定期預金のメリット4選とデメリット|定期預金の種類を決めるポイント4選
2020 10.21この記事はPRを含みます
定期預金とは
定期預金とは銀行や信金などのメジャーな金融商品の1つです。定期預金は預けてから一定の期間が経たないと引き出せませんが、そのかわり普通預金よりも金利が高く設定されています。
また定期預金の預け入れ期間は銀行や信金などで予め決められており、大手の銀行で1ヵ月から10年ぐらいです。このように満期日が決まっている預金のため定期預金と呼ばれています。
定期預金の種類5つ
定期預金にはさまざまな種類の商品があり、それぞれに特徴があります。
こちらでは多くの銀行で扱っている「一般定期預金」「期日指定定期預金」「積立定期預金」「大口定期預金」「外貨定期預金」の5種類の定期預金の特徴をご紹介します。
定期預金の種類1:一般定期預金
定期預金とは銀行や信金などの一般的な預金商品の1つです。月単位や年単位など満期日を事前に利用者が設定してお金を預け入れます。
金利は普通預金よりも高いですが、満期日以外に自由にお金を引き出せません。そのため、満期日を待たずにまとまったお金を引き出したいときは定期預金の解約が必要となります。
定期預金の種類2:期日指定定期預金
期日指定定期預金とは預けてから一定期間経過後に自分で自由に満期日を決められる定期預金です。
一般的な定期預金では、口座を開設したときに満期日を決めなければなりません。しかしこの定期預金なら指定期間を過ぎれば、最長預入期間内なら自由に満期日を設定できます。
そのため満期日を、子供の進学や家の購入時期など自分の都合に合わせて設定可能です。この定期預金の利息は1年ごとに計算され満期日に一括で支払われます。
定期預金の種類3:積立定期預金
積立定期預金とは毎月決まった日に一定の金額を預けて、その預けた金額が指定の金額に達したときに定期預金へと切り替わる定期預金です。毎月の預け入れ金額は銀行によって違うため1,000円から預け入れ可能なところもあります。
この定期預金は手元にお金がないが毎月コツコツ貯金をしていきたい人におすすめです。ただし預ける金額は無理のないように注意が必要です。毎月の積立金額は生活を圧迫しない金額を心がけましょう。
定期預金の種類4:大口定期預金
大口定期預金とは預入単位が大きな定期預金のことを言います。大口定期預金の多くは最低預入金額を1,000万円以上としています。預け入れ期間は一般的な定期預金と同じです。
大口定期預金は一般的な定期預金よりも金利の高さがメリットですが、金融情勢次第となります。1,000万円以上の大口定期預金の運用を考えている場合、預金保険制度に気をつけることと、元本を保証してくれる銀行を選ぶなど注意が必要です。
定期預金の種類5:外貨定期預金
外貨定期預金は日本円ではなく外国の通貨を定期預金しておく商品になります。取り扱う外国通貨や金利は銀行により違いますが、低金利が続く日本の円よりも高い金利の外国通貨を選べるといったメリットがあります。
外貨定期預金は満期時に解約すると外貨から日本円に交換されるため為替の変動に注意が必要です。また外貨定期預金はレート変動による元本割れが起こる可能性もあります。
定期預金のメリット4選
定期預金は普通預金よりも金利が高く設定されています。そのため効率よく貯金を増やしたい人にはおすすめです。基本的に満期時にならなければお金を引き出せないことから自分で貯金ができない人にも貯金が可能な商品となります。
また定期預金は元本割れの心配もない商品であるため初心者も安全して運用可能です。こちらではこうした定期預金のメリットを4つご紹介します。
定期預金のメリット1:元本保証
元本保証は定期預金のメリットといえます。定期預金は元本が保証されている商品です。元本保証というのは、例えば銀行に100万円預けたとします。この元本である100万円とその利息を銀行はどんなことがあっても保証しなければならないことをいいます。
株式投資など他の資産運用ではこうした元本保証はなく、定期預金が安心な運用方法であるといわれている理由が元本保証されているためなのです。
定期預金のメリット2:預金保険制度の対象
預金保険制度とは銀行などが破綻したときその銀行の利用者の預金などを保護する制度です。定期預金もこうした預金保険制度の対象となるため、預け入れ金が保証されています。
保証される金額は基本的に上限1,000万円までの合算を含む預金と破綻日までの利息となります。「預金保険制度」と名前に保険とついていますが、預金者に保険料を支払う義務はなく預け先の銀行が預金保険料を支払っています。
定期預金のメリット3:利用手数料は無料
資金運用の利用手数料が無料であることも定期預金のメリットです。定期預金は口座を開設しても普通預金と同じように利用手数料はかかりません。
また休眠口座に対する手数料を導入している銀行や、導入を検討している銀行でも対象としている口座は普通預金のみとなるため、10年利用しないままでいても定期預金は対象外となります。
定期預金のメリット4:安定した資産運用
安定した資産運用ができるといった特徴も定期預金のメリットの1つです。株式や債券を扱う投資信託などのような運用方法は大きな収益をもたらしますが、そうした運用方法は元本割れなどのリスクもあります。
定期預金は大きな収益はありませんが、そうしたリスクもありません。そのため安全で安定した資産運用が可能です。定期預金は資産運用としては堅実な商品であるといえます。
定期預金のデメリット
運用リスクが低くメリットが多い定期預金ですがデメリットもあります。低金利時代となってしまった現代では、定期預金は他の投資と比べて運用効率が良いとはいえません。
また預けた先の銀行が破綻してしまったときの利用者への保証金額は、上限が1,000万円までとなるためそれ以上は保証されません。そして定期預金は途中解約をしてしまうとあまり意味のないものになってしまいます。
中途解約
定期預金を中途解約してしまうと予定した金利より少なくなります。定期預金の満期を待たずにお金が必要となりお金を引き出したい場合は途中解約となるため解約の手続きが必要です。
定期預金を途中で解約してしまうと普通預金の金利となってしまうので、思っていた金利よりも低くなることがあります。また一部ですが定期預金の途中解約ができない銀行もあります。
定期預金の種類を決めるポイント4選
定期預金の種類はいくつかあります。しかし運用目的で定期預金を始めるなら自分の目的にあった定期預金を選ぶことが、効率よく運用するポイントとなります。
どの定期預金を選ぶべきか迷ったときに確認するとよいポイントを4つご紹介します。定期預金を選ぶときの参考になさってください。
定期預金の種類を決めるポイント1:預入期間
定期預金の種類を決めるときの1つ目のポイントは「預入期間」です。定期預金の預入期間は1ヵ月から10年までと幅広くあります。また定期預金を10年以上放置してしまうと、休眠預金扱いとなり預金保険機構に移管されてしまうため預入期間には注意しましょう。
預け入れ期間で定期預金を選ぶなら「イオン銀行」のスーパー定期です。この定期預金なら1ヵ月から5年まで預け入れ期間を自由に選択することが可能となっています。
定期預金の種類を決めるポイント2:金利
定期預金の種類を決めるときの2つ目のポイントは「金利」です。銀行へ一定期間に渡り資金を預けておくと、利子という形でお金を受け取れます。このことを金利といい、金利の割合は銀行により違います。
金利の高さで定期預金を選ぶなら「あおぞら銀行」の定期預金がおすすめです。2020年9月現在、1年間の預け入れ期間で年0.2%の金利となっておりメガバンクの金利の20倍となります。
定期預金の種類を決めるポイント3:利息
定期預金の種類を決めるときの3つ目のポイントは「利息」です。利息には預けた金額へ金利がつく単利と、預けた金額と利息分に金利がつく複利の2種類があります。
利息から定期預金を選ぶなら「SBJ銀行の大口定期・スーパー定期」です。こちらは2020年12月30日までのキャンペーンとなりますが新規口座開設であることが条件で利息が高くなっています。
定期預金の種類を決めるポイント4:変動金利か固定金利か
定期預金の種類を決めるときの4つ目のポイントは「変動金利か固定金利か」です。資金を預けた時点の金利から変わらないことを固定金利といいます。それに対して資金を預けている間に金利の割合が変更されることを変動金利といい、金利の割合は6ヵ月ごとに見直されます。
みずほ銀行の変動型の定期預金「みずほ変動金利定期預金」は利率が6ヵ月ごとに変更されます。また利払いは複利型と単利型で違います。
定期預金はノーリスクで保持するメリットがある
定期預金は元本割れをしないためリスクがない安全性の高い資産運用方法です。そのため初心者にも始めやすいという特徴があります。
しかし利益は多くありません。
定期預金にはさまざまな種類があるため、自分のプランに合わせた定期預金を運用する必要があります。定期預金を始めるときは商品のメリットと特徴をよく理解して、自分の目的にあった商品を選びましょう。