円不動産へ相談してみるとよいでしょう。

0円不動産の必要性2:トラブルに発展するリスク

空き家はご近所トラブルに発展する可能性があるので、0円不動産で売却してリスクを減らす方法もあります。

空き家はご近所からのクレーム対象になる恐れがある物件です。

なぜなら、空き家を放置してあると、犯罪の温床となる可能性がある・ホームレスなどが住み着く恐れがある・修繕しない場合は近隣住民がケガをする危険性があるなど、あらゆるトラブルが想定できるからです。

景観に関するクレームを寄せられることがあります。

0円不動産の必要性3:空き家の解体コスト

空き家が倒壊の恐れがある場合は、法律上、解体しなくてはいけない場合があり、コストが掛かります。

空き家は修繕しないと傷みやすい物件です。修繕にコストが掛かるからと放置しておくと、さらに倒壊の危険性が高まります。

解体作業には大金が必要です。そうなる前に0円不動産で無償譲渡した方が得な場合もあります。

0円不動産の必要性4:特定空き家に指定されてしまう

平成26年に空き家対策特別措置法が制定されたため、空き家を放置した状態でいると特定空き家に指定される恐れがあります。

特定空き家に指定されると、最大でいまよりも6倍の固定資産税を払うことが義務付けられます。

特定空き家になった又はなりそうな物件を所有している方は0円不動産を利用した方が得策です。

0円不動産の必要性5:特定空き家を持っている場合

0円不動産の利用をおすすめしたいのが、特定空き家に指定された物件をお持ちの方です。

特定空き家と判断されたら、固定資産税が払えないほどの金額になる恐れがあります。気をつけましょう。0円不動産などの措置を早めに取ることをおすすめします。

特定空き家とは

空き家対策特別措置法第2条第2項によると特定空き家とは、そのまま放置すると「倒壊の恐れがある」「保安上の危険がある」「衛生上の問題がある」「近隣住民に迷惑を掛ける」物件のことです。

特定空き家とは、近隣トラブルのもとになりやすい物件です。大きな事件になる前に、0円不動産などを利用して対策を取ることをおすすめします。

特定空き家の判断基準

特定空き家の判断基準に、倒壊の恐れがあり保安上の危険性がある物件という最大の理由があります。

老朽化した空き家は利用者だけでなく、近隣住民への精神的なものを含む健康被害も想定されます。景観を損ねる・浄化槽の放置など、問題が山積していると判断されると、空き家対策は所有者だけの問題ではなくなります。

たいへんな事態になる前に0円不動産などを利用して、空き家の賢い処分方法を考えていきましょう。

0円不動産を活用するメリット2つ

それでは、0円不動産を活用するメリット2つをご紹介していきます。

現代社会の大きな問題となっている空き家の放置を、0円不動産で解決することの意義について詳しく見ていきましょう。

活用するメリット1:多くの税金がかからなくなる

空き家は住んでいないのに固定資産税・都市計画税などが掛かるので、損をしてしまうことが多いです。

特に、特定空き家と判断された場合は、最大で固定資産税が6倍になります。そうならないためにも、0円不動産で無償譲渡した方が、結果的にコスト面で得ができます。

活用するメリット2:地域に貢献できる

0円不動産で無償譲渡する相手がNPO法人や自治体の場合、土地を有効活用してもらえる可能性があります。

空き家があった場所が、その地域の人々に役立つ施設や公園などに生まれ変わる可能性があるので、社会に還元できます。

0円不動産を利用すれば、単に空き家を手放すのではなく、地域へ貢献できるという意義のある無償譲渡ができる可能性があります。

0円不動産の注意点2つ

良いことづくめの0円不動産にも注意点があるのでご紹介していきます。

0円不動産は空き家の所有でコストがかかり困っている人が、上手に手放すことができる画期的な方法です。空き家の場所を欲していた団体や個人に無償譲渡されることで、双方にメリットがある方策です。

しかし、双方が注意しなくてはいけないポイントがあります。それが、税金と売却額です。0円不動産に飛びつく前に、さまざまな考慮が必要です。

0円不動産の注意点1:空き家受け取り側の贈与税

0円不動産では、無償譲渡側にとって価値のない物件だとしても、110万円より上の資産価値があった場合に贈与税が掛かる可能性があるので気をつけましょう。

0円不動産で無償譲渡されたにも関わらず、贈与税が掛かかってしまうと思わぬ出費になります。そこまで想定してから0円不動産を利用しましょう。

資産価値から110万円を引いた額の、最低でも10パーセントの贈与税が掛かるので、注意してください。

0円不動産の注意点2:0円よりも高く売れないか確認

空き家の保有者は0円不動産に頼む前に、物件が0円より高く売れるかどうかを不動産会社に査定してもらうとよいでしょう。

0円不動産は、不動産会社に頼んでもどうしても売れない物件で行うことが好ましい方法です。なぜなら、マイナスの資産である物件が、安くても有料で売却できることが空き家問題のいちばん望ましい解決方法だからです。

まずは空き家が売れるかどうかを、試してみることをおすすめします。

0円不動産を活用しよう

空き家がどうしても売れないとお困りの保有者は、0円不動産の利用を検討してみましょう。

空き家は放置しておくとどんどん老朽化して、倒壊の恐れが出てきます。そうなると修繕費が必要になります。また、税金や公共料金の基本料金などのコストも掛かります。

挙句の果てに特定空き家と認定されると、最大で固定資産税が6倍に跳ね上がります。空き家の処置にお困りの方は、0円不動産を検討してみることをおすすめします。

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