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iDecoのアセットアロケーションの運用方法11選|年齢別の運用法なども紹介

2021 12.9

目次

iDecoについて

iDeco(イデコ)は個人型確定拠出年金の愛称で、個人が老後資金を積み立てて準備する場合に、税制上の優遇が受けられる仕組みです。iDecoを取り扱っている金融機関でiDeco口座を開設し、毎月の掛金の額や運用商品を自分で決めて運用することができます。

「人生100年時代」といわれる昨今、ご自身の公的年金・退職金・企業年金に加え、豊かな老後を送るためのもう一つの年金という位置づけと考えてください。

アセットアロケーションについて

iDecoでは投資信託などの運用商品を自分で選択しますが、商品選びの前にリスク許容度などに応じたアセットアロケーションを行うことをおすすめします。

アセットアロケーションとは、資産(アセット)を配分(アロケーション)することを意味します。

自分の投資方針を決め、アセットアロケーションを行うことで、リスクとリターンのバランスの取れたポートフォリオを組むことが重要です。

iDecoのアセットアロケーションの運用方法11選

iDecoの運用商品には株式・債券・不動産があり、それぞれ国内と外国のものがあります。また、元本保証型の定期預金・生命保険、さらに、金・原油などコモディティ商品を取り扱う金融機関もあります。

iDecoでは、それぞれの商品の特徴やリスクを理解したうえで、アセットアロケーションを組むことが大切ですので、投資対象の種類についてご紹介します。

アセットアロケーションの運用方法1:先進国株式での運用

株式は相場の需給や企業の業績によって値動きするため、ハイリスク・ハイリターンな資産です。その中でも先進国株式は、為替変動リスクがあるため国内株式よりもリスクが高く、新興国株式より価格変動リスクが低いといわれます。

先進国株式へ投資する投資信託の構成銘柄には、アップル・マイクロソフト・アマゾンなど米国の巨大企業を含むものが多いです。世界経済に大きな影響を与える企業への投資をできるのもメリットです。

アセットアロケーションの運用方法2:先進国債券での運用

債券への投資は、国や企業に対してお金を貸すことを意味します。満期まで保有すれば元本が戻りますが、金利が上昇すると債券価格が下がるため、元本割れのリスクがあります。さらに、債券投資には信用リスクがあり、債務不履行や倒産の可能性も否定できません。

一般的に先進国債券での運用は、新興国債券や先進国株式での運用よりリスクは小さいといわれますが、その分リターンも限定的と考えてください。

アセットアロケーションの運用方法3:国内株式での運用

国内株式での運用は、先進国および新興国株式と比べるとリスクは低いですが、債券より高いリスクがあります。

投資信託商品には「パッシブ型」と「アクティブ型」の2種類があります。パッシブ型が日経平均株価やTOPIXなどの指標と連動する値動きを目指すもので、アクティブ型は指標を上回る運用成果を目指すものです。

一般的にはアクティブ型よりパッシブ型の商品のほうが手数料が低く設定されていることが多いです。

アセットアロケーションの運用方法4:国内債券での運用

国内債券は、日本国内の公社債で運用する投資信託への投資で、株式と比較するとリスクは小さい反面、リターンも限定的です。

国内債券は外国債券と比較してもリスクは小さいため、iDecoでは、より安全に運用したいときにおすすめの投資対象といえます。

アセットアロケーションの運用方法5:新興国株式での運用

新興国とは、現時点での経済水準は低いものの、高い成長性を持つ国のことで、具体的には、中南米・東南アジア・中東・東欧の国々を指します。

新興国株式は、米国や国内株式と比較すると経済状態が不安定でリスクが高い反面、伸びしろが大きく、急速な成長により大きなリターンを期待できるとも言われます。

また、市場に投入されている資金が小さいため、値動きが多いという特徴もあります。

アセットアロケーションの運用方法6:新興国債券での運用

一般的に新興国は金利水準が高いため、先進国債券と比較すると高いリターンを期待できます。一方、経済状態が不安定なため為替が大きく変動する可能性も高く、リスクも高い資産となります。

先進国債券と比較するとリスクの大きい新興国債券ですが、先進国株式と比較するとリスクは小さいといわれています。カントリーリスクを分散させる目的で、ポートフォリオに組み入れてもよいでしょう。

アセットアロケーションの運用方法7:コモディディ商品での運用

コモディティ投資とは、商品先物市場で取引されている原油・金・プラチナ・大豆などへの投資で、一般的には株式よりリスクが高いといわれます。

中でも、ゴールドは安全資産といわれ、経済が混乱したときなどに値上がりする傾向があります。iDecoでは、アセットアロケーションの一環として、相場の変動を相殺する目的で保有するのもよいでしょう。

アセットアロケーションの運用方法8:ターゲットイヤー型商品での運用

iDecoを取り扱っている金融機関の多くでは、あらかじめアセットアロケーションを行ったバランス型投資信託を取り扱っているところが多いです。

通常のバランス型投資信託は、資産配分が一定ですが、ターゲットイヤー型商品は、目的となる年に向けて、徐々に安全資産に入れ替わるように設計されています。

iDecoでターゲットイヤーファンドを取り扱っている金融機関には、SBI証券・楽天証券・りそな銀行などがあるので参考にしてください。

アセットアロケーションの運用方法9:国内の不動産投資での運用

iDecoで不動産へ投資する場合は、REIT(リート)という不動産投資信託を購入することになります。REITはオフィスビル・商業施設・マンションといった複数の不動産を購入し、その賃貸収入や売買益を投資家に分配する商品です。

REITは株価と同程度の値動きがありますが、不動産というモノへの投資のため、インフレに強いという特徴があります。一方、地震などの天災のリスクが大きい点がデメリットです。

アセットアロケーションの運用方法10:海外の不動産投資での運用

iDecoでは、海外の不動産投資も、国内不動産と同様にREIT(リート)という不動産投資信託を購入します。

海外不動産は分配金が高いことが特徴として挙げられますが、海外株式と同程度の大きな価格変動があるためリスクが高いです。また、為替変動のリスクもあります。

アセットアロケーションの運用方法11:元本保証型商品での運用

iDecoには元本保証型の商品として、定期預金や保険商品も選べます。

定期預金や保険商品の金利は非常に低いため、資産を運用して増やしたい方にはおすすめできませんが、とにかく安全に運用したい方や、運用方針が決まっていないときの一時的な運用先として利用できます。

iDecoのアセットアロケーションの指標4選

iDecoはアセットアロケーションにより、資産の配分比率を決め、比率に応じた投資商品を毎月購入していきます。それぞれのリスク許容度によって、ハイリスク・ハイリターンの商品の比率を高めたり、元本保証商品の比率を高めたりしていくのです。

ここでは、リスク許容度に応じたiDecoのアセットアロケーションの事例をご紹介します。自分のリスク許容度と比較しながら、参考にしてみてください。

アセットアロケーションの指標1:リスクを徹底的に抑えた型で組んでみる

iDecoでリスクを徹底的に抑えたアセットアロケーションにしたい場合は、元本保証型商品である定期預金や生命保険の比率を高く設定します。加えて、インフレリスクにも対応するため、為替リスクのない国内株式や債券も組み入れるとよいでしょう。

具体的な例を挙げると、70%程度を元本保証型商品、15%を国内株式、15%を国内債券に配分するイメージです。

アセットアロケーションの指標2:バランス型での運用で組んでみる

iDecoは長期・積立・分散により、リスクを抑えて老後資金を準備できる仕組みです。国内外の株式・債券・REIT・コモディティ商品をバランスよく配分していく方法もあります。

また、iDecoを取り扱っている金融機関では、バランス型の投資信託を取り扱っているところが多いです。自分で配分を決めなくても、バランス型投資信託を購入すればバランスよく運用できるので、選択肢の一つとして参考にしてください。

アセットアロケーションの指標3:ハイリターン狙いで組んでみる

iDecoでしっかりと資産を増やすために、多少のリスクを許容できる方は、国内外の株式を中心に組み入れていくとよいでしょう。

例を挙げると、40%を国内株式、50%を海外株式、10%を国内REITに分配して投資するようなイメージです。

また、投資信託には「パッシブ型」と「アクティブ型」がありますので、より高いリターンを期待するのであれば、「アクティブ型」の商品を組み入れるとよいでしょう。

アセットアロケーションの指標4:標準的にリスクを抑えた型で組んでみる

標準的にリスクを抑えた配分をするのであれば、公的年金を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)のアセットアロケーションを参考にするとよいでしょう。

GPIFは実質的な運用利回り1.7%を最低限のリスクで確保することを目標とし、基本ポートフォリオを国内債券25%・外国債券25%・国内株式25%・外国株式25%としています。iDecoでも、標準的なアセットアロケーションの参考にしてください。

iDecoのアセットアロケーションでは年齢別の運用法

iDecoでは60歳まで積み立てできますので、受け取りまでの期間によって運用の作戦は違ってきます。受け取りまでの期間が長ければ、多少リスクをとっても、長期投資によるリスク分散ができますが、受け取りまで数年だと万が一の時に挽回が難しくなります。

ここでは、年代に応じたiDecoのアセットアロケーションのポイントをご紹介します。

20代と30代は攻め続けた方がいい

20代・30代は、今後収入が増える可能性があり、年金受給まで20年以上あるので、一般的にはリスク許容度が高いとされています。新興国を含む国内外の株式やREITの比率を高め、リスクをとってでも資産を増やすよう意識することをおすすめします。

将来的には、年齢が上がるにしたがって債券や日本円での運用の割合を増やすなど、リスクを抑えた運用にシフトさせていくとよいでしょう。

守りに入るのは40代以降から

40代に入ると、年金受給までの残り期間が20年を切るため、徐々にリスクをとりすぎない資産配分に移行していくことをおすすめします。

具体的には、為替リスクのある外国資産の比率を減らしたり、元本保証型商品の比率を高めたりするなど、安全性を重視した運用へシフトしていきます。

外国資産を組み入れるのであれば、よりリスクの小さい為替ヘッジ機能付きの海外債券などにするとよいでしょう。

iDecoのアセットアロケーションを活用していきましょう

iDecoは長期投資が前提のため、分散投資することでリスクをコントロールすることが可能となります。

年齢やリスク許容度に応じた適切なアセットアロケーションを行い、リスクとリターンをコントロールするようにしましょう。

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セカオピでは、お客様一人一人の投資目的や人生設計目標をヒアリングや生活設計に合う不動産投資の情報を提供し、会社員の副業を支援しています。

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本記事の監修

松澤 健一郎

松澤 健一郎
代表ファイナンシャルプランナー

全国に店舗を持つ大手金融機関で年金、投資信託の営業として15年間勤務。 国際基準のFP資格であるCFP®や証券外務一種など多数の資格を持ち、将来設計の相談実績は15,000件以上。 的確なアドバイスや対応の迅速さが評価され、社長表彰や全国表彰の受賞歴多数。 その他、セミナー講師の甲子園と呼ばれる“セミコングランプリ2017”では全国2位入賞。 会員数40万人オンラインスクールサービス「Schoo」にて金融リテラシー入門講座の講師を担当。

▼経歴 2004年 某大手金融機関入社 2019年 株式会社ノークリー入社
▼資格 CFP/証券外務員一種/内部管理責任者/ライフコンサルタント

本記事の監修

松澤 健一郎

松澤 健一郎
代表ファイナンシャルプランナー

全国に店舗を持つ大手金融機関で年金、投資信託の営業として15年間勤務。 国際基準のFP資格であるCFP®や証券外務一種など多数の資格を持ち、将来設計の相談実績は15,000件以上。 的確なアドバイスや対応の迅速さが評価され、社長表彰や全国表彰の受賞歴多数。 その他、セミナー講師の甲子園と呼ばれる“セミコングランプリ2017”では全国2位入賞。 会員数40万人オンラインスクールサービス「Schoo」にて金融リテラシー入門講座の講師を担当。

▼経歴 2004年 某大手金融機関入社 2019年 株式会社ノークリー入社
▼資格 CFP/証券外務員一種/内部管理責任者/ライフコンサルタント

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