マイニングとは?4つの基本をわかりやすく解説|メリット・デメリット
2021 03.12この記事はPRを含みます
マイニングの意味とは
仮想通貨に興味がある方は、マイニングという言葉をご存知でしょうか。
マイニングとは仮想通貨の取引を承認する作業をして、その報酬として新規発行された仮想通貨を得ることを意味します。
仮想通貨は法定通貨のように取引は銀行で管理されず、ブロックチェーン技術にて管理されています。そして、マイニングをする第3者がブロックチェーンにある取引情報を承認していくのです。
ここから、マイニングについてわかりやすく解説してまいります。
マイニングが注目されている理由
近年、このマイニングが注目されています。なぜなら、マイニングする仮想通貨によっては、大きな報酬を得られる可能性があるからです。
仮想通貨で代表的なビットコインのマイニングでは、1つのブロック(ブロックチェーンでの取引をまとめたもの)を承認するごとに、12.5ビットコインが支払われます。
ビットコインの価値が上昇すれば自ずと法定通貨の相当額も上昇していくので、大きな報酬になる場合があるのです。
マイニングの事例とは
マイニングの代表的な事例には、ビットコインのマイニングが挙げられます。
ビットコインは、毎日世界中で取引が行われています。そして、ブロックチェーン上にそれぞれの取引情報がブロックにまとめられていきます。
マイニングでは、ブロックにまとめられた、いつ、誰が、いくつのビットコインを取引したのかという取引情報をチェックして承認します。そして、その報酬として、新規発行されたビットコインを得ることができるのです。
マイニングの仕組みをわかりやすく解説
ブロックチェーン上のブロックに記録されている取引情報は、全てハッシュ関数で暗号化されています。このハッシュ関数とは、不可逆的な一方向関数と呼ばれるものです。
そのため、マイニングでは取引情報を全てハッシュ関数に暗号化してブロックへ書き込みをしていきます。さらに、新しいブロックを生成するには、ナンス値という任意の数値を書き込むことが必要です。
取引情報やナンス値を全てハッシュ関数へ変換して、取引が終了できます。
マイニングの種類4つをわかりやすく解説
ここからは、マイニングの種類についてわかりやすく解説していきます。
マイニングには4つの種類があり、それぞれに異なる特徴があります。そのため、マイニングを始める前にはそれぞれの特徴を理解しておくことが大切です。
以下では、それぞれのマイニングの特徴をわかりやすくご紹介します。
マイニングの種類1:クラウドマイニング
マイニングの種類の1つ目は、クラウドマイニングです。
クラウドマイニングとは自らマイニングは行わず、マイニングをする企業へ投資をして、企業がマイニングから得た報酬の配当を得ることです。そのため、マイニングをする機材やパソコンの知識などが必要ありません。
しかし、マイニングをする企業が倒産することや資金の持ち逃げなどの恐れがあるため、契約内容などをしっかりと確認することが重要です。
マイニングの種類2:プールマイニング
マイニングの種類の2つ目は、プールマイニングです。
プールマイニングとはわかりやすく説明すると、複数人でマイニングをして、仕事量に合わせて報酬が得られる方法です。複数人でマイニングをするため、まず全ての報酬はプールの管理者が得て、その後それぞれ個人の仕事量に合わせて報酬が渡されます。
プールマイニングは安定した報酬が得られることや、個人がマイニングに成功せずとも報酬を得られるのがメリットです。
マイニングの種類3:ソロマイニング
マイニングの種類の3つ目は、ソロマイニングです。
ソロマイニングとは、単独でマイニングをする方法です。ソロマイニングのメリットは、報酬を全て受け取れることです。仲介料などを挟まず、自らマイニングした分だけ報酬に繋がります。
しかし、単独でマイニングするため、パソコンなどの必要機材やマイニングの知識などが必要になります。
マイニングの種類4:データマイニング
マイニングの種類の4つ目は、データマイニングです。
データマイニングとは膨大な情報の中から、有益な情報やパターン・ルールを発掘(マイニング)する技術や手法を意味します。多くの企業では、有効なマーケティング手法を検討する際に、このデータマイニングが活用されます。
例えば、ある企業の商品がどの商品と一緒に購入されることが多いのか、などの情報やパターンを見つけることができます。
データマイニングの分野
前項でご紹介したように、データマイニングはマーケティング手法を検討する時に活用することができます。
わかりやすく説明すると、どのような顧客が自社の商品をよく購入するか、また反対に購入しないのかなどを膨大な情報を分析してパターンやルールを導き出すことができるのです。
もしくは、新商品はどのような顧客が購入してくれるのかという課題を検討することにも有効的でしょう。
マイニングの4つの基本をわかりやすく解説
マイニングの種類についておわかりいただけたでしょうか。ここからは、マイニングの4つの基本をわかりやすく解説していきます。
マイニングに興味を持っている方は、まずここで解説するマイニングの基本を理解してから始めてみましょう。
マイニングの基本1:マイニングの始め方
基本の1つ目は、マイニングの始め方です。
マイニングを始める際には、どのような方法でマイニングするかを検討しましょう。マイニングの種類でご紹介したように、マイニングは単独、グループ、もしくはマイニング企業を利用する方法があります。
マイニングの方法によっては、必要な機材や設備を購入する必要があります。初期設備に必要な予算があるか、また十分な知識を持っているかなどを考慮してから、マイニングを始めましょう。
マイニングの基本2:マイニングを個人で行うには
基本の2つ目は、マイニングを個人で行うのに必要なものを知っておくことです。
個人でマイニングを行うことは、ソロマイニングと呼ばれます。ソロマイニングの方法をわかりやすく説明すると、自身のパソコンや機器で単独でマイニングするのです。
そのため、膨大な計算が可能である高性能のパソコン、専用のソフトなどを準備しなければいけません。さらに、24時間パソコンを稼働させられる環境も整える必要があります。
マイニングの基本3:マイニングで稼ぐときのポイント
基本の3つ目は、マイニングで稼ぐときのポイントを知っておくことです。
マイニングで稼ぐためには、あらかじめマイニングで利益を出しやすい仮想通貨を探すことが大切です。なぜなら、個人でマイニングを行うと、すぐに大きな利益は出ない可能性があるからです。
必要な機器への初期投資を含めて、利益を出すのには時間がかかることもあります。すぐに利益が出ないことも想定して、稼ぎやすい仮想通貨を探してみましょう。
マイニングの基本4:マイニングにおすすめの仮想通貨とは
基本の4つ目は、マイニングにおすすめの仮想通貨を知っておくことです。
おすすめの仮想通貨の1つは、匿名性が高いと言われるMoneroです。MoneroはCPUマイニングができるため、その他のマイニングで使用されることの多いGPU(グラッフィックボード)が必要ありません。
GPUは複雑な計算を効率よく行えますが、価格が高いのが特徴です。
マイニングのメリット
マイニングをするメリットは、自分にあったマイニング方法を選択すれば安定した収入を得られる可能性があることです。
もし、マイニングに必要な設備や知識を持っていないけれどマイニングを始めたい場合は、クラウドマイニングを利用することができるでしょう。
クラウドマイニングで利用するマイニング企業が信頼できるところであれば、設備など購入せず投資をするだけでマイニングによる配当金が得られます。
マイニングのデメリット
マイニングのデメリットは、すぐに利益が出ない可能性があることです。
もし、ソロマイニングやプールマイニングを行う場合、マイニングができる機器や設備が必要となるため、マイニングを始めるときに大きな初期費用がかかります。
さらに、特にソロマイニングでは、報酬が得られない日がある可能性があります。そのため、初期費用をカバーできるほどの利益がすぐに得られないことがあるのです。
マイニングについて理解を深めよう
これまで、マイニングについてわかりやすく解説してきました。マイニングをわかりやすくまとめると、仮想通貨の取引を承認して、その報酬として新規発行された仮想通貨を得ることを意味します。
マイニングの方法にはさまざまな種類があるため、自身のパソコンやマイニングに関する知識、必要な機器など環境が整っているかなどを考慮してマイニングを始めるのが大切です。
マイニングの仕組みや特徴を理解した上で、マイニングを始めてみましょう。