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NISAの外国株を買うメリット4選|外国株を買う際の注意点4選も紹介

2021 08.3

NISAについて

NISAとは少額から非課税で投資できる制度のことで、2014年1月から始まりました。NISAの口座は1人1口座までしか開設できず非課税で投資できる枠も上限が決まっていますが、分配金や利益等が非課税になる点は大きなメリットと言えます。

 

またその他にも条件があり、たとえば日本に居住している、口座を開設する年の1月1日時点で20歳以上である、非課税期間は最長5年間、投資可能な期間は2023年まで、等です。

NISAとは

NISAの外国株の買い方3選

NISAを利用するにあたっての条件をご紹介しましたが、NISAで取引可能な金融商品というのも定められています。債権、公社債投資信託、上場株価指数先物、MMF・MRF、eワラント、FX等は対象外となりますが、外国株は取引対象となっています。

 

ここからは「NISAの外国株の買い方」を3つご紹介します。初歩的なことかもしれませんが、しっかりと確認していきましょう。

NISAの外国株の買い方1:外国株式取引口座の開設を行う

NISAの外国株を買うためには、まず「外国株式取引口座」を開設する必要があります。すでにご利用の証券会社がある場合は、外国株式取引口座の開設が可能かどうか、確認しましょう。

 

というのも、「NISA口座を利用して外国株式を買う」ことは全ての証券会社でできるわけではないからです。もしご利用の証券会社では開設できない場合、他の証券会社で口座を開設する必要があります。

NISAの外国株の買い方2:資金を準備しておく

口座を開設できた、もしくは口座の開設手続きが終わったら、次は外国株を購入するための資金を準備しておきましょう。

 

証券会社によって異なりますが、証券口座にある資金を外国株購入に充てられない場合もあり、そのような場合は開設した外国株式取引口座へ資金を振り替える等の対応が必要になります。口座を開設した証券会社のルールを事前に確認しておきましょう。

NISAの外国株の買い方3:外国株を購入する

外国株式取引口座を開設し、資金の準備も整ったら、次はいよいよ外国株の購入です。なお、株を買うことを「買付注文を出す」とも言います。

 

実際の購入方法については証券会社によって異なりますが、「NISA口座」区分で購入に進んでいるかどうか、まずは十分に確認しながら購入してみましょう。

NISAの外国株を買うメリット4選

「NISAの外国株の買い方3選」をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。少し面倒だと感じられた方がいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、その面倒を引き受けたとしても、NISAの外国株を買うメリットは十分にあります。以下では、その様々なメリットの中から4つご紹介します。

NISAの外国株を買うメリット1:配当が手厚い株が多い

外国株、特に米国株は日本株と比べて配当が手厚い株が多い、という特徴があります。配当が手厚い、つまり配当額が大きいまたは配当回数が多いというのは、外国株のメリットの一つです。

 

なぜ日本株よりも配当が手厚いかというと、日本の企業と比べ、株主への配当を重視している企業が多いからです。米国の上場企業では、年4回配当を行う企業も少なくありません。

NISAの外国株を買うメリット2:長い期間での株価上昇が見込める

過去30年ほどの日経平均株価とNYダウ平均株価を比べると、上がったり下がったりの時期もありますが、結果的にはNYダウ平均株価のほうが大きく値上がりしています。(参照元:マネックス証券株式会社ホームページ)

 

つまり、米国株のほうが長い期間で見ると株価の上昇が見込める、ということです。また、米国では今後も継続的に人口が増加するとされており、それに伴う経済成長も見込めるため、今後も日本より株価上昇が期待できると言えます。

1993年末=100とした場合の変化率比較

NISAの外国株を買うメリット3:株が買いやすい

「単元株制度」という言葉をご存知でしょうか。「単元」とは複数株をまとめた単位のことで、この制度を採用している日本では1単元ごとにしか株を購入することはできません。たとえば100株を1単元としている企業の株を購入する場合、100株単位で購入することになります。

 

しかし、米国にはこの制度がないため、1株から購入できます。そのため「日本より株が買いやすい」と言えるのです。

単元株制度
米国株式

NISAの外国株を買うメリット4:米国預託証券も利用できる

「米国預託証券」は「ADR」とも言われ、米国以外の国で発行されている株を購入・保有・売却できるようにした有価証券のことです。

 

米国預託証券を利用することにより、日本からは本来購入できない株を実質的に購入・保有することができます。また、配当金等にかかる税金も、租税条約が締結されている国の株であれば、確定申告をすることにより納め過ぎた分を取り戻すことができます。

租税条約に関する源泉徴収税額の還付請求

政治情勢の影響を受けやすい

米国預託証券を購入する際の注意点は、管理費用がかかることです。証券を発行・管理している預託銀行によって異なりますが、毎年や年数回等、米国預託証券の保有残高に応じて管理費用を支払う必要があります。

 

また、株を発行している本国では上場が継続されていても、政治や国際情勢等により米国預託証券上では上場廃止となる場合もあります。また、為替変動によるリスクも否定できません。

NISAの外国株を買う際の注意点4選

「NISAの外国株を買うメリット4選」はいかがでしたでしょうか。今すぐにでも外国株を購入したい、と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

ここからは「NISAの外国株を買う際の注意点」を4つご紹介します。しっかりと確認し、リスクの軽減や利益の確保等に繋げていきましょう。

NISAの外国株を買う際の注意点1:配当税に気をつける

配当金には税金がかかります。これは外国株を保有している場合も同様で、米国株であれば租税条約に基づいて米国内で源泉徴収され、差し引かれた部分に対しさらに日本でも課税されます。

 

この二重課税を排除するために「外国税控除制度」がありますが、NISAの外国株を購入した場合、この制度を利用することはできません。また、確定申告による損益通算ができず、外国所得税も免除されません。

米国株の配当でかかる税金と二重課税

NISAの外国株を買う際の注意点2:制限値幅が存在しない

日本では1日で値が動く幅を一定に制限しているのですが、「制限値幅」とはその値幅のことを言います。そして、米国株にはこの制限値幅が存在しません。

 

「制限値幅が存在しない」ということは、大幅に上昇する可能性もあれば大暴落する可能性もあるということです。これはメリットでもありデメリットでもありますが、そのような可能性があることを知った上で外国株を購入する必要があるでしょう。

NISAの外国株を買う際の注意点3:非課税口座のため損得通算ができない

「注意点1」でも触れましたが、NISAは非課税口座のため損得を通算することができません。NISA以外の口座で発生した損も、確定申告により通算することはできません。

 

また、一般口座などは確定申告により翌年以降の3年間に損失を繰り越すことが可能ですが、NISAではそれが出来ません。そのため外国株を購入する場合は大幅な損失を出さないように注意する必要があります。

NISAの外国株を買う際の注意点4:非課税の期間が満了した場合は注意する

NISAの非課税期間が満了すると、NISA口座で保有していた株等は全て一般の口座に移されます。ここで注意したいのはそのまま移されて問題ないのか、それとも移される前に売却したほうがいいのかという点です。

 

一般の口座に移される際、移される株の取得価格が見直されます。その見直された取得価格は購入時の価格より低くなることが多いため、その後売却した際、実際は利益が出ていないのに利益が出たものとして課税されることがあります。

NISAの外国株を選ぶ際のポイント3選

「NISAの外国株を買う際の注意点4選」はいかがでしたでしょうか。ここからは「NISAの外国株を選ぶ際のポイント」を3つご紹介します。

 

これらのポイントを参考に、じっくりと見極めてから購入しましょう。

NISAの外国株を選ぶ際のポイント1:成長性が期待できる銘柄を選ぶ

NISAでは利益に対して課税されないため、成長することが期待できる、つまり値上がりが期待できる株を選ぶことができれば、NISAの特性を生かした投資ができていると言えるでしょう。

 

しかし成長が見込める株というのは、逆を言えば成長しない可能性や大幅に値が下がる可能性も秘めています。そういったメリット・デメリットを理解し、値が下がったときの対処法等も予め考えた上で、成長性が期待できる銘柄を選びましょう。

NISAの外国株を選ぶ際のポイント2:コストを極力抑えて銘柄を選ぶ

利益に対して課税されない、というのはNISAのメリットとも言えます。このメリットを最大限に生かすためにも、利益を減らしてしまうコストを極力抑えられる銘柄を選ぶことも重要です。

 

たとえば、米国預託証券(ADR)を通じてイギリスやオーストラリアの株を購入すると、米国内では課税されません。そのため、源泉徴収税というコストの削減に繋がります。

NISAの外国株を選ぶ際のポイント3:長期間で利益が出る銘柄を選ぶ

外国株を初めて購入される方におすすめなのは、長期間にわたって継続的に一定の配当がもらえる銘柄です。短期間で大きな利益を出すには、それなりのリスクを負う必要があるからです。

 

しかし、ここまで何度か触れたように、NISAで非課税になるのは日本で課税される分のみです。たとえば米国株から得た利益に対しては、その約1割が米国内で源泉徴収される点に注意しましょう。

NISAで外国株を購入してみましょう

いかがでしたでしょうか。NISAで外国株を購入することには注意点やデメリットもありますが、今回ご紹介したメリットの中には魅力的なものもあったのではないでしょうか。

 

NISAでの投資は、投資初心者には始めやすいもの、また投資初心者に適したものと言えます。是非この機会にNISAで外国株を購入してみましょう。

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本記事の監修

松澤 健一郎

松澤 健一郎
代表ファイナンシャルプランナー

全国に店舗を持つ大手金融機関で年金、投資信託の営業として15年間勤務。 国際基準のFP資格であるCFP®や証券外務一種など多数の資格を持ち、将来設計の相談実績は15,000件以上。 的確なアドバイスや対応の迅速さが評価され、社長表彰や全国表彰の受賞歴多数。 その他、セミナー講師の甲子園と呼ばれる“セミコングランプリ2017”では全国2位入賞。 会員数40万人オンラインスクールサービス「Schoo」にて金融リテラシー入門講座の講師を担当。

▼経歴 2004年 某大手金融機関入社 2019年 株式会社ノークリー入社
▼資格 CFP/証券外務員一種/内部管理責任者/ライフコンサルタント

本記事の監修

松澤 健一郎

松澤 健一郎
代表ファイナンシャルプランナー

全国に店舗を持つ大手金融機関で年金、投資信託の営業として15年間勤務。 国際基準のFP資格であるCFP®や証券外務一種など多数の資格を持ち、将来設計の相談実績は15,000件以上。 的確なアドバイスや対応の迅速さが評価され、社長表彰や全国表彰の受賞歴多数。 その他、セミナー講師の甲子園と呼ばれる“セミコングランプリ2017”では全国2位入賞。 会員数40万人オンラインスクールサービス「Schoo」にて金融リテラシー入門講座の講師を担当。

▼経歴 2004年 某大手金融機関入社 2019年 株式会社ノークリー入社
▼資格 CFP/証券外務員一種/内部管理責任者/ライフコンサルタント

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