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そもそもノックアウトオプションとは?4つの特徴についても解説!

2021 06.2この記事はPRを含みます

ノックアウトオプションとは

ノックアウトオプションとは、あらかじめ最大損失額を確定してから、相場がブル(上昇)かベア(下落)かを予想する商品です。

 

取引可能な銘柄は、ドル円などの通貨ペア、日経平均などの株価指数、金や原油などの商品(コモディティ)と様々なものがあります。また、ノックアウトオプションの取引価格は原資産価格と連動します。

 

損切り価格と取引サイズを選ぶことで証拠金を設定し、リスクを自分自身でコントロールできる商品です。

ノックアウトオプション|IG証券
ノックアウトオプション|FOREX.com

ノックアウトレベルについて

ノックアウトレベルとは、損切りラインのことを言います。

 

ノックアウトレベルを設定することで、相場が自分の予想している方向と反対に動いたとき、損失が拡大することを一定の範囲内で抑えることができるので、安心して取引できるでしょう。

 

ただし、ボラティリティの高い相場の場合、最終的に予想した方向に相場が動いても、途中でノックアウトレベルを超えてしまい、強制的に損切り(ノックアウト)されてしまう可能性もあります。

国内でノックアウトオプションの取り扱いがある会社

国内でノックアウトオプションを取り扱っている証券会社は2社あり、「IG証券」と「FOREX.com」です。

 

IG証券はFX100通貨ペア以上が選べます。また、各種株価指数、コモディティのノックアウトオプションが取引可能で銘柄がとても豊富なうえに、スプレッドも狭くなっています。一方、FOREX.comは小額取引が可能です。

 

また、IG証券のFXの最低取引単位1万通貨に対し、FOREX.comは1000通貨に対応しています。

ノックアウトオプションの特徴4つ

ノックアウトオプションの概要について紹介しました。リスクも自分で決められて、取引内容もシンプルです。

 

では、ノックアウトオプションにはどのような特徴があるのでしょうか。これからノックアウトオプションの特徴について4つ紹介していきます。

ノックアウトオプションの特徴1:自動的に損切りできる

ノックアウトオプションの特徴1つ目は、自動で損切りができることです。取引画面上でノックアウトレベルを設定することで、相場が予想と反対に動いたときの損失を、自分の設定した範囲に抑えることができます。

 

ただしIG証券の場合、スリッページ防止のためのノックアウトプレミアムがあり、損切りにかかってしまうと手数料がかかります。ボラティリティが高い相場の場合には注意が必要です。

ノックアウトオプションの特徴2:原資産価格と一致して変動する取引価格

ノックアウトオプションの特徴2つ目は、取引価格が原資産価格と一致して変動することです。つまり、原資産価格が1ポイント上昇すれば、ノックアウトオプションの取引価格も1ポイント上昇します。下落する場合も同様に変動します。

 

これらのことから、原資産価格とノックアウトオプションの取引価格がずれて、取引に失敗することはないでしょう。

ノックアウトオプションの特徴3:2つのノックアウトタイプ

ノックアウトオプションの特徴3つ目は、2つのノックアウトタイプがあるということです。

 

2つのノックアウトタイプとは、ブルを予想したときに逆に下落した場合の損切りラインと、ベアを予想したときに逆に上昇した場合の損切りラインのことです。

ノックアウトオプションの特徴4:スリッページがない

ノックアウトオプションの特徴4つ目は、スリッページがないということです。株やFXの取引では、予期せぬイベントによる急激な価格変動などのときにスリッページが起こることがありますが、ノックアウトオプションにはスリッページがありません。

 

FOREX.comではノックアウトレベルで設定した価格での決済を保証しています。また、IG証券ではノースリッページ注文というものがあり、プレミアム(維持証拠金の0.2%程度)を支払うことで、設定した価格での決済を保証しています。

ノックアウトオプション4つのメリット

ここまでは、ノックアウトオプションの特徴について紹介してきました。では実際に使用する時にノックアウトオプションの取引をしてみた場合、どんなメリットがあるのでしょうか。

 

これから、ノックアウトオプションのメリットを4つ紹介していきます。

ノックアウトオプションのメリット1:資金効率が良い

ノックアウトオプションのメリット1つ目は、資金効率が良いということです。FXで損切をする場合、必要な資金は変わりません。しかし、ノックアウトオプションだとノックアウトレベルに対して資金が変化します。

 

つまり、FXよりもノックアウトオプションの方が資金効率が良いと言えるでしょう。

ノックアウトオプションのメリット2:損切り額を事前に決められる

ノックアウトオプションのメリット2つ目は、損切り額を事前に決められることです。いくらまで損しても受け入れられるかを前もって設定することができます。

 

予期せぬイベントによる想定を超えた損失が発生するような場合でも、ノックアウトレベル以上の損失額にはなりません。ノックアウトレベルをはじめに設定できることは、リスク管理には非常に有効でしょう。

ノックアウトオプションのメリット3:取引可能な銘柄が多い

ノックアウトオプションのメリット3つ目は、取引可能な銘柄が数多くあることです。例えばIG証券では、取引銘柄は通貨ペア、株価指数、商品を通じて160種類以上あるので目的に合った銘柄を選ぶことができるでしょう。

 

また、商品も原油に始まり金、銀、銅、プラチナなど多岐にわたります。

ノックアウトオプションのメリット4:デモ口座やスマホアプリがある

ノックアウトオプションのメリット4つ目は、デモ口座が用意されていることです。ライブ口座で取引を始める前にデモ口座で取引することによって、初心者でも商品の内容やリスクを前もって把握し、安心して取引を始めることができます。

 

また、スマホアプリによる取引も可能です。パソコンを持っていなくてもスマホさえあれば、場所も時間も選ばず手軽に取引できます。

ノックアウトオプション3つのデメリット

ノックアウトオプションを利用する際には、メリットだけではなくデメリットも把握しておくことが重要です。デメリットを把握することで、利用する際に注意すべき点が理解できるでしょう。

 

これから、ノックアウトオプションのデメリットを3つ紹介していきます。。

ノックアウトオプションのデメリット1:エントリー方法について

ノックアウトオプションのデメリット1つ目は、エントリーするとき、リアルタイムで指値注文ができないことです。希望より悪い条件で取引が成立してしまうこともあります。そのためエントリーには注意が必要です。

 

ただし、利益確定のときは値段を設定して指値注文ができるので便利でしょう。また、ノックアウト前に損切りするための逆指値注文も可能です。

ノックアウトオプションのデメリット2:ポジションの保有期間や保有数の制限

ノックアウトオプションのデメリット2つ目は、ポジションに保有期間や保有数の制限があることです。

 

保有期間は1年が最長です。ノックアウトレベルに達しないからといって、希望価格まで1年以上ずっと待ち続けるということはできません。

 

保有数は同一ノックアウトレベルに対して、持てるポジションのロットは400になります。大量に取引したい人にとっては向かない取引の可能性があるでしょう。

ノックアウトオプションのデメリット3:ノックアウトレベルの変更ができない

ノックアウトオプションのデメリット3つ目は、ノックアウトレベルに価格が近づいてきたときにレベルを変更することができないことです。もしノックアウトレベルを変更したい場合は、1度決済してからあらためて設定する必要があります。

 

ただしノックアウトオプションは、最初に損切りラインを確定することでリスクを限定する意味があるので、逆に変更できないほうが安全とも言えます。

ノックアウトオプションで狙いやすい相場

レジスタンス付近でもみ合っていて、超えれば急上昇するといった相場では有効です。この時は、最小のノックアウトレベルで両建てにします。

 

もしレジスタンスを超えたら、ベアは最小のノックアウトレベルで決済され、ブルはそのままトレンドフォローに従い決めた価格で利益が確定し、逆に動いたらその反対をします。

 

方向性が決まり勢いが出る相場のときに、ノックアウトレベルを最小限に設定して順張りをするのがおすすめです。

ノックアウトオプションの流れ

IG証券の場合、ノックアウトオプションのおおまかな取引の流れを紹介します。

 

取引する銘柄を決め、銘柄に対して、ブル(上昇)かベア(下落)かを予想して選択します。次に値動きからリスクを想定し、ノックアウトレベル(損切りライン)を設定します。

 

そして、取引ロット数を設定しましょう。必要なら指値、逆指値を設定して最後に注文を確定します。流れを把握して全体像をつかみましょう。

ノックアウトオプションを利用してみよう

ノックアウトオプションの特徴やメリット、デメリットについて紹介してきました。ノックアウトオプションは、資金効率もよく、リスクを限定して取引できる初心者にも安心の取引だということが言えるでしょう。

 

ノックアウトオプションについて理解し、利用してみましょう。

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