近隣トラブルがおきたときにオーナーがとるべき行動は?対処法8選をご紹介
2020 10.21この記事はPRを含みます
よくある近隣トラブル5つ
オーナーとして物件を所有する場合、近隣トラブルを考慮する必要があります。
オーナーとして不動産を所有する場合、オーナーとして特に気になるのが近隣トラブルです。近隣トラブルが発生すれば、入居者が退去してしまったり警察沙汰になるケースもあります。
ここではよくある近隣トラブル5つをご紹介します。
トラブル1:騒音
よくある近隣トラブルの1つに騒音問題があります。
近隣トラブルの中でも特に多いのが騒音です。子どもの走り回る音やボリュームの大きすぎる音楽などの騒音はストレスも溜まり、日常生活に支障をきたすこともあるでしょう。
また、騒音トラブルのせいですぐに入居者が退去してしまったり、場合によっては訴訟に発展するケースもあります。そのため、近隣トラブルとして多い騒音への対応は速やかに行う必要があるでしょう。
トラブル2:ゴミ
よくある近隣トラブルの1つにゴミ問題があります。
賃貸物件ではゴミ出しに関するルールが決まっています。しかし集合住宅になると、分別方法を守らなかったり、ゴミ出し可能な時間を守らないといった決められたルールを守らない入居者がでることもあります。
ルールを守らなければゴミが回収されなかったり悪臭を放つことになり、他の入居者の迷惑になります。
トラブル3:共用部の使い方
よくある近隣トラブルの1つに共用部の使い方の問題があります。
集合住宅の場合、エントランスや廊下、エレベーターといった共有部分の使い方が悪い入居者がいると、他の入居者との間でトラブルに発展するケースがあります。
例えば廊下に自転車などの私物を置く人もいますが、廊下は共有部分なので私的な利用は不可としている場合もあります。そのため、入居者にルールをしっかり認識してもらうことが必要です。
トラブル4:駐車場
よくある近隣トラブルの1つに駐車場関係のトラブルがあります。
駐車場のトラブルも意外に多い近隣トラブルの1つです。特に多いのが無断駐車ですが、駐車場は私有地なので、無断で侵入して駐車することは法律違反になる場合があります。
しかし無断駐車は入居者だけでなく、外部の人が勝手に駐車場に車をとめるケースが多いため、対策には特に注意が必要だと言えるでしょう。
トラブル5:ペット
よくある近隣トラブルの1つにペット関係のトラブルがあります。
ペット関連のトラブルはさまざまです。たとえば、ペット不可の物件で鳥獣類のペットを飼うのは契約違反にあたり、トラブルの元になる可能性があります。
また、ペット可の物件でもペットの鳴き声などの騒音問題やペットの悪臭、ベランダなどでペットを放し飼い状態にしてしまうことでさまざまなトラブルを発生させるなど、ケースはさまざまです。
オーナーがとるべき近隣トラブルの対処法8選
近隣トラブル発生時にオーナーが取るべき対処法をご紹介します。
オーナーとして不動産を所有する以上、必ず近隣トラブルのリスクを負うことになります。そのため、近隣トラブルが発生した際にどのような手段をとればよいのか事前に知っておきましょう。
ここではオーナーがとるべき近隣トラブルの対処法8選をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
対処法1:管理会社に連絡
近隣トラブルが起きた場合、まずは管理会社に連絡しましょう。
自分が所有している物件で近隣トラブルが起きたとしても、最初から自力で何とかしようとするのは、おすすめできません。たとえば無断駐車している車を撤去しようとして破損させてしまった場合、無断駐車であっても賠償責任が発生します。
そのため、何かトラブルが起きた場合、まずは管理会社に連絡を入れるようにしましょう。
対処法2:当事者と話をする
近隣トラブルが起きた場合、トラブルになっている当事者と話をしましょう。
騒音やペット、ゴミ出しのルール違反など、誰が当事者なのかわかっている場合は当事者と話をする必要があります。
ただし、いきなり直接話をすれば相手も感情的になる場合もあります。そのため、まずは管理会社に連絡をして、代わりに当事者にクレームが出ている件をまずは伝えてもらい、様子を見るようにしましょう。
対処法3:張り紙をする
近隣トラブルが起きた場合、張り紙を用意して注意喚起を行いましょう。
近隣トラブルが発生した場合、エントランスなどの入居者にとってわかりやすい場所に張り紙をしておくことで、ルールを周知する方法があります。
たとえばゴミ出しのルールなどをごみの収集場所付近に掲示しておけば、これまでルールを把握していなかった入居者も目にするようになるでしょう。
対処法4:監視カメラの設置
近隣トラブルが起きた場合、監視カメラの設置を検討しましょう。
近隣トラブルには誰が原因になっているのかわからないケースも多いです。そういった場合には監視カメラを設置するのが有効です。
監視カメラを設置することにより、トラブルの原因になっている当事者が判明するだけでなく、監視カメラが抑止力となってトラブルを防ぐこともできるでしょう。
対処法5:見回りをする
近隣トラブルが起きた場合、自ら見回りをする方法もあります。
オーナー自身で定期的な見回りをすることも有効です。実際に自分で見回りをすれば、それまで気づいていなかったトラブルの実態を把握できる可能性もあります。
対処法6:役所に相談
近隣トラブルが起きた場合、役所に相談する方法もあります。
警察を呼ぶほどではなくても外部に相談するべきだと判断した場合は、役所に相談するのも有効です。特に騒音やごみ問題などは市役所に相談窓口が設置されているため、有効なアドバイスを貰うこともできるでしょう。
対処法7:弁護士に相談
近隣トラブルが起きた場合、弁護士に相談しましょう。
管理会社や役所に相談してもトラブルが解決しない場合には、弁護士に相談することも考えましょう。
ただし弁護士が出てくることで相手を威圧してしまい、トラブルが悪化するケースもあるため、近隣トラブルに関する交渉に豊富な実績を持っている弁護士に相談するようにしましょう。
対処法8:警察に相談
近隣トラブルが起きた場合、最終的には警察に相談するのも重要です。
ここまでご紹介した対処方法で解決しない場合、警察に相談してみるのも1つの方法です。
一般的な近隣トラブル程度で警察に動いてもらうのは難しいですが、特定の入居者に酷い嫌がらせがされている場合や近隣トラブルに不審者などが関連している場合、警察が動いてくれることもあります。
そのためには、監視カメラなどを設置して証拠を押さえておきましょう。
近隣トラブルにおいてオーナーが知っておくべきこと
近隣トラブルが発生したときのためにオーナーが知っておくべきことをご紹介します。
近隣トラブルは起きないのが最善ですが、起きてしまった場合にはオーナーとして対処する必要があります。ここでは最後に、近隣トラブルにおいてオーナーが知っておくべきことをご紹介します。
事件になる前に対応を!
近隣トラブルが発生した場合、事件になる前に必ず対処するようにしましょう。
近隣トラブルは些細なことでも最悪の場合警察沙汰にまで発展することもあります。そのため、トラブル発生時は放置せずに必ず何らかの対処をするようにしましょう。
当事者の引っ越し費用は払う必要なし
近隣トラブルのせいで引っ越しをする入居者がいても、オーナーは引っ越し費用を負担する必要はありません。
オーナーは物件を所有しているため、近隣トラブルが発生した際には対応をする必要があります。しかしオーナーはあくまで部屋を貸しているだけなので、引っ越し費用まで負担する義務はありません。
近隣トラブルには早めの対応をしよう
オーナーとして近隣トラブルにはしっかりとした対応を行いましょう。
賃貸物件経営をする場合、入居者同士の騒音問題やごみ問題といった近隣トラブルは、どうしても発生してしまうことがあります。
ぜひこの記事でご紹介したよくある近隣トラブルのパターンや対処法などを参考に、近隣トラブルが発生した際にはうまく対応できるようにしましょう。