育英年金に加入するメリット・デメリット6つ|保険会社の育英年金の比較3選
2020 10.21この記事はPRを含みます
育英年金とは?
子育てをしている人は、育英年金に加入することによるメリットとデメリットを把握していない人も多いのではないでしょうか。
育英年金は学資保険に加入している際、契約者が亡くなった場合に学資保険が満期になるまで受け取れる年金のことを指します。
そのため、育英年金は親に万が一のことが起こった際に子供が年金を受け取れる制度なので、大切なポイントを押さえて年金に加入すれば子供の生活や将来を守ることができるでしょう。
学資保険とは?
学資保険とは子供の学費を準備する貯蓄型の保険です。月々決まった額を支払っていくことで子供の成長に合わせて進学準備金や満期学資金といった形で支払われ、親に万が一のことが起きても保険料が免除されるので保障が継続されます。
そのため、学資保険のオプション契約である育英年金に加入しておくことで子供への保障を手厚くすることが可能です。
育英年金に加入するメリット6つ
育英年金に加入することには、さまざまなメリットがあります。
ここでは、育英年金に加入することで得られるメリットを6つ紹介します。学資保険に加入する予定で育英年金への契約を悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
育英年金に加入するメリット1:満期まで受け取ることができる
満期まで保険料を受け取ることができることが1つ目のメリットです。
育英年金が付いた学資保険に加入しておけば、契約者に万が一のことが起きても満期保険金やお祝い金が支払われるだけでなく、満期まで育英年金を受け取ることができ、さらに保険料の支払いが免除されます。
しかし、学資保険に育英年金の契約をつけてしまうと学資保険のみの契約に比べ、払戻率が100%を下回る可能性が高くなります。
育英年金に加入するメリット2:保険料支払いの免除
育英年金に加入する2つ目のメリットに保険料支払いの免除があります。
育英年金が付いた学資保険は、契約者である親が亡くなった時点で保険料の支払いが免除されるだけでなく、満期学資保険は予定通り受け取ることができ、保険が満期になるまで育英年金が支払われることになります。
学資保険に加入する際は、保険料の支払いが免除されることなども視野に入れて育英年金の契約を検討しましょう。
育英年金に加入するメリット3:契約者がいない場合でも安心
育英年金に加入する3つ目のメリットに契約者がいない場合でも安心できることが挙げられます。
育英年金の契約者が亡くなってしまった場合でも、子供は保険の満期まで年金を受け取ることができるので金銭的な心配をする必要がなくなります。
学資保険や育英年金に加入しておけば、ある程度の金銭的な不安はなくなりますが、できるだけ親類や周囲の人が成人まで見守ってあげるようにしましょう。
育英年金に加入するメリット4:小中学校の入学時にお祝い金が受け取れる
育英年金に加入する4つ目のメリットに小中学校の入学時のお祝い金を受け取ることができることが挙げられます。
育英年金に加入しておけば契約者となる親が亡くなっても、小中学校、高校の入学時にお祝い金を受け取ることができるので、入学時に必要となる学費を準備することが可能です。
学資保険に加入する場合はさまざまなことを想定して育英年金などの契約を検討しましょう。
育英年金に加入するメリット5:育英年金を提供している保険会社を自由に選ぶことができる
育英年金に加入する5つ目のメリットに育英年金を提供している保険会社を自由に選べることが挙げられます。
保険会社によって販売している学資保険や育英年金の特徴やメリットが違ってくるので、自身の予算や子供の成長に合わせて選択していくことができます。また、自分に合った保険会社を見つけるためにも育英年金について知識を身に付けておきましょう。
育英年金に加入するメリット6:成人するまで学費の心配がなくなる
育英年金に加入する6つ目のメリットに成人するまで学費の心配がなくなることが挙げられます。
育英年金に加入しておけば、親に万が一のことが起きても満期まで年金が支払われるので、子供に学費の心配をさせることがなくなるでしょう。育英年金の契約をする際のメリットとデメリットを理解し、加入すべきか否か検討してみましょう。
また、親に万が一のことが起こることを想定して、子供に学費を残しておくことも考えておくべきです。
育英年金に加入するデメリット6つ
育英年金に加入することは契約者にとって利点になることばかりでなくデメリットも生じることがあります。
学資保険の契約の一部である育英年金は、保険の保障自体を手厚くしてしまうことで払戻率を下げてしまったり、また子供が亡くなってしまった際には年金自体が支払われないのでそれらの点を承知して契約する必要があります。
では、育英年金に加入することで生じるデメリットについて詳しく見ていきましょう。
育英年金に加入するデメリット1:払戻率が少なくなる
育英年金に加入することで生じるデメリットに払戻率が少なくなることが挙げられます。
育英年金がついた学資保険は保障に重点を置いた保険となり、保障部分に保険料が当てられるため通常の学資保険より払戻率が下がるといわれています。そのため、支払い額より手元に戻る金額が少なくなることを考慮して契約する必要があります。
育英年金によるデメリットを減らしたい場合は学資保険以外に万が一の保障のある生命保険の契約も考えてみましょう。
育英年金に加入するデメリット2:親の扶養から外れる場合がある
育英年金に加入する2つ目のデメリットに親の扶養から外れる場合があることが挙げられます。
16歳以上の子供のアルバイトのよる収入が給与と課税対象となる年金を含め、103万円以上になってしまうと所得税がかかってしまうため、親の扶養から外れる場合があります。
受け取った育英年金を活かしていくためにも、親の扶養から外れることのデメリットを子供や家族に話しておきましょう。
育英年金に加入するデメリット3:貯蓄が少なくなる
育英年金に加入する3つ目のデメリットに貯蓄が少なくなることが挙げられます。
育英年金がついた学資保険に加入すると通常の学資保険より月々の保険料が高くなり、貯蓄分に廻す保険料が少なくなるので、現在の給与と家庭の収入を把握し、育英年金に加入すべきか検討することが大切です。
子供の学費だけでなく老後資金を準備したり、住宅ローンを支払っていくためにも、現在の仕事を充実させていきましょう。
育英年金に加入するデメリット4:子供に万が一のことが起きたときに備えていない保険がある
育英年金に加入する4つ目のデメリットに、子供が亡くなった際に備えていない保険があることが挙げられます。
育英年金は保険契約者の亡くなったときに備えた保険が多く、子供に万が一のことが起きた際の保障を備えていない保険に加入していて子供自身が亡くなった場合、保険料は受け取れません。
育英年金に加入する場合、年金を契約することで生じるメリットとデメリットを総合的に考え、加入すべきか判断することが大切です。
育英年金に加入するデメリット5:子供が育英年金を受け取ると所得税と住民税がかかってしまう
育英年金に加入する5つ目のデメリットに子供が育英年金を受け取ると所得税と住民税がかかってしまうことが挙げられます。
育英年金の年金は所得とみなされるため、残された妻もしくは夫に所得税と住民税がかかるようになりますが、受取人を子供にしておくことで税金を支払わなくて済む場合があります。
育英年金に加入するデメリット6:育英年金の掛け金は掛け捨てなので保険料は戻ってこない
育英年金に加入する6つ目のデメリットに育英年金の掛け金は掛け捨てとなるため、保険料が戻ってこないことが挙げられます。
育英年金は貯蓄型の保険ではなく亡くなった際の保障に特化した契約となるため、育英年金に掛けた掛け金は戻らないので、掛け捨ての保険だと理解して加入する必要があります。
育英年金に加入する場合は、家計の全体の支出などを見直してから契約を検討することも大切です。
【保険別】保険会社の育英年金の比較3選
育英年金に加入する場合は、自分自身で自由に保険会社を選ぶことができます。保険会社により学資保険や育英年金の特徴やメリットが異なるので、予算や子供の年齢に合わせて選ぶことが大切です。
それぞれの保険会社で提供している育英年金を比較し、どのようなサービスを受けられるか考え、自分の子供に合った育英年金を探すようにしましょう。
保険会社の育英年金の比較1:JA共済 こども共済 にじ
育英年金を提供している保険会社に「JA共済こども共済にじ」があります。
JA共済の学資保険は高い貯蓄性と保障が備えられているだけでなく、75歳までの人の契約が可能になっており、育英年金は特約として契約することができます。また、学資保険に加入して共済掛金払い込み終了を12歳とした場合、105,7%の給付を受けることができます。
JA共済こども共済にじには他の学資保険にはない高い給付率があります。
保険会社の育英年金の比較2:フコクしんらい生命 成長樹
育英年金を提供している保険会社に「フコクしんらい生命成長樹」があります。
フコクしんらい生命成長樹の特徴は、他の保険会社にはない子供が災害で亡くなった際の保障があり、入学時の祝い金も高額になっているという点です。また、育英年金は養育年金として支払われることになっています。
フコクしんらい生命成長樹の保険は子供の保障に特化した学資保険と言えるでしょう。
保険会社の育英年金の比較3:東京海上日動あんしん生命 こども保険
育英年金を提供している保険会社に東京海上日動の「あんしん生命 こども保険」があります。
東京海上日動のあんしん生命こども保険は、契約者に万が一のことが起こった場合、養育年金として毎年50万円が支払われ、他の保険会社にはない特徴として子供の出生前から契約することが可能です。
東京海上日動のあんしん生命こども保険は子供に万が一のことが起きた際に備えられる保険と言えるでしょう。
育英年金への理解を深めよう
育英年金に加入する際のメリットとデメリット、ポイントについて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
育英年金は大人向けに販売される生命保険とは大きく異なるので、どのような特典が受けられるのかイメージしにくい場合があります。子供へ金銭的な負担をなくしていくためにも各保険会社の育英年金を比較し、自分自身や子供が安心できる保険を選んでいきましょう。