生活費を折半する際のメリット・デメリット3つ!折半する際の注意点3つ
2020 10.21この記事はPRを含みます
生活費とは?
生活費とは生活をしていくために必要な1ヶ月の費用のことです。ただし、生活に必要な費用にもいろいろな種類があります。そのため、正しく生活費を管理していくためには、どの支出がどの分類に当てはまるのか把握しておく必要があるでしょう。
特に、生活費を折半することを検討している場合には、トラブルを避けるためにも支出項目の分類を把握しておくことは重要となります。
生活費の主な内訳4つ
生活費を正しく管理するためには、生活費の分類を把握しておく必要があります。生活費の主な分類は固定費、変動費、特別費の3つです。また、これら3つの分類はさらにいくつかの項目で成り立っています。
その項目は細かく分かれているため、どの支出が、どの分類の、どの項目に当てはまるのか正しく把握しておくようにしましょう。また、これらの細かな項目の中でも、生活費を管理するうえで重要な項目がいくつかあります。
生活費の主な内訳1:食費
生活費の中でも毎日の管理が必要となる支出が食費です。食費は自炊と外食を合わせた費用になりますが、食材の購入費を管理しやすくするために、できれば自炊と外食の費用は分けて管理した方が良いでしょう。
外食は変動費に分類され、毎月必ず発生する支出ではありますが、その金額は家庭によって異なります。また、節約によって支出を抑えやすい項目でもあります。
生活費の主な内訳2:光熱費
光熱費は生活に欠かせない水道、電気、ガスの利用料金です。光熱費も食費と同様に変動費となるので節約しやすい項目になります。
ただし、光熱費は季節によってそれぞれの使用頻度が変わったり、住んでいる地域で料金が変わったりするため、節約を心がけても光熱費はコントロールできない可能性もあります。
生活費の主な内訳3:住居費
住居費は住んでいる家や、部屋に発生している家賃や住宅ローンを指します。条件によっては多少前後することはあるものの、基本的に住居費は毎月の支払額に変化はないので固定費に分類されます。
固定費は、毎月支払う額が決まっているため、食費や光熱費などと比べると節約することが難しいことが多いです。もし住居費を節約する場合には、家賃交渉や住宅ローンの繰上げ返済などの方法があります。
生活費の主な内訳4:その他
生活費は、住宅費や税金などの固定費と、食費や光熱費などの変動費以外に、特別費があります。特別費とは、必ず発生する毎月の支払いとは別に、不定期に発生する費用のことを指します。
特別費には、冠婚葬祭費用や医療費などがあります。これらは定期的に支払いが発生するわけではなく、また支払額をコントロールすることも難しいでしょう。
生活費を折半する際のメリット3つ
一人暮らしであれば生活費は自分だけで管理をすることができます。しかし、カップルが同棲したり、結婚をして一緒に生活をすることになったりなどすると、生活費は1人で管理すれば良いというものではなくなります。
生活費を管理する方法はいろいろとありますが、生活費は折半にするということもあります。生活費を折半にすることで、いくつかのメリットを得ることができます。
生活費を折半するメリット1:貯蓄がしやすい
生活費を折半にした場合、カップルや夫婦であればそれぞれ生活費の負担が半額になります。そのため、手元に多くのお金を残しやすいです。その手元に余ったお金は貯蓄するという人も多いです。
また、貯蓄にもいくつか種類があり、手元に残ったお金は個人の貯蓄とする場合もあれば、将来のためや、まとまった出費が必要になる場合に備えたりするために、共通の口座へ貯蓄するという場合もあります。
生活費を折半するメリット2:どちらかの収入が減少した際に対応できる
急な事故、入院、介護、不景気による会社の倒産やリストラなど、突然収入を失ったり、大きく減ってしまったりする可能性は誰にでもあります。
しかし、生活費を折半にしておけば、貯蓄がしやすく、毎月にかかる生活費の負担が半額となっているので、収入がなくなってしまった場合、その貯蓄で対応することも可能になるでしょう。
生活費を折半するメリット3:自由に使えるお金がある
生活費を折半にすると、毎月の生活費の負担が半額になります。そのため、手元にお金が残りやすいです。残ったお金は、将来に備えて貯蓄するという場合もありますが、個人で自由に使うこともできるでしょう。
個人で自由に使って良いという場合には、毎月お小遣いが足りないと悩むことが少なくなり、お金に関するストレスを減らすことができます。
生活費を折半する際のデメリット3つ
生活費を折半にすることで得られるメリットがいくつかあります。しかし、生活費を折半にすることには、メリットだけでなく、デメリットもあります。
そのため、生活費をこれから折半にしようと考えている場合には、メリットだけでなくデメリットも事前に把握しておきましょう。
生活費を折半するデメリット1:収入差がある場合は不満が出る可能性がある
人によって収入の額は異なります。そのため、カップルや夫婦で生活費を折半にした場合、その収入額によって、生活費に対する負担の大きさが変わってきます。
また、収入差が大きい場合には、収入が多い方が自由に使えるお金が多くなるので、収入の少ない方が不満を感じてしまうこともあります。
そのため、収入差がある場合は折半ではなく、収入額によって生活費の割合を合わせるようにした方が良い場合もあります。
生活費を折半するデメリット2:妊娠や出産で休職する場合
妊娠や出産で、どうしても仕事ができない状況になってしまう期間はあります。収入がなくなってしまっても、しばらくの間であれば貯蓄で折半している生活費を支払うことができるでしょう。
しかし、収入が得られない状態になることで、生活費が折半できなくなる人もいます。また、収入差が大きい状況と同様に、収入が得られなくなった側に不満が溜まってしまう可能性もあります。
生活費を折半するデメリット3:定期的な支払いに気をつける
普段は生活費を折半にしていても、車の修理費や車検、家電の買い替えなど、ある程度は定期的に大きな支払いが発生する月もあります。
収入差が大きい場合、普段から大きな支払いに備えて貯蓄などをしておかないと、その大きな支払いが発生した月の生活費が折半できなくなってしまう可能性があります。
そのような状況を避けるために、生活費だけでなく、個人のお金の管理も普段から行うようにしましょう。
生活費を折半する際の注意点3つ
生活費を折半にすることにはメリットだけでなく、デメリットもあります。もし、生活費を折半することで起こるデメリットを把握しておかないと、お金のトラブルに発展してしまう可能性があります。
カップルや夫婦がお金のトラブルで破局してしまうことはよくあるので、生活費を折半にしている場合はいくつかの点に注意が必要となります。
生活費を折半する際の注意点1:事前に負担する割合を決めておく
生活費を折半にした場合、収入差によってそれぞれの負担の大きさが変わってしまいます。そのため、お金に対しての不満を誰も持つことのないように、収入に合わせて生活費も割合で負担額を決めるようにしましょう。
また、生活費で揉めることのないように、収入が減る、大きな支払いがある場合などの細かいルールも決めておきましょう。
生活費を折半する際の注意点2:2人で一緒に管理する
生活費を折半にすると、相手にどれだけのお金のゆとりがあり、残ったお金を何に使っているのかを把握できない場合があります。
将来の貯蓄のためや、お金の負担に関する公平性を保つために、共通口座を作って、そこに一定額の生活費を入れるようにして、2人でそのお金を管理するという方法もあります。
一緒に管理することで、将来設計を含めた貯蓄やお金の使い方などをお互い納得しながら決めていくことができるでしょう。
生活費を折半する際の注意点3:定期的に見直す
生活費を折半にするのであれば、お金のことでトラブルを起こさないためにも、事前にルールをしっかり決めておくことが重要です。
しかし、状況や環境は変化することでそのルールがどうしても守れなくなってしまうこともあります。そのため、ルールを決めることは重要ですが、状況や環境に合わせて臨機応変にルールを変えたり、またルールを変える必要性について定期的に話し合ったりなどしましょう。
生活費の折半を検討しよう
生活費を折半することで得られるメリットはいくつかあります。しかし、生活費を折半することにはメリットだけでなくデメリットもあります。
ですが、そのデメリットは把握することで、注意と対策をすることができます。生活費を折半してメリットを得るためにも、どのようなルールが必要か検討してみましょう。
また、無理なく節約ができるように、この記事を参考に自分の出費の内訳をみて、どの部分を節約していくのかを検討しましょう。