オリックス銀行の特徴4つと不動産投資のメリット3つ|融資可能エリアは?
2020 06.4この記事はPRを含みます
オリックス銀行とは
「オリックス銀行(オリックス銀行株式会社)」とは、東京都港区に本店を置いているオリックスグループの銀行です。しかし、銀行でありながらオリックス銀行はいわゆる銀行の店舗がなく、ATMや預金の振り込み・引き出しができる窓口などがないのが特徴です。
さらに、オリックス銀行は不動産会社との太いパイプにより、「不動産投資ローン」を得意としている銀行でもあり、不動産投資に興味のある方におすすめでしょう。
会社概要
オリックス銀行(ORIX Bank Corporation)は株式会社で、株式を100%保有しているのがオリックス株式会社で資本金450億円、従業員数673名の銀行です。
1993年8月に「山一信託銀行株式会社」で設立した後、1998年4月にオリックスグループに入り、同年8月にオリックス信託銀行株式会社に商号の変更をした後、2011年10日にオリックス銀行株式会社と商号変更を行いました。
取り扱い事業
オリックス銀行が属するオリックスグループは、融資や投資・生命保険や資産の運用をはじめ、不動産関係や自動車関連、リースや環境エネルギーなどに関連するさまざまな事業を行っています。
これらオリックスグループが取り扱っている事業の多さが、オリックス銀行の特色とも言えるでしょう。
不動産投資ローンの対象物件
オリックス銀行は不動産投資に専門的な強みをもつ銀行です。オリックス銀行の不動産投資ローンが対象としている物件は、居住用または賃貸用のアパート・マンション(40㎡以上)・一戸建てで、購入や借りかえが対象となっています。
中でもアパートに関しては、購入・借りかえのほかに建築・建築用地の購入(建築計画がある場合に限る)も不動産投資ローンの対象としています。
融資可能な物件所在地があるエリア4つ
オリックス銀行はアパートやマンション、一戸建てについて不動産投資ローンを行っていますが、借入対象となる不動産の所在地は原則として首都圏・近畿圏・名古屋市・福岡市に限っています。
首都圏では東京の中心まで公共交通機関で1.5時間、近畿圏は大阪の中心地まで1時間までのエリアです。オリックス銀行で不動産投資ローンを融資してもらいたい場合、原則これらの所在地に物件がある必要がありますので、注意してください。
- 首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)
- 近畿圏(大阪・兵庫・京都・滋賀・奈良・和歌山)
- 名古屋市
- 福岡市
物件所在地があるエリア1:首都圏(1都3県)
オリックス銀行の不動産投資ローンの対象となる物件所在地の1つ、首都圏は東京都の他に神川・千葉・埼玉です。
これらの首都圏については、人口の流入がずっと続いている地域であり、とくに2013年以降不動産価格が上昇し続けていることでも知られています。ただ、人口が多く不動産の物件も多いために首都圏での利回りは低めとなっているのが特徴で、平均利回りは5%~6%になるでしょう。
物件所在地があるエリア2:近畿圏
首都圏の不動産価格につられるように上昇しているのが近畿圏の不動産価格ですが、オリックス銀行の不動産投資ローンの対象となるのは大阪・兵庫・京都・滋賀・奈良・和歌山の1府5県です。
2020年に東京オリンピックが終わったあとも、2025年には大阪で「万国博覧会」が開催予定です。この「万国博覧会」に合わせて訪日外国人が増えることも予想されており、今後も安定した成長が見込まれている地域でしょう。
物件所在地があるエリア3:名古屋市
首都圏と近畿圏の中間にある名古屋市もまた、オリックス銀行の不動産投資ローンで借入対象不動産の所在地です。首都圏の不動産価格上昇、近畿圏の上昇に加えて、名古屋市でも不動産に対する投資が活性化しています。
それは、2027年に名古屋市にリニア中央新幹線「品川駅~名古屋駅間」が作られる予定だということが理由の1つでしょう。リニアにより、東京から名古屋市間が約40分で結ばれることになる予定です。
物件所在地があるエリア4:福岡市
最後に紹介する福岡市は、人口が比較的多い都市であるのに不動産価格が低めであること、立地条件が良いことなどから不動産投資として人気のあるエリアです。
首都圏や近畿圏ほどではありませんが、福岡市は人口が多めの政令指定都市です。しかし人口の多さに比べて不動産価格はそんなに高騰していませんし、今後の人口流入も見込まれています。電車や路線バスの運行本数が多いことや、空港が近いことなど立地条件が良いでしょう。
オリックス銀行の特徴4つ
ここからは、オリックス銀行が行っている不動産投資ローンについて紹介いたしますので、見ていきましょう。不動産投資ローンの融資期間(返済期間)や金利について、さらには評価方法などについても紹介していきます。
オリックス銀行の特徴1:融資期間が最長で35年
オリックス銀行の不動産投資ローンの融資期間は「最長で35年」となっていますが、35年というのは不動産投資ローンの融資期間として一般的な年数です。
ただ、公式ホームページには記載されていませんが、試験的な融資期間45年という若年層向けの不動産投資ローンも行っています。融資期間はローンを借りる人の年齢や年収、不動産の構造や築年数によって制限がある場合があるため、必ずしも最長になる訳ではありません。
オリックス銀行の特徴2:比較的金利が低い
オリックス銀行は不動産投資ローンを強みとしているためか、同じような金融機関による不動産投資ローンの中でも比較的に金利が低いという特徴があります。
とくにオリックス銀行の不動産投資ローンの場合、上限の金利が低めで低金利となっています。不動産投資ローンの利用条件こそ、対象地域が限られるなど厳しい面がありますが、金利についてはオリックス銀行は他と比較して低金利であるため人気があります。
オリックス銀行の特徴3:3種類の金利がある
オリックス銀行の特徴として、不動産投資ローンで選択できる金利の種類は主に2つ、「変動金利型」と「固定金利期間特約付変動金利型」があります。
この「固定金利期間特約付変動金利型」の中で、3年固定金利特約型と5年固定金利特約型があるため、全部で3種類の金利の種類から選ぶことが可能です。自分の不動産投資ローン返済計画に合った一番お得だと思える金利を選ぶとよいでしょう。
- 変動金利
- 3年固定特約型
- 5年固定特約型
金利の種類:変動金利
オリックス銀行、不動産投資ローンの変動金利は年2回見直し型となっており、毎年4月1日と10月1日を基準日として新利率の適用が行われています。
変動金利ということで、ローン返済開始時よりも金利が安くなることもあれば、高くなる場合もあるでしょう。しかし、もし金利が高くなった場合も借り入れ開始後5年間(借り入れ後5回目の10月1日を迎えて12月になるまで)は、同じ返済額で利息の割合を変えて調整しています。
金利の種類:3年固定特約型
3年固定特約型は「固定金利期間特約付変動金利型」の1つであり、変動金利型だけども金利を固定する特約期間をつけた金利のことを言います。
3年固定特約型というのは、特約のついた3年の間は金利が固定されていますが、3年後は特約がなくなり変動金利型に切り替わります。最初に固定する期間を3年と決めた場合、この期間内に変動金利型に変更はできませんので、注意してくださぃ。
金利の種類:5年固定特約型
5年固定特約型は「固定金利期間特約付変動金利型」の5年バージョンで、5年間の特約期間中は固定金利になるという金利の種類です。
金利を変動金利ではなく固定金利にしたいという方の場合は、オリックス銀行の不動産投資ローンを利用するならこちらの「5年固定特約型」を選択するのがよいでしょう。特約期間を過ぎれば変動金利型になりますが、5年間は金利が固定されます。
オリックス銀行の特徴4:評価方法が積算価格
オリックス銀行の特徴として、物件の評価方法を主に「積算価格」で行っているため、収益性からの評価方法ではありません。
「積算価格」とは、現在の土地の評価額と建物の評価額を算出して合計した額のことです。ただし、物件によっては「収益還元評価法」で評価する場合もあるようです。
オリックス銀行で不動産投資するメリット3つ
ここでは、オリックス銀行で不動産投資ローンを借りることのメリットについて紹介します。
オリックス銀行は店舗こそもってはいませんが、不動産投資ローンに強みを持っており、不動産投資にも積極的な銀行として知られています。
不動産投資するメリット1:築古系にも融資可能
オリックス銀行の不動産投資ローンを利用するメリットとして、一般的にはローンを組みにくくなる築古系であっても、融資可能な場合があるという点があります。
築古物件は築年数が20年近くたった物件が多く、新規にローンを受けようとすると融資の審査が厳しくなってしまいます。しかしオリックス銀行では独自の審査により、築古系であっても融資可能となるケースがあります。
不動産投資するメリット2:数日で簡易査定できる
オリックス銀行はウェブサイトから不動産投資ローンの相談受付を行っており、必要事項を入力して折り返しオリックス銀行からの連絡で必要書類を整えたら、約1週間で事前の査定を受けることができます。
本審査でも約2週間ということでそれほど時間はかかりませんし、事前の査定が通っていれば不動産売買契約を行うことができます。
不動産投資するメリット3:資産管理法人への融資も可能
オリックス銀行の不動産投資ローンについては、個人だけでなく「資産管理法人」でも融資可能となっているので、資産管理法人でローンを受けたい方におすすめの不動産投資ローンです。
ただし、資産管理法人で融資を考えている方は「住宅ローンプラザ」の方へ相談する必要があります。
オリックス銀行の紹介物件例
オリックス銀行の紹介物件例ですが、残念ですがオリックス銀行は銀行であり不動産会社ではないため、直接の不動産業務は行っていません。
しかしその代わりに、「コンシェルジェサービス」で不動産会社の紹介を行っています。オリックス銀行には多数の提携不動産会社があるため、不動産売買や海外不動産について詳しい不動産会社を紹介してくれるでしょう。
オリックス銀行のセミナー情報
オリックス銀行では不動産投資や信託商品・資産運用についてなどさまざまなセミナーを開催しており、ホームページの「オリックス銀行 お客さまセミナー」から開催セミナーを確認できます。
プロが語る不動産投資についてのセミナー、キャッシュフローシミュレーターについてのセミナー、相続対策セミナーなどを開催しています。
オリックス銀行で不動産投資しよう
不動産投資をしようと考えている人は多いですが、実際にローン審査でつまずいてしまう、という方がいます。オリックス銀行は不動産投資に強みを持ち、不動産投資を積極的に行っている銀行なので、他で借りられなくても審査に通る可能性があります。
オリックス銀行の不動産投資ローンについて詳しく紹介していますので、どんなローン内容になっているのかを知って、ぜひ利用してみましょう。