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【住宅ローン】主債務者が知っておくべき連帯保証人の知識5選|審査の注意点

2020 10.21この記事はPRを含みます

住宅ローンの連帯保証人とは

住宅ローンの連帯保証人とは、債務者が住宅ローンの返済ができなくなった場合に返済を履行する責任を負う人のことを指します。

住宅ローンなどの高額な費用を一括で支払える人はあまりいません。多くの場合、金融機関から住宅ローンの借り入れを行いますが、債務者の保証人として連帯して債務を負う人のことを連帯保証人と呼びます

たとえば、夫婦や親子でマイホームを購入する場合、他に連帯保証人が必要となるケースが多いです。

住宅ローンの連帯債務者とは

住宅ローンの連帯債務者とは、債務者が複数いる場合に一緒に住宅ローンを返済する人を指します。

債務者とはローンを借り入れる人のことを指しますが、連帯債務者の場合はそもそも複数の人で同じ内容の住宅ローンを借りているケースが該当します。たとえば夫婦で連帯債務者となって返済をする場合、夫もしくは妻が全額返済することも可能です。

また、連帯債務はすべての金融機関で取り扱っているわけではない点には注意が必要です。

【住宅ローン】主債務者が知っておくべき連帯保証人の知識5選

住宅ローンについて主債務者が知っておくべき連帯保証人に関する知識をご紹介します。

マイホームを購入するために金融機関から住宅ローンの借り入れを行う場合、債務者として責任を持ってローンを返済していくことは必須です。しかしその際には、連帯保証人がどのようなものなのか知っておくことも重要です。

ここでは主債務者が知っておくべき連帯保証人の知識5選をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

知識1:住宅ローンにおいて連帯保証人は不要なのか

住宅ローンを借り入れる場合、連帯保証人を不要とするケースが多いです。

住宅ローンを借りる場合は連帯保証人が必須だと考える方も多いでしょう。しかし実際には連帯保証人を必要としないケースの方が多いです。

たとえば一部の信用金庫や地方銀行の場合は連帯保証人が必要になる場合がありますが、特定のケースを除いて連帯保証人は不要と考えても良いでしょう。

ここでは連帯保証人、連帯債務者が必要になるケースをご紹介します。

連帯保証人を求められる場合

主債務者一人ではローンが組めない場合には連帯保証人が求められるケースがあります。

住宅ローンの借り入れを行う際には金融機関による審査が必要になりますが、その際に一人では審査に通らないようなケースでは連帯保証人が必要になるでしょう。

たとえば、自営業者の場合はローンの審査に通りにくいため、連帯保証人が必要になる可能性があります。また、年収が少なかったり勤続年数が短いといったケースも上記に該当します。

連帯債務者が必要になる場合

ペアローンなど組む場合は連帯債務者が必要になるケースがあります。

一人では希望金額の借り入れができない場合、夫婦で組むペアローンという方法があります。また、親子で同じ住宅に住み、親子2代で返済をする親子リレーローンというローンもあります。

こういったローンを利用する場合、複数の債務者形式になるため連帯債務者が必要となります。また、夫婦名義の不動産など共有名義になる場合は共有者が連帯債務者となります。

知識2:連帯保証人を立てた際のメリット

連帯保証人を立てることで高額なローンを組めるというメリットがあります。

連帯保証人という言葉には良いイメージがありませんが、連帯保証人を立てることで一人で借り入れを行うよりもより高額の借り入れが可能になるケースがあります。

なぜなら、金融機関は債務者の収入に見合った金額の貸し出しを行いますが、連帯保証人がいれば二人分の収入から算出することになります。そのため、高額なローンを組める可能性が高まります。

知識3:住宅ローンを組む際の審査

住宅ローンを組む際の審査についてご紹介します。

住宅ローンを組む場合には金融機関による審査が行われますが、審査に落ちてしまうと住宅ローンを借り入れることができなくなります。そのため、住宅ローンの審査ではどういった点を見られるのか知っておきましょう。

審査の際にポイントになるのが主債務者と連帯保証人、さらに社会的ローン返済能力の3点です。ここでは住宅ローンを組む際の審査についてそれぞれ解説していきます。

主債務者の審査

主債務者の審査では返済負担率について審査されます。

主債務者に対する審査でもっとも重要視されるのがローンの返済能力です。その際にチェックされるのが「返済負担率」です。

返済負担率とは債務者の年収に占める住宅ローンの年間返済額の割合のことで、一般的にローンを組む場合の返済負担率は35%以内が目安となっています。そのため、債務者の年収によっては希望している額を満額借り入れることができないケースがあります。

連帯保証人の審査

連帯保証人の審査では主債務者と同じ内容で審査されます。

連帯保証人に関しても審査が行われますが、連帯保証人にも主債務者と同じく支払い能力を重視した審査が行われます。そのため、継続してローンを返済できるかどうか見るために、3年以上の勤続年数を見るケースが多いです。

勤続年数が長い方が安定した収入が見込めるため、支払い能力があると判断することができます。また、ブラックリストに載っていないことも重要です。

社会的ローン返済能力の審査

社会的ローン返済能力の審査では個人信用情報が審査されます。

個人信用情報とは借入状況や返済状況のことを指します。クレジット会社などの個人信用情報は各クレジット会社が共有しているため、いずれかのクレジット会社でローンを滞納すれば、他のクレジット会社にも知られることになります。

住宅ローンの審査においても個人信用情報のチェックが行われ、借入の有無や現在の返済状況などから社会的ローン返済能力が審査されます。

知識4:連帯保証人が見つからない場合

連帯保証人が見つからない場合には保証会社やフラット35を利用する方法があります。

連帯保証人はリスクがあるため、身内の中でも連帯保証人が見つからないケースも考えられます。そういった場合は、保証会社やフラット35を利用することで解決することも可能です。

ここでは連帯保証人が見つからない場合に利用できる、保証会社やフラット35についてご紹介します。

保証会社を利用する

連帯保証人が見つからない場合には保証会社を利用しましょう。

連帯保証人が見つからなくても、保証会社の保証によって住宅ローンを借り入れることが可能です。そのため、金融機関の審査に通るか不安な要素がある場合は、最初から保証会社を利用するのも良いでしょう。

なお、保証会社を利用する場合は保証料を支払う必要があります。

フラット35の利用

連帯保証人が見つからない場合にはフラット35などの保証人が必要ない住宅ローンを利用しましょう。

フラット35は保証人が必要ない住宅ローンです。こういった保証人を必要としない住宅ローンはネット銀行や地方銀行の一部に多く、フラット35は住宅金融支援機構と民間金融機関が提携した長期固定金利の住宅ローンです。

保証人を必要としないだけでなく、返済期間は35年と長いため返済しやすいという特徴があります。

知識5:連帯保証人が被るリスク

連帯保証人にはさまざまなリスクがあります。

連帯保証人になると債務者がローンを滞納した場合に債務を負う責任があります。特に夫婦でペアローンを組み、お互いに連帯保証人として住宅ローンを組んだ場合、返済リスクも大きいです。

仮に夫婦のどちらかが亡くなった場合、残った方の住宅ローンは返済する必要があります。ペアローンでなければ債務者が亡くなった時点で完済されることを考えると、リスクが高いと言えるでしょう。

主債務者が自己破産した場合

主債務者が自己破産した場合、連帯保証人に残債務が一括で返済請求されます。

主債務者が自己破産した場合、債務者の返済義務は免除されます。しかし連帯保証人の返済義務は免除されないどころか、金融機関は債務者からの返済ができなくなるため、連帯保証人に残額の一括返済を要求してきます。

そのため、仮に主債務者が自己破産した場合、返済できなければ連帯保証人まで自己破産しなければいけないリスクを負うことになります。

住宅ローン審査の注意点3つ

住宅ローン審査の注意点について解説します。

近年は低金利のため、住宅ローンの利用ハードルも下がっています。しかし住宅ローンの借り入れを行う場合、まずは金融機関の住宅ローン審査を通過する必要があります。

ここでは最後に、住宅ローン審査の注意点3つを解説していきますので、注意点を考慮して十分準備をしたうえで住宅ローンの審査を受けるようにしましょう。

住宅ローン審査の注意点1:事前審査と本審査がある

住宅ローン審査には事前審査と本審査があります。

住宅ローンを借り入れるには、事前審査と本審査の両方を通過する必要があります。なぜ2回行うのかというと、不動産売買契約が完了した後で住宅ローンの審査に通らないという事態が発生すれば、売り主や不動産会社にも被害が及ぶためです。

そのため、まずは本審査の前に事前審査を行い、申込者が住宅ローンを利用できるかどうかをチェックできるようにしています。

住宅ローン審査の注意点2:少ない頭金や不安定な収入は審査が長引く可能性がある

収入が不安定な場合は審査が長引くことがあります。

住宅ローンの事前審査に要する期間はおよそ3日から4日程度なので、物件の仮押さえの期間を考慮して審査を申し込みましょう。

ただし、頭金が少なかったり収入が不安定な場合は審査が5日以上かかるケースもあります。住宅ローンは返済期間が長いこともあり、安定した収入がある人の方が無事に完済できる可能性が高いため、審査に通りやすくなっています。

住宅ローン審査の注意点3:審査に必要な書類をチェック

住宅ローンの審査ではさまざまな書類が必要となります。

住宅ローンを組む場合にはさまざまな書類を用意する必要があるため、必要書類について確認しておきましょう。必要書類は申込者によって異なる部分もありますが、「住宅ローンの申込書」「本人確認資料」「物件資料」などは必ず必要になります。

仮に書類の準備が遅れたり、書類が足りなかったりすればその分審査も遅れるため、必要書類のチェックにも十分な注意が必要です。

住宅ローンは連帯保証人を慎重に決めよう

住宅ローンの審査で連帯保証人を立てる場合は事前に連帯保証人の役割について知っておきましょう。

マイホームなどを購入する際にはほとんどの人が住宅ローンの借り入れを行いますが、滞納すれば連帯保証人にも責任が及びます。

ぜひこの記事でご紹介した債務者が知っておくべき連帯保証人の知識や住宅ローン審査の注意点などを参考に、しっかり理解して住宅ローンの審査を受けるようにしましょう。

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