家づくりにおける見積もりまでの流れ4つ|見積もりを依頼する際の注意点
2020 06.4この記事はPRを含みます
家づくりにおける見積もりとは
これから新築の家を建てる方もいることでしょう。今回は、家を建てる時の見積もりについてご紹介していきます。
家を新築する時の見積価格とは、敷地面積に対しての建物のスペース、階数、建築素材、付帯設備などを織り込んで設定される想定金額を指します。
利便性ある設備を加えれば、それだけ物件の見積価格も高まるため、これから新築物件を建てる場合は、事前に数社の建設会社に見積もりを依頼しましょう。
家づくりにおける見積もりまでの流れ4つ
新築で家を建てる際、建設業者から見積もりを作成してもらうまでにやっておくべき事柄が4つあります。
いきなり見積もりを作成することは不可能ですので、段階を経て、新築物件を建てるうえでのあらゆる想定をしながら最善な工事へと取り掛かる、というのが一般的な工事の流れです。
それでは、家づくりにおける見積もりが手元に届くまでの流れを見ていきましょう。
見積もりまでの流れ1:予算を決める
家を建てる際、まずは家主が予算を決定します。
建設業者から見積もりをもらう前に、家主は建設費用の予算を確定しましょう。「現金では○○○万円を支払い、ローンでは○○○万円を支払う」というように毎月支払える費用を検討し、建設費用完済までの期間も想定しておきます。
また、見積もりをもらい、想定予算額と大幅なズレが出た場合は設備を減らすなど、再考慮をしていくケースも出てくるので、予算検討には熟慮が必要です。
見積もりまでの流れ2:建てる家のイメージを固める
家を建てる前に、新築物件のイメージを思い描いておきましょう。
「○○のような家にしたい」というはっきりとしたイメージがあればあるほど、家づくりはスムーズとなります。予算と合わせて室内の間取り、設備、雰囲気なども考慮しておきましょう。
これから家を建てる街を歩きながら、イメージを膨らませることもおすすめです。街の周辺で家を見ながら散策することは、新築物件のイメージづくりにも最適です。
見積もりまでの流れ3:ハウスメーカーの情報収集をする
各社あるハウスメーカーから情報収集をおこない、家を建てる前にさまざまな情報を集めておきましょう。
モデルハウスもあるため、実際に外観や内装も閲覧できますので、これから家を建てる計画がある場合、ぜひとも出掛けて実際に家の雰囲気をチェックしておきます。
趣向が合ったハウスメーカーのモデルハウスやスタッフへ、気になる事柄を問い合わせてみると、より詳しい情報が入手できるでしょう。
見積もりまでの流れ4:概算見積もりを依頼する
家を新築で建てる場合、まずは概算である見積書の作成を建設業者へ依頼しましょう。
新築物件の見積もりの内容は、おおむねの完成予定金額です。なぜならば、大掛かりな家の建設において、工事途中で予期せぬ問題が発生し、工事が中断や増大することも起こり得ます。
そのため、余計に費用が高くなったり、あるいは見積金額よりも低価格で工事が完了したりするケースもあるので、必ず目安となる概算見積もりを作成してもらいましょう。
見積もりの取り方3つ
家のイメージが完成した後、付帯設備なども踏まえた内容で建設業者へ見積書作成の依頼をします。そもそも、見積もりとは何でしょうか。
見積もりは、家を新築する際に必要な工事の内容と費用が書かれた紙です。記載された流れで工事が遂行され、支払う総額費用も記載されているので、家づくりが完結するまで重要となるのが見積書です。
それでは、家づくりに重要となる見積書の取り方を3つ見ていきましょう。
見積もりの取り方1:依頼先を数社に絞り込む
家を建てる際、工事の依頼は複数社に絞っておきます。信頼ある1社でも構いませんが、気になっている他の数社からも絞って検討し、家主が最終決定をしていきます。
家を建設する時に作成する見積書に記載される合計金額には各社で波があるため、やはり家のオーナーは複数社の見積りを見ながら、家づくりを検討していくことが好ましいでしょう。
見積もりの取り方2:必須条件と希望条件を伝えて提案してもらう
お気に入りの家は人それぞれですので、必須条件や希望条件を建設会社へ伝え、プロの提案を受けましょう。
素人の考える新築物件の想定は、建設者側から見るとNGなこともあります。そして、その時はさまざまな他の提案もしてくれるのが建設会社です。
必ず導入して欲しい設備は伝え、あとはスムーズな工事となるようプロの提案を受け入れながら、家主はこれから作る家のイメージを再構築していきます。
見積もりの取り方3:もらった間取りやデザインをチェック・検討する
建設業者によって作成された想定図面の間取り、デザインなどは家のオーナーが確認しておきましょう。
外観や内観の想定が終わり、書面になって手元にきた際、まずは間取りとデザインが依頼したとおりに描かれているかチェックします。
書面のとおりに家の工事が進められていきますので、途中での工事の変更は大掛かりともなりかねません。そのため家主は、まずはできあがった図面をくまなく確認して、間違いがないか調べましょう。
見積もりを依頼する際の注意点5つ
家の新築を計画する場合、建設業者へ見積もりを依頼することとなりますが、家のオーナーが事前におこなっておくべき事柄や注意点もあります。
即座に作成できる書類ではありませんので、依頼主と建設する側の合意のなかで徐々に進行し、最終的に確定された内容で完成するのが見積もりという書類です。
それでは、見積もりを依頼する時の注意点を5つ見ていきましょう。
見積もりを依頼する際の注意点1:予算について
見積りとは、家の新築費用が明記される書類ですので、予算を事前に検討して建設業者へも伝えておきましょう。
先のように見積もりを依頼する場合、重要となるのが予算です。予算は家主のみが把握しておくことではなく、建設する側にも事前に伝達しておく事柄です。
家主が伝える予算内で家を作るため、予算に合った提案も建設者側がしてくれることもありますので、見積もりを依頼する前に建設費の予算額を明確化しておきましょう。
見積もりを依頼する際の注意点2:土地について
新築で家を建てる際、土地の状態によっても建設費用が異なるため、見積もりを依頼する前に建設会社まで問い合わせておきましょう。
これから家を建てる土地に、まだ以前の住人の建物が建っていたり、地盤が荒れたりしていることもあります。もしくは、借地であれば、地主との打ち合わせも必要となるため、新築で家を建てる家主の一存では、スムーズに工事が進みません。
家を建てる土地についても、家主は上記をリサーチしておきましょう。
見積もりを依頼する際の注意点3:設備について
付帯設備という、ガス、水道、電気などの設備の工事も見積もりに反映されます。
新築で家を建てる時は生活に必要なガス、水道、電気が使えるようにする工事もおこないます。そのため、付帯設備の工事費用も見積もりに反映されてくるため、家主は家の中でどういった生活を送るかのイメージも思い描いておくとよいでしょう。
見積もりを依頼する際の注意点4:要望について
新築内で生活をする人々の要望も伝えておきましょう。一般的には数十年以上使用する家ですので、家主はさまざまな希望内容を事前に検討しておく必要があります。
例えば、玄関、トイレやお風呂の数、設置場所、間取り、階段などです。いずれも生活をする上で重要なものばかりですので、新築で家を建設する場合には事前に多くのイメージを描き、その後に見積もりを依頼することが最善といえるでしょう。
見積もりを依頼する際の注意点5:依頼から提案までの期間
家を新築する際、要望を含めて依頼をし、その後、建設者側からの提案が出るまでには期間があります。見積もりは、すぐに作成可能な書類ではありませんので、半月やそれ以上を要するケースもあります。
また、見積もりを見ながら他の依頼が発生することもあり、工事に取り掛かるまでの期間は異なってきます。
早ければ見積もりを依頼後、1か月ほどで工事が開始されることもありますが、半年以上経過するケースもあります。
家を建てる際には数社に見積もりを依頼しよう!
「新しい家づくりに関する見積もり」を中心として述べてきましたが、見積もりの重要性がご理解いただけたことでしょう。
家を建てる際に必須な見積もりとは建設規模や設備など、多岐にわたって検討する工事や費用に関する書類です。
新たな家を建てるまでには多くの段階がありますが、家が建った時の喜びは何事にも代えがたい幸福となります。今回、ご紹介してきた内容を踏まえて、ぜひとも素晴らしい家を建てましょう。