中古住宅のリノベーションとは?メリット4つやチェックポイントを紹介
2020 06.4この記事はPRを含みます
中古住宅のリノベーションとは?
「リノベーション」とは、すでに建っている住宅の仕切りの壁をなくして部屋を広くしたり、内装や外装を変更したりと、ライフスタイルや生活環境の変化に合わせて大規模な工事を行うことをいいます。
自分の好みに合わせて自由にアレンジできるので、リノベーションを検討する人がとても多くなっています。
リフォームとの違い
浴室の改修や壁紙の張り替えといった小規模な工事が特徴のリフォームに比べて、リノベーションは壁を取り払って間取りを変更したりと比較的大規模な工事が特徴です。
このことから、リフォームは住宅の一部分を新しいものに変えることが目的で、リノベーションは子供の成長や家庭環境の変化に対応できる住宅につくり変えることが目的、ということがわかります。
中古住宅のリノベーションをするメリット4つ
昔から新築住宅は人生の中で最も高い買い物ということから「夢のマイホーム」と言われていました。しかし、近年では新築住宅ではなく中古住宅を購入して、さらにリノベーションをするという人が増えています。
わざわざ中古住宅を購入してリノベーションするのはどうしてなのでしょう。ここでは、中古住宅をリノベーションするメリットについて見ていきましょう。
メリット1:費用を安く抑えられる
何といっても、中古住宅は新築住宅に比べると低予算で購入ができるということです。築年数が多くても敷地が広い物件を新築住宅と同じ価格で購入することができるのが、中古住宅の魅力です。
築年数が浅い物件よりも築年数が多い物件を安く購入して、自分の思い描く間取りや内装にするためのリノベーションに資金を投資できるのが中古住宅を選ぶ理由です。
メリット2:希望エリアで物件が見つかりやすい
新築物件を購入する場合は、駅から徒歩5分などの立地条件がいいと物件の価格も上がってしまい、徒歩5分の条件をバスを利用するなど、条件を変更して妥協しなければいけない場合が多いです。しかし、中古住宅であれば自分の希望するエリアや希望の条件を妥協せずに購入することができます。
中古住宅なら、希望するエリアで物件が見つかった時に購入すればいいので、納得がいくまで物件探しができるのです。
メリット3:安全で安心な住宅をつくれる
平成30年4月から不動産会社が中古住宅を仲介取引する際に、「ホームインスペクション」というプロの住宅診断士が住宅の劣化状況、欠陥や修繕箇所があるを診断した上で、修繕が必要な時期や費用についてアドバイスをしてくれるシステムの導入が義務付けられました。
ホームインスペクションを行うことで、不動産会社も購入者も安心して中古住宅を購入・リノベーションが可能になりました。
メリット4:好みの内装にできる
住宅を新築で建てる時に思い描いている内装を注文形式で伝えていくと、自分が予定していたよりも遥かに高い金額が発生してしまい、泣く泣く妥協をしなければならないことがよくあります。
中古住宅は新築に比べると低価格で購入できるので、「既存のキッチンよりも高くして欲しい」、「壁の寸法にピッタリの家具を取り付けたい」など、価格を気にせずに自分好みの内装にできるのがいいところです。
中古住宅のリノベーションに適した物件を選ぶコツ
リノベーションをするために、どの中古住宅を購入しても大丈夫というわけではありません。自分が思い描いているリノベーションができるかどうかを、中古住宅を購入する前の段階しっかりと確認する必要があります。
ここでは、リノベーションに適した中古住宅を選ぶコツをお伝えします。
立地の良さ
家を購入するということは、同じ場所に何十年と住み続けるということです。そのため、中古住宅のメリットは家庭環境にあった立地かを見極めることができるという点です。
駅や学校までの距離は遠すぎないか、周辺にスーパーやコンビニ、病院などがあるか、これから先生活していく上で不便ではないかをよく確認・検討することが中古住宅を購入する時のコツになります。
購入価格
中古住宅は新築住宅に比べると価格が安いのは誰しもがわかることですが、安いからいいかというとそうではありません。破格で売りに出されている中古住宅もありますが、住宅情報をよくチェックしてみましょう。
あまりにも安い価格の場合、築年数が多くキッチンや浴槽などの設備も古くなっている可能性があるため、リノベーションをする時に修繕費が必要になるなどもチェックしてから購入を検討しましょう。
中古住宅のリノベーションを行う前のチェックポイント4つ
中古住宅を購入してリノベーションをしたいけれども、何をどうすればいいかわからないという人は少なくありません。まずはじめに、リノベーションをするために事前にチェックしておくとよいことがあります。
ここではリノベーションをする前にチェックしておくと良いポイントを4つ紹介します。
チェックポイント1:築年数
築20年以上の中古住宅の場合、住宅としての評価はなくなるため、土地代だけで売りに出されている物件が多いので、購入価格が抑えられるのでリノベーション費用を多く見積もることができます。しかし、築年数が多いからこその注意点もあります。
2000年以前に建てられた住宅は「耐震性が弱い可能性」があるため、リノベーションをする際に耐震補強の必要が出て予算をオーバーすることがあるので注意しましょう。
チェックポイント2:窓の位置や日当たり
リノベーションは大掛かりな工事が必要になることが多いので、各部屋の窓の位置や日当たりなども重要になってきます。しかし、窓の位置は間取り図に記載されていても実際に見てみないと日当たりがよいかどうか、風通しが良いかなどはわからないものです。
中古住宅を購入してリノベーションをしようと考えているのであれば、購入前に必ず現地で内覧をして、窓の位置や日当たりをチェックしておく必要があります。
チェックポイント3:天井の高さ
住宅の図面をチェックすれば天井の高さも書かれているのである程度検討はつくでしょう。しかし、実際に中古住宅を購入してリノベーションをするとなると、床のかさ上げが必要になることもあります。
購入予定の中古住宅の内覧をした際に、今使っている家具を配置したり、新しく空間を作る際に天井の高さが十分かどうか、天井に水漏れなどがないかもチェックするようにしましょう。
チェックポイント4:水回り
中古住宅を購入するということは、すでにキッチン・トイレ・浴室といった水回りの配管や配線が決まっているということです。住宅の天井や構造の関係で水回りの配管や配線の変更ができない可能性があります。
リノベーションを依頼するリフォーム会社が決まっているのであれば、中古住宅を購入する前に現地で希望の水回りのリノベーションができるかを確認してもらうとよいでしょう。
中古住宅のリノベーションについて知ろう
低予算で自分好みの住宅をつくれるとあって中古住宅をリノベーションをする人が増えてきています。しかし、安心安全なリノベーション住宅にするためには、中古住宅を購入する時から細かいチェックをすることが必要になります。
中古住宅を購入する時にプロの住宅診断士に安全な住宅なのかを見てもらったり、理想のリノベーションを実現するためにどれだけの費用が必要なのかなどをきちんと調べておくことが大切になります。