仮想通貨クアンタム5つの特徴|将来性や購入方法についても紹介
2020 10.21この記事はPRを含みます
クアンタムとは?
クアンタム(QTUM)とは、2016年に登場したオープンソースの仮想通貨の1つです。オープンソースの仮想通貨とはプログラムが公開されていて改変可能だったり再配布可能な仮想通貨のことです。
クアンタムはビットコインとイーサリアムの長所を併せ持った仮想通貨だといわれており、ビットコインから派生してできたものでイーサリアムのスマートコントラクト機能も併せ持っています。
仮想通貨クアンタム5つの特徴
仮想通貨クアンタムは仮想通貨で、まだ歴史が浅いですが、ビットコインとイーサリアムの長所を併せ持ち、その他にもいくつかの特徴を持ちます。
ここでは仮想通貨クアンタムの5つの特徴についてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
クアンタムの特徴1:ビットコインとイーサリアムの機能
クアンタムの特徴に、ビットコインとイーサリアムという2大仮想通貨の長所を融合させたということがあげられます。
クアンタムはビットコインの残高表示方式を採用することでビットコインの持つ高い匿名性を維持できる仕組みを利用しつつ、イーサリアムの「スマートコントラクト」機能を備えています。
また、ウォレットごとのセキュリティも向上させ、イーサリアムと互換性のあるスマートコントラクト機能の実現を図っています。
ビットコインとは
ビットコインはオープンソースで作成された仮想通貨の1つで、実際に価値を持っており金に近い性質を持つものだとされています。
ただし、ビットコインは、本当の通貨のように発行元がないという特徴があり、その価値の源泉は多くの人が売買をし、価値があるとしているからです。ビットコインはプログラムによって上限数が決まっており、マイニングによって発行されています。
イーサリアムとは
イーサリアムとはビットコインと同じくマイニングで通貨が発行される仮想通貨ですが、その特徴にスマートコントラクト機能があります。スマートコントラクトとは、ブロックチェーンに設定された要件を自動で実行する機能のことです。
そのため条件をつけて取引ができ、第三者を介さず効率的な取引を実現します。イーサリアムはスマートコントラクトにより、商品売買など応用が可能で汎用性のある仮想通貨です。
クアンタムの特徴2:スマホでも使えるライトウォレット
クアンタムの特徴にスマホで使えるライトウォレットということがあります。クアンタムはAALを搭載し、必要なデータ容量が軽くなった「ライトウォレット」を採用しています。
ライトウォレットではブロックチェーン全てのデータでなく、必要部分のみのデータをダウンロードします。イーサリアムはフルノードのデータが必要ですが、クアンタムはライトに収めて動作も軽くてダウンロード時間も早く、ストレージ容量を節約できます。
クアンタムの特徴3:コンセンサスアルゴリズムにPoSを採用
クアンタムの特徴に、コンセンサスアルゴリズムにPoSを採用しているということがあります。
PoS(Proof of Stake)とはビットコインが採用しているPoW(Proof of Work)の問題点である大量電力消費を解決し、環境にやさしく効率的かつ安全性の高い、承認アルゴリズムです。
また、イーサリアムは現在ビットコインと同じくPoWを採用していますが、PoSへ移行を検討しているとされています。
クアンタムの特徴4:ビジネス向けの仮想通貨
クアンタムの特徴にビジネス向けの仮想通貨だということがあります。クアンタムはビジネスに活用できる仮想通貨で、ビジネスで重要なセキュリティ面でも評価されています。
クアンタムはビットコインのブロックチェーンシステムを採用していることから、高い信頼性があり、それゆえにAmazonやGoogleと提携しています。また、スマホやタブレットでも利用できるスマートコントラクトのため、実用性にも優れています。
クアンタムの特徴5:創設者や開発陣が強い
クアンタムの特徴に創設者や開発陣が強いということがあります。クアンタムの創設者は、中国大手企業アリババのデジタルエンターテインメント部門のチーフでした。
2012年に仮想通貨の世界に興味を持ち研究を始め、クアンタムを創設しました。また、クアンタムの開発陣にもAWS(アマゾンウェブサービス)が提携をして開発を進めるなど、開発環境にも信頼がおける状況が整っています。
アリババとは
アリババとはジャック・マー氏が設立した中国のEコマース企業で、複数業態のECサイトを運営している世界トップクラスのシェアを誇る企業です。
その規模は、BtoBのECサイトではAmazonに並ぶほどのシェアとなっています。アリババはさまざまな業態の企業を買収し、世界中の中国人をユーザーにしています。
クアンタムの気になるポイント3つ
クアンタムの特徴や、創設された背景などがわかりましたが、クアンタムには気になるポイントがいくつかあります。
たとえば、クアンタムの将来性や、気をつけたいポイントなどですが、ここではそれらのクアンタムの気になるポイント3つをご紹介します。これからクアンタムを取引するか検討中の方は、こちらの注意点についてもよく確認しておきましょう。
クアンタムの気になるポイント1:将来性
クアンタムの気になるポイントに将来性があります。クアンタムは中国からの影響を受けやすいというリスクもありますが、高い技術力と安全性を兼ね備えた仮想通貨であり、信頼性も高く今後期待できる仮想通貨の1つといえるでしょう。
また、現在取り扱いのある取引所が国内では2020年3月から取り扱いを始めたコインチェックしかないため、新たに取り扱う取引所が増えていけば価格に反映されることになるでしょう。
クアンタムの気になるポイント2:中国からの影響を受けやすい
クアンタムの気になるポイントに中国からの影響を受けやすいということがあります。クアンタム創設者のダイ氏はアリババ出身でクアンタムは中国発の仮想通貨なので、クアンタムは中国情勢の影響を受けやすいといえます。
現在中国は仮想通貨に対し取引所閉鎖など全面禁止規制をしていますが、将来は中国が仮想通貨市場に本格参入することが期待できるため、中国の影響を受けるクアンタムにとってはメリットとなる可能性もあります。
クアンタムの気になるポイント3:ビットコインやイーサリアムの影響を受ける可能性
クアンタムの気になるポイントに、ビットコインやイーサリアムの影響を受ける可能性があります。
クアンタムはビットコインとイーサリアム両方の特性をもった仮想通貨であることから、ビットコインやイーサリアムに欠陥がみつかった場合には、影響を受けることになるでしょう。
クアンタムを売買する場合には、ビットコインとイーサリアムの動きにも注目しておく必要があります。
クアンタムの購入方法は?
これから将来が楽しみな仮想通貨の1つであるクアンタムですが、クアンタムはどこで購入することができるのでしょうか。
ここではクアンタムの購入方法についてみていきます。
国内取引所の「Coincheck」を利用する
クアンタムの購入方法に、仮想通貨の国内取引所である「coincheck」を利用する方法があります。クアンタムは日本国内で初めてcoincheckに上場しました。それまでは海外でしか売買できませんでしたが、2020年3月にcoincheckが取り扱いを開始しました。
購入手順としてはcoincheckにアカウントを登録してから資金を投入後、クアンタムの売買が可能になります。
海外の取引所を利用する
クアンタムを購入方法には、coincheck以外では海外の取引所を利用する方法しかありません。coincheckでクアンタムを購入する場合には販売所による購入しかできませんが、板による取引がしたいという場合は海外の取引所を利用するしかありません。
海外では大手取引所であれば、取り扱われている可能性が高く、たとえば大手では「BINANCE」「Bittrex」といった取引所でクアンタムを購入できます。
クアンタムの今後に注目しよう
クアンタムはビットコインとイーサリアムの長所をうまく融合させて創設した仮想通貨だということがわかりました。また、中国情勢の影響やビットコインやイーサリアムの影響を受けやすいため、クアンタムの売買ではそれらの情勢をよく確認する必要があります。
クアンタムは2020年3月に日本国内で初めてcoincheckで取り扱いが始まりました。将来が楽しみな仮想通貨クアンタムの今後に注目していきましょう。