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【初心者必見】IPO投資を始めるための手順6つを解説|注意すべきポイントは?

2020 10.21この記事はPRを含みます

目次

IPO投資とは

IPOとは、新規公開株のことで、企業が初めて証券取引所に新しい株を発行して公募することです。

新規公開株なので、今まで証券取引所には株式がありませんから、このIPOは割安に設定されていることが多く、手に入れることができれば初値で公募価格を上回り、大きなリターンを得られる可能性があるため、投資家にとってとてもメリットがある投資方法です。

IPO投資の仕組み

IPOは、新規公開株とも呼ばれ、あらかじめ決められた公募価格(株価)で決まった数だけ売り出されます。

ただし、ほとんどのIPO株は、決められた株数より購入希望者が上回るので、抽選により購入者が決められる仕組みです。

公募価格は、初めて株価がつく初値が上回ることが多く、また短時間で利益を出せることが魅力です。しかし、競争倍率が高いことがネックとなります。

IPO投資の2つのメリット

IPO投資は、通常の株式投資とは異なった大きなメリットが2つあります。短期で利益が出しやすいことと、損失リスクが比較的少ないことです。

この他にも、通常の株式購入とは異なり、買い付け時の手数料が無料であったり、これから成長する企業に投資できるなど、メリットは多くあります。

そこで、おもなIPO投資のメリットを詳しく解説します。

IPO投資のメリット1:短期で大きな利益を得られる可能性がある

IPO投資のメリットには、大きな利益を短期で得られる可能性があります。この仕組みは、上場前の株価に公募価格が決められますが、この価格を上回る価格で初値が付くことがあるからです。

公募にはブックビルディング方式が採用されますが、このブックビルディングで購入出来なかった人が上場初日に買い注文を出すことが多く、人気がある銘柄は公開価格を上回る初値が付くため、大きな利益を得られることが多くなります。

IPO投資のメリット2:損失リスクが比較的小さい

株式取引は、株価の下落により損失を被るリスクや、発行会社の経営・財務状況の変化等により、損失を被ることがあります。

これらのことは、当然IPO投資にも当てはまりますが、IPOの場合、御祝儀相場的な部分も多く、よほどの地政学的なリスクなどが起こらない限り、損失が起きたとしても比較的小さいでしょう。

またIPOは、初値で盛り上がらなくても、その後上昇する銘柄もあるのも魅力です。

IPO投資を始めるための手順6つ

IPO投資を始めるには、銀行ではなく証券会社で口座を開設しなければなりません。しかし、口座を開設したからといって、すぐにIPOに参加できるわけではありません。

IPOは、上場スケジュールが決まっており、そのスケジュールに従い申し込みをする必要があります。そこで、IPO投資を始めるための手順を6つ、順を追って詳しくご紹介します。

IPO投資を始めるための手順1:証券総合口座を開設し入金する

IPO投資を始めるには、証券総合取引口座の開設をします。口座には取引する投資の種類で違いがありますが、IPOをするなら証券総合取引口座のみの開設でよいでしょう。

口座開設が終わったら、最低でも参加するIPOの公募価格×100株分の入金を行いましょう。例えば、公募価格が1,000円の場合、1,000×100株で10万円の入金がなければ抽選に参加できない証券会社がほとんどといわれています。

IPO投資を始めるための手順2:IPOのスケジュールや企業情報などを確認する

証券会社には、IPO投資をするためにスケジュールや企業情報が開示されています。IPO投資ができる企業がスケジュール上に多くあるので、どれに参加するのか決めます。

スケジュールとは、IPO投資に参加するブックビルディングへの参加期間のことで、その期間中に参加申し込みしなければ、IPOの抽選権利をもらう事はできません。

また、どれでも参加すればよいのではなく、必ず企業情報を確認することが重要です。

IPO投資を始めるための手順3:IPOのブックビルディングに申し込む

IPO投資をするには、ブックビルディングに参加申し込みをしなければ、購入権利を獲得する抽選に参加できません。

ブックビルディングに参加するには、希望のIPOの目論見書を確認します。目論見書には、業績や事業の目標やリスク、そして株主構成などが記載されており、IPO投資をする人に企業の情報がわかるように企業情報が開示されています。

ネット証券では、目論見書を確認した後、申し込みは1分程度で完了します。

IPO投資を始めるための手順4:抽選結果を確認する

IPO投資で、ブックビルディングに参加が完了したら、抽選結果を確認しなければなりません。

抽選結果は、抽選結果公表日に確認することができます。IPOのブックビルディング申込期間が終了して、条件が確定するとその翌日には抽選結果を知ることができます。

抽選結果は、証券会社によりメールでお知らせが来る場合がありますが、自分で証券会社にログインして確認する必要もあります。

IPO投資を始めるための手順5:当選したら購入申し込みか購入辞退をする

IPOに申し込みをして当選しても、そのままでは、購入とはなりませんので注意が必要です。必ず、購入するかしないか意思表示をする必要があります。

IPOに当選すると、ネット上の証券口座には、購入手続きをするか購入を辞退するかのどちらかを選ぶことができますが、期間が決まっていますから注意しましょう。

IPO抽選には、当選と補欠当選があり、これらの権利は譲渡することはできませんから注意してください。

IPO投資を始めるための手順6:上場して初値がついたら売るか保有し続けてもいい

IPO投資での醍醐味は、初値が決まる瞬間です。IPO投資では、初値が決まった時点で売りぬいてしまうことがほとんどですが、これは成り行き注文を入れておくことで、初値で売ることが可能です。

当然、せっかく手に入れたIPO株なのでそのまま持ち続けても問題ありません。ただし、その後値が上がるか下落するかは、株の世界ではわからないので初値で売るのが利益が出やすいといえるでしょう。

IPO投資で注意すべき6つのポイント

IPO投資は、通常の株式投資と異なり、利益が上がる可能性が高いことから、多くの投資家が注目しています。しかし、IPO投資は100%利益が約束される投資ではなく、注意しなければならないことがあります。

そこで、IPO投資をする場合に注意しなければならないことを6つのポイントを詳しく解説します。

IPO投資で注意すべきポイント1:IPOの申込は取り扱いのある証券会社からしかできない

IPO投資のために、証券会社に証券総合取引口座を開設しても、自分が欲しいIPOを扱っていなければ申し込むことすらできません。

IPOは、各証券会社により取扱銘柄数が異なりますから、多くの取扱銘柄がある証券会社を選ぶことがIPO投資を逃さない秘訣です。

例えばA社の証券会社でIPOの取扱があってもB社では取り扱いがないことは多々ありますから、多くの証券会社の口座を開設しておくとよいでしょう。

IPO投資で注意すべきポイント2:IPOの申込や当選で買付資金が拘束される

IPO投資では、ブックビルディングに参加した時点で、買い付け資金が拘束されます。そのため、IPOに参加する場合は、抽選が行われてから実際に初値が決まり売却するまでの間、預け入れた資金は他に運用できないことを理解しなければなりません。

株式投資全般に言えることですが、投資に使うお金は、生活費からねん出するのではなく、使途が決まっていない余力のお金で参加することが重要です。

IPO投資で注意すべきポイント3:IPO当選後の購入辞退で利用制限がかけられる証券会社もある

IPO当選しても、何らかの理由で辞退を申し出たい場合もあるでしょう。証券会社では、購入と辞退を選べるので、辞退することは可能ですが、辞退することで次回からIPOに参加できない証券会社もあります。

このほか、抽選が購入申し込み後になる後期型の証券会社もあるので、IPOのブックビルディングに申し込むときには、その証券会社の約款をよく確認する必要があります。

IPO投資で注意すべきポイント4:IPOの当選後に購入辞退できない証券会社がある

IPO投資でブックビルディングに申し込む場合、抽選タイミングが購入後になる証券会社があります。

それは、auカブコム証券、GMOクリック証券、楽天証券、岩井コスモ証券の4社で、申し込みで即購入となります。

この4社でIPOを申し込むときには、目論見書をよく確認してから申し込まなければ、後で企業実績に不備があり、将来性がないと判断して辞退しようとしても受け付けてもらえません。

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IPO投資で注意すべきポイント5:IPO株の購入権を得ても購入を見送ったほうがいいこともある

IPOに当選し、株を購入できる権利を得ても購入を見送ったほうが良い場合もあります。

それは、株式投資なので、世界情勢や市場の動向に左右されやすい為で、ブックビルディングを行った時点と購入権を得た後で企業業績が大きく変わっていた場合や、世界情勢に大きな変革があった場合などです。

通常では、こういった大きな変化が起きることはまれですが、常に市場の動向や世界情勢にアンテナを貼っておく必要があります。

IPO投資で注意すべきポイント6:IPO案件取り扱いが多い証券会社を利用する

IPO投資は、ほとんどの証券会社で取り扱いがあります。しかし、証券会社によって取扱銘柄数は大きく異なります。

当然、IPOの取扱が多いほど、申し込めるIPOも増えますし、目当てにしているIPOの申し込みもしやすいでしょう。

そこで、多くの証券会社のIPO取扱銘柄を確認して、なるべく多くを扱っている証券会社を利用すれば、申込件数も増やすことができるでしょう。

IPO投資でおすすめの証券会社の特徴2つ

IPO投資をするには、どこの証券会社でもよいわけではありません。そして、証券会社には実店舗で申し込む方法と、ネットで完結する方法があります。

そこで、IPO投資を行う時に、どのような証券会社に申し込めばIPO投資ができるのか、その特徴を2つご紹介します。

IPO投資でおすすめの証券会社の特徴1:IPO株を取り扱う証券会社

現在の日本には、証券会社が450社以上あるといわれていますが、そのすべての証券会社でIPOを取り扱っているわけではありません。もちろん、大型上場があれば小さな証券会社にも割り当てがきますが、そのほとんどは決まった証券会社での扱いとなります。

そこで、IPO投資を行う場合は、地元の銀行系の証券会社に口座を開くよりも、ネット利用して、大手の証券会社に口座を開いたほうが良いでしょう。

IPO投資でおすすめの証券会社の特徴2:主幹事・幹事になることの多い証券会社

IPOを扱う証券会社には、主幹事、幹事といったIPOの一連の流れを取り仕切る役目を持った証券会社があります。

特に、主幹事となっている証券会社ではIPOの割り当てが多いので、一般の投資家が当選する確率が高くなります。

主幹事かどうかを知るには、各証券会社のIPOの取扱スケジュールに主幹事であることが記載されています。IPOで主幹事となっている証券会社で申し込めば、期待値はぐんと高まります。

IPO投資初心者におすすめの証券会社は?

ネットの普及で、株もネットで購入できる時代となって久しいですが、IPO投資を初めて行う人には当然おすすめの証券会社があります。

そこで、IPO投資初心者でもわかりやすく、安心しかもお得に利用できる証券会社を2社ご紹介します。

もちろん、今までIPOに参加していた方で、ここでご紹介する証券会社の口座開設がまだの方も是非参考にしてください。

IPO初心者におすすめの証券会社1:SBI証券

IPO投資初心者におすすめの証券会社1つ目は、SBI証券です。SBI証券は、ダントツの取扱銘柄を誇るので、チャンスは他の証券会社より高くなります。

また、独自のIPOチェレンジポイントを用意しており、IPOに参加して溜まったポイントを使用することで、IPOに当選しやすくなります。

チェレンジポイントは、抽選に外れると1ポイント付与され、外れた分だけポイントがたまります。

SBI証券|株・FX・投資信託・確定拠出年金・NISA

IPO初心者におすすめの証券会社2:マネックス証券

2つ目のIPO投資初心者におすすめの証券会社はマネックス証券です。IPOは申し込む人が多く、抽選で購入権が決まることが普通ですが、この抽選をコンピューターにより公平に行っているのがマネックス証券です。

同じ人が2回同じ銘柄で当選することもなく、公平な抽選を行っているので、初めての人でも安心してIPOに申し込みができます。

また、取扱銘柄も多いので、チャンスは高い証券会社といえます。

手順や注意点を知りIPO投資を始めてみましょう

IPO投資は、リスクが少なく、しかも投資金額もそれほど必要としないことから、初心者にもおすすめの投資方法です。

ただし、他の投資商品と違い、購入にはルールがあります。

その手順や注意点はそれほど難しくありませんし、ほとんどの証券会社では、同じような方法でIPO投資ができます。手順やルールを理解して、IPO投資を始めてみましょう。

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