札幌市で投資用の中古マンションを探すコツ5つ|注意点4つを紹介
2020 06.4この記事はPRを含みます
札幌市内のマンションの賃貸相場とは
札幌は北海道を代表する都市であり、最も人口が多い街です。そんな札幌の賃貸料金は、他の大都市と比べて安めに設定されています。
区や駅との距離によっても変わってきますが、最も賃料が高いとされる中央区でも1Rで4万円前後というのが相場です。同じ間取りであれば南区の3万円前後が最安の相場となっています。
ただし、地下鉄の大通駅周辺など、アクセスの良い地域では家賃が高くなる傾向にあるので注意しましょう。
札幌市で投資用の中古マンションを探すコツ5つ
投資用中古マンションを探す際のコツは、お金を使うだけの価値がその物件にあるか見極めることです。
物件そのものが比較的新しく資産価値があることも重要ですが、投資をするのであれば立地をはじめとした利便性についても確認しましょう。
実際にマンションを利用する視点に立つことはもちろんのこと、札幌市の気候についてもチェックしておくことが重要です。ここでは、中古マンションを見極める5つのコツを紹介します。
コツ1:立地や築年数を確認する
投資用中古マンションを探すうえで最初に配慮したいのが立地です。いくら新品同様のマンションでも、人がほとんど立ち入らないような山奥にあっては、投資する価値を見出すのは難しいです。
札幌は地下鉄や市電、JRといった交通網が発達しており、駅の周辺の中古マンションの価値は高くなります。築年数については、賃料やローンとの兼ね合いを考えると築10年から20年前後の物件がおすすめです。
コツ2:需要の多い間取りかどうかを調べる
中古マンションに投資する際に気を付けたいのが、投資する物件の間取りがニーズに合っているかです。札幌はファミリー層や単身者など幅広い家族構成の人々が住んでいます。
そこで意識したいのは、各家族がマンションに求める間取りです。単身者についてはオフィスに近い中央区などのエリアに住みたがります。
投資しようとしている中古マンションがあるエリアに住む家族の形態を見極め、間取りが適合しているか確認しましょう。
コツ3:設備や管理状況を確認する
中古マンションの投資で損をしないためには、当該物件がきちんと管理されているか調べることが重要です。管理状況は資産価値を左右します。
投資した直後は新品同然でも、管理が行き届いていないと価値が急落することも少なくありません。ゴミ置き場の整理状況や掲示板の汚れ具合で、管理の良し悪しを判断できます。
また、費用対効果の高い設備投資がなされているかも、中古マンションの価値を判断する基準の一つです。
コツ4:交通便などの利便性を確認する
中古マンションへの投資で利益を上げたいのであれば、交通の便に配慮することは不可欠です。札幌であれば、中央区のような地下鉄が張り巡らされたエリアは中古マンションに大きな付加価値をもたらします。
一見郊外に近いエリアでも、駅やバス停が近くにあって都市部へのアクセスに優れている物件であれば、入居者へのアピールポイントになります。投資する物件に迷ったときは、交通面での利便性を優先的に考えてみましょう。
コツ5:四季ごとに現地へ行く
札幌で中古マンションに投資するとき、見落としてはいけないのが季節による影響です。札幌は雪まつりが開催されるほど冬の時期には気温が低下し、積雪も記録します。
また北海道といえば涼しいイメージがありますが、札幌の場合は7月後半から8月にかけて真夏日を記録する日がある点に注意が必要です。
物件周囲の路面の変化や居室の気温など、中古マンションが各季節においてどのような姿を見せるのかチェックしておきましょう。
札幌市で投資用中古マンションを選ぶ際の注意点4つ
中古マンションに投資するのであれば、物件が建つエリアに関する深い理解が欠かせません。札幌で中古マンションを探すときは、札幌の特徴を頭に入れたうえで物件を探しましょう。
札幌で中古マンションを探すときの注意点としては、単身者向けマンションの分布や雪国としての特性が挙げられます。
札幌といっても郊外になるとファミリー層が多く住んでいるため、中古マンションに入居してもらう客層を絞ることも大切です。
注意点1:郊外に単身向けマンションはない
札幌市に住む人たちの分布を見てみると、都市部には単身者が多く住む傾向にあります。これは大学や企業が都市部に集中しており、単身者は仕事や学業の利便性を考えて街に近いエリアに住もうとする傾向の表れです。
そのため、札幌の郊外で単身者向けマンションを構えても、街中にある物件に比べると見劣りします。
実際のところ、郊外には単身者マンションは見受けられず、ファミリー層が多く住んでいるので注意してください。
注意点2:札幌市とはいえ広範囲
札幌市というと大都市のイメージを抱かれがちですが、実際は10の区に分かれており、それぞれ特色があります。
最も広い南区はスキー場や公園を備えた自然豊かなエリアです。中央区や豊平区は大都市札幌の中心であり、単身者が数多く住んでいます。
ファミリー層にとって住みやすいとされているのが清田区や手稲区、北区といった地域です。一口に札幌といっても、区によって住民の構成や街の景色が大きく異なる点に注意しましょう。
注意点3:ターゲットを絞る
中古マンションでの投資に失敗しないためには、ターゲットを絞った物件選びが肝要です。単身者をターゲットにする際は、1Rや1K、2Kといった間取りの部屋を揃えましょう。
単身者で3LDKなどの間取りを借りるケースは少なく、広すぎる間取りや高額な家賃の物件よりも手ごろな価格で借りられるマンションを求める傾向にあります。中古マンションを賃貸運営するなら、誰が借りるのかを想定した物件選びを行いましょう。
注意点4:北海道は雪国
札幌は雪の影響を大きく受ける街です。日当たりが悪い場所にある物件は冬になると室温が上がりにくく、暖房費が多くかかる点に注意してください。
日当たりの悪さは雪の溶けにくさにも関わります。積もった雪がなかなか溶けないのは、マンションの利便性においてマイナス要素です。
管理の面でいえば、雪が多く降るほど雪かきの手間がかかります。中古マンションを探す際には、札幌雪国ならではの問題に目を向けてください。
中古マンション選びにも影響する!札幌市内の交通事情
中古マンションへの投資において、物件を探すエリアの交通事情を理解することは大きな意味を持ちます。札幌は地下鉄やJR、市電にバスなどの公共交通機関が発達している都市です。
各交通機関の特徴を踏まえたうえで、投資したい中古マンションの利便性に直結する要素にならないか判断してみましょう。
札幌市内の交通事情1:電車
札幌市内を移動するのであれば、地下鉄をはじめとした電車での移動が便利です。地下鉄の沿線は大通やすすきのといったエリアの駅周辺は賃貸相場が高くなる傾向にあります。
反対に、琴似や麻生、北区の駅については家賃相場が低いため、あえてこちらのエリアの中古マンションに手を付けて、家賃の安さをアピールするのも投資の戦略です。札幌の中古マンションに投資するのであれば、地下鉄の駅の分布に目を配りましょう。
札幌市内の交通事情2:市電
札幌市電は大通をはじめとした札幌市の中心を走る路面電車です。札幌市に住む人だけでなく観光客が乗ることも多く、市内の名所を巡ることができる交通手段として知られています。
中古マンションに投資する視点からいうと、地下鉄との乗り換えにも優れており、通勤や通学で市電を利用する人が数多く存在する点に注目です。
地下鉄と市電の乗り換えがスムーズな駅付近の物件は、札幌の中古マンションの中でも価値が高いと言えます。
札幌市内の交通事情3:バス
札幌市内には各交通事業者が運営するバスが数多く走っています。バスには系統番号が付いており、目的地を表す漢字と番号によって路線が表されます。
バス停が近くにある中古マンションは、交通の便で他の物件をリードすることが可能です。交通事業者の種類としては、北海道中央バスやJR北海道バス、ばんけいバスなどがあります。
札幌市で投資用の中古マンションを探そう
中古マンションに対する投資は、物件がある街を理解することから始まります。
札幌に住む人々の家族形態や雪国ならではの問題、交通網などに配慮したうえで、投資する中古マンションを探してください。