住宅ローンをネット銀行で借りるデメリット6つ！メリットについても解説

2024 01.27この記事はPRを含みます

ネット銀行の住宅ローン利用の流れ

近年、急速な成長を続けるネット銀行では、住宅ローンの取り扱いもおこなっています。ネット銀行における住宅ローン利用の流れについて紹介します。

 

ネット銀行各社のサイトにログインした後、最初のステップとして仮審査の申込みをします。仮審査が通過した場合は本審査へ進みます。住宅ローンを利用する場合、このように二段階に分かれた審査が実施されます。

 

ネット銀行を利用する場合、すべてウェブ上の申し込みなので時間を気にする必要がないこともメリットとしてあげられます。

仮審査

住宅ローン利用申し込みにおける仮審査について紹介します。

 

仮審査はウェブ上において、住所、氏名、年齢、家族構成、勤務先、年収及び借入希望額等の入力を求められます。入力内容に基づき信用情報を照合するなど、主に返済能力等について簡易的に審査されます。

 

あくまでも仮審査なので、仮審査を通過しても本審査を通過するとは限りません。なお、仮審査に要する日数は銀行により異なりますが、最短で即日の場合もあります。

本審査

仮審査を通過した後に本審査が実施されます。

 

本審査は銀行における最終判断となることからも、仮審査よりも細かく調査します。また、調査に伴う書類提出があることからも、審査に要する時間は仮審査と比較すると長くなります。

 

必要書類は郵送の場合とウェブ上のアップロードで対応できることもあり、銀行により手続き方法は異なります。

ネット銀行住宅ローンのデメリット6つ

ネット銀行で住宅ローンを利用する場合のデメリットについて、以下のとおり紹介します。

 

審査基準が厳しく対面相談がしにくいこと、書類の不備が発生しやすいことに加え審査に時間がかかります。併せて、つなぎ融資の取り扱いがないこと及び対象外の物件があることの6つがあげられます。

 

ネット銀行ならではのデメリットを理解したうえで、住宅ローン利用を検討しましょう。

ネット銀行住宅ローンのデメリット1：審査基準が厳しい

ネット銀行における住宅ローン審査基準が厳しい理由について説明します。

 

ネット銀行は、メガバンク或いは都市銀行とは違い保証会社を利用しないことが多いようです。これにより、返済が滞ることで債務不履行が生じた場合は保証会社ではなくネット銀行自体がリスクを負うことから、審査基準が厳しくなるのです。

ネット銀行住宅ローンのデメリット2：対面相談がしにくい

ネット銀行はウェブ上の手続きにより、いつでも利用できるメリットがある反面、対面相談がしにくいデメリットがあります。

 

対面相談がしにくいことにより、審査から融資実行まではウェブ上の登録情報のみを基準に手続きが進みます。これにより、僅かでも条件が合致しない場合は、申し込み人に対して聞き取りをすることなく、事務的に断られてしまう可能性があります。

ネット銀行住宅ローンのデメリット3：書類の不備が発生しやすい

併せて、ネット銀行で住宅ローンを利用する場合、書類の不備が発生しやすいデメリットがあげられます。

 

対面による書類提出であれば、不備があった場合はその都度説明を受けることで速やかな対応が可能となりますが、ネット銀行の場合はすべて自分で準備したうえで内容の精査もしなくてはなりません。不慣れな場合は、すぐに不備に気付くことが難しくなります。

 

不備が発生した場合は再提出等の手続きが必要であるため、手続き完了まで相当期間を要する場合があります。

ネット銀行住宅ローンのデメリット4：審査に時間がかかる

ネット銀行における住宅ローンのデメリットとして、審査に時間がかかることがあげられます。

 

審査に時間がかかる理由として、書類のやり取りが郵送であることが原因の一つです。前述のとおり、書類不備があった場合はさらに日数を要することになります。

 

ネット銀行を利用する場合、時間がかかることを想定したうえで申し込む必要があります。

ネット銀行住宅ローンのデメリット5：つなぎ融資の扱いがない

ネット銀行で住宅ローンを利用する場合、つなぎ融資の扱いがないことがデメリットとしてあげられます。

 

本来、住宅ローンは完成された建物の引き渡しに伴い実行されます。しかし、住宅完成までの間に必要な着工金及び上棟金等が必要な場合に利用するのがつなぎ融資です。

 

ネット銀行では、つなぎ融資の制度を設けていない銀行があることからも、特に注文住宅を検討している場合は注意が必要です。

ネット銀行住宅ローンのデメリット6：対象外の物件がある

ネット銀行における住宅ローンのデメリットに、対象外の物件があることがあげられます。

 

一般的な建物であれば問題はありませんが、借地権付建物の場合は住宅ローン審査が困難となります。理由としては、担保価値が低いこと及び借地契約の解除リスクがあることです。

 

ネット銀行に限らず、借地権付建物の場合は融資しない旨が明記されていることがあるので注意しましょう。

ネット銀行住宅ローンのメリット5つ

ネット銀行で住宅ローンを利用する場合のメリットを紹介します。

 

低金利であり事前審査が早くおこなわれます。また、繰り上げ返済手数料が無料であり、オンラインで手続きができること及び多様な保険サービスが用意されていることの5つです。

 

デメリットだけではなく、ネット銀行ならではのメリットも多くあることから、それぞれの特徴をご覧いただきお役立てください。

ネット銀行住宅ローンのメリット1：低金利

ネット銀行で住宅ローンを組む場合のメリットに、低金利であることがあげられます。

 

ネット銀行が低金利を実現できる理由は、実店舗を持たないことです。店舗の賃料、設備費及び人件費等がかからないことが低金利につながります。

 

住宅ローンは借りる金額が大きくなることから、少しの金利差であっても毎月の返済額は大きな影響を及ぼすため、ネット銀行の低金利は利用者にとって大きな魅力と言えます。

ネット銀行住宅ローンのメリット2：事前審査が早い

ネット銀行では住宅ローン申し込みの事前審査が早いこともメリットです。

 

ネット銀行の事前審査では、完済時年齢、健康状態、勤続年数、年収及び各種ローンの返済状況等を個人信用情報機関と照らし合わせることで機械的に判断することから、結果が出るまでの時間が早くなります。

 

事前審査にかかる日数は銀行により異なりますが、早い銀行では即日の場合もあります。

ネット銀行住宅ローンのメリット3：繰り上げ返済手数料がかからない

ネット銀行で住宅ローンを組むメリットに、繰り上げ返済手数料がかからないことがあげられます。

 

繰り上げ返済を銀行窓口でおこなう際は所定の手数料が発生しますが、ネット銀行であれば手数料無料で繰り上げ返済ができるところが多いようです。

 

住宅ローンを繰り上げ返済することが前提であれば、ネット銀行を利用するメリットは大きくなります。

ネット銀行住宅ローンのメリット4：オンラインで手続きできる

さらに、ネット銀行で住宅ローンを利用する場合はオンラインで手続きができることもメリットとしてあげられます。

 

ネット銀行には実店舗がないために、住宅ローン申し込みに必要な手続きはオンライン及び郵送で対応できます。時間を気にすることなく、外出先でも手続きができるため、銀行窓口への来店が難しい方には大きなメリットです。

ネット銀行住宅ローンのメリット5：多様な保険サービス

最後に紹介するメリットは、多様な保険サービスが用意されていることです。

 

ネット銀行では団体信用生命保険の内容が充実しています。銀行によって条件は異なりますが、がんと診断された場合に住宅ローン残高が半減或いはゼロになる保障内容もあります。

 

家族構成や年齢を基に、最適なプランを探しましょう。

住宅ローン利用できる主なネット銀行とは？

住宅ローンを利用できるネット銀行について紹介します。

 

auじぶん銀行、住信SBIネット銀行、PayPay銀行、ソニー銀行など多数あります。それぞれの銀行には各種特徴がありますので、各社サイトで比較検討してください。

ネット銀行住宅ローンのデメリット・メリットを知って利用しよう

これまで、ネット銀行で住宅ローンを利用する場合のメリット及びデメリットについて紹介しました。住宅ローンは長期間に渡り高額な返済を続けることからも、各銀行が提供するサービス内容を十分に理解する必要があります。

 

ネット銀行では来店不要に加えて金利が低いことが大きなメリットですが、一方では審査基準が厳しいことや対面相談が難しいなどのデメリットがあります。

 

多くの情報を集めることで、自分の希望に見合う銀行選びをしましょう。

 

住宅ローンに関連する記事を以下のリンク先にまとめていますので、興味がある方はご参照ください。

住宅ローンの金利タイプについて解説｜変動金利と固定金利どちらがお得？

住宅ローンを繰り上げ完済したら？完済後の手続き3つと抵当権の抹消について紹介

住宅ローンの繰り上げ返済におけるメリットとデメリット｜返済シミュレーションも紹介

 

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