クラウドクレジットの案件の特徴11個|クラウドクレジットのリスクとリスク対策
2023 12.6この記事はPRを含みます
クラウドクレジットについて
クラウドクレジットとは、海外の案件に特化している投資型のクラウド・ファンディングのビジネスのことで、ソーシャル・レンディング・サービスとしての機能も備えています。
また、クラウドクレジット株式会社では、ビズリーチやWantedlyに自社専用の採用ページを設けており、クラウドクレジット投資ビジネスの積極的な拡大・取組を推進する、という姿勢がとられています。
クラウドクレジットには、社会的な問題を解決するとともに利益も得ようとする「社会的インパクト投資」やコモディティや未上場企業株式を対象とする「オルタナティブ投資」などの投資タイプがあります。
クラウドクレジットが取り扱う案件の11の特徴
クラウドクレジットが取り扱っている案件には、いくつかの共通した特徴が存在しています。
クラウドクレジットに関する特徴の中でも、投資対象、投資に関する費用、投資条件、など主なポイントとなるものについて、11個ほど以下にて紹介します。
クラウドクレジットの特徴1:海外案件に特化している
クラウドクレジットの特徴としては、海外の案件に特化した投資サービスを実施しているというポイントを挙げることができます。
クラウドクレジットでは、新興国、シンガポールなどの東南アジア、ペルーなどの南米、東欧、などの企業・個人を対象にファンドを組成しています。つまり、国や通貨などの観点で、様々な特徴がある海外のローンに分散投資を実施しているのです。
クラウドクレジットの特徴2:投資は1口1万円からできる
クラウドクレジットでは、1口1万円の少額から投資をスタートすることが可能です。
投資の初心者の人から、大口の投資家や機関投資家などの法人投資家まで幅広く、クラウドクレジットには参加することが可能になっています。
クラウドクレジットの特徴3:表面利回り
クラウドクレジットの特徴としては、高い表面利回りを挙げることもできます。
クラウドクレジットの表面利回りは、6.9%~9.3%(2023年12月現在)であり、他の投資商品と比べてみてもリスクが高い案件がメインとなっています。
ハイリスクな案件は、リスクが高いファンドである、ということを自社サイトにおいて表示している点にも特徴があります。
クラウドクレジットの特徴4:外貨建て・円建てを選択できる
クラウドクレジットへの投資では、USドルやユーロなどの外貨建てにするか、円建てにするかを選択できるという特徴があります。
外貨変動リスクを享受する(外貨の為替レートの変動により為替差益が生じます)場合は外貨建てを、外貨変動リスクをヘッジしたい場合には円建てを、それぞれ選択することになります。
クラウドクレジットの特徴5:大手企業や有名企業が株主をしている
クラウドクレジットには、伊藤忠商事株式会社、マネックスベンチャーズ株式会社、第一生命保険株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社、ソニーフィナンシャルベンチャーズ株式会社、SBIインベストメント株式会社、株式会社丸井グループ、などが出資しています。
つまり、大手・有名企業が株主である、という安心感・安定感もクラウドクレジットの特徴と言えるでしょう。
クラウドクレジットの特徴6:ファンド実績の確認がしやすい
クラウドクレジットでは、それぞれのファンドの概要や運用実績をホームページに分かりやすい形式で掲載しています。
ファンド一覧では、ファンド名、通貨、表面利回り(年率/税引前)、販売金額、運用期間、分配方法、応募状況、残り予定販売日数、ステータス、といった情報を公開しています。
また、各ファンドの運用状況や運用実績についても、ファンド毎に詳しくホームページに載せています。
クラウドクレジットの特徴7:手数料が安め
クラウドクレジットは手数料が安い、という特徴もあります。具体的には、会員登録、口座開設、口座維持、ファンド購入時の費用が全て無料になっています。
また、投資口座へ振り込む際の振込手数料は、顧客(投資家)側の負担となりますが、払い戻し手数料については、月に一度無料となっています。
さらに、預託金の預かり期間は、投資家を保護するという観点から「約2か月」と定められています。
クラウドクレジットの特徴8:情報発信が頻繁に行われている
クラウドクレジットでは、きめ細かい情報発信を実施するように心掛けていると言えます。
クラウドクレジット株式会社が「社会インパクト投資宣言」を発表しており、食糧問題、教育問題、医療問題、環境問題、といった社会問題の解決に取り組んでいる企業などへ投資を行っています。
したがって、自社の社会貢献活動と利益獲得の2点に関するPR・IR活動を積極的に行っていると言うことができるのです。つまり、そうした情報を基にしたファンドの選び方が重要と言えるでしょう。
クラウドクレジットの特徴9:パッケージによるリスク分散が行われている
クラウドクレジットでは、ファンドパッケージの機能を通じて投資リスクの分散を図っています。
ファンドパッケージとは、いくつかのファンドをテーマ毎に組み合わせて、ワン・パッケージとする機能のことを言います。
国としてのリスク(カントリー・リスク)や、業界全体が赤字になったり業績不振に陥ったりすることによるリスクなどを、複数のファンドを用いて分散投資することで、リスクも分散することが可能となるのです。
クラウドクレジットの特徴10:SDGs達成に取り組んでいる
クラウドクレジットは、SDGsの達成に寄与するようなファンドを多数組成しています。
クラウドクレジットは、社会インパクトを生み出すような世界中の企業・事業者に対する投資を積極的に進めています。さらに、それらの社会インパクトを定期的に継続的して状況を監視(モニタリング)して、積極的に情報公開をしています。
なお、SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略称のことで、世界が保有している様々な課題を解決して、持続可能な社会を作り上げる目的で、世界各国が合意した17の目標と169のターゲットのことを言います。
クラウドクレジットの特徴11:投資による社会貢献
これまで説明してきたように、SDGs達成への取組、社会インパクト投資の実施、マイクロローン事業者向けファンドの組成など、クラウドクレジットの企業活動は社会貢献性が高いことが特徴として挙げられます。
銀行制度が先進国のように整備されていないが、事業などの資金ニーズが強い国などへも投資実績が豊富にあります。
例えば、アフリカを対象とした初めてのファンド「カメルーン中小企業支援プロジェクト22号」は、既に償還実績もある、ユーロ建てで投資期待利回りが12.2%の中小企業支援ファンドです。
クラウドクレジットはリスクが高い?
ソーシャルレンディングには、貸付先からローンの返済が遅れてしまう「返済遅延リスク」や、貸付け金が返済されない「貸し倒れリスク」というものが存在しています。
クラウドクレジットにおけるこれらのリスクについて詳しく説明していきます。
貸倒れのリスク
クラウドクレジットでは、ローンの返済が行われておらず資金が回収できなくなってしまった「貸倒れ」は発生していません。
これはクラウドクレジットの審査能力の高さと、貸付先事業者選定の慎重さ(危ない、あるいは怪しい事業者を選ばないようにするというスタンス)を示しているものと考えられます。
ただし、クラウドクレジットでは、出資者に対して投資資金の元本を保証してはいないので、場合によっては、今後貸倒れが発生する可能性は考えられます。
元本割れや返済遅延が起こる可能性
クラウドクレジットにおいては、ヨーロッパにおける個人を対象とした貸付型のファンドや消費者を対象とした貸付金のファンドなどで、これまでには実際に数件の返済遅延など(返済期限を延長してもらったり、返済期限を守れず延滞してしまったりすること)が発生しています。
返済遅延が発生した際は、クラウドクレジットは、全額が損失(ロス)となる前にローンファンドの対象枠を拡大したり、資産の回収・売却を実施して出資者への還元を実施しました。
分配金が遅延した場合にそのまま放っておくと、貸し倒れへと繋がってしまう危険性が考えられます。したがって、日常的にいつも通りの運営が行われているかどうかを確認しておけば、返済不能に陥るということを避けることが可能でしょう。
一方で、新興国などのカントリーリスクは、現地の情勢や金融政策などに変動しやすく、これまで順調にプラスだった運用が急激にマイナスに転じてしまうような可能性も考えられます。
また、これまで償還済みのファンド数485の内、償還時元本割れのファンド件数が75となっていて、一定の割合で元本割れが発生していることにも注意しなければなりません。
元本割れが発生することを想定しておきつつ、ファンドへの分散投資やアセットクラスを分散することが重要になります。
クラウドクレジットを利用する際の投資リスク管理対策3つ
クラウドクレジットを利用する場合に、これまで説明してきたように、投資先の財務状況の悪化、投資先の評価や評判が悪化するレピュテーションリスクなど、様々なリスクが考えられますが、これらに対してどのように対応しているのでしょうか。
投資リスクをゼロにして完全に大丈夫、というには元本を保証する投資商品しかありませんが、それらは総じて利回りをかなり低く抑えざるを得ません。つまり、リスクとリターンは正比例の関係にあるのです。
それでは、クラウドクレジットの投資リスクへの管理対策はどのようになっているのか、3つ紹介します。
クラウドクレジットリスク対策1:資金を集中させすぎない分散投資を行う
これまでも述べてきましたが、投資のビジネスモデルにおいてリスクの分散を図るには、1箇所に資金を集中させることなく分散することが重要です。
1箇所に資金を集めた方が大きなリターンを得られるメリットがあると思うかもしれませんが、逆に大きな損失を発生させてしまうデメリットがあることも考えておく必要があります。
分散投資を実施しているかどうかは、リスク管理に大きな影響を与えます。
クラウドクレジットリスク対策2:利率の見極めを行う
前述したように高い利率の投資はリスクも高い、と言うことでもあるので、あまりにも高い投資利率(分配金)を掲げているような案件には注意が必要です。
仕組みとして、毎月分配(源泉徴収税控除後)であれ満期一括償還であれ、どちらでも問題はありませんが、他のファンドなどと比較して破格の高い利回りを提示しているような案件はおすすめできません。
おすすめファンドを見つけるには、利率をしっかりと見極めることも大切になります。
クラウドクレジットリスク対策3:為替ヘッジ付きファンドを選択する
為替をオープンにして為替変動益を積極的に狙い、配当益を増やしたいと思う人もいるでしょう。しかし、反対に為替差損が理由で大きな損失を発生させてしまうリスクもあります。
したがって基本的には、為替リスクをヘッジしてあるファンドを選択する方が安心だと考えられます。
クラウドクレジットは海外に特化した投資サービス
クラウドクレジットは、ポイントサイトとの提携を図ったり、ファンドを購入することでキャンペーンを実施したりなど、新たな取組にも積極的な海外案件に特化したラウドファンディング運営企業です。
クラウドクレジットの特徴、メリット、留意点をしっかりと検討したうえで、実際の投資に臨むことをおすすめします。
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