共働き夫婦でも貯金する3つの方法を紹介|自分にあった貯金方法を見つけよう
2020 10.21この記事はPRを含みます
共働き夫婦、いくら貯めている?
一般的に「共働きの家庭」と言えば、「収入も多く貯金もしやすい」というイメージを持つ人が多いでしょう。
しかしながら、共働きをしていても生活費や子供の学費、親の介護費、さらには家のローンなど、出費は尽きることがなく、なかなか貯金ができずに悩んでいる人も多いというのが実情です。
この記事では、そのような悩みを解消するために、確実に貯金をするコツや貯金ができる共働き夫婦の特徴を紹介して行きます。
40代夫婦の平均生活費・貯蓄額は?
40代共働き夫婦の場合、平均年収が767万円で、毎月の平均生活費は31万円、貯蓄現在高は1,076万円となっています。
「収入が増えて家計も潤う40代」とイメージしがちですが、子供の成長につれて学費や生活費が増加し、さらに住居購入などが重なると出費も多くなって行きます。
それでも、40歳未満の貯蓄現在高691万円に比べると貯金額もぐっと増えていますので、今後のためにしっかりと貯蓄していくことが必要です。
貯金を増やす3つの方法
ここからは、具体的に貯金を増やすための方法を3つご紹介して行きます。
「毎月貯金を増やす努力をしていても、なかなか溜まらない」という人は、確実に貯金を増やすために、ぜひ参考にして下さい。
貯金を増やす方法1:固定費を見直そう
固定費とは、家のローンや子供の学費、ガス代や電気代などの光熱費に通信費を指します。この中で、絶対にかかる家のローンや学費などは減らすことができません。しかし、ガス代や電気代などの光熱費、通信費は節約できる固定費に分類されます。
特に通信費は場合によってカットも期待できるので、光熱費を節約するよりも効果的です。大手のキャリアをお使いの場合、家族で格安SIMに乗り換えればかなりの節約が見込めます。
貯金を増やす方法2:節約し過ぎない
節約をする場合は、単に出費を抑えるのではなく、必要な支出か不要な支出かを見極めてメリハリをつけた使い方を心がけましょう。貯金するための節約は必要ですが、節約し過ぎはおすすめできません。
あまり節約しすぎるとストレスが溜まってしまい、逆に無駄遣いが増えてしまう場合があります。せっかく節約しても、一方で無駄遣いの原因を作ってしまっては努力が水の泡になってしまいます。ストレスなく、貯金をしていきましょう。
貯金を増やす方法3:お金の優先度を決めよう
貯金ができない人の特徴には、貯金の優先度が低く、支出の方を優先してしまう傾向が挙げられます。上手に貯金するためには、貯金の優先度を考えましょう。
一般的には、毎月の固定費、生活費、その他の支出、そして余ったら貯金をしようと考えている人が多く見られます。
しかし、上手に貯金ができる人は、給与が入った時点であらかじめ貯金をしています。まず、お金の優先順位を決めて、貯金しやすい環境を作ることが大切でしょう。
貯金ができる共働き夫婦の特徴3つ
ここまで見てきたように、貯金を増やしていくには、支出の管理と貯金の優先度を高くすることが必要です。
しかし、それを実践してもなお、貯金がなかなかできない人と貯金ができる人に分かれるのには、どのような違いがあるのでしょうか。
ここからは、貯金ができる共働き夫婦の特徴をより詳しくご紹介して行きます。次に挙げる3つのポイントを、ぜひチェックしてください。
貯金ができる共働き夫婦の特徴1:ボーナスは預貯金
ボーナスは生活費を補てんするためのお金にするのではなく、貯金や目的を決めて使うとよいでしょう。
「ボーナスは貯金する」というざっくりとした目標では、気のゆるみで無駄な支出を見逃してしまいます。また、お金の余裕ができたことにより「少しくらい使っても大丈夫」と安心してしまい、結果的に無駄遣いが増えてしまいます。
ボーナスをもらったら、「いくら使って、いくら貯金する」と明確に決めておくと貯金ができるでしょう。
貯金ができる共働き夫婦の特徴2:生活費と貯金で口座を分ける
効率よくお金を貯めるためには、生活費と貯金の口座を分けることは必須です。貯蓄専用の口座を決めていないとメリハリをつけてお金を使うことが難しく、なかなか貯金もできません。
生活費と貯金の口座を分ければ、用途を区別することができ効果的です。毎月、貯金口座に入金するだけで簡単に貯金ができてしまいます。
さらに、貯金口座も目的別に口座を分けると、より計画的に貯めることができるでしょう。
貯金ができる共働き夫婦の特徴3:資産の運用をする
生活に支障がない範囲で、資産運用をすることもおすすめです。「資産運用」と聞いても、「何から始めていいのか分からない、リスクが恐い」など前向きになれない方も多いと思います。
しかし、資産運用はお金がお金を生み出す働きをしてくれるので、効率よくお金を増やすことができます。ただし、リスクがつきものですので知識が必要になります。お金の知識をつけることでマネー計画を立てる際にも役立ち、自分自身の財産にもなります。
共働き夫婦の平均貯金額は?
共働き夫婦の平均貯金額はどの程度なのか、興味のある人も多いでしょう。自分に合ったマネー計画を立てるためにも、平均貯金額を把握しておくことはとても参考になります。
20・30代、40代、50代と、年代ごとに収入やライフイベントに伴う支出も異なるため、それぞれの特徴も異なります。
ここからは、年代ごとの特徴を踏まえながら共働きの平均貯金額を見ていきましょう。
20・30代の貯蓄額
20・30代の世帯の貯蓄現在高は、691万円となっています。
20・30代というと、結婚や出産などのライフイベントが重なり、人生の転機が多く訪れる時期でもあります。そのため、共働きであっても子育て世帯は支出も多く、特に30代以降は子供の教育費など、さらに支出が増えます。
平均年収635万円と比較すると貯蓄年収比は108.8%となり、年収とほぼ同等の貯蓄金額となっています。
40代の貯蓄額
40代の2人以上の世帯の貯蓄現在高は1,076万円となっています。一般的に40代になると、役職についたり出世したりする人も増えるため、収入の増加と安定が見込めます。また、40代の平均年収は767万円ですので、貯蓄年収比は140.3%です。
子供の学費や将来の出費に備えた貯金だけでなく、老後の貯蓄なども視野に入れ、年収以上の貯蓄をしている世帯が多くなるでしょう。
50代の貯蓄額
50代の貯蓄現在高は、1,704万円となっています。50代の平均年収852万円ですので、貯蓄年収比は200.0%となり、年収の2倍の金額を貯蓄していることになります。
40代に比べると、これから先働ける期間も短くなるため、老後のための貯蓄が必要となってきます。また、子供が成人して手が離れていくという方も多く、40代よりも貯蓄を増やしやすい傾向にあると言えるでしょう。
40代の共働き夫婦が貯金をはじめる3つの方法
40代の共働き世代でも「支出が多く、貯金ができていない」というケースは、実は珍しくありません。もちろん、今からでも貯金を始めることは可能です。
ここでは、40代から貯金を始める方法を3つご紹介していきます。それぞれの方法を参考に、自分に合った貯蓄方法を見つけて下さい。
貯金をはじめる方法1:家計簿をつける
毎日の支出をしっかりと把握するために、家計簿をつけましょう。お金の使い道を管理することで無駄遣いもしにくくなります。家計簿をつけることは「貯金するための近道」と言えるでしょう。
最近ではスマートフォンアプリにも「家計簿」があります。アプリであれば、外出先でも家計簿をつけられるので手軽に利用できます。忙しくてなかなか家計簿をつける時間がないという方は、このようなツールを利用してみるのも良いでしょう。
貯金をはじめる方法2:毎月の貯金額を決める
毎月の収入と生活費を考慮し、無理のない金額で貯金額を決めましょう。いざ貯金をはじめようと思っても、無理な金額を設定していては長続きしません。漠然と目標がないまま貯金をしていては、いつになっても十分な貯蓄はできないでしょう。
毎月の貯金額を決めるのは、とても大切です。無理なく貯金するためにも、貯金額は収入の20%以下の金額で設定しましょう。
貯金をはじめる方法3:無理なく貯金
貯金を長続きさせるために、無理のない計画を立てましょう。いくら貯めるかという目標も大切ですが、「続ける」ことに重点を置いた方が効果的に貯金ができます。
貯金をするための節約にも同じことが言えます。節約も、無理して頑張っても長続きせずストレスを溜めてしまいます。ストレスを解消するために無駄遣いが増えてしまっては、元も子もありません。
いくら使っていくら貯めるかを明確にし、自分に合った計画を立てましょう。
共働きでもしっかり貯金をしよう!
この記事では、共働き夫婦が貯金するための方法をご紹介してきました。
もちろん家庭によって状況は異なりますが、まずは現状を把握し、今後のマネー計画をしっかりと立てることが第一歩です。
無理のない範囲で毎月の貯金額を設定することが、確実に貯金をするためのコツです。簡単に実践できることから、知識が必要なことまで方法は様々ですが、何よりも「継続すること」が重要です。簡単に実践できることから始めて行きましょう。