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つみたてNISAのポートフォリオの組み方とは?ファンドタイプ別に紹介

2023 10.8この記事はPRを含みます

つみたてNISAとは

「つみたてNISA」は、2018年に始まった、少額から投資可能な長期・積立・分散投資を支援する非課税制度です。

 

通常、投資の分配金や売却時の利益には20.315%が課税されますが、つみたてNISAでは投資から得られた利益すべてが非課税になるため、投資家には有利な制度です。

 

ここでは、つみたてNISAの概要から、適切なポートフォリオの組み方や投資の目的に合う商品選びまでを解説していきます。

つみたてNISAの概要 : 金融庁

ポートフォリオ(資産配分)について

「ポートフォリオ」とは、金融商品の組み合わせのことを表す言葉で、一般的には投資目的や運用期間の長短を考慮して決定します。

 

その時、同じ地域や国、産業に偏らないような商品選びをすることを「ポートフォリオの分散」と言います。この方法には、異なった値動きや投資対象に資産を分散投資することで、損失リスクを少なくできるというメリットがあります。

 

つまり、「ポートフォリオの分散」は、「元本が100%保証されない代わりに、リターンが大きくなる可能性があるものを選ぶ」という、投資の基本の考え方に則った方法と言えます。

つみたてNISAに多いインデックスファンド

2023年9月28日に金融庁が指定した「つみたてNISAで購入可能な投資信託」のうち、インデックスファンドは209本、アクティブファンドは36本あり、大部分をインデックスファンドが占めています。

 

インデックスファンドが多く選ばれるのは、購入時の手数料や毎年払う信託報酬が安いことと、分配金が頻繁に支払われず効率的に運用できるため、長期・分散・積立に向いた投資信託であることが理由です。

【ファンドタイプ別】つみたてNISAのポートフォリオ3選

つみたてNISAのポートフォリオの組み合わせを考える時、3種類のファンドを考慮するとバランスの良いポートフォリオを構築できます。

 

ここでは、その3つのファンドである「インデックスファンド」「バランスファンド」「アクティブファンド」について、それぞれの特徴とメリットとデメリットを解説していきます。

 

ぜひ、ご自身の資産形成に役立ててください。

つみたてNISAのおすすめポートフォリオ1:インデックスファンド

「インデックスファンド」は、インデックスの値動きと連動した運用成果を目指すファンドのことです。

 

インデックスとは、日本のTPOIX(東証株価指数)や日経平均株価 (日経225)、米国のNASDAQやS&P500のように、株式市場全体の推移を平均的に示す株価指数を表します。

 

つみたてNISA対象の商品の大部分は、国内外の色々な市場の値動きに連動するよう設定された「指定インデックス投資信託」です。

インデックスファンドのメリット

インデックスファンドのメリットは主に2つあります。

 

1つ目は、インデックスファンドを購入することで、毎月の積立額が少額であっても、その市場全体に幅広く分散して投資できることです。

 

2つ目は、ランニングコストの安さです。それほど手間のかからない投資スタイルなので、運用管理費用がアクティブ型と比較して安く、20代、30代の若い世代が長期間投資するのに適した特徴を備えています。

インデックスファンドのデメリット

インデックスファンドのデメリットは、インデックスとして定めたTOPIXやS&P500といった指標を大きく上回る利益が得られない点です。

 

指標に連動した値動きをするインデックスファンドに、指標を大きく上回る実績を期待することはできません。

 

本来、つみたてNISAは資産の安定した長期間の成長を目指すものです。

 

投機的な目線で「一発当てる」ことを目的として行うものではないという点を忘れないようにしましょう。

つみたてNISAのおすすめポートフォリオ2:バランスファンド

「バランスファンド」は、複数の投資分野に分散投資することでリスクを軽減し、安定した運用を目指すファンドのことです。

 

バランスファンドの構成はそのファンドごとに異なっており、先進国だけでなく新興国の株式や、全世界の株式や債券、リート(不動産投資信託)まで組み込まれているバランスファンドもあります。

バランスファンドのメリット

バランスファンドでは、プロのファンドマネージャーが投資先を選び、市場の状況に合わせて資産を組み換えながら運用するため、「安心して資金を任せられる」というメリットがあります。

 

つみたてNISAに選ばれているような、低コストで運用できるバランスファンドは、ファンドの投資先によっては、それ1本だけで世界中の資産に分散投資が可能な場合もあるでしょう。

バランスファンドのデメリット

バランスファンドは、ファンド毎に投資する資産内容が異なるので、選ぶ際は投資対象の組み方に留意する必要があります。

 

たとえば、リートの組入割合が多いと、より大きな利回りを期待できる傾向にありますが、その反面、価格が下落リスクも大きくなる傾向があります。反対に、債権の組入割合が多ければ、より穏やかで安定した運用が期待できるでしょう。

 

50代以降で老後資金のために「つみたてNISA」の商品を選ぶ時は、この点に留意してください。

つみたてNISAのおすすめポートフォリオ3:アクティブファンド

「アクティブファンド」は、インデックス指標を上回る運用を目指し、国内外の株式を中心に投資、運用されているファンドです。

 

ファンドの運営会社は、大手証券会社から独立系ファンドまで様々で、投資対象銘柄や信託報酬などのランニングコスト、運用成績も千差万別です。

 

購入を検討する際は、そのファンドの過去数年間の運用状況を確認することをおすすめします。

アクティブファンドのメリット

つみたてNISAでアクティブファンドを選ぶメリットは、投資したファンドによっては高いリターンが得られる可能性がある点でしょう。

 

実際、インデックスファンドの成績を大きく上回るアクティブファンドもあります。

 

こうした好成績のアクティブファンドを、自分のつみたてNISAポートフォリオに組み込むことで、資産が増加する速度を飛躍的に上げられる可能性もあるでしょう。

アクティブファンドのデメリット

アクティブファンドは、インデックスファンドと比較すると、総じて値動き(標準偏差)が大きい傾向にあります。また、過去の運用実績が良いからと言って、将来も同様に成長するとは限りません。

 

資産を運用するファンドマネージャーの力量でファンドの運用成績が左右されるので、定期的に運用成績をチェックし、場合によっては投資先を見直しする必要が出ることも考慮しておきましょう。

ポートフォリオを組む時の注意点3つ

つみたてNISAは、「少額からの長期投資や積立、分散投資を支援するためにできた非課税制度」です。毎年、上限40万円を上限とした投資が可能で、その利益が20年間を上限に非課税となる、資産形成・運用のための制度です。

 

つみたてNISAには、他の投資とは異なる独自の特徴があります。

 

つみたてNISAでポートフォリオを作る際は、以下の3つの注意点を把握した上で取り組むようにしましょう。

ポートフォリオの注意点1:予算と達成目標を決める

投資を始める際は、投資する予算と目標を明確にし、事前にシミュレーションしておきましょう。

 

高リスクでも積極的な運用が可能な場合、または投資資金が元本割れするリスクを避けたい場合など、自分が取れるリスクを考慮して投資対象を選択してください。

 

これは、つみたてNISAを利用する目的が結婚資金なのか、海外旅行のための資金なのか、老後の生活費が目的なのかということで、取れるリスクや運用期間が変わってくるからです。

ポートフォリオの注意点2:リスクを取り過ぎない

「できる限りのハイリターンを得たい」という気持ちを先行させてしまって、高リスクなファンドに集中投資することはやめましょう。高リターンには高リスクの危険性があるからです。

 

投資対象を高リスクと低リスクのファンドに分散させたり、時間的に分散した場合をシミュレーションして投資目的や期間を考慮したりするなど、効率的な運用ができるよう心がけましょう。

 

なお、SBI証券や楽天証券では、毎日、分散して投資することが可能です。

ポートフォリオの注意点3:1度組んだら終わりではない

他の商品に投資先を変更したい場合や、逆に投資資金を増やしたい場合には、ポートフォリオはいつでも組み換えられます。

 

つみたてNISAを運用していくうちに、ライフステージや年齢、家族や状況は変化します。それに伴って、適切なポートフォリオも変化する可能性があります。

 

すべての状況変化に対応可能なポートフォリオを目指すのではなく、状況に応じてリバランスできるのも、つみたてNISAのメリットだと考えましょう。

ポートフォリオを組んでつみたてNISAを上手に運用しよう

つみたてNISAは、毎年40万円を最長で20年間投資でき、その間受け取る分配金や売却益に課税されない制度です。

 

中長期で投資するほどメリットのある制度になっているので、若い世代の資産形成に向いています。

 

ポートフォリオの選定で何を投資対象にするか迷った時は、リスクを考慮した上で、ライフプランや投資目的に合うファンドを選びましょう。

 

自分に適したポートフォリオを組んで、つみたてNISAを上手に運用して行きましょう。

 

尚、2024年以降、NISAが見直され、非課税対象および非課税投資枠が変わる予定です。

新しいNISA

 

つみたてNISAについて以下のリンク先にまとめていますので、興味がある方はご参照ください。

つみたてNISAのおすすめの銘柄6つ|選ぶ時のポイントや金融機関を紹介

 

NISA口座をお持ちでない方は、まずは開設してみてはいかがでしょうか。

主要なネット証券(口座数上位5社)としては以下の5社があります。

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