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中古マンションの値引き交渉のコツ12個|少しでも安く購入する方法

2020 06.4この記事はPRを含みます

中古マンションの定価とは?

中古マンションは、新築のマンションと違って定価というものがありません。ではどのようにして、中古マンションの価格は決まるのでしょうか?

中古マンションが建っている地域や場所などで周辺住宅の価格には相場というものがあります。そのため、中古マンションを扱っている不動産業者が、相場や中古マンションの築年数なども踏まえて査定することはあります。

しかし基本的には売主によってその価格は決定されます。

中古マンションの値引き相場

中古マンションを購入するにあたり、値引き相場の交渉の仕組みを知っておきましょう。中古マンションの値引きのポイントは、端数十万円単位は切り捨てることが初めから想定されているということです。

2980万円だとしたら、キリ良く80万円を値引きして2900万円で交渉成立という風に。でもこれは初めから想定されているため、このくらいの値引きは、主張すればしてもらえるでしょう。

端数、販売価格の5%程度が値引きの相場と考えられます。

中古マンションの値引き交渉のコツ12個

中古マンションを失敗せずお得に購入するためには、その値引き交渉のコツをしっかりと頭に入れておくことが大事です。

上記の通り、中古マンションには決まった定価は存在せず、売主の采配によって決定してしまうところがあります。状況によっては、確かに値引きが難しい場合もありますが、環境や状態などをしっかりと確認をして、かしこく交渉に臨みたいところではあります。

値引き交渉のコツ1:売主が法人なのか個人なのか

中古マンションの値引き交渉を考える際に、その物件の所有者が法人であるか個人であるかは、要チェックポイントです。

中古マンションの所有者が個人の場合は、その中古マンションはできるだけ早めに売却してしまいたいという思いを持っている人が多いため、値引き交渉には応じてくれやすいというのが特徴です。

しかし相手が法人の場合は、急いで売却の必要性がないことが多く、値引き交渉自体に応じてくれないこともよくあります。

値引き交渉のコツ2:長期間売りに出ている物件

欲しい中古マンションが長期間売りに出ている場合などは、要注意です。中古マンションの売主が急いで売却する必要がないと感じているため、提示している価格を下げるつもりはないと思われるからです。

特に環境や場所、また内装などに問題がない場合などは、値引き交渉自体に応じてくれないことも多いため、無駄足となってしまうこともあります。

値引き交渉のコツ3:周辺の相場価格を調べておく

中古マンションの地域や場所など、周辺の土地の相場などはしっかりと確認しておくことをおすすめします。

自分が折り合いのつく価格で値引き交渉が成立したとしても、実は、その中古マンション自体の価格が周辺の相場とは大幅に相違していることもあります。

売主の胸三寸で決まってしまう中古マンションの価格なので、周辺の相場と違うこともあるということです。きちんと調査した上で、値引き交渉に臨むことをおすすめします。

値引き交渉のコツ4:リフォーム済みかどうか確認する

中古マンションの値引き交渉をする際に、その中古マンションがリフォームされているかどうかについては大きな値引き交渉ポイントとなります。

中古マンションのリフォームがされておらず、老朽化したままの状態で、修繕費用などを入居者が自らリフォーム分を負担しなければいけない場合などは、その分を値引きに上乗せして交渉してみてもいいでしょう。

値引き交渉のコツ5:内覧時には窓やバルコニーもチェックする

中古マンションを購入する際には、内覧でしっかりと確認を行うことも重要なポイントとなります。

意外と見逃しやすいのが、窓やバルコニーなどです。窓の開け閉めがスムーズであるか、バルコニーなどは内部にはないためそこまでチェックをするのを忘れがちになってしまいますが、外部にあるため、老朽化が進んでいることもあります。

忘れずにしっかりと行いましょう。さらに、修繕については値引き交渉に追加することができます。

値引き交渉のコツ6:設備や配管・外観や管理状況の確認

内覧でのチェックポイントとして、中古マンションの値引き交渉のコツは、マンション自体の設備や配管、外観などにも大きな要素があります。

中古マンションの内装についてはリノベーションなどを施すことができますが、設備や外装などは自分で思うようにはできません。その辺りのことから値引き交渉に上手くからめていくことで、値引きの額に影響してくることもあります。

値引き交渉のコツ7:不動産売買は春と秋が繁忙期

不動産売買の繁忙期は基本的には1~3月頃になります。3月の期末ということと、卒業・入学、人事異動などが集中し、人が動くきやすい時期であることが最大の理由でしょう。

また秋にも若干繁忙期となるのも、人事異動などが絡んでいるからだと考えられます。

不動産売買に関しては、売却しやすく価格も上がりやすい時期となります。売主側が若干お得です。

そのためこの時期の中古マンションの値引き交渉は避けた方が得策でしょう。

値引き交渉のコツ8:売主が売る理由を知る

売主がなぜこの中古マンションを売らなければいけないのか、という理由を知っておくことは交渉の重要なコツとなります。

どうしても早く売却しないといけない時などは、多少価格を下げてでも値引きの交渉に応じてくれる場合があります。資金がどうしてもすぐに必要な場合などは、値引き交渉のいいタイミングになります。

あまり足元を見ると失敗するので注意は必要ですが、その状況を知っておくことは値引き交渉に役立ちます。

値引き交渉のコツ9:値引き交渉は不動産屋を通す

中古マンションの売買に関する交渉は、直接売主と買主が行うのではなく、必ず不動産業者を通すようにしましょう。基本的には直接当人同士で交渉は行いませんが、もしそういう機会があったとしても直接行わないのが得策です。何かとトラブルの原因になります。

得に値引きの交渉など、金銭にまつわるシビアな交渉をすすめるには、当人同士より、第三者が間に入ることが成功の鍵となります。

値引き交渉のコツ10:できるだけ売主や不動産屋と仲良くなる

何事も、交渉の基本は、相手の心象を良くするということが大事です。

中古マンションの値引き交渉の成功も、不動産業者の担当者と仲良くなっておくと、なにかと便宜を図ってもらえますし、売主と接点があるようなら、できるだけ仲良くなっておくと、値引き交渉のときに役立ちます。

仲良くなりすぎて、交渉しにくくなってしまったら困りますが、ほどほどにわがままをきいてもらえるようにしておくのも、ひとつの手だといえます。

値引き交渉のコツ11:住宅ローンを通しておく

中古マンションの値引きの交渉のコツで、やはり、住宅ローンの審査は通しておいてから臨むことが大切です。

大きな買い物ですから、金融機関から借入ができるかどうかというのも、信頼性を高め、相手の判断基準となります。住宅ローンを通すことで支払いに心配がないことがわかれば、心理的に値引き交渉にも弾みがつくでしょう。

値引き交渉のコツ12:値引き交渉に条件をつける

中古マンションの値引き交渉のコツで、値引き交渉に条件をつけると大幅な値引きにつながることもあります。

売主の状態を考えて、できるだけ早く売却して資金を手に入れたいと考えているようなら、いくらならすぐに現金で用意できるなど、条件をつけると明確で、売主にとっての心証も良くなります。

値引き交渉は心理的な駆け引きも大きなポイントとなります。

中古マンションの値引き以外に交渉できること3つ

中古マンションの値引きがかなわなくても、その代わり、他の条件を提示してそれを聞き入れてくれる場合もあります。

金額的な値引きはできないが、他のことで代用してくれることがあるので、値引き交渉が失敗したからといって簡単に諦めることはありません。

それなら、他になにかしてもらえることはないか探してみましょう。

交渉できること1:水回りのリフォーム

中古マンションの値引き交渉の代わりに、例えば、水回りをリフォームしてもらうなど、簡単なリフォームをお願いしてみるのはどうでしょうか。

水回りは老朽化しやすく、初めはきれいな状態で使いたいものです。その点を主張して、値引きの代わりにリフォーム工事をお願いしてみてください。

キッチンやお風呂、トイレなど、生活において必ず必要なところで頻繫に使用するため、交渉しやすい場所でもあります。

交渉できること2:壁紙の張替や畳の新調

中古マンションの値引きの代わりの交渉で、水回りの他に、良く目立つ場所として、壁紙の張替などもわかりやすい場所です。

また和室の畳なども、日に焼けて変色していることが多く、新調してもらうことを条件に入れても、割合、聞き入れてもらいやすい部分です。

交渉できること3:エアコンや備えつけ家具をもらう

中古マンションの値引きの交渉のあんばいにもよりますが、エアコンや家具などはつけておいてもらうことも交渉してみてもいいでしょう。

内覧などで見た家具が気に入って、そのまま使用することを伝えてみても、案外交渉に応じてくれたりします。

中古マンション購入時の注意点3つ

中古マンションを購入するにあたり、注意しなければいけない点がいくつかありますので、それらについて考えてみましょう。

中古マンションは新築マンションとは違って、確認しておかなければいけないことがいくつかあります。価格が安いからといって安心はできません。

そのポイントを3つあげてみました。

注意点1:物件選びは慎重に行う

中古マンションは、新築とは違っていくつもあります。失敗しないためにも、自分の条件にあったものをいくつもピックアップして、慎重に物件を選ばないといけません。

直感で決めてしまう人もなかにいますが、焦らなくても物件はたくさんありますので、じっくりと選ぶようにしましょう。高い買い物なので、ここはより慎重に行うべきです。

注意点2:購入にはタイミングも重要

とは言え、いつまでも選んでばかりで、決める時期を逃してしまうのも困ります。

中古マンションの購入には、時期によってお得に買えることもありますので、いつなら購入するのにふさわしいかなどというのもしっかりと調べておくことが大切です。

良い時期にいい物件を逃さずしっかりとゲットしましょう。

注意点3:将来の資産価値も念頭においておく

今は住宅物件の価値が上がることはほとんどありませんが、場所がよく人気の物件なら、その限りではありません。

将来的にはどうなるかは実際のところ分からないにしても、近くに大きな商業施設が建設される予定であるとか、幹線道路が通る予定だとか、今ならオリンピックなどの大きなイベントが行われるとか、そういった要素があれば、将来的に大きな価値が上がる可能性もあります。

そういったことも念頭に入れておくのも大事です。

中古マンションの値引き交渉を成功させよう

中古マンションを購入するには、このように、値引き交渉の駆け引きも大事な要素となります。

こういったさまざまな要素を考慮したうえで、かしこく中古マンションの値引き交渉に臨んでみましょう。きちんと準備をしておけば、必ず成功します。そして、まずこういったさまざま事情を知っておくことが大事です。

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